東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!戦闘?ナニソレ美味しいの??な
日常系コラボの4回目です。

終わりの見えないコラボ回ですよどうしましょう・・・
まぁそんなことは後で考えるとしてパスを受けて・・・・(バスッ!!)

それでは、今回も
「ゆっくりしていってねっ!!」




第62話-結神様のお仕事② (デート回氷柱&?)

「全く!!!わかっておるのかの!?

ご主人様は肝心な時に限って私のことを式として、扱わず武器としてのみ

扱って。。。私も女なのじゃぞ!」

 

 

そう言って、頬を膨らませながら俺の隣を歩くのは

俺の妖力の元々の供給源にして今は雹桜狼牙という刀の九十九神でもある妖獣。

『氷柱』だ。

 

「あぁ。そうだな・・・悪かった

でも一つだけ訂正させてもらうとするなら、俺はお前のことを式・・ましてや

武器として扱ったことなんて一度も無いぞ?守りたい繋がりの一部なんだからさ。」

 

 

 

そう言いつつ、彼女のほうを見る。

白髪・・・ところどころ青めの毛が混ざったような髪の毛少し小柄ではあるが

幼女とまでは行かないくらいの身長。そして何よりも目を引くのが髪の毛に合わせたように青白い狐の耳。

 

静かな雰囲気ながらも普段なかなかこうして外に出していなかった所為も有り、

 

何にでも興味を示す活発性は、先の 

焔と真逆のようでところどころ似ている彼女に気付けば笑みをこぼしていた。

 

 

「な・・・何を言ってるのじゃ!!

大体!ご主人様は軽率すぎる!そのような歯の浮いた台詞を何人の女性に言って来た

のじゃ!それでは文さまが悲しみ不安に思うのも当然じゃぞ!」

 

 

あれ?なんかさらに怒ってるような・・・

というか、何でここで文の話に??????????

 

「いやなんで文の話n

 

「そ・れ・に!あの時もあの時も、あの時も~~~~!!!私に元のこの体を

与えて下さっていれば、助けに成れたことはたくさんあったはずじゃ!!よもや、

私の能力すら忘れたわけではあるまい!!!!」・・・・」

 

 

忘れられるわけがない・・

思い返せば俺と祥磨の二人で、洞窟に住んでいたころ火元不明の火災で洞窟が壊れた

事がある、あれも氷柱が原因なんだ。

 

 

『視認(体感)したものを凍てつかせ、焼き払う程度の能力』

 

それが、氷柱の能力。

物体だろうが能力だろうが、概念だろうが体感もしくは視認さえしてしまえば

凍てつかせ(固定、硬直)焼き払える(焼却、炎上)・・・

 

 

「『視認したものを凍てつかせ、焼き払う程度の能力』だろ?

忘れられるわけないだろ。ちゃんと頼りにしてるよ・・・ほとんど一心同体見たいな物なんだからな。」

 

 

「うむっ!ならこれからはきっちり私を刀として以外にも頼って

貰うことにするのじゃ。さてと・・・着いたぞご主人様!!!!!!!」

 

こんな感じで雑談を交えつつ、歩くこと10分ほど・・

どうやら目的地に着いたらしい。ここは・・・

 

「へぇ。山か良い感じに木々も色づいてるしたしかに、

楽しめるかもな・・・て。」

 

眼前に広がるのは妖怪の山ほどではないが巨大な山。

到着した場所はその麓。今回のデートコースは『ハイキング』ということらしい・・

 

 

 

「そうか、確かに紅葉も綺麗じゃの。

けど今日はこっちじゃ!」

 

 

そう言う氷柱の中の何かがはじけ飛んだ感覚があり・・・・

直後。とてつもない冷気を放ち始める。。。

 

「おいおい。。。まさか・・・・

待て待て待て、そんなことしたら立派な異変もn・・・」

 

 

シャンシャンと・・

そんな表現はもう生ぬるく・・・豪雨のように降り注ぐ雪。

え?雪は原理上そんな風には振らない?知らねえよじゃあ今俺の目の前で起こってる

現象をどうにかしてくれ。

 

 

「さて、ご主人様!

私と『雪山デート』をするのじゃ!」

 

雪山デート・・読んで字のごとくカップルが雪山にでかけ

「寒いねぇ~❤」、「ほら、腕貸して?」とこんな感じでいちゃつくデートの一つだ

え?偏見がすごい??

 

まぁそれは置いといて・・・今の季節は秋。紅葉はすれど雪が

振るには早すぎるそんな時に雪山デートとはこれいかに・・・・・・

 

 

「いや・・・するのじゃ!って言われてもここで何をするんだよ?

それにこの状態を誰かに見られでもしたら・・・」

 

即異変もの・・・・

靈夢さんはこちらを監視しているとはいえ、下手をすれば慧音や紫が

出張ってくる可能性も・・

 

 

「大丈夫!結界術は得意じゃからの!

今だけは我慢しないと決めたのじゃっ!!!!!」

 

 

つまりは、視覚に関して誤認させるような結界を張った。

そういうことだろう。氷柱の種族は妖狐元々、妖獣の中では妖術が得意な種族であり

ましてや実際にどうかはわからないが氷柱は妖狐の祖かもしれないほど大昔の

 

妖獣だ・・・実力は言うまでもない

 

 

「みたいだな、牙も尻尾も女らしくないから

嫌いって言ってたはずなのに妖力全開にした所為で出ちまってるし。」

 

ちなみに尾は九本あり、それぞれに青白い炎が

灯っている。毛並みはもちろん青白くさわり心地は最高!!!

