東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!今回でコラボ編も第9話!!!

みなさんっ!飽きてきたと思います・・・・。
サブタイをご覧くださいっ!いよいよ終結ですよ~~~~!!!

双「たしかに、長かったなぁ~~。俺としては楽しかったがな・・・」

作者としても、書いててとても楽しかったけどね~
楽しいってだけでずっと書いてたら読者のみなさんには飽きられちゃうからね。。

双「ま。その通りだな・・・
んで?ようやく今回のコラボ編を終わらせたってことは???」

そうっ!オリジナル投稿作品の設定がようやく
出来てきたんだよっ!その話はあとがきでっ!とりあえず今回も・・・


双・作「「ゆっくりしていってねっ!!!!」」



第58話-博麗神社での宴会、陰陽異変ここに終幕!

「靈夢・・今回であの日取れなかった一本を取って

この異変を終わらせるっ!八門遁甲!第六『景門』・・・・・・開っ!!!!!」

 

 

靈夢が習得したという『夢想天生』・・・

俺の予想が正しければ。。。たぶん、これは霊夢の夢想天生とは

違う方向性だ。

 

 

「っ!?雰囲気が・・・・変わった?」

 

 

第六門・・・『景門』を開門したからな・・・・

これで、俺はさらに上に行ける!!

 

 

 

「変わったのは雰囲気だけだと思うなよっ!!

(ひゅっ!!)」

 

言葉が届いたか、どうかは全く確認せず

風を切って接近する・・そして、思いっきり殴り飛ばす!!!!

 

 

「確かに、速いわね・・・

でもその程度ならまだまだ対応可能です・・・・よっ!!!」

 

 

が、かがんで避けられそのまま足元に足払いが決まり

転倒してしまう・・・・

 

 

「これで・・・・おしまいですっ!!!!!(ゴォッッ!!!)」

 

顔に向かって靈夢の拳が振り下ろされてくる。

まぁ、このまま顔をつぶされるわけにはいかないので転んだ時の勢いを殺さずに

転がって避ける。

 

 

「あっぶねえなっ!!!よっと!」

 

靈夢の拳が振り下ろされた位置に、散らばっていた砂利が真上に吹き飛ぶ・・・

嘘・・だろ?拳の風圧で石を真上に吹き飛ばす??

 

あんなもん、まともに喰らえねえじゃねえか・・・

 

 

「おいおい・・・靈夢。

10年ごしの決着なんだから、もっと楽しもうぜ!!」

 

にっこりと笑って、拳を握りなおす。

 

 

「そんな暇はない・・・・

最大出力で一気に終わらせて私が・・幻想郷を完成させる!!!!

     

     ・・・・・・・・

私が・・・この命に代えても!!!」

 

 

ん?幻想郷の完成??

命に代えてもって・・・・・・・・・。

 

 

「なぁ、靈夢・・・!!!!!」

             

 

 

 

 

 

 

             ・・・・・・・・

しまった・・・・また靈夢に集中してしまった・・・・・

はやく。。視界を分散・ ・ ・!?

 

「ぐぁっがっ!!がほっ!!!(ズッザァァァァアアアアアアアア!!!!!)

やべっ!勢いが死なねぇ!!」

 

 

このままだと、森に突っ込む!!!!

あれ?なんだこの浮遊感・・・・・・・・あ

まずいっ!!(ぐいっ!)

 

「あの体勢からも、避けることができるなんて・・・・

化け物ですね。。」

 

「俺から言わせてもらえば、人間の身で半人半妖モードの俺を素手で

殴り飛ばす上に俺の身体能力を上回る速度で移動してくる靈夢の方が化け物だけどな!!!」

 

足払いからの、叩きつけというコンボを

なんとか無理やり避けると靈夢が挑発してきたので挑発し返してみた・・・

すると。

 

「ぐっ!!なにが・・・・・誰が化け物ですかっ!!!

私は・・・・私は、人間ですっ!次代の博麗の巫女を育てるために・・・・・

いえ、あの娘には本当の・・・完成された幻想郷で生きてもらいたいんですっ!!」

 

 

靈夢が激昂し、拳を振り下ろしてくる・・・

でも、まぁ。

 

 

「それじゃ、俺は本気出せねえぞ!

