東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!第74話・・・・そして実質85話ですね。

今回で紅霧異変終了です!!
どんなできかは、皆さまの眼で判断してください。

作者は頑張りました!ww

それでは、今回も
「ゆっくりして行ってねっ!!!」


第74話-狂気の破壊姫。紅霧異変の終幕!

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

 

「くっ!全然つかってなかった所為だな・・・

スサノオの時よりは楽なはずだけど、これじゃ遅い!!!」

 

 

かといって、喰うのを速くしすぎると狂気のもとになってる感情・・・・

それも巻き込んじまう可能性もあるし。。。

 

「いや、スサノオの時はただ取り除けばよかったけど・・・

こいつの場合は生きている間ずっと溜めこんできたものなんだ、なら下手したら

ほんとに時間がかかりすぎる・・」

 

 

「アハは!おにいさんすご~~~~い!!!!

全然コワレ無いね?いままでみ~んな壊したのに・・・私はね?

ただ遊びたいの・・・・だからおにいさん。     遊んで(コワレテ)?」

 

 

主の呟きに呼応するかのように、炎を纏った剣は

一層轟々と燃え上がり祥磨に迫る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

「ちっ!もってくれよ・・・・

『武創』!&真名解放。約束されし勝利の剣(エクスカリバー)!!!!!!!」

 

両手で構えていた、黄色い紋様の美しい剣『ルミナス』を

他の二振り同様重力操作で浮かし新たな剣を作りだす。『エクスカリバー』

その昔、ブリテン島において『キャメロット』という国の王・・

 

恐らく世界でもっとも有名であろう英雄。

『騎士王』アーサーペン・ドラゴンの持つ泉の妖精から授かりし『聖剣』だ。

 

もちろん、アーサーが実在したかどうかは解からないし

本来なら剣はただの剣だが祥磨の召喚した剣はとある作品に登場するアーサー王の

剣なのだ。

 

「ちょ、お前そんなんぶっ放したら屋敷ごとぶっ壊れる・・・・・

あぁもう!強度全力・・・結界!!!!」

 

 

祥磨の持つ『聖剣』が光を放ち、その光が巨大な斬撃となり放たれる!

直前に前後左右真っ赤な景色を隔てるように青白い幕のようなものが俺達を覆う。

 

 

 

「わっ!!!・・・・ハハ!・・アハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!凄いねおにいさん・・・・・

 

 

ちょっとビックリシチャッタ・・・。(ニタァ・・・」

 

 

 

「おいおいおいおい・・・。

今の結構な威力だったろうがよ・・・?コレでも、倒しきれねえのか!」

 

 

フランドールが狂気的な笑みを浮かべ、祥磨が悔しがる

いやいやいや・・・

 

 

「倒す必要はねぇって言ったろ祥磨!俺がフランの狂気を

喰らいきるまで凌いで、俺の援護を頼む「ふ~んどうりで、うまく力を引き出せ無い

と思った・・・・オニイサンがジャマシテタンダ~??」マズっ!?」

 

 

つい、しゃべりすぎた・・・・

にしてもやっぱ吸血鬼って速いんだな~~~~~~。

 

 

「それじゃ、おにいさんから死ンデ???(シュッ!!!」

 

背後から、フランドールの手が俺の胸めがけて伸びる。

風切り音から見て相当な速度だうん。でもな・・・・・・・・

 

「俺てきには遅すぎるぜ・・・なってったって俺には最速の嫁がいるんだから・・

なっっっ!!!!妖力解放!」

 

 

突きが俺の胸に刺さる前に、反復横とびの要領で左に跳躍。すでに妖怪変化しているせいか飛ぶ瞬間に踏みしめた床はヒビが入って少しへこんでいた・・

 

 

「あれ?また壊れなかったの??

すごい!!オニイサンすごいヨ!!!!!!!!!!!!私ともっともっと

い~~~~~~~~~っぱい!!遊んで~。フォーオブアカインド!!!」

 

 

フランドールが、唱えると信じられない・・・

いや信じたくない光景が俺の眼に飛び込んできた。。。。

 

「うそだろ・・ここで、フォーオブアカインドかよ。

俺は結びのほうに集中しなきゃいけないしかといって祥磨にフラン4人を任せるのは

キツイだろうし。。」

 

 

4人のフランドールが無邪気(恐怖しか伝わらないが)な

笑みを浮かべて、全員が大剣を持って襲いかかってくる・・・・・・・

 

 

「オニイちゃんまだマダ・・フラン満足してないよ?もっともっと皆で遊ぼうよ~~~!!!」

 

 

フランB「遊ぼう。壊れるまで・・・・・ずっと!」

 

 

フランC「皆いっしょに・・・・遊ぼうよ。」

 

 

フランD「そうそう・・みんなで!永遠に!!!!

オニいちゃんが壊れるまで・・!」

 

 

フォーオブアカインド。自分の分身を4体出現させるという

先ほどから振りまわされている炎の大剣『禁忌』レーヴァテインと同じように

フランドール・スカーレットの代表的な技だ。

 

今は、スペルカードルールなんて知らないから威力が

桁違いだけどな・・・

 

 

「そうだな~・・俺も楽しい遊びなら引き受けてやってもいいけどな。

荒っぽいのはごめんだね。(スッ」

 

 

迫るフランを無視し、目を閉じる・・・・

段々と死が近付いてくるのが解かる・・威圧感的にも物理的な熱波としても。。

でも、

 

 

「ちょ~っと待った!!!

