東方双雲録   作:天白雲

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はいっ! 4月1日『嘘吐きの日(エイプリルフール)』の
投稿と相成りました!!

いや~・・・ 焦っては居たのですが焦れば焦るほど
指が動かず気が付いたらこんなに時間がかかってしまった。。。
すみませんでしたっ!(土下座)

許して頂けなければ踏んでください!(注 作者はMではございません。)

それでは、記念すべき第100話。
双覇と文の結婚式のラストです。。。。。

「ゆっくりして行ってねっ!!!」


第82話-祝宴の終わり。終わらない冬。

「くぁっ。く~~~~~・・・ふあぁぁぁぁぁぁぁ。。。

ん?なんだこの臭い・・・・ヤケに鼻にくるけど(ぬちゃ  ん?」

 

もうすっかり春だというのに、まだまだ雪が降り続ける山の

屋敷の一室で妙に重い体を起こし欠伸をする。。

 

その際、気付いた。

部屋の中に何やらとんでもない異臭が立ち込めていることに。。。

そして自分と隣りに寝ている妻の状態に。

 

「嘘・・・だろ。。

アレから俺は一体何時までヤってたんだ・・?」

 

二人とも、もちろん一糸纏わず見るからに寒い格好で

布団に入っておりどちらの体もナニカでべっとべと・・・よく見てみたら

まだ渇ききってないのもあるから起きる寸前までヤっていたことになる。

 

つまりほぼ徹夜で共同作業(意味深)をし、一瞬寝て起きた。ということだ。

 

「疲れなんて、取れるわけがない。」

 

むしろ、記憶にあるかぎりでは昨日の夜のほうがまだ

元気だった。なぜ寝て起きたら疲労困憊なんて状態なのだろう。。

 

「つか、まずはこの部屋をなんとかしねえと・・・

服は今着ても汚れるからどうにかして風呂に行ってからとしても、この空気は

換気する必要があるな・・・・」

 

好きな人の匂いだったら、嫌悪感を示さず興奮するのかとか思ったが。

全然だ。嫌悪感しかない・・・そもそも自分の物も混ざってるわけだし・・

 

 

「あ、でもこのまま換気するにしても・・・

その臭いで山のみんなや氷柱にばれるか?うぅん・・・・・」

 

氷柱は幾億歳の妖狐。山の哨戒天狗はこの時間ならもう任務についてるかもしれない

狐も狼も臭いには鋭い者だ。。そんな奴らが居る中でこの空気を

外に逃がしたりしたら・・・

 

 

「もうちょっと抑えるように。。とか、言われたら恥ずかしすぎる。

初夜とはいえいくらなんでもそのことで怒られるのだけは嫌だ」

 

 

「ん・・・んにゅ~~。。。

どうしたんです?双覇・・ってこの臭い。。んぅっ

あは。。良い臭いですね~❤」

 

一人言のつもりが、声を出し過ぎたらしく文がさすがに起きてきた。

そうだ!換気して文の能力で一気に吹き飛ばしてもらおう。それなら気付かれにくい

そうと決まれば・・・・

 

「おはよ。文・・・ちょっとお願いがあるんだけd あ・・・」

 

気付いただろうか。。俺と文の状態は昨夜からなにも変わっていない。

『発情期』で『一糸纏わぬ姿』。。。トリガーさえあれば・・自身の体を止めるのは

ほぼ不可能。

 

そんな状態で、俺は見てしまった。。。

文の姿を・・・当然俺の体はすぐさま反応する。疲れ過ぎて襲わなかったのは

不幸中の幸いと言えるだろう。

 

「この臭い・・・・誘ってるんですか?(とろん。

私は別にかまいませんけど~・・」

 

しかし、文のほうは昨日のことでもう抑えるという気はないらしい・・・

目は焦点が定まらず発情しきってるし指もエラい方向に伸びている。

なにぶん、何も着てないのだ全く隠せない・・

 

「いや、そうじゃなくて今日もこれから皆にあいさつとか

お別れとかしないといけないんだから・・・頼もうと思ったのは換気だよ。。

さすがにこんなに臭いがこもってちゃ普通に換気してもアレだし・・・」

 

自分が反応してしまってることに関しては、思いっきり投げ捨て無視する。

こんな状況だ・・反応しないほうがおかしいと開き直ることにした

 

「あやや。。まぁそうですね・・・・

ちょっと二日連続で腰が立たなくなっても困りますし。。。。

換気。やっておきますのでお風呂行ってきてください!」

 

 

え?ちょっと待ってほしい・・・・

昨日の俺よ・・・妖怪相手だぞ。あの射命丸文だぞ?・・腰が立たない?え・・。

一体昨日の俺はどれだけ頑張ったんだろう。

 

「あ、あぁうん。ごめんな?

