東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!やってきましたコラボ編。

マツタケ様からのパスを受けてっと(バスっ。)
さてどういう風にやっていきましょうか・・・・・・・

サブタイ見て、わかるとうり今回からは
デート回は1,2,3・・・・となっていきますのでご了承ください。
双覇はどんな風に切り抜けていくんでしょうね?

てか、リア充なんて爆発エンドでかまわないよねッ☆
良いって人は感想よろしくっ!(落ち着け落ち着け・・・・・)

さて、そんなこんなでグダグダに・・
今回も・・・

「ゆっくりしていってねっ!!」



第61話-結神様のお仕事①(デート開始)

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

「あららら~。結神様?

これってなんてエロゲですか???」

 

 

開口一番、とんでもないことを言ってきやがった・・・

 

「別にエロゲ主人公になったわけでも、なりたいわけでもねえよ!!

つかどうすんだよ古河音!なんか人数増えたんですけど!追加人数カウントしたら

絶対に今日中に全員は無理だよね!?」

 

俺の体が一つしか無い以上、物理的に今日の残った時間で

文、さつき、靈夢さん、氷柱、椛、陽葉、焔、7人とデートするなんて不可能だ。

 

 

「私にそんなこと言わないでくださいよっ!

私のお願いは『この場にいる全員』ですから増えた人数もカウントということになりますけど・・・」

 

この娘は、上白沢 古河音(かみしらさわこがね)

東方プロジェクトの世界には本来存在し得ない人里の守護者

知識と歴史の半獣こと『上白沢慧音』の義理の妹だ・・・・・・

 

俺は今、神としてこの娘の願いを聞き届けようとしてるんだけど・ ・ ・

その願いが『現実世界でBLを創ること(強制的に)』まぁさすがに断ったら。次の

願いが『なら一歩手前の友人関係にすること』それもさっきキャンセルされ

 

最終的なお願いは・・

 

 

 

『この場に居る女性一人一人とデートすること。』

 

 

 

 

 

「こんなに、大勢居たんじゃ一日じゃ確実に無理だ!!」

 

 

最初の予定では、俺と文とさつきと靈夢さんがここには居た・・・。

依頼人である古河音をデート対象とみなさなければこの3人で適当に一人ずつ俺と

行動するだけで良かったはずが・・なぜか、今は7人。

 

どうしてこうなった(orz)

 

 

「どうしてもなにも、結神様が節操無くそこらじゅうの女性にフラグを建築する

所為じゃないんですか~?けっ!ここまで私欲にまみれた神様だったとは・・・・」

 

 

「ちょっと待とうかっ!?誰が私欲にまみれた神だっ!!!

確かに俺の能力でそういうことができないとは言わない、恐らく狙った女性をこちらに振り向かせるくらいのことは余裕だ。でも俺はんな事してないっ!

 

ここに居るメンバーの中でだって告白されたのは、文と椛だけだし・・・

そんなに異性に好意的に見えるような顔はしてないし、そもそも二人に告白されたのも未だに・・・・・・・・とにかく!

 

きっと、ここに居るメンバーもおもしろ半分で来ただけで。。」

 

背後からの空気(女性軍団)が一瞬のうちに冷えてきたので、

勢い良く否定。いや、俺も人間の男だし・・・この能力を手に入れた頃は確かに

そんなつかい方も考えてたけど・・でも違うっ!!

 

 

 

 

「そうですか、まぁとりあえず。

能力を使用していないという話は一応信じます。

それとご心配無く!私は鈍感属性肯定派ですので!!!!」

 

 

「答えになってねぇ!!」

 

 

「あ。時間制限の件でしたらご心配なく!

私も鬼じゃありません。このお祭り騒ぎをたっぷり楽しみたいですからね・・。

元の世界に変えるのは明日の夜まで待ちます二日あげるので頑張れっ☆ b」

 

 

俺の怒りもなんのその、華麗にスルーして

サムズアップ。

 

 

「鬼じゃねえかっ!!!」

 

 

 

「なに言ってんだい?鬼は私だよ?

その娘は魔力もあるようだけど、人間だろう。」

 

 

「お前に言ったんじゃねぇ!!」

 

 

 

 

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「いや~~~!!!

酔い覚ましに、あの巫女かあんたと一発殴り合いでもしようかと

神社に通りかかったらこんなことになるとはねぇ~!!」

 

 

 

「あ それお前が言っちゃうのか。

つか俺はもうお前と殴り合いなんてしたくないって言ったろ?鬼子母神。」

 

 

あっはっは!と大口を開けて笑っているのは最初のデ・・・デート相手。

『鬼子母神』要するに鬼という種族を生み出した神のような存在・・・・・名前は

 

『姫神 焔』大口を開けてはいるが彼女らしいといえば、彼女らしいしこんなことを考えては「失礼かもしれないがその様は彼女に似合っているようにも見える。

 

いちいち小さな事を気にしない彼女らしい可愛さだと思う。」・・・

 

 

 

 

 

 

 

「そうかい?うれしいこと言ってくれるねぇ。

まぁ祭りごとはなんも考えずノリで参加するに限るってもんさ。それより、

私は双覇って呼んでるのにあんたが種族で呼ぶのは他人行儀過ぎやしないかい?

