東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!コラボ編第8話っ!!!

今回は・・・・サブタイどうりいよいよラストスパートだぜ!!!!
靈夢さんもようやく登場させますよ~~!!

最初のほうは瞬サイドになります。
前回先に突っ走ってった事がわかった瞬は一体どうなってるのか?

最後は双覇サイドになりますので、よろしくお願いします!
それでは今回も・・・・

「ゆっくりしていってねっ!!」


第57話-陰陽平等の拳!人妖を愛した人間。

・・・・<瞬サイド>・・・・

 

「ん~・・・無理に能力つかったからかな?」

 

双覇と文のところに助太刀してから、妙に調子が悪い・・・

なんだろう?

 

 

「それに、なんか重要なことを忘れてるような・・・・

何だったけなぁ~~。時間・・なんかの時間制限だったはず何だけど。」

 

ほんとに何だったろう忘れていいようなもんだったかのほうが重要だけど・・

これもこっちに迷いこんじまった影響なのか、それともこの結界の影響なのか・・・

 

 

 

「まぁいいや、今は先を急がねえと・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・<少年移動中>・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さ~て、たしかこの辺が人里のはず・・・・・

うわ~お。」

 

 

恐らく人里周辺に来てみたところ・・・

ドゴォォォオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!

という轟音が響いたので、下方を確認。

 

 

とんでもない量の妖怪がうごめいていた。

そんで、その妖怪共を優と祥磨が手分けして一方はステゴロもう一方は刀の峰で

片っ端から気絶させていた・・・

 

 

「さすがに、あの惨状に飛び込みたくはねえな・・・・

しかも祥磨がやたらテンション高くぶっ飛ばしてるし・・・・・・」

 

あいつらって本質は(里の)人間だよな?

どうしてあんな容赦なく殴れるのだろう。しかも、やたら目がキラキラしてるし・・

 

 

「ふつうは、優みたいに躊躇するのが正しいんじゃ・・・」

 

実際のところは、優も躊躇してないように見える。

口がわずかに動いて見えるからたぶん自分に洗脳とも呼べる位に言い聞かせてるの

だろう・・・

 

 

「う~ん・・・・手を出すべきかな?

たしかに洗脳は一応成功してるしほぼ全部一撃で沈めてるけど・・・」

 

いくらなんでも、気絶させるという作業に集中しすぎだな

まるで振りかえらないし剣筋もぶれてきてる・・。

 

 

「当てる範囲が広いと、良くあんな感じに大雑把になるんだよなぁ・・・・

俺もちっちゃいころは良く言われたっけ・・。」

 

でもまぁ、見た感じそんなに離れ過ぎても無いし。

何かあっても優なら対応できるかな?

 

 

 

「うしっ!じゃあ俺は先に行くとするか・・・

少しでも消耗させといて双覇がかっこよく異変解決するための足掛かりになるとしますか!いやぁ縁結びの神の縁をさらに結ぶのは一苦労だなっ!」

 

にやっと笑みを浮かべて、力を振り絞りほんの少し

速度を上げて神社に急ぐ。

 

 

 

・・・・・<少年移動中>・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん~~!!ここが、双覇んとこの世界の博麗神社か?

なんか異変の首謀者の本陣だってのに静かだなぁ~~~~~。」

 

 

嵐の前の静けさという奴だろうか?

少なくとも目に見える範囲には、巫女らしき影は見えなi「夢想天生・衝打。」

!?!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「がはっ!!!!!!!!(ずざぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!)

なんだ?何が起こったんだ!?」

 

一撃もろに喰らうなんて、いつ振りだろうか・・・・

いや!今はそれよりも速く敵の位置の特定を・・・・・・

 

 

 

 

 

「何がおこった・・・ですか。

別になにも不思議なことはしてませんよ?普通に歩いて客人に近付いたのですから

『夢想天生』という技術は使ってはいますけれど・・・」

 

ビクッ!?・・・なんだ?

どこから見てる?いや、それよりも・・・・・

 

 

「おい!なんで、なにも無い所から声がするんだよっ!!!」

 

 

夢想天生?万物から浮いてるから見えないのか?

いや違う・・・!

 

「なにもない?クスっ面白いことをおっしゃる客人だこと・・・・

これは、私の自負ですが・・およそこの世界に・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私より存在感が強い生き物は居ないと思いますよ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

一瞬、ほんの一瞬だけ俺の観ていた部分から

ザっ!と飛びあがったような音が鳴る。

 

「くそ!どこだよっ!!!!!

がはっ!!(ドゴォォ!!!バキッ!!!メギキキキィィィ!!!!)」

 

 

またも、とらえきれず音を頼りに上前方に『夜裂』を振るう。

案の定。。。フェイントであり真横からの衝撃にあらがえずに吹き飛び進行方向の

森に突っ込み木を背中で何本もへし折る・・・

 

 

「どういうことだ・・・・・

存在感・・・と言うかなんだろうここに居るって言うのをすごく感じるんだけど・・

なぜかそれが消える?」

 

なんかとんでもない闘気を放ってる奴がいるのは、冷や汗をかくほど鮮明にわかる

でもその闘気がなぜか消える・・・これがあの巫女のいう『夢想天生』か?