夢想天生解いてんじゃねえよっ!!!!!」

 

 

夢想天生を解いている、靈夢の拳は容易に避けられる。

しかも何を考えてるのか拳の動きが単調だ・・・・・・・・・もしかして、今なら。

 

『絶対中立-ヘイト・キャンセラー』

 

 

「なぁ・・・靈夢。お前がそんなんじゃお互い全力でやれねえだろ?

なら一回この異変を起こした理由を教えてくれないか?」

 

 

ちらりと横目で、確認するとちょうど良く

全員が集まっていた・・・祥磨に肩を貸してもらっていつの間にか瞬も起きていた。

 

 

「そう・・・・ですね。

良い機会ですから、一度ちゃんと話して置くとしましょうか・・・

私がどういう風に育ちどうしてこの異変を起こしたのかを・ ・ ・ ・ ・」

 

「私は、人里の中でも目立たない方の

ごく普通の小さな、小さな家の生まれでね・・・」

 

 

靈夢さんの過去・・・・

俺も良く知らないんだよな。

 

 

「その家自体には特に何か問題が、会ったわけではないのだけど・・・

私が生まれてしまった時にきっと何かが狂ったの・・

 

私のこの髪はね?生まれつきなのよ・・・・

霊力が高すぎるためにどこかに漏れ出し、変化する必要があったの。」

 

 

そのあたりのことは軽くだけど、紫に聞いてる。

確かそのせいで家の住人に気味悪がられて家の前に捨てられてたところを紫が

拾って育てたとか・・・・

 

「そのせいも、あって私は周りの人にも忌み嫌われ。。。

あまつさえお腹を痛めて産んでくれたはずの母でさえ私を捨てることに・・・

少しも躊躇しなかった。」

 

 

だんだんと、靈夢さんをどす黒いオーラが包み込んでいく・・・・

 

「私は、妖怪じゃないのに・・・・人間なのに・・・

みんなが私を化け物と呼んだ!!!」

 

 

紫の髪は、さらに濃くなり・・

オーラの影響で紫が黒に見えるほどだ・・・・・

 

 

「いくら、私が人間だと言っても無意味だった!!

霊力が感じれない人には私は・・・・ただの化け物でしかなかったっ!」

 

 

もはや、比喩ではなく怒りによる威圧感で潰されそうになる。

 

 

「いっそ身も心も化け物と化して里で暴れられればどんなに、楽だったか!!

でも・・・・それでも、私は人間で居たかったっ!

それでも、人として人間を愛していたかった!!!!!!」

 

 

靈夢が、目に涙を浮かべて肩を震わせる・・・

 

 

「そして私・・・『博麗 靈夢』は人間を愛する巫女でありながら・・

妖怪という『化け物』も愛することに決めたのよ。」

 

 

なるほどな・・・・俺と似たような境遇だけど。

早々に親を見限った俺なんかより、強いな・・・・・

 

 

 

「まだ、10歳にも満たないころに相当酷い経験をしたんだな・・・「同情なら10年前にしてもらいたかったわね。『夢想天生・衝打』」んがっ!!!」

 

ちっ!また動きが捕えられなくなった・・・

 

 

「10年前?あの勝負の時・・・・

俺はあの時お前に何かしたのかっ??」

 

一瞬、困惑してしまい声を荒げて問いかける。

 

 

 

「あの時、あなたは言った・・・・私のことを『人間の切り札』と。

私は『博麗靈夢』!人間の両親に産まれ、妖怪の賢者に育てられた人間と妖怪を

繋ぐ博麗の巫女よっ!!『人間の切り札』なんかじゃないっ!」

 

 

なるほどな・・・

まじで、人間も妖怪も一緒に一つの『生命』として愛してる彼女としては。。。

『人間の切り札』って二つ名は嫌なものかも知れないな。

 

「そうか・・・・

それは、悪いことにしたな。」

 

 

「今更、謝って貰ってもうれしくはないわ!!

早く本気とかいうのを使ってぼこぼこにされて、私の目標を・・・・

『人間』を『化け物』に、『化け物』を『人間』に変えることでお互いに理解してもらうという目標の達成に協力してもらうわよ。」

 

 

そっか。『妖怪』を『人間』に、『人間』を『妖怪』に変えることで

お互いにわかりあってほしかったのか・・・自分はいくら嫌われても良いから・・

たとえ誰の記憶に残らなくても良いから自分と同じ考えを持つ者が増えてほしかった

 

 

 

 

『化け物』も『人間』も等しく扱い、愛し差別しない・・・。

 

 

「化け物と呼ばれた巫女が、化け物も人間も、全てのものを、『世界』を。

その愛で包み変革しようとした異変。か」

 

 

目標としては、立派だしそれ自体は間違って無いと思う。

俺やゆかりんもこの世界が好きだと言っても結局は無理と判断して、実現しなかった

事もあった。

 

 

「そうよっ!あなたたちがなせなかった

完璧な『幻想郷』を・・・私の力なら作れる!私と同じことを想ってくれる

人が妖怪が協力してくれればきっとっ!『夢想天生・乱打』」

 

 

靈夢の拳が風切り音を、どんどん激しくしながら

勢いを増していく。

 

 

「ぐっ!がっ!ほん・・・とにっ!!!