よろしく・・・俺はお風呂行ってくるよ・・・・。」

 

それ以上は考えてもきっと頭が痛くなり、顔が熱くなるだけなので

その場を離れ氷柱を起こさないようにお風呂に向かった。

 

 

 

 

・・・・(少年少女入浴&準備中)・・・・

 

 

 

「はぁ・・・・朝から疲れた。。。いや。

昨日の疲れが全く落ちずに今日は精神的に疲れたっていう方が正しいか・・」

 

今朝の騒動を周りに、知られずに秘密裏に処理して

俺と文は今お互いにいつもの格好に着替えて博麗神社に向かっていた。

 

話せなかった相手も居るし、なにより主催者としては皆が無事に帰るのを見送る

義務がある。

 

「むぅ・・それはもう良いじゃないですか~。

私も嬉しくて暴走しちゃったのは反省してます!やり過ぎたとは思ってますよぅ

でもお母さんから言われてたんです。

 

自分が好きだって思った人とはなるべくどんな形でも一緒に居ろって。」

 

 

俺と文の意識が無くなる前、文が言っていたこと・・・

自分の好きな人と子を成せるのを喜ばない女は居ない。それは裏を返せば

その喜びを味わえなかった人が居るということ・・

 

射命丸文の今は亡き母親もその一人だった。

 

まぁ、好きでも無い人と結婚させられ子供を作らされたがそこから

自分の夫にベタ惚れしていったと言うのだから、たくましいことこの上ないが。。。

 

 

「そっか。じゃあもうこの話はやめるか・・・・・って

なんだこれ・・・宴会いつまで続いてたんだよ。。」

 

神社の境内に立った俺達を迎えたのは、酔った人や妖怪が

所かまわず眠りこけてる絵面だった・・・いや昨日夕方の段階で里の人間は

全員もれなく帰したから、此処で言う人間は半人半妖や霊夢、魔理沙等だ。

 

「ん・・・ん~! もう朝か・・・・って双覇。

昨日はアレから一体何があったんだよっ!? 俺らのほうはアレから宴会が

激化しちまって・・俺や俊、優はすぐに誰かに眠らされちまったけど

 

たぶん、大体のやつらは今寝たばっかだろうな。。。」

 

眠らされたっていうメンツに若干、なんらかの意図を感じるが・・・まぁ

瞬が言うなら事実だろう。。

 

ちなみに俺たちのほうはもちろん、はぐらかした。

ナニがあって自分たちもほとんど寝てないなんて口が裂けても言えねえ。。。。

 

 

「そっか。じゃあ、俺たちが来たタイミングで瞬が目を覚ましたのは

相当ツイてたってことだな。」

 

瞬の奴に、昨日の俺らのことを嘘を織り交ぜ説明しつつ

話の流れを切り替える。 こいつのことだ雰囲気でなんとなく気付かれる可能性が

無いとも限らない。

 

「そういうことかもな~。 あっとそうそう・・・

昨日渡そうと思ってたんだけど機会が無かったから今渡しとく。。。

結婚おめでとう。 双覇。 射命丸さん。」

 

 

 

そう言って瞬が渡してきたのは・・・・・・・・

 

「これは・・・・『ガントレット』か?

それに『手帳』。」

 

恐らく、手帳は文への贈り物だろう。

俺が持っていてもしょうがないし何より名前を記入する欄に『白雲 文』と

偉く達筆に書かれている。

 

 

「あぁ。 ガントレットの方には『絶対防御』つまりどんな物を使っても

傷つけられないし壊せないっていう概念を付与してる。。 名前は無いから自分で

つけて使ってくれ。 片手分作るのが精いっぱいだったけど

 

銃や霊力の弓矢を使う時の反動も防げるはずだ。」

 

片手分作るのが精いっぱいと申し訳なさそうに言ってくる瞬だが、

別世界の一神と一妖怪の結婚式のご祝儀としては正直言って高価すぎる代物だろう。

 

俺の持つ『輪廻』と同等クラス。 もはや神器といっても過言じゃない

 

「なら、なるべくカッコイイ名前を付けないとな!ん~・・・

結守(ゆいしゅ)細くて強靭な結び目(レ・ポートソティーレ エ ロブスト)っていう名前にしよう・・!」

 

