東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!日常?系コラボの7回目ですね。

今回はこちらからマツタケ様へパスを回すのですが・・・・
長くなってしまったのと、大分書きづらい感じですね・・・・・・・

今回勝手に戦闘描写入れてしまいましたし。。
いたらぬ作者ですいません!どうか無事に受けていただけるように神に願います。
それでは、

「ゆっくりしていってねっ!!」


第65話-博麗靈夢の覚悟!力試しの珍客?

「さて。それでは取り掛かりましょう双覇さん?」

 

古河音の止血もなんとか、手遅れになる前に済み時刻は正午。

俺の次なるデート相手は『博麗靈夢』

 

俺が神を務める俺の依り処でもある『博麗神社』の

巫女さんであり、妖怪も含め幻想郷内でトップクラスの実力者・・・

 

 

「とりかかんのは構わないけど・・・・

ほんとに良いのか?デート内容が『昼食作り』で。

こっちに来てた時は大抵同じ事やってたろ・・・・・・・」

 

現在地は、博麗神社の居住スペース。

その『台所』。

 

 

「はいかまいません!もう伝えていたと思いますけど、

今回ちょっとお伝えしておきたいことがあるので此処のほうが気が楽なんです。」

 

 

そういえば、そんなことを言っていた気がする。

先日この騒動が起こったときに。。

 

 

「そか、じゃあさっさとつくるかな~

靈夢俺は何をしたら良い?」

 

 

そう言って、靈夢の指示で調理に取り掛かる。

さていっちょやりますかっ!

 

 

・・・・<双覇サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

・・・・<傍観者サイド>・・・・

 

 

「ぐぬぬ・・・・・靈夢さんめ。。。。。

昼食の時間という口実で双覇の胃袋をつかむつもりですか・・・・・」

 

 

神社近くの木の影に隠れ、限界まで気配を消して

神社の中を監視している女の子。

 

今作品のヒロインにして、最速の鴉天狗

射命丸文その人だ・・・・

 

 

「へぇ~~。君はあの子のこと好きなんだ?」

 

そんな、幻想郷の妖怪でも屈指の実力者にまるで物怖じせず。

問いかける『人間』が一人・・・

 

 

「はい、大好きですよ。

だから今のこの状況は誠に遺憾です。それがどうしたんですか・・・・あれ?」

 

 

射命丸が振り向くと、そこには先ほどまで会話していたはずの

人の気配も姿かたちも無くなっていた。

 

綺麗さっぱり。最初からそこには何も居なかったかのように・・・

 

 

「今、私の後ろに誰か居ましたよね?

いやそんなことより、何で攻撃しなかったんだろう・・・・

私が背後を取られただけじゃなくいつの間にか気を許していた・・・?」

 

 

困惑する少女をしり目に少年は神社に進む。

古河音はもちろん、現在残っている幻想郷最強クラスの強者たちにも

『結神』ですら彼の存在にも接近にも気付けていない。

 

 

 

・・・・<傍観者サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

 

「あぁ~。うまい!

やっぱ靈夢の料理の味付けはすげえな~~~~。

味付けが全部クドくも薄くも無いぜ・・。コレが勘じゃなかったら

教わりたかった・・・。」

 

 

本日のメニュー

鮭の塩焼き、漬物、白米、茸と山菜の味噌汁。

 

 

「双覇さんが手伝って下さったおかげです。

それに、料理の腕ならば双覇さんも十分においしいではないですか。」

 

 

あれ?靈夢さんに料理を作ったことなんてあったっけ?

 

 

「ふふっ!実際に食べなくても味の想像くらい付きますよ。

私が頼んだ食材の下処理全部私以上に丁寧に出来てましたからね・・・・

あれほど食材に感謝出来るのなら、美味しくないわけないです。」

 

思った事が顔にでてしまったらしく、靈夢さんは俺に笑顔で答える。

 

 

 

「お~~たしかにこれは、うまいな・・

靈夢は良い嫁さんになるな。あれ、巫女って嫁入り出来ないんだっけ?」

 

 

「まぁ、大体はそうだな。

確か祭り事の時、神楽奉納の指導を次の代にやる場合は、

結婚しても巫女を続けるって事はあるらしいけどな。」

 

 

 

「へぇそうなのか。。。」

 

 

 

「あぁ。ところで・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前は誰だ?」

 

 

ふと、自分が靈夢ではない『少年の声』と会話してることに

異和感を抱き声のした方向を向くとそこには、俺の分の鮭をほじり盗み食いしている白髪の少年が一人。

 

 

「(むぐもぐ・・・・ごくんっ!)やぁ、久しぶり。

いや、また記憶にないだろうからはじめましてかな?めんどくさいね~~。

あんまり登場できない最強ってのは・・・」

 

 

「質問に答えろよ。

最強くん・・・・ふざけるなら叩きのめすぞ?」

 

 

真面目に質問に答える気が無いらしい目の前の少年に若干イラつきを覚え、

脅しにも似た事を口に出す。

 

「ふ。やってみるかい?