それで良いのか!?「この状況でおしゃべりする余裕があるのか!

ふざけるならば殺すぞっ!!!」ほんとにそれが・・・・

お前の目指したものなのかッ!!」

 

 

ここで、本気で戦うだけなら

簡単だ・・・でも!気付いてもらわなきゃこの異変は終われない!!

 

 

 

「靈夢・・・確かにゆかりんや俺の力が足りずに

この理想郷にも救ってもらえない者たちが居るんだと思う。。。

それらの者達を救えるのなら、それ以上に良いことはないだろう・・・・・」

 

 

「だったら!!!「でもっ!」っ!!」

 

 

「お前のやってることは本当に、お前と同じような優しい人間を

生むことに繋がるのか?ならここからでも聞こえてくるこの叫びは何だ?

この叫び声をあげてる人たち、妖怪たちは・・・よけいにお互いを恨み合うだけだろ

!!」

 

 

「お前の能力は、強力なものだよ・・・

でもだからこそ使い方はちゃんと考えなきゃいけないんだよ!!!

今のこの世界は、俺やゆかりんが夢見た『ニセ物』の『未完成の理想郷』でも

靈夢が望んだ『誰もが協力しあえる』、『完成された理想郷』でも無い・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人の人間のエゴが生んだ『阿鼻叫喚の地獄』のような『崩壊した理想郷』だっ!」

 

 

俺は出来る限りの怒りを込めた、声で叫ぶ。

本気で怒れなかったのは自分が原因でもあるからだ・・・・・

ゆかりんや俺がなせなかった本物の理想郷を創ろうとしたのだから・・。

 

 

「そん・・・・な・・・・・

それじゃ、私は何のためにこの力を。何のためにここまで努力してきたの・・・

私は・・・・私はっ!!!!!!!アァァァァァァァァァ!!!!!」

 

 

表情を絶望の色に染め、狂ったかのように

突撃してくる靈夢。

 

 

 

「ねぇ、靈夢さん・・・

この世界って全てを受け入れるんですよ。文たちみたいな妖怪も・・・

瞬みたいな神霊も、優みたいな人間も。。。俺みたいな人でなしも・・・・・」

 

 

「アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

 

 

「俺も、親に捨てられたんですよ・・・

この白髪の所為で。。周りにはそんな奴いませんでしたからね・・・

んで、俺も親を見限ることにしたんです。まぁ・・・お人良しの幼馴染のおかげで

『家族』っていうものの暖かさも失わなかったし・・・俺と靈夢さんじゃ重みが違うのかも知れません。」

 

 

 

「ガァァァっっっ!!!」

 

 

靈夢の拳が俺に迫る。。。

まぁ今回ははっきり見えるけど・・・・

 

 

「でも、だから・・・・これだけは言わせてもらいます。

靈夢さんは化け物なんかじゃありませんっ!この世界を愛してくれる大切な・・・

この世界に居なきゃいけない人です。

 

だから、言わなきゃいけない・・・

貴女は間違ってる!!!この異変は俺が貴女を倒して止めますっ!

八門遁甲・・・・・・第七『驚門』・・・・・・・・・・・・・・・開!!!!」

 

 

これで、終わりだ・・・

靈夢さんはたしかに天才で最強の巫女だろう・・・・神にすら届きうる力を持ってる

でも、俺には勝てねぇ!!!