ちなみにイタリア語だ。 

 

「おう。大事にしてくれよ? まぁ滅多なことが無きゃ壊れないが。

射命丸さんに渡した手帳はまぁ『文花貼』もそろそろページ切れそうなんじゃないかと思ってな・・・・

 

それには『知識流出』、『増加傾向』っていう二つの概念を付与してる。

それと俺がしゃめいm・・・白雲さんの名前を書いといたからその手帳を開けるのは

白雲さんだけって寸法だ。」

 

好奇心を駆り立てられたのかさっそく、使っている文・・・・ 

ペンを使わなくても書きたいことを思えば書き込めるうえにページを気にする必要も無い。。。 記者にとってはうれしい贈り物だろう。

 

 

「ふむふむ・・・・コレは確かに便利ですねぇ~。。

多忙なときにはありがたく使わせてもらいます! まぁ・・・普段は文花貼(こっち)を使わせてもらいますが。。

 

双覇からの最初で最高の贈り物ですから。 それにメモをとるという行動も

記者っぽくて好きなので!」

 

俺が大昔にプレゼントしたもの・・・・・さすがにどんだけ節約しても

残ってるわけないから実はもう結構何回も新しくしてるんだが・・・・

 

それでも文はアレを最高の贈り物だと言ってくれた。 涙が出た。。

 

「あはは。 りょ~かい。

何時まで経っても変わらぬ愛を願ってるよ。 まさに『死が二人を別つまで』ってな

まぁおまえら夫婦は何があってもそう簡単には死なないだろうけどな!」

 

そう言って瞬は、神社のほうに進んで行った・・・・帰るまでの暇つぶしってとこか

 

 

「よっ。リア充おつ~・・・・

ほれ、祝いたくはないが宴の席を私怨で汚すわけにはいかねえからな。」

 

後方から欠伸をしながら歩いて来たのは、俊と優だった。

瞬の話だとこいつらも大宴会の酒気で酔う前に眠らされたはず・・・・・・・

このタイミングで測ったように目を覚ましたな。。

 

「お~す。 うわぁ・・・・豪勢な花束だな。。

『鈴蘭』、花言葉は『永遠』 『アイビー』、花言葉は『永遠の愛』 『千日紅』、花言葉は『変わらぬ愛情、不朽』 『ポインセチア』、花言葉は『祝福』・・・・・

 

めでたい意味の花言葉の花ばっかだな~・・・ってこれは『無花果の花』・・

お前どさくさにまぎれてセクハラやめろよ。。」

 

ちなみに、イチジクの花言葉は実りある恋、平安。 そして・・・『子宝』だ。

 

「せっかく俺が、選んで特注で作ったんだからその位のイタズラには

目をつむりやがれ。」

 

俺が食ってかかるが、優はひょうひょうと受け流した・・・・

野郎。。。

 

「それよりも双覇。 さっそくで悪いんだけど・・・・・

コレ直してくれよ~? この創造神に頼んでも全然直してくれねえんだこのケチ。。

つ~わけで頼むな。」

 

 

俊がミサンガを巻けつけた腕を突き出してくる・・・・

 

「了解。。 出来る限りやってみるよ・・・

輪廻-封糸&封断刀。。 まずは、もう壊れかけてつけてても意味の無い

封印を斬る・・」

 

輪廻を変化させて作った『封断刀』は封印の効力を残したまま、媒介のみを

破壊することのできる神器だ。もちろん、封印自体を強制的にぶっ壊すこともできる

 

「そんで、封糸を編む・・・・・ふぅぅぅぅぅぅぅ。。」

 

神力を針の形状に変え、深く息を吐きながら

少しずつ編んでいく・・・ 1時間ほどすると額や腕に汗が浮かんできた・・

 

「よし。。。 後はここをぎっちりやって・・・・

ほい出来たぞ。。」

 

完成した瞬間に俊の腕に出来たミサンガを付けて、封断刀の効果を解除する。

 

「おぉ~。 サンキュな。。。 

さって!戻るまで時間あるみたいだしもう一眠りすっかな・・「あ、ちょっと待ってくれ・・・」 ・・・・ん?」

 

 

二度寝に移りそうだった俊を呼びとめ、昨日から思ってたことを伝える。

 

「・・・俺に、『死の境地』を教えてくれないか?

