東方双雲録   作:天白雲

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『紅霧異変』第二回目!!!

今回も、原作キャラをどんどん出しますよ~!
それでは早速!


「ゆっくりしていってねっ!!」


第69話-白黒の魔法使いと紅白の巫女+普通の神様

紅霧異変-吸血鬼レミリア・スカーレットが自身の弱点である日光を消し去り

昼間だろうと関係なく活動するために妖力で出来た『紅い霧』で幻想郷を覆うという異変。

 

 

「俺の記憶の通りなら、確か大方こんな感じだったはず。」

 

今回、起こってる異変がソレだ。

俺は特に用意する物は無いので今はストレッチしながら頭の中で今回の異変の情報

を思い出していた・・・

 

「はぁ~・・・コレがただの霧なら別に私が出る必要もないけど・・・・

この濃さも範囲も色も何もかもが異常ね。

 

これじゃ洗濯物が乾かないじゃない!!」

 

神社の中から、準備を終えた霊夢が出てきてそんな愚痴を言いだした・・

気にするとこは間違いなく霧によって洗濯物が乾かなくなること。じゃなくて、

妖力を使った霧で覆われた所為での人体への影響だとおもうが・・・

 

まぁ、こうじゃないと霊夢じゃないよなw

 

 

「おいおい霊夢。

どうせ、ボーっとしてても参拝客は来ないんだから少しでも活躍して

参拝客ふやそうぜ?」

 

俺は、そう言ってなんとか目の前でさっそくだらけ始めてる腋巫女のモチベーション

を上げようとするが・・・・

 

 

「博麗の巫女(私)が、異変を解決したところで

誰も感謝しないし参拝にも来ないわよ。異変解決が仕事の巫女がその仕事を

やってるだけだもの。」

 

 

不満タラタラの返事を返されて、こちらも乾いた笑いしか出ない・・・

 

「ま、その『お仕事』すらもさぼっちゃったら本当に参拝客(来るもん)も

来ないから私の出来る範囲でやるけどね・・・・メンドくさいけど(ぼそっ)」

 

 

一応、責任感は強いらしい・・・

博麗の巫女という仕事をやると決めた以上は何がなんでも、面倒でもやりとおす。

ということらしい。

 

 

「そうかい・・・・そうだな!

じゃあ霊夢の気が変わらないうちに出発!・・・・・・したいんだけど・・。

魔理沙のやつがまだらしいな。」

 

 

ほんとマイペースなやつだなぁ~

自分から、解決に行こうぜ!って言っといて遅れるなんて・・・・

 

 

「まぁ・・・魔理沙だしね(苦笑)

霧も発生したばかりでまだ人里への被害は出てないでしょうから待ちましょうか。」

 

 

俺は、そうだなw

と同意してとりあえず二人で縁側に座って待つ事にした・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・<少年少女祈祷中>・・・・・

 

 

 

「おいおいおいおい・・・・・・・

さすがに遅すぎるぞ魔理沙のやつ・・・」

 

お昼前に突っ込んできて、皆で異変解決に向かうと決めてからすでに

半日近く時間が進みあたりは暗くなっていた・・・・(ちなみに、正午に一度帰宅

して文には絶対に取材には出るなと言っておいた。)

 

 

「悪い!遅くなった!!」

 

 

噂をすれば・・・

という奴で、遠目にこちらに向かって猛スピードで飛び込んでくる少女の姿を確認。

 

 

「ふぅ~~・・・・・到着!

さぁ、行くとしようか!!!!!」

 

にかっとしながら、サムズアップする金髪の魔女っ娘。

うん。元気なのは良いことだよな・・・・・・

 

 

「いや、お前の所為で遅れてんだよ!?

なに「遅かったな?」みたいな空気出してんだよ!「遅くなって悪いっ!」って

空気出せよ!!」

 

 

「うっ!えぇ~と・・・・・その~・・・・・・・・・

ZE?☆」

 

 

おれの文句に、彼女は何やら迷った挙句にネタ発現をかました・・。

この世界にはまじで東方M-1グランプリでもあるのか・・・?というか・・。

殴りたいこの笑顔・・・・・・

 

 

 

「何やってんのよあんたら・・・

良いから、準備できたんなら早く行くわよ?本当にこの霧迷惑なんだから。」

 

 

呆れながら、飛び立つ霊夢のあとを追うように

俺と魔理沙も飛び立った・・・・・

 

 

 

 

・・・・<少年少女移動中>・・・・

 

 

 

 

 

「『霊符』夢想封印!!!」 「『恋符』マスタースパーク!!」

 

えっと・・・・・

今何が起こってるか、説明しようと思う・・・・

思うのは山々なんだが・・・

 

「『夢符』封魔陣!!!」 「『魔符』スターダストレヴァリエ!!!」

 

正直に言うと、霊夢も魔理沙も最初からクライマックスだ!!!

というやつらしく目の前の情景が一瞬で変化していくため説明が出来ない・・・・

なにから言っていいのかわからn・・・・

 

あ。青い髪の妖精の女の子と緑の髪の妖精の女の子がぴちゅった・・・・

まずい!落下してる!!!

