理解してます・・・本当にすみません。
なんとか待たせないようにって思ってるんですが、進まないです・・
それでは今回もっ!
「ゆっくりして行ってねっ!!!」
「俺はアイツとイチャついてたわけでは断じて無い!!!」
「私はあんなのとイチャついてたわけじゃ断じて無いわよっ!!!」
俺と霊夢の叫びはほぼ同時に発せられ、一つの声になり
目の前の二人にぶつけられる・・・ やはり、考えてることは同じだったn・・・・
ちょっと待て!
「霊夢! いくらなんでも、『あんなの』は失礼だろ!
俺は、ここの神としてお前のことはず~っと赤ん坊のころから知ってるんだっ!
少しくらい敬えよ! 巫女だろっ!?」
この紅白・・・酷過ぎるだろ。。
昔はずっと遊び相手だったと言うのに。。。 10歳を過ぎたころからコイツ
霊力も爆発的に増え、手を出すのも早くなった・・・・
このまま成長し続けたら20歳には俺も本気を出さなきゃならなそうだ。
「あんなのはあんなのよっ! 『失礼』?
自分とこの神社がこの有様なのに何もしない色ボケ神に払う礼なんて少しもないわよ!
つまり、そもそも『失う』『礼』なんて有りませんよ~だっ!」
んなっ!?
霊夢のやつ・・・いつからこんなに毒舌家になったんだ。。。
「おいおい・・。 そりゃあんまりって奴だろぅ。。。。
流石に泣ける。。。」
俺が、本当に泣きそうになってる所で・・・・
「ま! 漫才はその辺にして・・・もう一回言うから良く聞くんだぜ!
霊夢、双覇・・これは異変だ。 解決しに行くべきだ!」
俺の心のダメージもなんのその。
霧雨 魔理沙はこの『雪が降り続く現象』を異変と信じて疑わず・・
隣の魔法剣士では飽き足らず、俺たちを異変解決に動かそうとしている。。。
はぁ・・・・
「なぁ魔理沙~? これが異変っていう根拠はどこに有るんだ?
ただ、冬が例年より伸びてるだけって可能性もあるだろ。。」
祥磨が、「お前はこれがヤバい異変だって知ってるだろっ!?」って目で
訴えてくるけど・・お前には言えない深~い事情(文のこととか文のこと)が有って
異変解決に迎えねぇんだよ!
「っ・・・確かに、根拠は何もない勘だぜ・・。
でも、さすがに今回が長すぎるってことくらい解るはずだろっ!?」
魔理沙が、そう言い返してくる。。。
確かにこの土地で長いこと暮らしてきたがここまで永い冬は無かった・・・
どう返したもんかな・・・・。
俺が次に言う言葉を思案していると、今度は霊夢が。
「勘なんて適当すぎるわよ? それに現状、何か被害が出てるわけでもない。
ここは様子見するのが一番よ。 解ったら貴女も炬燵に入ったら?」
勘なんて適当ってお前(勘で大抵のことを完璧にやってのける化け物)に言われたくは無いだろうに。。。
「・・・・・・そうかよ。。 よ~く解かったんだぜ。
お前がそんな調子なら私が今回の異変解決してやる! 後になってやっぱり・・・
とか思っても遅いからなっ! 祥磨、行こう・・・・。」
擬音をつけるとするなら完全に『ぷんぷんっ』といった感じで
霧雨魔理沙は箒に跨り、雪が振り続ける白い空に向かって浮上していった。。
「あっ!・・・・ たく。。
双覇!早く来いよ・・・? お前の事情だってわかってるつもりだが
お前とそこの天才巫女が居ないと今回は厳しいんだからなっ」
祥磨も、魔法陣から箒を取り出しそれに乗る・・・
跨らずに普通に乗って箒を浮上させていく。。 昔は結構失敗してたけど今じゃ
あれで自由自在に飛びまわる。
「・・・・良いから、さっさと行け。。
俺だってわかってるよ。。 『原因の調査』うまくやれよ?」
俺がそう言うと、あいつは「あぁ」とだけ言って魔理沙を追った・・・
ほんっと。。 俺が後を追うってことを微塵も疑ってないな。
「祥磨(魔理沙)の奴・・・・ほんっと。。。
俺(私)は良い友達を持った(わね)。」
そういえば、魔理沙のやつも来るな!とも言ってなかったな。
ただお前の手柄にはならないぜって言ってた感じだったな・・
「よ。 霊夢・・・
お前も本当に良い友達を持ったな~。。 どうする?」
同タイミングでのぼやきを聞き逃さず、霊夢に尋ねてみる。
まぁこいつの指示というか選択を仰いでおけば間違いはないからな。。
「あんたもね。 だから・・・さっきも言ったけど
ここは様子見が一番よ。 本当にただ雪が降ってるだけって可能性もあるし。
何かあったらアイツに持たせたお札が知らせてくれるわよ。」
はて? そんなもの魔理沙のやつは持っていったか??
「別に、今持たせたわけじゃないわよ。
元々あの子昔っからよく怪我してたから・・・呆れたことに、大体研究中の傷で
痛みも傷が出来たことにすら気付かないのよ?
