東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!ついに70話と相成りました双雲録・・・

今回も寄ってらっしゃい見てらっしゃい!!!
1話から、進歩のまるで無い残念な戦闘とキャラ達が待ってますよ!?

ソレはそうとして・・・
この双雲録、70話にしてついに挿絵を頂きましたっ!!(8888)



【挿絵表示】

コラボでもお世話になった『マツタケ様』より、うちの主人公白雲 双覇です!
本当に、ありがとうございました!
それでは今回も

「ゆっくりして行ってねっ!!」


第70話-時を操る瀟洒なメイド と 激昂する結神

・・・・<霊夢サイド>・・・・

 

「ほんっと!異変を起こす奴ってどうしてこう。

自分一人で起こさないのかしら・・・数がいるからより面倒なのよね~」

 

 

すでに私が出会った(倒した)だけでも、

妖精×数十(まぁ妖精は遊び感覚でしょうけど・・)、妖怪×2

 

「それに、まだ出てくるでしょうし・・・・

ほんと迷惑な連中ね~~!」

 

 

 

???「あら?迷惑な連中はそちらのほうよ。

お掃除の邪魔ばかりして、ついて来ても私は絶対にお嬢様には会わせないわよ。」

 

無駄に広い屋敷(というか、外から見た時より確実に広い・・)の

中を飛び、勘を頼りに進んでいるとなにやらエプロンをつけて掃除中らしい女が居た

 

 

「そんなに、汚したかしら?

私はコレでも巫女でねどちらかといえば綺麗好きな方なのだけど。」

 

 

女が悪態を吐いてきたので、私がそう返すと・・・

 

 

 

「えぇ理解してるわ・・・博麗の巫女。

人間としては異例の桁はずれの霊力と実力を持つ巫女で・・・お嬢様の目的を阻む者

つまり、私の敵!!!」

 

 

女は、そう叫びどこから取り出したか数十いやもっと。

無数とでも表現すべき数のナイフを投擲してきた・・・・・・・

 

 

「はぁ~。なんなのよ!

アンタにとってその『お嬢様』がどんだけ大事なのかは理解できないけど・・・・

せめて、名前を名乗ってから攻撃したらどう!?」

 

私の問いかけに対し、顔をこちらに向け・・・

 

 

「もう死ぬことは確定しているのだから、

死人に自己紹介するみたいで気が乗らないけどまぁ、お嬢様のメンツを私が汚すわけにはいかないものね。

 

私は、誇り高き吸血鬼レミリアお嬢様に使えるメイド長。

『十六夜 咲夜』いざよいさくや  よ。」

 

 

 

「へぇ~。今回の異変の主犯はそんな名前なのね・・・・・・・・

ならさっさと案内していただける?メイド長さん。それと、

 

私の名前は博麗の巫女じゃなく霊夢よ。

『博麗 霊夢』。」

 

 

向かってきたナイフ全てを、お祓い棒や弾幕で撃墜しメイド長『十六夜咲夜』に

問いかける。こいつを倒してさっさと主犯の元へ行く!!!

 

 

 

 

 

 

・・・・<霊夢サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・<咲夜サイド>・・・・

 

 

「・・・・なら、さっさと案内していただける?メイド長さん。」

 

っっ!?

 

 

あの量のナイフを・・・。しかもこの10年間お嬢様を守ることだけを考え、

訓練した私の投げナイフを・・普通、人間なら怖がるはずでしょ・・。

 

 

「どうして・・・・どうして怖がらないの!?

あなたは人間なんでしょう!どうして、妖怪に向かっていけるの!?

死ぬのが怖くないの?」

 

私が、つい声を荒げて聞くと彼女博麗霊夢は当然のように答えた。

 

 

「は?何言ってんのよ・・・。

怖いに決まってるでしょ。博麗の巫女が里の人間達や妖怪たちにどういう風に

見られてるのかは知らないけど私だって人間よ。妖怪といつまでも、戦ってたら死ぬかもしれない。今だってスペルカードルールが無ければ

とっくに死んでる可能性すらある。そりゃ、怖いしもう嫌になるわ・・・・

 

でも私は博麗の巫女だもの。私しかやれない事があるのなら怖くても、面倒でも

やるしかないのよ。あんたもそうでしょ?」

 

 

・・・・・・

 

 

「吸血『鬼』なんて、凶悪そうな妖怪の従者なのだから

あんたも相当な物好きで引き受けたことを断れない性質なんでしょって聞いてんの」

 

 

 

 

「ふっ・・・うふふ。

そうだったわね、私としたことが自分の技が決まらなかったのは相手が強いから

だなんて考えるなんて・・」

 

 

私の技(ナイフ投げ)が当たらなかったのは、私の訓練が足りなかった。。。

ただそれだけのこと。柄にもなくとりみだしちゃったわね。

 

 

「ありがとう巫女さん。

私を、冷静にしてくれて・・・・・・・・「どーいたしまして。」

お礼に本気で排除してあげるわ・・・・。

 

さぁ!貴女の時間も私のもの!!」

 

お嬢様に仕えると決めたあの時から、私の命も時間も『運命』も

お嬢様に捧げた・・・ならやることは一つ!

 

侵入者を排除し、お嬢様の目的を遂行する!!!