 

 

「まにあえっ!!!!(ひゅっ!)」

 

俺はとっさに、緑の髪の子のリボンと自分を結んで移動し・・

かろうじて二人を抱えることに成功した。

 

 

???「ん・・・・ん~~~~。あれ?さっきの巫女さんと魔法使いさんは・・・・て貴方は一体・・・?」

 

 

抱える時に少し、揺らしてしまっただろうか緑の髪の子が目を覚ました。

 

 

「えっと・・・俺は白雲 双覇。

先に来てた巫女と魔法使いは俺の友達で、君たちが落ちそうになってるのが見えた

からこういう状況になってるんだ・・ははは。」

 

 

起きてくれたなら、抱きかかえてるのは失礼だと思って

まずは緑色の髪の子を離してあげた。

 

 

???「そ、そうだったんですか!ソレは・・・

お友達にチルノちゃんが迷惑かけてしまってごめんなさい。あ。

チルノちゃんっていうのはその青い髪の子のことで私は、

 

『大妖精』だいようせい

 

と言います皆からは『大ちゃん』って呼ばれてます。」

 

 

そんな感じで、お互い自己紹介を終えて

チルノちゃんという子を大妖精に任せて二人の後を追った。

 

 

 

 

・・・・<少年移動中>・・・・

 

 

 

 

 

「うわ~~。こりゃ酷いな・・・・可哀そうに。」

 

 

大ちゃんに二人の行った方向を教えて貰い、飛び続けることちょっと。

なにやら頭の悪い彩色の『真っ赤な館』が見えてきたので降りてみたら・・・・

惨い事に門がブチ破られていた

 

どう考えても「はいどうぞー」じゃなくて「降参など、誰が許可した?(どごん!」

って感じの情け容赦の無い破り方だ。

 

 

???「誰か~~。助けてくださ~い!このさい、咲夜さんでも良いですからー!

巫女を通したバツは受けますから助けて~!!!」

 

俺が、心の中で合掌しつつ門(とは名ばかりのさら地)を後にしようとすると

突然!そこらに散乱している大き目の瓦礫の下から女の声がした。

 

 

「はぁ~・・・・

『契約解放』!炎狐王 氷柱(えんこおうつらら)

瓦礫を『焼却』。」

 

 

なので、先を急ぎたい衝動を抑えてひとまず助けることにした。

氷柱の炎の力を使って瓦礫のみを綺麗さっぱり焼却する・・・・・・

 

 

???「だれか~~!!!!・・・・て、あれ?

私いつのまに、自力で脱出してたんでしょう・・まぁいいかお昼寝お昼寝~。」

 

すると、瓦礫の下からは中国の軍服のようなものを着た女性が出てきた・・・・・

俺より身長は多少上で胸は文以上・・・・は!俺は何を考えてるんだ。。

 

 

「いやいやいや、門番さんよー。

あんたの上司やら雇い主やらが中で戦闘してんのに寝るのは酷いってもんだぞ?

それに侵入者はもう一人いるしな?(びゅっ!!!!)うぉっと!」

 

話しかけた瞬間に、綺麗に俺の顔の前に蹴りを突きだす中国女。

まぁ本来なら今の蹴りで首を折るか飛ばす気だったのだろうが・・・・

 

 

「ありゃ?瓦礫の下で強そうな気配を感じたから注意はしてたんですが・・・

今のを避けれるなんて・・貴方何者ですか?」

 

 

「こっちが聞きたい・・いきなり人の首を折る気できやがって・・・・

お前こそ何者だ??」

 

俺がそう、問いかけると・・・

 

 

「あはは・・。私はただここの門番をしてる普通の人間ですよ~?

まぁ『気を使う程度の能力』を持っているのは普通とは違うかもしれませんけどね。

申し遅れました!

 

『紅 美鈴』ほんめいりん

 

と言います。これからよろしくお願いしますね?」

 

と、普通に自己紹介してきたのでこちらも名前、能力名と簡単に自己紹介して

通して貰った(霊夢や魔理沙にボコボコにされた所為もあってちょっと戦うのは無理

らしい)

 

 

 

 

 

・・・・<少年移動中>・・・・

 

 

美鈴と出会った門を後にして、屋敷に入る直前。

俺の眼に見えてほしくないものが見えてしまった・・・『黒い翼』に『黒い髪』、

『一眼レフのカメラ』に『ネタ帳』を持った可愛い少女。

 

 

「おい文・・・・・・

何やってんだよこんなとこで?」

 

 

「あややや!?ばれちゃいましたか~~~~~

何って取材ですよ取材!突如現れたこの紅い館の謎を暴こう~!と

思ったんですが・・・・」

 

 

文の話によると、なんどもこの館に近づこうとするも失敗

なぜか何度も同じ所に戻るという現象が発生したのが、原因でついさっきその現象が

消えたとか・・・

 

 

「へぇ、となると考えられる理由は今まさにその現象を引き起こしていた奴は

それどころじゃない事態に陥ったってとこだな。」

 

 

ならこっちとしては、好都合。

そんな現象を起こせるのはこの館の中じゃ一人しかいない・・・

【完全で瀟洒な従者】 『十六夜 咲夜』いざよいさくや。

 

 

「とりあえず、文は戻れ!

取材ならこの件が終わった後で俺からここの住人に頼んでやるから・・なっ?」

 

 

 

「嫌ですよ~だ!

そんなに、帰ってほしかったら私に追い付いてみるんですね!!!」

 

 

 

 

 

黒い翼を羽ばたかせ、文が館の中に入った瞬間!

その体が無数の何かに刺され吹き飛ばされた・・・・・・・

 




はいっ!どうだったでしょうか?

今回で登場した原作キャラは。
チルノ、大妖精、美鈴ですね~~~~~~~~~。

次回は、あの人が登場します!
最初は霊夢視点かな?

それでは、
「次回もゆっくりしていってねっ!!」

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