 

思考をなんとか張り巡らせるが、どうやら吹っ飛ばされた時に頭にも木が当たって

いたらしい。だんだん視界が揺れてきた・・・・

 

 

 

「ははは・・・一人で意気込んで突撃かけた結果がこれか・・。

すまん双覇、俺はリタイアだ。後は頼んだ」

 

 

誰に届くわけでもない俺の呟きは虚空に呑まれ・・・・

そのまま俺は意識を手放した。

 

 

 

・・・・<瞬サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

「はぁぁ!!!!

これで・・・・・・ラスト!(ドゴォっっ!!)」

 

祥磨と同時に駆け出してから、

さらに、1時間ほどかかりようやく里の妖怪たちを殲滅し終えることが出来た・・・

 

 

「あぁぁ!!やっと終わったぁぁ~~~~~!!!!

これで瞬のやつを追えるぜ・・・おっと・・」

 

 

どうやら、無理に捻ったのとこれまでの連戦で疲労していたらしい・・(ぼふっ!)

ん?

 

 

「大丈夫ですか?双覇。

しっかりして下さいよ?これからが本番何ですから・・・・」

 

 

開けた視界には、いっぱいに文が映っていた。

というかなんかもう柔らかい感触がやばいんだけど・・・・・・

 

「あ・・・あぁ!ありがとう文!!

そうだなっ!急がねえとっっっっ!!!(ばっっ!)」

 

 

頭とか、鼻とかに血が上らないように。

急いで飛びのいて距離を置く・・

 

 

「ちょっ!なんで距離置くんですか!!

良いじゃないですかもうお互い好き合ってるのはわかったんですから!」

 

 

飛びのいた俺に文が叫ぶ・・・・

いやいや、俺も別にくっつくのは嫌じゃねえけど・・

 

 

「まてまてまて、くっつきすぎるなってっ!!!」

 

 

「えっ・・・・・・(うるうる)」

 

俺の発言に反応し、なぜか瞳を潤ませる文・・・・

ちょいちょいちょ~いっっ!!

 

 

「うおいっ!!!まてまてまて!!!!

俺は本気で文のことが好きだっ。今ここで抱き締めろというならそうする。

キ・・・・キスしろというならそうする・・・・」

 

 

やばい・・・・勢いでしゃべってたけど。

とんでもないこと口走ってるな俺。もう顔の熱が酷い・・・

 

「あややや!双覇・・・・////」

 

 

文も顔を赤く染めて、近づいてくる・・・

いや・・だからっ!!

 

 

「ちょっと待てって!!!周りを良く見ろ!!!!

人前も人前ここは一応人里のド真ん中だし、このままキスしたら祥磨が暴走するって

!!!!!」

 

 

人里の人たちは、まだ気絶してるけど

優と祥磨は当然この状況を見ているってわけで・・・・

 

 

「え・・・・えぇと。

俺は見てません・・・見てませんし音も聞きませんからその・・あの。

お二人の愛を確かめてみても良いと思いますよ!!」

 

 

なぜか、サムズアップした後・・・

本当に回れ右して耳に手のひらを押し当ててなんか、ブツブツ言ってる。

 

「いやいやいや。まてまて!!

優!おまえ何を想像してやがるっ!!!」

 

 

 

俺と文の関係性では、まだ速いっての!!!

えぇ~と・・・祥磨のほうは・・・

 

 

「ん?あぁ~~・・・・

別に良いんじゃないか?お前らもう恋人同士なんだろ?

なら俺は別に嫉妬したりしねえよ・・・・ただ、さすがにこんなとこで最後まですんなよ?」

 

以外にも冷静。。。じゃ・・・ねえな。

 

 

「誰が、んなことするかっ!!!

こんなとこでくだらないこと言ってないでさっさと神社に向かうぞっ!!!!」

 

 

 

まったく、バカなことで騒いでる時間はないってのに・・・・

・ ・ ・ ・でも、まぁ・・・

 

 

「文・・・・(ぐいっ)」

 

 

「へ?きゃっ!(ぽふっ)」

 

少しだけ力を入れて、文の腕を引っ張り文の耳元のほうに

口を寄せる・・・

 

「これからも、よろしくな。

俺はお前以外を愛する気はないから安心してくれ?・・・それと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イチャつくのは異変終わらせて家に帰ってからな?」

 

 

イタズラっ子のような笑顔で、それだけ告げて手は握ったまま宙に浮く。

余談だが祥磨や優にばれないように文を抱き寄せたのに文が赤面したせいでなんか

悟られたらしく・・・・

 

 

「双覇~・・・がんばれよ~~~。。。(ニヤニヤ)」

 

「双覇!がんばってくださいねっ!(キラキラ)」

 

博麗神社までの道中、一人は徹底的に弄り続け

もう一人にはなぜか妙にキラキラした視線を向けられ続けた・・・・・

 

 

「一体さっきの分岐点の選択肢は・・・・

何が正解だったんだ・・。」

 

 

 

 

・・・・<少年少女移動中>・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「よしっ!!!着い・・・・・・た・・!?」

 

 

靈夢さんに負けて以来、足を運ぶ回数がだいぶ減ってたからな・・・

どうなってるんだろう?