 

 

「一歩で崩し・・・・・・(どごぉんっ!!!!!!!」

 

 

半妖の力で思い切り大地を踏みしめ、地割れを引き起こす・・・・・

 

 

 

「ん!?・・・・

この技は・・・・・・マズイっ!!「遅いっ!!!!」なっ!」

 

突然の、地割れで隆起した地面に足を取られ

前のめりに重心が崩れる靈夢。いつもの調子なら冷静に手をついて跳んで回避

しただろうけど、七門を開門した俺の速度はその辺の鴉天狗よりも速いしさっきまで

の靈夢はお世辞にも冷静とは言えねえしな。

 

 

「二歩で打ち・・・・・三歩で必殺!!!!!」

 

 

二歩目の踏み込みと同時に、ちょうどこちらに向かって倒れこんでくる

靈夢に渾身のボディブローを叩き込む!!!!!!・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事はしなかった。

なぜかって??????それは・・・

 

 

「お~い文ー。。

悪いけど、靈夢さんを神社の中に運びこんでくれ~!」

 

 

当てる前に、とっくに限界を超えていた

靈夢さんの体が強制シャットアウト。つまり『気絶』したからだ・・・・

 

・・その後、気絶した靈夢さんを文が運んで介抱し目を覚ました靈夢さんが降参したため今回の異変は無事に解決!!!

 

 

ということに、なった。

靈夢さんが気絶した時点で結界に及んでいた『陰と陽を操る程度の能力』の

効果も綺麗さっぱり無くなっており『幻想郷』はいつもの日常に帰って行った・・・

 

 

 

 

 

 

・・・・・<異変解決後・夜>・・・・・

 

 

 

 

 

「ぷはぁ!!!!

まだまだぁぁっっっ!!!!!!どんどん来いやぁぁぁ!!!」

 

 

異変解決後の夜、昼間に一度自分たちの能力が

使える事を確認した俺たちは一度天狗の里に帰り休息を取った。

俺と文の家は、もともとそれなりに大きな文の家をさらに増築したので

 

祥磨と優、瞬の分の寝室を用意しても部屋は余ってた。

 

「そして、現在は・・・

もう一度博麗神社に戻って異変解決メンバー全員で宴会中だ。」

 

 

もっとも、どっから湧いて出たのか

鬼やら、天狗やらその他大勢の魑魅魍魎も集結していたが。。。

 

 

「いや~~・・・

良い食べっぷりに飲みっぷりですね・・・・

ところで主。私もこの神社も今大変資金難でこれ以上続けられるとまずいのですが

。。。(かちゃかちゃっ)」

 

 

おとなりの巫女さんは、

どういうわけかもう泣きだしそうな顔で料理(俺と祥磨作)を運んでいた。

 

 

「はぁ・・・・

しょうがないだろ?ゆかりんの思いつきで異変解決後は起こした側が料理やお酒を

提供して宴会を開くっ!て決まったんだから・・・

 

大体、本来なら運ぶのもお前一人の仕事なのに

重い体に鞭打って手伝ってんだから我慢しろ・・・。(かちゃかちゃ)」

 

 

八門遁甲の驚門開門後の反動は、悪い意味で

予想どうり・・・・とんでもない疲労感どころか杜門~驚門までを休み無く

開いた影響はすさまじく三歩必殺を打った直後にはもう気を失うほどの激痛が

襲ってきた。

 

 

 

「なんだ、かんだで目覚めるのが

ついさっきだったんだから・・・・・。しかも、

起きた直後に優のやつに『白雲流』の指南を頼まれたしな・・・・」

 

 

まぁ、俺が教えるって約束したんだからちゃんと教えたつもりだけど・・・

妖忌に教えられたとうりに教えただけだからな。。。

 

 

 

「一応型は完璧にマスターしてたし、後はあいつ次第だろう。。。

無理に俺の剣術を詰め込んでもあれだしな・・・・そういえば。。。。」

 

 

どういうわけか、あいつ(優)とは

契約しても俺の霊力が譲渡されてる感じは無かったな・・・・

こっちには『縛鎖を出現させる程度の能力』ってのが増えたのに。。。

 

 

「優には、稽古をつけていただいてるのでそれでチャラで良いとは

言われたけど・・・・あんまり稽古らしい稽古もつけてないような・・・」

 

 

そんなことを考えながらふと、宴会の中心を見てみると・・・

消化不良だったのか祥磨、優が近接訓練。鬼に喧嘩を売られたらしい瞬が

手あたり次第に、買っていた・・・ふっ

 

 

 

「なに、たのしそうなことしてんだよ!!!!

俺も混ぜろっっっ!!!!!」

 

俺も我慢できなくなり、次の瞬間には料理をその場に置いて

駆け出していた・・・せっかくの宴だ!!楽しまにゃ損損!!!!