たぶん俺の方が強いよ・・。それに食事中はふざけないのは君の流儀だろ?

食材に命に感謝するって」

 

 

「・・・・俺に用があるなら場所を変えるから早くしろ。

それと、俺の仲間や恋人に危害を加えるようなら容赦なくやらせてもらう。」

 

それだけ言って、食事に戻った。

別に目の前の少年が肯定したため信じたわけではない・・・

ただ、少年の言葉に恐怖を感じたのだ。

 

もしかしたら、俺でも勝てないかもしれないと。

 

 

 

 

・・・・・<少年少女+α食事中>・・・・・

 

 

 

「ふぅ~~。美味しかった!!

さて、俺の目的だったっけか・・・・・・・大きく分けると二つ。

まず一つ目、『結神』白雲双覇。お前に渡すものがある・・・・・・・・」

 

 

そう言って少年が取り出したのは、一つの木箱。

 

 

「なんだコレ?(かぽっ)短刀か???

いや、それにしては重さが足りないし素材も・・・なんだコレ???

重いのか軽いのか全くわかんねえ・・。」

 

 

それどころか、視認できているのは一本のはずなのに

何十、何百の刀を持ってるようにも感じる。

 

 

「ソレの名前は『結刀 輪廻』-むすびがたなりんね

お前の結いの力でのみ扱える武器でその形状、性質、個数、素材、全て自在に

変化するお前の『神器』だ。」

 

 

少年はさも当然のように、とんでもない事実を口にする。

 

「おいおい・・・・

どういうわけだ、そんな化け物武器を作るには数百年じゃ足りないはずだ。

お前ほんとに何者だよ。」

 

 

タケミカヅチも冗談みたいな、刀を二本つくっていたが

それは能力もあったというのが大きいはず。ならば、この少年もソレ系の能力か?

 

「いんや?俺の名前は天白雲。

ただの普通の人間だよ?この世界の創造主ということ以外は。ね・・・

まぁ、気軽にシロとでも呼んでくれ結神どの。」

 

 

「創造主だと・・・・

お前、マジで何者だ・・・まぁそれは後で良い。

んで?二つ目の用事ってのは?」

 

 

「そこの、巫女さんのお願いを叶えてあげようと思ってね・・・

ただし双覇、君が俺に勝てればの話だ。もちろんその神器は使っても構わない。」

 

靈夢さんのお願いだと?

 

 

「靈夢さん、今この神社以外のこの世界の時は止まってるから

安心して話してくれていいよ?」

 

その言葉を聞いて靈夢さんは、大きく息を吐くと

まっすぐにこちらを見据えて言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「主。私は・・・神になろうと考えています。」

 

 

・・・・数秒ほど、周りの空気が凍りつく。

次第に思考が追い付いて脳が回り始めてきた・・・

 

 

「なっ!靈夢さん・・・・

何を言ってるのか分かってるのか?神になるなんて。

そもそもどうやって!?」

 

 

 

「だから、俺が来たんだよ結神くん。

俺の能力は『妄想を具現する程度の能力』俺は妄想の中で描いた能力も力も武器も、

世界でさえも創造出来るんだよ。

 

その力によって靈夢さんに特別な術式を施し、

『博麗』という幻想の世界を守る者たちを守護する神になってもらう・・」

 

俺の疑問に対し、少年が説明してくる。

今初めて、少年の能力が明かされたが別段驚く事じゃない・・

 

 

「靈夢が望んでる事なら、俺は口出しするつもりはないが、

それによるデメリットは?」

 

 

「そうだねぇ~~。まず、人間の体をベースとするため

信仰を得ずまた必要ともしない特別な神になると言うことそして・・・・・

 

 

 

一度、完全に彼女の存在がこの世界から抹消される。。。」

 

その一言で、完全にキレた。

 

 

「『契約解放』氷狐王 氷柱(ひょうこおうつらら)

『日本刀 輪廻』うおらっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

解放した瞬間に、俺の体から冷気が漏れ出す。

すぐさま輪廻の持ち手でシロを殴り上に吹き飛ばす。

 

 

・・・・・<双覇サイドアウト>・・・・・

 

 

 

 

 

 

・・・・・<天白雲サイド>・・・・・

 

 