そんなの、私が気付いて処置しないと大変でしょ。。。」
至極、面倒くさそうに言う霊夢。
歪んでしまってる俺は一瞬百合の花の背景を想い浮かべたが、霊夢の表情はあくまで
『めんどくさいけど、悪化されても困る』って顔だ。
こう言う時、自分がオタクだったって実感してしまう。
「そっか。 なるほどな~・・・
前に魔理沙が大事そうに持ってるポーチを見ようとしてこっぴどく怒られたって
祥磨が言ってたけど。。 そん中に入ってたのかもな?
素直じゃない親友の『真心』が。」
大方、持ち主が重傷を負う。 もしくは任意で発動される符・・
効力は位置の特定と、込められた霊力を霊力弾としてばら撒くってとこか。
「何馬鹿なこと言ってんのよ・・・。
お茶、飲む?」
いつも通りの無愛想な表情で勧めてくる霊夢・・。
「あぁ。 霊夢のお茶美味いからな~・・・
霊夢、お前気付いてるんだろ? この雪景色・・完全に異変だ。」
台所の方に、消えていく霊夢の背中に声をかける。
「・・・んなもんわぁ~ってるわよっ。
悪い予感はずっとしてたし、感覚でわかるもん異変かただの気象の乱れか・・なんて。
でもいくらあいつに叫ばれたところで私が此処を長期間開けるわけにはいかない
どうせ、あんたも気付いてるんでしょ?」
ここ最近、博麗大結界が安定していない。
俺と霊夢にしか解からないことだが・・いつもも長時間の気の緩みがあるとブレるが、
ここ最近はずっと外来人が入ってきた並に安定しない。。
「ま~な~。。。 おっサンキュ~・・(ずずっ」
台所から出てきた霊夢から、お茶を受け取り手を温めながら
ソレをなるべく熱いうちに飲んでいく・・
「あんた、お茶を飲む時だけは毎回残るわよね~・・
そんなんじゃ奥さんが心配するわよ。」
ジト目で俺の心を抉るような発言をしてくる霊夢。
「うぐっ・・・しょうがないだろ。
霊夢のお茶はうまいんだから、きっと文も許してくれるさ。。(ずずっ」
なお、確信はない模様・・・・
これだけうまい茶なのに目の前の少女の勘でしか作れないのだから
此処に来た時に飲むしかあるまい。。
「はいはい。 さ、飲み終わったんなら早く帰って奥さんの面倒見てあげなさい。
あんたも人の心配できるほど気楽な立場じゃないでしょ」
飲み終わったと判断し、さっさと湯のみを下げる霊夢。。
「そ~だな。 お前が様子見するっていうんなら
俺も急いで追いかける必要はないし、一回帰るとするよ・・・・心配だしな」
正直、今回の異変。 早急に解決する必要はある。。。
俺も行かなきゃいけないんだろうけど・・
「事情が違う・・・・っていうのは『逃げ』なんだろうな~。。
でも、今の俺は死ぬわけにはいかない。 自分のために・・家族のために。。。
情けないけど・・ じゃ~な~霊夢。」
台所の霊夢に、一言声をかけてから神社を後にする・・・・
祥磨のやつは確かに心配だけど。。
あいつは元々、俺のブレーキ役だからな・・引き際は解かってるはず。
・・・・(少年移動中)・・・・
「ただいま・・・。 文、大丈夫かっ!?具合とか・・体に変化は無いかっ?」
家に帰った瞬間に、文が寝てるはずの寝室に走り込んで・・・
襖を開ける。
「・・・あ、双覇さん。
文様。双覇さんが帰ってきましたよ~。。(ゆさゆさっ」
ちょうど眠っていたらしい文を軽くゆすって起こしているのは
犬走椛。 千里眼を持つ白狼天狗だ・・
「椛。 ありがとな、文のこと。。
哨戒のほうは大丈夫だったか? 天魔の協力はあおいどいたけど・・・
実力ナンバー1のお前が来ることでも無い・・・・」
そんな俺にジト目を向けて・・・
「双覇さん? こう言う時の女性は男の人が想ってるよりもすっごく心細くて
何でも無くても不安に押しつぶされそうになるんです。 せめて貴方の代わりになる人くらいは知ってる人じゃないと・・・
文さん、ストレスで流産しちゃっても良いんですか?」
良いわけないっ!とすぐに否定すると椛は少し笑顔になって・・・
「ですよね。 私の心配をしていただけるのは嬉しいですけど!
今は一秒でも長く文さんの傍に居てあげてください。 初めての赤ちゃんでしょ?
私にもちゃんと元気な姿見せてくださいよ。 そうそう、
文さんの傍につくことになったのは私以外にもはたてさんとさつきさんもです。」
ちゃんと労ってあげてください。 ということなのだろう呟きを残して
椛は飛び去っていった・・
「双覇・・・! おかえりなさいっ!!
どう・・・でしたか?」
腕をこちらに向けてふってくる文に近づき、ぎゅっと抱きしめて答える・・
なにがあってどういう結論だったかを。。。
う~ん。。。
長く時間をかけたのに、最近面白いって思える仕上がりにならない。。
完全にスランプですね・・・
最終章、終盤の妄想ばっかり進んでしまっているのも原因だと思います・・
あぁ~! 焦っても駄目ですね。。。
何様って思う人も多いと思いますが・・・投稿ペース落ちると思います!
それでも、楽しみにしていただけると嬉しいですっ!!
それでは!
「次回投稿もゆっくり待っていてねっ!!!」