 

 

 

・・・・<双覇サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・<靈夢サイド>・・・・・・・

 

 

「え・・・ちょっと!!!!!

なによ・・。結局全部私がやることになるんじゃない・・・・」

 

 

ほんっとうにあの神様は、適当なんだから・・・・

いつも神社には居ないし。修業も結局10年前の一回だけだったし・・

本気で殺しにかかった私にも笑顔で接するし、狂いそうになった私を死ぬ気で止めてくれるし・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いざってときには、いつも守ってくれるし・・・」

 

口にだしたとたんに頬の熱がぐんぐん上昇し、体温も上がってきた・・・

まただ・・あの人のことを考えるといつもこうだ。

 

 

「もう・・・・

分かってるんですかね。。10年前のあの時よりも前に私はあなたに会ってると言うのに・・。」

 

思えば、そのころから憧れていた・・・

あれはたしか4つか5つの時。

 

 

「あの日、私は行くあても無く里をぶらついていました・・・・。

自分は化け物なのだと、人として生きる事を諦め存在価値が分からなくなり・・

紫とあなたに出会った。」

 

 

紫には、巫女になれと言われ・・・人間に戻る気にもなれず

かと言って完全に人間を諦める気にもなれず・・・・

 

 

「そんなときにあなたに出会い、あなたに背中を押された・・

『俺からしたら、よっぽどまともな人間だけどな・・・・・

俺や俺の友達のほうが化け物だぜ?まだまだ可愛い女の子なんだから自分を大事に

しろよ?』その言葉がどれだけ救いになったか・・・」

 

 

双覇のほうを見ると、どうやら私のところに来た

四人で弾幕ごっこをしてるらしい・・・

 

 

「ふふっ。なんでしょうね?

あなたの周りにはいつも笑顔があふれてる・・・

だから私も好きになったんでしょうね。あなたの周りの空気が・・いえ、

 

貴方自身が。」

 

最初は純粋に憧れだったのに。。。

いつのまに変わってしまったのでしょう・・・

 

 

「でも、あなたのその笑顔はきっと私以上に向けたい女(ひと)

がいるのでしょう・・・」

 

 

瞳にうつるのは、双覇によりそう一人の鴉天狗。

たしか・ ・ ・射命丸 文さん。。

 

 

「それでも、私は貴方が・・人間が・・・妖怪が・・・・

貴方の創ったこの幻想郷が。大好きですっ!!」

 

 

その時、私は久しぶりに笑った・・・

10年前・・。双覇にたいする想いの変わったあの時からずいぶん長い間仏頂面を

続けていた私の顔は大輪の花を咲かせた。。。

 

 

 

・・・・・<靈夢サイドアウト>・・・・・

 

 

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こうして、博麗の巫女により引き起こされた今までも・・・・そして恐らく

これからも起こらないであろう幻想郷史上最大の事件

 

妖怪と人間の共存を望んだ一人の女の子が起こした異変

『陰陽異変』は大宴会で幕を下ろした。

 

 

 

 

これにより、博麗の結神 白雲双覇

の名は幻想郷の歴史に刻まれることになるのだがそれはまた今度・・・

 

そして、この後白雲双覇は・・・

今回以上の大事件に別世界で巻き込まれることになるのだが・ ・ ・ ・

その話は時空を超えて確かめてねっ!

 




はいっ!最後が雑ですね・・・・すみません。

さて、今回のコラボ異変はこれで最後ですので
事前にお伝えしたとうり私のわがまま企画『オリジナル作品』を進めたいと思います
!!!

双「つまり、俺の出番は少しの間無しか・・・」

うん、オリジナルの方の設定を固める時間もあるし・・・・
とりあえずはオリジナル作品1話を投稿するまではこっちは休むことにするよ。

双「まぁ、しょうがねえな・・・
あんまり遅れるようならしばくからな?それと次回はどの辺からスタートすんだ?」

うおい・・・突然に恐ろしいこと言うなよ。。
まぁとりあえず次回のことだね。次回は原作入りからスタート予定だよ・・

双「なるほどな。。。
いよいよ、見知ったキャラがどんどん登場するわけだ・・・・」

そそ。。。
さて長文になってきたし、しめるよ。

と言うわけで、こちらの更新はしばらくの間ストップします。
オリジナルのほうもまだしっかりした設定は固まって無いので少しの間完全に更新
ストップします。

それでは・・・・・
双・作「「次回もゆっくりしていってねっ!!!!」」


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