 

 

「あら、やっと本気を出してくれるのn・・・・・」

 

 

呟きは呟きになる前に凍りついた・・・・・

さて残りは・・・

 

 

「残念だけれど、貴女の相手ばかりしてる暇はないわ・・

『メイド秘技』殺人ドール、『幻世』ザ・ワールド コレで終わりよ。(パチンっ」

 

 

私の能力は、『時間を操る程度の能力』・・・・

任意のタイミングでまるで凍らせるように自ら以外の時間を止め、任意のタイミング

で解除できる。

 

ソレと、時間を早めることも出来る・・・いつも以上に体力を

使うからやらないけれど・・。

 

 

「・・・・nね っっっっっ!!!????」

 

 

 

「あら、そんなに驚いてどうしたの?

まさか戦闘中によそ見でもしてたのかしら。残念だけれど貴女にかまっていられない

用事が出来たの・・・また会えると良いわね!(生きていたらだけど・・」

 

 

お嬢様の事を、考えれば博麗の巫女は真っ先に仕止めるべきだけど・・・・

今入ってこようとしてる人・・・いえ妖怪、それとも何・・・

 

解からないけれど、とにかくお嬢様のもとに行かせるわけにはいかない!

いくら博麗の巫女でも、あの数なら無事じゃ済まないはず・・・いえ!たとえ無事

でも疲弊させればそれでいい。

 

 

「それで、お嬢様なら勝ってくださる・・・・

今は・・・居たっ!(びゅっ!!!」

 

 

射程距離に侵入者を発見したため、迷いなく時を止め勢いよく突入してきた少女に

ナイフを10数本投げる・・・・・・・。自分の感じた、強大な存在が彼女ではないことに気付かずに。

 

 

 

 

・・・・<咲夜サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・<双覇サイド>・・・・・

 

 

「・・・・・・・・え。」

 

 

文を追って、紅魔館に入った瞬間目の前で文が吹っ飛ばされた・・・・

しかも鋭利なもの・・・あれはナイフ。。。

 

 

「ふぅ・・・鴉天狗だなんて何処から入って来たのかしら。

やっぱりさっき巫女と交戦したときに能力を一瞬だけ解除しちゃったのが原因?

まぁでも・・・・・お嬢様の邪魔をする害獣なら排除対象だし関係無いわね・・。」

 

 

 

あい・・・つは・・・・・

確か。咲夜・・だっけ?そうだ・・『十六夜 咲夜』・・・・

レミリアの従者で『時間を操る程度の能力』を使って戦う紅魔館のメイド長・・・

 

そういえば・・・

周りの景色がなんか違うな・・灰色いや色なんか無いような感じの・・・

 

 

 

「まずは、鼠一匹。

さてそれじゃ巫女の所に戻らないと・・・最悪のケース。生きていて無傷の

場合あの先はすでにお嬢様の部屋なんだから(パチンっ!!」

 

 

 

咲夜が指パッチンをした瞬間。『色の無い世界』は指先に吸収されるように消え

元の真っ赤な景色に戻った・・・・

 

 

「おい・・・待ちやがってくださいよ。

メイドさん・・・・」

 

 

落ちつけよ・・・俺。

文が紅魔館や他の場所に侵入して迎撃されるなんてシチュ『二次創作』で散々、見ただろ。。。

 

それに、いくら時止めを使われたとしても

あの位の速度なら一瞬しか猶予が無くても文なら無傷で避けれる・・そうに決まって

(じゃあ、この傷は何だ?)え・・・・

 

 

(頬に出来てる切り傷は何だ?血が伝ってるぞ??)

 

そ・・・ソレは・・・

 

(恐らくは・・だ。俺を守るためにあえて先に気付いた文はゆっくり飛んで自ら

受けたんじゃないか?)

 

 

「あら?何かしら・・・・っ!妙ね・・・

あなたから良く解からないけど異常な力を感じるのだけど?」

 

 

(俺を守るために文は、自らを盾にした・・・だとすれば。)

 

俺は、また文を守れない・・・

また目の前で傷つけられるのを見てることしかできない・・・・

 

 

「・・・・だ。」

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんなこと・・・もう絶対に嫌だ!!!!!!!」

 

 

俺は・・・・俺は・・・・俺は・・・・・

オレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハオレハ

 

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

「ガッ!!!!ガァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

アヤヲマモルアヤヲマモルアヤヲマモルアヤヲマモルアヤヲマモルアヤヲマモルアヤヲマモルアヤヲマモルアヤヲマモルアヤヲマモルアヤヲマモルアヤヲマモル・・・

 

 

 

「な・・・何?何なの!!!!!

あれは人?妖怪?いえ・・・・もっと別の『ナニカ』・・!

とにかく・・早く殺さないとまずい!(パチンっ」

 

 

アヤにナニスル気ダヨ・・・・

コレイジョウキズツケルナ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

「『ショウキャク』・・・・ガァァァァ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

「何で・・・止まれ!(パチンっ)止まりなさい!(パチンっ!)止まって!!

嘘・・・でしょ・・・・私・・死n」

 

 

 

「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

コンなヤツも、コンナ屋シキモゼンブぶっ壊して・・・・・

アヤヲチリョウスル・・・!

 

 

「『武創』黒剣士の双剣!!!!!(ギィィィ!!!!

よう・・・久しぶりの再会にしてはずいぶん。。。。刺激的じゃねえの双覇!」

 

 




はいっ!どうだったでしょうか?

今回は、ちょっと双覇君が途中からとんでもない状態だったので
どう攻撃してるとかの描写を入れられてませんねwww

次回は、祥磨視点の予定なので恐らくは白熱?の戦闘が
見られるんじゃないでしょうか!?(← 書くのはお前だよ。お前・・。)
それでは、

「次回もゆっくりして行ってね!!」

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