俺は・・・もっと強く成らなきゃいけない。。 なんていうかまぁ勘・・なんだけど

この先このままの実力じゃ俺は駄目だと思うんだ。。。

 

なんか、ここでさらにレベルアップしないとこれから後悔するような気がする。」

 

 

「・・・・ふぅん、予知や未来を見る力も無しに気付いたか。。。

双覇の未来が姿を変えつつある・・(ぶつぶつ」

 

俊のほうに視線を向け、思案する様子を眺めていると

ぶつぶつと優が何かを呟いた・・・が、まぁ今は気にしなくていいや。。。。

 

「うぅん・・・・『死の境地』を教えると来たか。。。

無茶言ってくれるなぁ~ あれは俺の家系ならほぼ全員が習得させられるが

死ぬ瞬間・・その瞬間の集中力を引き出す技術だからな。

 

教えられるものじゃないんだ・・・感覚だからさ・・・・

どうしても身につけたいなら死をま隣に感じなきゃな」

 

申し訳なさそうに俊がこちらに説明してくる・・・まぁ、

一子相伝だから何も教えられないってよりはましか。

 

「死を隣に感じる・・・・か。。。(ゾォッッッ

ッッッ・・・・・!!!!!(ギィンっ」

 

呟くと同時に『ナニカ』が迫るのを感じ、結月で受ける。。。。

何かがぶつかった感覚と共に殺気が消えた。

 

「優・・・・? 何のつもりだよ。。

俺がおまえの速度に対応出来なかったら死んでt・・・・「だからだよ。」

なっ・・・・・・(ギィンっ!!」

 

もう一発斬撃が飛んできて、宙への追いやられ・・・斬りやられていく。。

そしてアイツの狙いに気付いた。。。

 

(まさか・・・・、俺を死に目に合わせて強制的に伝授する気か・・?)

 

まさか、神たるアイツがそこまで考えなしの事をするだろうか?

大体こんなことで習得できる可能性は少ないのに。

 

「くっ!がっ・・・・くっそがぁぁっっ!!」

 

結月でなんとか対応・・・・・

雹桜もあればまだ対応できるけど。。。 結月だけでコレ以上対応すんのは不可能。

つまり。。死ぬ・・・

 

「ん・・・・おい優。

おまえ、なにやってんだ? 双覇のやつめっちゃ睨んでるけど・・

つかそもそもアイツ何やってんだ??」

 

俺の異変に気付いた俊が優に声をかける。

ちなみに文はあの一件以来、俊が苦手なようで無意識に距離をとっている。

 

「いんや? 俺はな~んもしてないぞ。(ぱっ

アイツが勝手に空飛んでんだろ・・・童心に返るってやつ?」

 

優のやつが、腰に差した刀から手を離し何もしてないと

白々しくアピールしてくる。 だがそれが普通のやつになら通じる。。。。

なぜならアイツの使う剣術は・・・

 

 

 

 

『神速』の領域

 

 

 

にあるからだ。 神にしか扱えぬ神にすら感知出来ない剣術。

それが創造神『金見 優』の斬撃・・・

 

「俺はすでに一度、ボロボロに体験させられたからな・・・・

反応が完全に追い付けはしないとはいえ感知できる。。 ぐっ・・・・(しゅっ」

 

さっそく、対処しきれずにグレイス(かする)する。。

しかも良い具合に追いやられているせいで俺が攻撃されてることに気付いてるものは

居ない。。

 

「ほぼ寝てんだから当たり前だが・・・・・ぐっ!

がっ・・・・がふっ!。。。」

 

 

あの野郎・・・峰打ちに切り替えて来たな。。。

内臓破壊する気か!? 

 

 

「がっっ!!! ごふっ・・・・

や・・・・・べぇ。。。 血が足らな・・・・・・」

 

吐血と、思ったより深く斬られた傷により意識が朦朧とするほどの出血。。

 

 

「ふぅん・・・この程度か。。。。

なら最後だ。 自分の大切なものを守って見やがれ・・(ひゅっ」

 

優が何やら呟き、手を動かしたように思う。。。 完全には見切れないが

 

(おい。。。 お前の大事な大事な嫁さんが斬られるぞ?

ちとばかし・・・オレに身体を貸せ”!!!)

 

ナニカの声が聞こえ、一瞬意識を失った。

 

 

「アヤ。フセロ!!「え?双覇・・・??」 ウッ・・・・身体ノホウガ

モウモタナイ・・・・カ。 チッ!(どんっ!」

 

次に俺に意識が戻った時、俺は文を突き飛ばしていて・・

俺の体にはすさまじい悪寒が走りその場所に優の剣が迫ってることを容易に想像させた

皮を裂き、血があちこちから出てきたところで悪寒と殺気が止まった。

 

「お前・・・・なんで防がなかった? 