 

そんな軽い調子で、神社に降りた俺は目を疑った・・・

 

 

「あら、また物騒な客人かと思ったのですが

私どもの主『結神』様でしたか、今日は神としての仕事があるとは聞いておりませんが・・・それとも、神社の安全の抜き打ちチェックでしょうか?」

 

 

そこに立っていたのは、この博麗神社の住人博麗の巫女。

今回の異変の首謀者『博麗 靈夢』・・・ここまでは予想どうりだ・・・・

 

たしかに、いくら瞬でも勝てないって予想はしてたでも。

 

 

「なぁ靈夢さん、そこの神様どうして意識を保ってないんだ?」

 

先に来てた瞬はもう、気絶させられていた・・・

しかも相手をしていたはずの靈夢さんは無傷・・・・・・・まさかっ!

 

 

 

 

「靈夢さん・・・・

もしかして・・・・・・・」

 

本調子じゃないとはいえ、あの瞬が一方的にやられるとしたら

靈夢さんがアレを習得したってことか・・

 

 

「えぇ・・・主から伝えられた奥義・・・・

最後の一つ。『夢想天生』時間はかかりましたが最近ようやく形になってきました

・・・・・」

 

 

形になってきた・・・・か

瞬を圧倒できるってことはもはや極めたようなもんかな・・

 

 

「そうかい。なら、俺と戦え靈夢!

今の俺はお前の守るべき主『結神』様じゃないそこに倒れてる『全知神』と同じ

ただの半人半妖の『白雲双覇』で、お前を倒しに来たんだよ・・ガッ!!」

 

 

 

「そうですか、なら本気で潰します。

この異変を起こした時に双覇と戦いになることくらい分かってました・・・・

私は巫女としての誇りを捨ててでもこの異変をなしとげますっ!」

 

瞬間、靈夢の姿が消えて

あたりが静寂に包まれる・・・・・

 

 

「なるほどな・・・・全然気配がつかめねぇ。

瞬の奴がボコボコにされるだけはあるな・・・・・・・!(ひゅっ!)」

 

 

当たる寸前に、気配が感じれるようになる拳を

ぎりぎりで躱す。

 

「なるほど、一瞬気を抜くと気配を悟られますか・・・

ならそこを治せば良いだけのことっ!」

 

 

まだまだ、休む気配の無い・・・むしろギアを上げていく

感じでどんどん速度が上がる・・・・・。

 

「へぇ!やっぱすごいな!!靈夢は!

天才だよ・・・ま、鬼子母神ほど重くはないし文ほど速くもねえけどな。(ぱしっ!!)」

 

適度に除け、最後は手で受ける。

ただし、半分変化した状態で・・・・・

 

「なに・・・その中途半端な変化体・・・・

それで強くなったとでも言う気っ!?」

 

靈夢がどなってくるので、手を解放してやる。

 

 

「あぁ・・・・強くなってるよ。

なぜかこの状態になるとみんな中途半端って言うけどさ・・・

この空間じゃ、この形態は一番やりやすい面白いもんだよなっ!!」

 

 

「夢想天生・乱打!!!!!!!」

 

相変わらず気配の感じれない、靈夢の動きをギリギリまで

感知できずに今回のは数発喰らった・・・

 

 

 

「おいおい、半分は人間なんだぜ?巫女さん。ま・・・即死級の威力じゃないから良いけどなッ!!おらぁっ!!!!」

 

 

振るった拳には、少しの血が付いていて

目の前には苦々しい顔の靈夢さんが立っていた・・・・・・

 

「どうして!!どうして、私の姿を追えるのっ!?

駄目・・・・この異変を成し遂げるの・・・私は絶対にっ!!!!!」

 

 

靈夢の存在感が瞬間的に爆発して、物理的に負荷をかけてきそうな

威圧感に代わり・・・・そしてなにも無かったように消える。

 

 

「やっぱり・・・・か。

八門遁甲!第六『景門』・・・・・・開っ!!!!!」

 

 

 

 

 

さてっ!あの日取れなかった最後の一本取って・・・・

この異変を終わらせるとしようか!

 

 




はいっ!どうでしたでしょうか?

靈夢さんも登場し、いよいよこの異変もスパートですな・・・
次回の前半部分で戦闘をやって後半部分で解決という流れになると思います!

靈夢さんがなぜ、『陰陽異変』を起こしたのかもなんとなく次回で
わかると思います。(まぁ幻想郷の全てを愛しすぎたが故ですがね・・・・)

それでは、これからも有意義な暇つぶしをっ!
感想評価よろしくお願いします。

「次回もゆっくりしていってねっ!!」

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