東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!紅霧異変も速いですがそろそろ終盤と相成りました。

まぁ、もう少し続くのと咲夜と祥磨の修業風景を
書くのですぐ終わるわけではありませんが・・・・・・。

まだやっと、原作に入ったばかりだけど・・・・
速く双覇と俺の嫁の結婚式が書きたい!!!

まぁ、少なくとも紅霧異変終わるまでは書きませんがw
それでは今回も!

「ゆっくりして行ってねっ!!」



第72話-開戦! 紅き館に集いし者

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

「さ~てと・・霊夢や魔理沙もがんばってる事だし

俺も、俺の役目を果たすとしようか!」

 

フランドール・スカーレット-紅魔館の地下(大図書館の地下?)の部屋にて

産まれてすぐに約495年間もの間閉じ込められ過ごしてきた

館の主『レミリア』の妹・・・

 

理由としては、生まれた直後に発覚した『気の触れよう』所謂『狂気』の所為で、

二次創作において大半の場合主人公が命がけで助けるのだ。

 

「この世界を仮に『俺主の物語』だと、捉えればアイツを助けるのは

俺の役目だ・・・・「それと、俺のな!このためにソッチに行きたいのを我慢し続けてきたんだからな。」わぁ~ったわぁった!」

 

 

そう。コレが祥磨がコッチでいろいろあったにもかかわらず(色々の内容はさっき、聞いた)此処に残り続けた理由。

 

ベル・スカーレットとイヴ・スカーレットの二人に頼まれていたらしい。

曰く、娘たちが自衛出来るようになるまで見守ってほしいと・・・・・・・・

 

 

「しっかしお前も、頭おかしいんじゃねえのか?

経緯はどうあれ此処の吸血鬼がお前の恋人を殺したんだろ?俺なら、そんな奴らの

言うことお前と同じ状況下で聞けるかどうか・・・・」

 

いや、間違いなく聞けない。

俺の目の前で仮に文が殺されたとしてそいつの娘を育ててくれと頼まれでもしたら

まず間違いなくそいつもそいつの家族も何もかもぶっ壊すだろう。

 

一番大切なものを守れなかった俺自身も・・・

 

 

「頭おかしいってひどくねぇっ!?まぁ、そう思われてもしょうがないか・・

別に・・ただあの二人の境遇は二次創作で良く知ってたしなんとなくほっとけなかったんだ。それに・・・此処はあいつの最期の場所だしな。」

 

 

というか、俺とドリズルは恋人じゃねえよっ。と笑う親友。

なんだその・・・・・・

 

 

「うん。お前がイケメン対応してると無性に腹立つな・・・

ボッコボコにしてぇ。。。」

 

まぁ、これからフランとの戦闘なんだから戦力は一人でも多いほうが良いか・・・

いやフランの攻略はなんとなくイメージできてるから人数が要る攻略法でもないけど

 

 

「いきなりひでえこと言いやがるな・・・・っと。

妖力・・というか殺気が尋常じゃ無くなってきたなそろそろフランドールの部屋だ

こっからはちょっとばかし、息がつまるぞ?」

 

祥磨の言うとおり、俺と祥磨で向かっているのは大図書館。

その方向から感じる妖力が桁違いに濃くそして殺気を孕んだものになってきた。

 

「そりゃ、自分で注意しとくんだな~。

この程度の妖力なら俺はほぼ毎日あびてるからな・・息もつまらないし辛くも無い。

それにあいつのカリスマに免じて目の前で言うのは避けたけど俺にとって・・・

 

いやここの多くの妖怪、妖獣にとって『500歳』は正直言って若すぎる俺は例外にしても大体のやつは1000歳超えじゃないとプレッシャー感じねえだろうな。」

 

 

せっかく注意を促してくれた祥磨や、レミリアたちの妖力が負荷に感じる奴には

自慢してるようでアレだが実際ここ最近目に見えて相手の力や殺気に負荷を感じなくなってる。

 

 

「ふぅ~ん。そりゃ心強いな・・・

ならさっさと行くぜ!(がちゃっ!!!」

 

そういって祥磨が、大きな・・・・巨大な扉を開け放つと。

その内部はすでに見るも無残なものだった収められてる本こそパチュリーの魔法で

守られてはいるが、本棚は粉々に或いは焼き尽くされ壁や床はこれでもかと抉れ、

 

天井からは月明りが覗いている。そして、その中心で一心不乱に

炎に包まれた大剣いや杖?を振りまわす少女が一人・・・

 

 

「アハハハハハハハ!!!!壊れちゃえ!!

お姉さまも、お姉さまの大事なものも、お姉さまの大事な人が大事にしているものも

全部全部・・コワレチャエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

この紅霧異変において最狂の少女。

フランドール・スカーレットがそこには居た。

 

 

 

・・・・<双覇サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・<霊夢サイド>・・・・・

 

 

「なんだかよく解からないけど・・・・・・レミリアだっけ?

あんたが走って行ったのは私の友達が原因でその目的はもう達成した・・てことで

良いのよね?」

 

面倒だから、あのメイドが戻ってくる前に決着つけようと思ったのに・・

追って来てみたらなぜかあのメイドと合流してるし・・・

 

「えぇ。そのとおりよ・・・

そしてもう大丈夫。誇り高き吸血鬼が客人をほおっておいて屋敷を走るなんて

とんだ無礼をしてしまったわね。。。お詫びに貴女の無力を痛感させてあげるわ。

 

 

二度と人間風情が私を止めるなどと、おかしな事を言わないようにね。」

 

 

そう言って、不気味に微笑みをうかべると

レミリアの妖力はドンドンと高まり背中の翼が奇妙に大きくなっていく。

 

 

「さぁ・・・決めましょうか?