 

天魔のやつも二人の時は、名前で呼んでるって聞いたよ?

私はもう鬼の頭は退いたんだからさ。」

 

 

 

「あれ?声でちまってたか・・。

まぁいいか恥ずかしいけど事実しか言って無いしな・・それと呼び方な~。

解かったよ焔。これでいいか?」

 

 

「あぁ!それで問題無いよ!!(ニカッ☆)」

 

 

隣りの焔が大輪の向日葵のように、笑顔を浮かべた・・・

今までの彼女なら見せなかったような本当の・・女の子らしい笑顔にドキッとしてしまう・・・・

 

「・・・・・焔、少し・・変わったか?」

 

 

照れ臭くなってあからさまにごまかす。

 

 

「良くも悪くも、、、ね。アンタのおかげで天魔との仲も改善したし良い笑顔を浮かべるようになった。て言われるし、

アンタの所為で前より、戦闘ばっか考えるって事ができなくなっちまったし・・・

長を退いたのもそれが原因さ。」

 

 

言葉とは裏腹にあまり困って無さそうにむしろ、笑顔で言う焔。。。

 

 

「そっか。そいつは良かった。いや、悪かった?」

 

 

「ぷはは!!どっちでもいいさ!」

 

 

二人が笑顔を浮かべて、歩みを進める中それを見守る・・・いや

むしろ見張っているかのような7つの視線。

 

無論、今デート中の焔を抜き

古河音を含めた7人でさすがに固まることはせず各々ばらけて行動している。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

「ねぇ・・・・」

 

 

「え。ちょっと!今良い所なんですけど・・・。なんですか?」

 

 

夜神さつきと上白沢古河音・・・

さつきが飛んでの移動は不慣れということもあり、二人一組での行動を

余儀なくされた二人は同じ建物の影から二人の様子を覗いていた。

 

覗きを邪魔され、若干不満気に応じる古河音・・

繰り返すが邪魔されたのは、『他人のデート風景を覗く事』だ。

 

 

「あの。。。なんで・・・・今回みたいなお願いしたわけ?

自分のお願いキャンセルしてまで・・その・・・双覇とのデ。デートなんて///」

 

 

言いきる前に、顔が真っ赤だ・・・

古河音はこう言う状況を表す言葉を知っている。そう『ベタ惚れ』というやつだ

普通客観的にこんなのに遭遇したら

 

「あぁはいはい、ご馳走様」か「相手の男リア充おつ」か「砂糖吐きそう・・」

 

て感じだ・・だが。

 

 

「さつきさんってラブコメとか、読むほうですか?

少女コミックも少年コミックもで。」

 

 

「え?ま、まぁ読む方だと思うけど・・・・普通のねっ!?

ごく普通の一般向けの週刊少年ジャ○プ!とかに載ってるようなやつね!!??」

 

 

質問の意味が一瞬理解できなかったらしく・・・

ちょっと間を置いて答えるさつき。答えた直後、古河音の性癖(腐女子)を

思いだし慌てて念を押す。

 

万が一にもソッチ方面の話題で、同族だと思われてしまっては

さつきには対処のしようが無いからだ。

 

 

「あはは。ええそれでかまいませんよ。

あーいうのって、結局主人公とくっつくの予想がついちゃってそれまでの

周りの女の子たちが可哀そうじゃないですかそういう人たちのルート・・・・・

 

応援したくありません?」

 

 

「っ!!分かるっ!最近のラブコメ漫画やラノベは幼馴染なんてキャラ設定を

ばんばん使うくせに、まるで報われないんだもん!!(ぎゅぅううう!!!!!)」

 

 

「うぉっ!?力の入ったリアクションありがとうございます。

でも、ちょっと痛いので力を抜いてもらえると・・」

 

 

「あ。ごめん(ぱっ)」

 

古河音の言葉で我に返り、握った手を離すさつき。

なにかやると言ったらやる気迫に満ちていた・・・・・・・

 

その反応を確認し古河音は確信した・・・

(この人やっぱり。)

 

 

「まぁ、理由としてはそんなとこです。

たしかに文さんは魅力的な女性だと思いますし双覇さんの『王道ルート』には彼女が

必要不可欠なルートだと思いますけど・・・

 

         

私としてはやっぱり小さいころからコツコツ好意を積んでいった(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

何処かの幼馴染さんに勝ち取って欲しい(・・・・・・・・)んです。(にこっ)」

 

 

「わ。。。私は別にあんなやつ・・・・///

あいつと付き合ったりけ・・結婚するくらいならまだ祥磨のほうが。。。」

 

律義に赤面しなおし、伝家の宝刀『ツンデレ』を

繰り出すさつき。そんな彼女を見て微笑み・・・・・・

 

 

「『ほんとはもっと素直になってこんなことになる前に落とす予定だったのに~~!!二次元のキャラクターしか見えてないから他の娘が近付く危険も無かったはずなのにアイツ~!でも・・でもっ!・・・・』って

感じが顔からでも読みとれますよん?まぁ、私としてもあそこまでの人数が来るとは

思って無かったですが・・・・」

 

 

「ほんとにね・・・。て

そんなんじゃないってばぁあああ~~~!///」

 

 

ほんの少しだけ、距離の縮まった二人だった・ ・ ・?