 

「はぁ・・・しゃーないか。(ぶるっ!)

寒い寒い・・・・もっふもふーーーーーーーーー!!」

 

こんな感じで、氷柱とのデート『雪山ハイキング』も終えた。

ただでさえ結構急な道のりが雪の所為でさらに酷かったけど

終始氷柱は笑顔だったし俺がもふもふした時は顔赤くしてたし・・・

 

総合すると、すっげえ可愛かったからまぁ良しとすることにした。

 

 

 

 

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ところ変わってここは、とある道。

俺は次のデート相手とある場所にむかっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次は、陽葉か。。」

 

 

「あぁ。よろしく頼む結神どの!」

 

 

隣りを歩く俺に、笑顔を向ける仕草は可愛らしいが・・・

彼女の名は『八咫 陽葉』(やたふたば)。

 

八咫と聞くと『八咫鴉』(やたがらす)を思い出すかもしれないが、

彼女は八咫鴉ではなく『天魔』天狗たちの長つまりは、妖怪の山のトップだ。

 

 

 

 

「今更かしこまんなよ・・・・

お前から言って来たんだぜ?山のみんなが見ていない二人の時は敬語禁止!

って・・その口調だとやりづらいしな。」

 

 

「ふふ。。そうだな。

私もこっちの方が気が楽だ、ところで双覇いま向かってる場所が『そう』

なのか?」

 

 

『そう』というのは、今回のデートに関してだ・・

てっきり焔の時とおんなじ感じで教えたほうがいいのかな?とか思ったが

陽葉はちゃんとやりたいこと、行きたい場所を考えていたらしい。

 

 

 

「あぁ。俺の知ってる限りじゃ

あそこ以上にお前が見たがってるものを存分に見せてくれるところは無い・・と

着いたぞ。ここだ。」

 

俺と陽葉の前に広がっているものそれは・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

『花』。とんでもない量の向日葵、それに負けないくらいに咲き乱れる

 

コスモスに、桔梗(キキョウ)に、シクラメンに、ダリアに、チョコレートコスモス

に、ニチニチソウに、マリーゴールドに、バラに・・・・

 

俺の知ってるだけでも9種類。

しかしまだまだ沢山の種類の花が『百花繚乱』という四字熟語にふさわしいほどに

咲いていた。

 

 

 

「ふわぁ~~!!!!すごいです!!

噂には聞いていましたがここまでとは・・立場上なかなか山の外にも出れず。

部下の感想を聞いて、なおこの圧巻の光景!!!」

 

 

そのまま、花畑の中に駆けていく陽葉・・・

 

 

 

「あれ?置いてかれた??・・・・

仮とはいえ、デート中に置いてかれるのって結構キツイんだなぁ。。「あら。なら私

が一緒に回ってあげようかしら?」!?」

 

陽葉が走り去り誰も居ないはずの、隣りから

ずいぶんと懐かしい威圧的な声がした・・・・・

 

「なんだ、幽香か・・・

今日は陽葉のためにここ(太陽の畑)解放してくれてありがとな?

おかげで何とか満足してくれたよ・・」

 

 

遠くで花を見たり、匂いを嗅いだりして楽しんでる

陽葉を見つめ話す。

 

 

「まぁね・・・花の良さもわからない人だったら殺してたけど・・・・

『美しい花が見られる場所』でここをせっかく選んでくれたのだから、一応ね。

見た限りではきちんと花を観賞する時のマナーも守ってるみたいだし。。」

 

 

「そか、にしてもほんっとに綺麗だな此処は・・・

それに秋でも向日葵って咲いてるもんなのな。」

 

 

「そんなわけがないでしょう?寺子屋の子供でも知ってるわよ

向日葵は夏の花で秋の花じゃないって・・・・能力でなんとか咲かせてるのよ・・・

今くらいの気温ならまだ花が痛むほどじゃないからね。

 

ここにきてくれたのだもの。見せたいじゃない余すこと無く・・ね。」

 

 

そう言う彼女の顔には、わずかな笑みがあり

夕日の光と相まってとてもきれいなものだった・・・・・

 




はいっ!どうでしたでしょうか?

前回デートしてたはずの焔の姐さんはどうしたんだって???
えぇと・・・マツタケ様の『東方忘却記』コラボ6の第4話をご覧ください・・・

主には、あれ以上に可愛い姐さんは書ける気がしませぬ。。。
ので誠に勝手ながらこちらでは書かないという結論になりました。
そして、今回・・・古河音の台詞が無い!!!!!!!!!!!!!!!!

なんてこったい・・どこかでかかわりを持たせようと
タイミングをはかってたら測りながら3000文字突破だよ・・・・
主の投稿基準は一応3000文字突破ですのでww

それでは、今回の部分がさらに面白くなるのを願って・・・パスっ!(ドムッ!!)
マツタケ様お願いします。

「次回もゆっくりしていってねっ!!」

ps、3000文字って実際どうなんでしょう?足りないとか長いとか有ったら
意見ください!よろしくお願いします。

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