「痛いな・・・・それに、その刀。

氷柱の力を受け継いでるね俺の服がカッチンカッチンなんだけど。

どうしてくれんだよ全く。」

 

関係ないと言葉ではなく、斬りかかるという行動で示してくる

主人公くん・・・・

 

 

「血気盛んだこと・・・

元人間のくせして、戦闘狂みたいなやっちゃな・・・・

まぁそうじゃなきゃ面白くないけどね!」

 

 

瞬間、俺と双覇の周りを覆うように薄い膜が張られる。

もちろん。俺の作った結界だ・・

 

 

「さてさて、楽しませてもらおうか

『神剣』天之尾羽張能力付与・・ありとあらゆる衝撃を蓄積し跳ね返す程度の能力」

 

輪廻の迫る、一瞬のうちに能力で剣を作り真正面から受ける。

 

 

「がっ!やっぱ痛いな・・・・

だけどまぁ、この程度の痛みで音をあげてちゃ最強(w)だよな。

ふっ!やってやらぁぁぁぁぁ!!!!」

 

痛みで、剣を取り落としそうになるがなんとか耐える。

 

 

「『白雲流』蒼天に刺す死化粧!!!」

 

 

「おっ!新技か?

良いねぇ!どんどん強くなって俺としては嬉しい限りだ。

性質追加。『武器』→『超硬質化』うらぁぁ!」

 

ギィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

俺の剣と双覇の氷を纏わせた刃がぶつかり、磨りガラスをこすり合わせたような音が響く。

 

 

「ハァ・・・!ハァ・・・!

今のも耐えきるなんて・・・・一体どんな体してやがるんだよ・・・」

 

未だ、一撃もまともに当てられていない双覇が憎々しげに

呻く・・・・

 

 

「もうへばったのか?

なら、もう終わらせてやるよ!!!形態変化。『俺』→『創造神』

コレが俺の全力の姿だ。」

 

 

全力を出した俺の神力は『夢現』(むげん)。

誤字じゃなく夢現で、この世界に居る間俺は神力も霊力も妖力も魔力も、

全てが上限無し。

 

 

「誰が、へばったってぇ~~~!?

ちゃんと相手の様子を良く見たら良いんじゃねえか最強さん!」

 

 

「何っ・・・・ツっっ」

 

瞬間、俺の頬をかすめたのはクナイ。

しかも、この感じ・・・あいつまさか・・・・・・

 

「羽が生えてるってことは、半人半妖形態とも

妖怪形態とも違うな・・てことはそうか。お前ももう身につけてたのか『夢現』

俺のと発動条件は違うみたいだけどまぁ、その姿見たら大体分かる。」

 

 

リミッター解除のトリガーまで・・・・・

やっぱりこいつをこの世界に生み出して正解だったな。

 

 

「俺に一発だけでも、掠らせたのはお前が初めてだよ双覇。

そんなお前に敬意を表していや、こんなテンプレ必要ねえか?www

じゃ、儀式が終わるまで少し寝てな!!!

 

そのころにはもう、幻想郷最強の巫女は存在しないことになってるけどな!」

 

そう言って、剣を大上段に構える。

 

 

「『解放』神火を屠ふる豪衝斬。

ふぅ~。。。やっと終わったか・・・さて、さっさと儀式を済ませるか。」

 

 

・・・・・<天白雲サイドアウト>・・・・・

 

 

 

その日、とある神社のとある巫女が幻想郷の歴史から消えた。

しかしそのことを知っている人物は存在しない知っているのは消した張本人だけだが

彼もまたその日以降姿を消し。

 

 

幻想郷の静止した時間は、またいつものように日常に還る。

何事も無かったかのように・・・博麗の巫女はまた受け継がれ先代の存在は歴史に、

記憶に残らずに。。。

 

 

 

しかし、だれも知らない誰もが驚愕するであろう事件が会ったことをここに記す。

願わくばこの記録が『幻想』とならぬように。。

 




はいっ!どうでしたでしょうか?

作者の本編初登場回となっております。
ハロウィン時に言っていた戦闘シーンを描いた結果、こんな事に・・・

しかし本当に今回、コラボとして絡ませづらいですね。。。
こうなったらマツタケ様にラストの『俺の嫁回』を書いてもらおうかな・・・・・
マツタケ様の書く文を見てみたいし、

実際、細かく展開を決めてるわけでは無いですから。。


最後に、読者様にとって「あ・・・あぁ。」もしくはちょっと驚くかな?
って展開を考えてる程度ですのでね・・・

それでは、後処理を押し付ける感じになってしまいすいません!
パス!!!!(ドムッッッ!!)


「次回もゆっくりしていってねっ!!」

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