文を守る・・それは結構なことだがおまえ自分の身を粗末にしすぎだぜ?」

 

人を切り刻んどいて、また一瞬で治した優がそう声をかけてくる。

 

「んじゃ。俺らはもう行くわ~・・・・

あ、そうそう・・・双覇。。。 『お前は死の境地に至ることはない。』

今後無理しないようにな?」

 

それだけ言って、優達もどこかに消えてった。

帰りの時間はゆかりんに聞いてるらしいしまぁあいつらの実力ならスペルカードルール

無用の妖怪にも勝てるだろうしほっとくか。。。

 

しかし、俺が『死の境地』に至ることはない。 か・・・

 

「双覇・・・? そんなに暗い顔しなくても大丈夫ですよ!

私、そんなに弱くないんです。自分の身の安全は自分で確保出来ますから! ね?」

 

精いっぱい励まそうとしてくる文に、今出来る最高の笑顔で

「あぁ」と反応してから昨日が命日になってたらと思うと内心安堵すr・・・基い。

内心ひやひやしていたやつのもとに向かう。

 

 

・・・・(少年少女移動中)・・・・

 

「わっひゃ~~~! もっと飲みましょうよぅ!!

ほらほらぁ~~」

 

ようやく見つけた、あの馬鹿は・・・・

残念ながr・・・基い。 喜ばしいことに無事蘇っていた。(あれ?無事じゃ無くね)

そんでお茶飲みながら鞘ちゃんに絡んでた。

 

「ひゃっ! ちょ・・・ちょっと古河音さん!?

飲み過ぎ・・・?ですよ! というかなんでお茶でそんなに酔えるんですか!?」

 

顔が真っ赤になってる古河音の突進を必死に、回避する鞘ちゃん。

加害者と被害者が傍目にも一目瞭然である。

 

「おいこら、人の神社+式場で何やってやがる。。。」

 

さすがに、見てられなくなったので口をはさませてもらう・・・・

俺を見つけた瞬間鞘ちゃんが突っ走ってきて俺の後ろに隠れてしまっている。。

 

 

「あぁ~! 結神さま・・・・。。。

昨日はよくもわたしを見捨てましたね~~。。 おかげで私の艶やかな柔肌に

こんなにくっきりと痣が出来ちゃったじゃないですか~~!!!」

 

そう言って、自分の体のあちこちを見せてくる古河音。。

見た感じ、頭に思いっきりギャグ漫画並みの内出血(たんこぶ)が出来てるのと

あとはちょこちょこっと肩や背中に黒字・・・・?が出来てるのが

 

一番の怪我かな。。

 

「自業自得だ。 結局暴走しちまったんだからな。。。

というか柔肌はともかく艶やかってのは文みたいなのを言うんだっ。 お前のは艶やかとは言わない。。」

 

その後も、何十分か口論を続け・・・・俺の後ろから飛び出してきた鞘ちゃんが叫んだ「も・・もうやみぇてくだひゃいっ!!!」と思いっきり噛んだ静止によって終わった

その声を聞いた全員の胸の内がほっこりしたのは言うまでもない。

 

 

 

・・・・(少年少女挨拶周り中)・・・・

 

 

その後はまぁ・・・・いろいろあった。。古河音の世界の慧音さんに会って

改めてお礼をしたり、祥磨に襲われたり、瞬と決闘したり・・・

 

まぁ・・・ざっと思いだしただけでもこんだけのことがあって。

 

ゆかりんの準備が終わる瞬間まで騒いでから、異世界からの友人たちは帰って行った。

古河音からは優のと内要ダダ被りの花束を貰ったりしたが。既に貰ってることに関しては伏せといた。折角あいつが持ってきてくれたものだからな。

 

 

 

 

 

 

まぁそんなこんなで俺と文の結婚式は無事に終了し、今宵めでたく夫婦と相なった。

 

 




はい。 読者のみなさんお疲れさまでした。。。。

えぇ・・・完全に愚痴ですが今回またもや最高文字数突破の
7365文字です。。 非常に疲れました。

誰か、作者を慰めてください。

今回エイプリルフールということで、みなさんとっくに気付いてるでしょう。
この回嘘をいれてます。。 読者に気付かれたら修正しますが・・・・

投稿と同時に修正する羽目になりそうです(苦笑)

それではっ!
「次回もゆっくりして行ってねっ!!!」

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