 

 

 

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

 

「ところで双覇?」

 

 

「ん?どうした焔??」

 

 

 

 

「デートというのはどういうことをすればいいのだ?」

 

 

「デスヨネー・・・・」

 

そもそもが酒と喧嘩を道楽とする種族 鬼

の長にして姫君なのだ、そんな恋だのデートだのと知っていると思うべきでは無かったか・・・

 

 

「そもそもデートは外来語だし・・・・

う~ん・・そうだ。恋仲にある男女が連れ添って買い物やお互いのしたいことを

するのがデートだ・・焔っなんかやりたいこと無いか?」

 

 

「やりたいこと・・・喧k「は、無しの方向で頼む。なんか好きな人としたい事って

無いか?」ふむ。。。。」

 

しばらく考えて、やがて思い付いたらしく

顔をあげる。

 

 

「なら、『接吻』がしたい!!

私は良く分からないがあの古河音という少女が言うには恋仲の男女は

昼夜も一目も気にせず接吻するらしいからなっ!」

 

「なっ・・・」

 

 

ちょっと待て・・・アイツ(古河音)

すんげえ偏見の知識教え込みやがって!!!!!!

 

 

「ん~・ ・ ・」

 

段々と焔の唇が近づいてくる。。。

 

 

「まてまてまて!!!

それは一部のやつらだけでだれでもやるわけじゃない!それに、

焔!!女の子のソレは男よりも大事なんだ。。こんな事で使うべきじゃない!

後で本当に好きなやつに・・・」

 

 

「だから双覇に・・・・

私は双覇となら、良いって思えるんだ私より強くて優しくて・・

私を女の子として見てくれる双覇となら。」

 

 

What!?

 

 

い・・・いつの間に焔とフラグが・・・・・

いや、ちがう今はんなこと考えてる場合じゃない!!!

 

 

 

「いや、俺じゃなくても焔の事を可愛いって言う奴はたくさん・・・て

待て待て!!そうだ焔!甘いものでも食べよう!!なっ☆」

 

未だ唇をすぼめて迫ってくる焔をどうにか引き剥がす・・

 

文達の気配はずっと感じてる。つまり、何処かの影で俺らの行動は監視されてるということ。もちろん気にならない程度のものではあるからよほど集中しなきゃ俺以外の

強者たちにすら感づかれないレベルで薄い気配ではあるが・・・。

 

 

問題は、その全ての気配から大なり小なり『殺気』がひしひしと

伝わってくるってことだ・・・

 

 

 

「雹桜-狼牙は今は氷柱に変じてるし、結月-龍爪はデートなんだからって

文に回収された。今あの刀で襲われでもしたら・・(ぶつぶつ ブルっ!!!!)」

 

リアルに寒気がしたし冷や汗が出た・・・

神がこんなことでビビるなと言われるかもしれないが、考えても見てほしい。あの刀

 

元々は戦神 スサノオの愛剣『天叢雲剣』から武の神タケミカヅチによって作られた

ものなのだ・・

 

生半可な妖怪や人間の実力者はもちろん、下手したら神それも所有者すら斬り捨てる

可能性がある。元のソレは物質どころか概念すら斬り捨てる

『万物を断ち切る程度の能力』を持った神剣なのだから・・・・・・

 

 

「なんだい。残念だのう・・・

まぁでも私も甘いものは好きだからな!誰かと一緒に団子を食べてみたかったんだ。

部下の鬼達はなぜか一緒に食べてくれないからな・・」

 

 

その原因は恐らく鬼の食事だろう。。。

酒と喧嘩が生きがいのこいつ等の事だ食事は酒が付きものの宴会に代わり甘味の

時間もそのうちに、喧嘩大会が始まるに違いない。

 

そうなれば、勝てるわけがない相手と一緒の場所に居られるわけも無い。

 

 

「あ・・あはは。

そっかそっか・・・・・」

 

 

乾いた・・・憐れみとも取れる笑顔が自然と口からこぼれ。

俺達は焔と隣り同士で焔のペースに合わせて、ゆっくりとした足取りで団子屋に

向かった。

 

 

 

 

 

 

追記、ため息を吐いてもの悲しい雰囲気の焔はとても

可愛かった・・・少なくとも鬼にはとてもじゃないが見れなかった・・

 

 

 

 

 




はいっ!コラボ編第3話となりますっ!!

まずいです・・・非常にまずいことに未だデート解消数0/7!
こりゃ時間というか話数がかかりそうです・・・・・・・・・・・・・・・

というわけで、なんとか無事に受けてくれる事を祈ります
マツタケ様パスッ!(ドムッッ!)

というわけで、感想、評価、意見にアドバイスお願いいたします。。。
これからもより良い暇つぶしをっ!

「次回もゆっくりしていってねっ!!」

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