まずは俺と遊んで貰おうか・・・・双覇の邪魔はさせねえよ。(ガギィッッッッ!」

 

 

これまでに召喚した全ての、剣とさらにアレは・・・・

某ゲームの英雄。黒の剣士と某英雄使役ゲームの青騎士王さまか・・・

二次元を代表する名剣が4つ。最高クラスの剣士が3人で俺の護衛とは心強いな。

 

それらを召喚し、操り俺の目の前でフランの猛攻を防ぐ親友。

 

「悪い祥磨!そいつら頼む。「言われなくてもやってやるよ・・・・良いからそっち

さっさとおわらせろよな?」了解だ・・・・『喰結び』。」

 

妖怪化もシテいるため、さっきよりは速度も早まってきた・・・

これなら一時間もしないうちに安全圏まで喰える!

 

 

「な・・・あレ?チカら抜けチャう・・・・・・

マだ遊びタりナいのに・・・・折角タノしくなってキタのニ・・・・・!!!」

 

フランの反応が、変わってきてる・・

この感じならほんとにそんな時間かからずにイケるな・・・

 

 

「そうかそうか、お前もノッテ来てたとこだったらしいが悪いな。

もう終わらさせてもらうぜ『神域』白雲式多重結界!」

 

叫び、元々の結界に『支配を司る程度の能力』を付与する。

元々展開出来る範囲が図書館内と狭く、フランドールの力も落ちていたので楽に

無抵抗状態に出来た。

 

「そんで、コレで全部喰い終わったな。

ちょっと疲れた・・・・・・・・・・・・・な・・・・・。(ドサッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・<少年少女熟睡中>・・・・・

 

 

所変わって此処は、紅魔館中庭・・・

ある者は暴れまわっていた家族の無事に安堵、涙を流し・・・・

 

その者の周りにはその者と家族を見つめ涙を浮かべる従者、

良かったわね。とぶっきらぼうに言う魔女、涙ぐみながらも笑顔で見つめる門番。

号泣する使い魔・・・・そして

 

周囲の目も気にせず、声を上げながら泣き抱きついてくる姉にただ困惑するかつて(・・・)狂気によって暴走していた。吸血鬼の女の子が居た。

 

 

「で?今の言葉もう一回聞かせてもらえる??

私たちが大変な目に会ってる間あの部屋であの娘と何をしてたって?」

 

 

そして、もう一方では・・・

 

 

「えっと・・・・その。フランドールをすくうために・・・

図書館で彼女と戦闘をしましてですね・・・その~」

 

怒りをあらわにし、しかし真隣りの感動を壊さないように近くの人には聞こえる程度の声で彼・・・白雲双覇をまくしたてるのは、かの博麗の巫女

 

 

「率直に言いなさい。何をしていたの??」

 

 

あくまで、声音は優しい。

怒鳴るようなこともせずあくまで冷静だ・・・だからこそ双覇はとてつもない恐怖に

襲われていた。。。

 

 

「じゅ・・・・熟睡していました。。。

で、でもそれは慣れない技をつかったからで・・・俺だってさぼりたくてさぼったんじゃ無いってさっきから・・「あややや~。なんか面白そうな会話してますね?」

 

っっっ!?」

 

 

おわかり頂けただろうか?

双覇の言い訳(?)に聞こえてしまった双覇が今一番聞きたい・・・しかし、

一番聞きたくない人物の声があったことに。。。

 

 

「双覇?どういうことです??

私が、寝てる間に何をしたらこんなに女の子が増えるの?(ニコっ」

 

 

双覇はこの時初めて知った。

本当に好きな女の子の笑顔でさえ、時と場合によっては可愛いと思えない・・・

むしろ恐怖に変わるものなのだと・・

 

 

 

「あの。その・・・・こ、コレはえ~とその・・・・・

ちょっ!待ってくれ違う。。俺はなにも・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

弁解しようとするも、状況が状況(文の気絶中に女の子が増えてるのは事実)しかも

恐怖で口が回らずにやましいことしていないのに、どう考えてもしてる奴に

見えてしまう。

 

 

「あら~。双覇の彼女さんかしら?

ちょうど良いから私達のこと紹介したら双覇。私たちもう

深い間がらじゃない❤」

 

 

加えて、泣きやんだレミリアのこの悪ふざけである・・・

ここまで確定的な冤罪というのも珍しいのでは無いだろうか?

 

 

 

「なるほど、全部わかりました・・・・

双覇私は貴方に愛してもらえなくなったんですね・・・「え?何言って・・」

でも私は貴方が好きです。。。手放したくありません。」

 

 

「文?俺の話をきいt・・・えちょ・・・・

待って!!手放さないってまさか貴方を殺して・・・的なやつ!?

落ち着いて・・・・話を。。。ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 

 

 

宴に喧嘩は付き物・・・・それも夫婦でいれば、痴話喧嘩は当たり前。

だが、いくらなんでも吸血鬼と鬼巫女が共闘してでも止めた夫婦喧嘩(嫁の一方的な暴力と取れなくもないが・・)などと。。

 

 

いかに幻想郷といえど信じる者は・・いや、信じれる者は・・・

この時その場に出席していた異変解決者と異変首謀者。辺りを舞う妖精くらいなもの

だろう。

 

 

 

 

・・・・<紅霧異変完結>・・・・

 

 




はいっ!今回で紅霧異変終了です!!!

予定して、おりました咲夜さんの特訓回はすみません。
割愛させていただきまして前々から予定を立てていた『結婚式編』に移りたいと思います。

特訓回はご希望があれば、特別枠で書くと思います。+して
今回の紅霧異変終了はちょっと計画の都合もございます。

すなわち、年末年始の特別編ですね・・・
おそらくリアルで年末年始祖父母の家に行って執筆できませんので・・・・
一日一つ特別編書かなきゃ間に合わんですw

それでは、
「次回もゆっくりして行ってねっ!!」








PS、









この作品の一応のゴールは『春雪異変』となっておりますので・・・・
最終回が近付いてます。


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