貴女と私で・・この幻想郷が辿る『運命』を・・・・」

 

 

「私はかまわないわよ。でも、せっかく二人いるのに

一人でかかってくるの?2対1は覚悟の上だからめんどうだけどかまわないわよ?」

 

そう言って、咲夜とかいうメイドのほうをみる。

 

 

「えぇ、貴女一人程度私だけで十分いえ・・・・

むしろ私が疲労していない状態で相手をするのだから敵ながら同情してしまうほどの

実力差よ・・・言葉で語るのはもうおしまい。。。

 

 

さぁ、こんなにも月が紅いから本気で殺すわよ・・・!」

 

宣言通りというやつか、レミリアが紅色の弾幕をまっすぐに放ってくる。

大小様々・・・逃げ場を塗りつぶすように。

 

 

「そうね・・・。私も本気で応じるとするわ。この弾幕(かいわ)。。

こんなに月も紅いのに永い夜になりそうね。。はぁっ!!!」

 

 

迫る弾幕に、鏡合わせのように迎撃の弾幕を放つ

目論み通り全ての弾幕がそれぞれにぶつかり爆発する・・・。

 

 

「私の弾幕を相殺できるなんて、さすがは博麗の巫女ね・・・・

でも。ほめてはあげるけど手加減はしないからそのつもりでね。スペルカード宣言!

『天罰』スターオブダビデ!!!」

 

 

どうやら、本当に実力差を見せつけて倒しに来るらしい

早々にスペルカードを発動してきた・・・・

 

赤のレーザーと青の球弾で形成された弾幕。

レーザーは常に、私を囲む檻のように形成され青の球のほうは2種類・・

わたしの回避を阻害する『バラつき型』おそらくレーザーよりも本命の『リング型』

 

 

「めんどくさい弾幕ねぇ・・!!

でも、だからこそよけきってやるわ・・・ふっ!!!(ひゅおっ!」

 

ここでスペルを使わずによけきれれば、その分この勝負の優易に立てる・・・

つまり後々が楽になる!楽に終わらせられれば嬉しいしね・・。

 

「さてと・・・私のほうは、なんとかするけど。。。

魔理沙のほうは・・・・結構苦戦してるみたいね。大丈夫かしら?」

 

私が、視線を移すとよそ見するな!と言わんばかりに

弾幕が猛威をふるってくる。。。言われなくたってよそ見なんかしないわよ・・。

 

魔理沙。こんなこと言ったら貴女は調子に乗るでしょうからただ思うだけだけど・・

貴女は私のライバルで友達なんだから。。

私以外に黒星付けられたらぶっ飛ばすわよ・・・!

 

 

 

・・・・・<霊夢サイドアウト>・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・<魔理沙サイド>・・・・・

 

「ちっ!私の魔法が・・・・・

おい、お前!同じ魔法使いなら正々堂々と、避けずに受けるんだぜっ!!!」

 

 

星型の魔力弾と、レーザー型の弾幕を放ちながら

対戦相手の紫色が全面に出てる魔法使いに叫ぶ・・・・。

 

 

「はぁ・・・・私の名前は『パチュリー・ノーレッジ』って名乗ったはずよ?

それに、貴女はただの魔法マニア。本物の魔法使いの苦悩も何も知らないのだから

一緒にしないで?不愉快よ。」

 

私の渾身の魔力を込めた魔法は、無残にも

あいつ・・・パチュリーの光弾によって撃破される・・・

 

 

「私たち『魔法使い』は、魔法を研究し自分の知識を増やすことを

最大の喜びとするの・・中には私のようにそれで体がボロボロになる者もいるのよ。

貴女のように、リスクも背負わない、

 

戦う相手を見極めて出す実力を加減することもしない、肝心の魔法は単調。

コレでどうやって私に勝つの?」

 

 

「う・・・うるさーーーーーい!!!

弾幕はパワーだ。どんな困難でも私の魔法はブチ破る!!」

 

なおも、レーザーで狙う今度はさっきより数を増やして・・・・・

 

 

「ただ数を増やすだけ・・・ね。

それしか、出来ないの?ならもういいわ・・・・・・レミィのお客なんて

久しぶりだし今日は体調も良いから図書館から出てきてあげたのに無駄だったわね。

 

私が・・・『魔法使い』というものを『本当の魔法』を見せてあげる。

スペルカード宣言!『日符』ロイヤルフレア。」

 

 

無情に告げられるスペルカード宣言。

『日符』に『ロイヤルフレア』その名の通りに私の前には、太陽を想わせる

紅い球体が現れそれが崩れる・・・・・

 

 

「ま・・・・まだやれ・・・・

スペル・・・・・うわぁぁぁあああああああああああ!!!!!!」

 

こちらもスペルカードを宣言しようとした・・

だが、向かってくる弾幕に気付いてしまった。自分の魔法では破れないと・・・

あの弾幕全てを打ち消すには自分の魔法はあまりにも・・・

 

 

「魔理沙っ!?・・・・」

 

 

ちっぽけだった・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「霊夢・・・私・・・私には。。。。

私の力じゃ。。。。」

 

 

目の前が紅で覆われる直前に見た霊夢の顔は、『心配』でも、『失望』でもなく

ただの横顔・・・つまりは、『信頼』だった。

 




はいっ!どうでしたでしょうか?
これまでの話で『俺の嫁!』が出た方。口調とかイメージ通りですか?

ここが解からない、このキャラの口調はもうちょっとこうして!
等など感想、意見、質問宜しくお願いします!!

とりあえず、今回はレミリアさんとパチュリーさんそれと祥磨が
目立った回と思います。次回は決着なんですが小々ぶっとび展開の予定です・・・
平にご容赦の上ご覧ください。

それでは、パチュリーもカリスママックス!
      「次回もゆっくりして行ってねっ!!」

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