東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!コラボ編7話です!!!

まだ、主犯が出せない・・・・(ORZ)
もう7話目なんですがねぇ・・・・・・・・

すでに若干グダってますがめげませんっ!
ちょくちょくラストは妄想出来ていますのでもうしばらくお待ちくださいっ!!

それでは今回も
「ゆっくりしていってねっ!!」


第56話-博麗靈夢とは?結神と紫髪の少女・・・・

・・・・<優サイド>・・・・

 

「痛っつつつ。慧音さんの拳・・・・

ちょっとなめてたかな、人間の姿をしてるからあの細い腕の中に潜むパワーを・・」

 

自分自身は、そんなつもりはなかったけど

やっぱり油断してたのかな。

 

 

「まさか、ここまでのものとはなぁ・・・

両手がしびれすぎて『白牙』と『黒爪』を持つので精一杯だな。」

 

 

実際少しでも、気を抜いたら落としてしまいそうだ・・・

 

 

 

「それにしても、双覇は一体どこを目指してるんだろう・・・

あの状態の慧音さんを一撃で鎮めるなんて・・。」

 

 

どう考えても、背負いすぎてる文さんを守るためと口では言ってるけど、

あれじゃまるで・・・

 

「この幻想郷全部を背負って戦ってるような・・・・

さっきの『八門遁甲』の杜門解放の時もわずかに、顔を歪めていたし・・・」

 

 

あれって痛みでってことだよな・・・・

 

 

 

「そんな痛みを抱えてもなお守りたいなんて、

俺も恋をすれば・・・強くなる理由を持てばあそこまでの化け物になることができるのだろうか・・・・」

 

 

まぁ何にせよ、早くこの異変を解決させて

元の世界に戻らないとッ!!

 

 

・・・・<優サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

・・・・・・<双覇サイド>・・・・・・

 

 

「ふぅぅううううう!!!!

やっぱ、いきなりの杜門解放はきっちいなぁぁああああ!」

 

修業中は精々、第三『生門』くらいまでしか開いてなかったし

陽葉との実戦でも本気では動いてなかったしな・・・・・・・・・

 

 

 

「でもまぁ、このままでまずは『杜門』の痛みに慣れないとな・・・

いちいち痛みでひるんでちゃ隙になるしな・・・」

 

 

今回習得した二次元体術『八門遁甲』は、

第一開門~第八死門までの体内のチャクラ回路・・・俺の場合は霊力回路のリミッタ

ーを無理やり外すことで身体強化による高速移動や、体内の霊力循環速度を格段に

速くさせるものだ・・・・

 

 

「それだけなら、すげえ便利だけどやっぱメリットにはデメリットが付き物で・・

薬膳酒とアルコールによる痛覚マヒがあってなおこの痛みだ・・・」

 

 

しかも、この技の本領発揮はむしろここからだ・・・

この第五杜門はある種のターニングポイントでこっから上の門を解放すると

専用の体術を使うことができるようになる。

 

 

「たぶん、靈夢さんあいてには一気に六門・・・いや七門くらいまでの

解放が必要のはず・・・・八門は・ ・ ・ ・さすがに解放したくないな。。。」

 

八門遁甲の最後、八門は通称第八『死門』。

解放時を、死門八門遁甲の陣といって・・・・それを使ったら最期。使用者は

必ず死ぬという最強の両刃の剣だ。

 

 

「さすがに、今のこの充実した世界を捨てて死にたくはない・・・

それにもう文の涙は見たくない・・・!」

 

 

 

 

 

「な~に、キザったいこと呟いてんだよっ♪

似合わねえぞ転生前みてえに、ゲームやらアニメやらの話しようぜ~。」

 

 

こっちが、珍しくシリアスに思考を張り巡らしてるってのに

さっきまで文と一緒に、妖怪達を殴り飛ばしていた悪友祥磨がふざけてるような

口調で俺に話しかけてきた。

 

 

「おっす祥磨。こっちがせっかく珍しくシリアスになろうとしてんのに

いきなり転生のことをぶち込んで壊してくんじゃねえよ・・」

 

 

それに、アニメやゲームって言っても幻想郷にんなもんねえんだから

ゲームは俺か祥磨がもう知ってるのを呼び出すしかねえしアニメはそもそもテレビも

電気もねえじゃねえかよ・・・

 

 

「あはは。大丈夫だよ今更そんなこと心配しても

ゆかりんにはとっくにばれてるだろうし、文にはバレたところでお前らの関係は崩れねえし崩す気も無いだろ?それより・・・・」

 

 

俺はともかく文のほうは、わからないだろうが・・・

ん?それより・・・・・?

 

「お前らより先に、俺たちの上空をすごい速度で

だれかが通っていったんだがあっちはたしか神社じゃないのか大丈夫なのか?」

 

 

あっそうだそのために、わざわざ急いで飛んできたんだった・・・・

たしか瞬の奴がすでに神社に向かってるはず・・。

 

 

「そうだった・・・

残りを急いで片づけるぞ祥磨。その通って行った奴ってのは瞬だ

すでに神社に向かってる。」

 

たぶん、瞬の速度なら本調子じゃなくてももう着いてるな・・・

あいつのことだから靈夢さんの実力を測るとかそんな考え何だろうけど、

そんな軽い考えじゃだめだっ!!

 

 

 

「ん?たしかに足並み揃えないのはほめられたことじゃねえけど

あいつは超強い神様なんだろ?なら俺らはここでゆっくり待ってれば勝手に解決してくれるんじゃ・・・・」

 

 

祥磨が良い笑顔で話してくる。

そんな楽観的なこと靈夢さんの本気を知らないから言えるんだっ!!

 

「そうじゃねえよっ!確かに普通の能力の使えるフィールドなら

瞬のほうが強いかもしれないけど・・・ここじゃ能力が使えないここは靈夢さんの

支配する世界なんだよっ!それに・・・・・・」

 

 

 

 

 

みんなを不安にさせる可能性があるからこの情報は言いたく無かったけど・・・

言わねえと祥磨の奴が余優の表情のままだしな。

 

 

 

「あの人には、俺も負けたんだよ!!

もう10年くらい前の頃の話で当時は靈夢さんがまだ、10代だったのに

俺は完封負けしたんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれは・・・・・

たしか、俺が陽葉に幻想郷に移住するよう説得してこっちに山ごとみんなで来てから

しばらく経ってだいぶこの土地に慣れてきたころのことだ・ ・ ・

 

 

 

 

・・・・・<少年回想中(10数年ほど前)>・・・・・

 

 

「はぁ!?新しい博麗の巫女の腕試しだと?

ふざけるなよゆかりん。俺は今まで文に会って無かった分文のそばで

ずっと過ごすって決めたんだよ」

 

あの日は、文との朝食を終えて庭で

雹桜狼牙と結月龍爪を振るって白雲流の型の練習をしてたら突然目の前の空間

が割れてゆかりんが現れたんだ。

 

「そんなことは聞き飽きてるぐらい聞いたわよ。

そして、ふざけてもいないわ今代の博麗の巫女『博麗 靈夢』というのだけどね?

あの娘は天才なのよ・・・」

 

 

そして、遠くを見ながらゆかりんは語り始めた・・・

その靈夢という巫女は10にも満たないうちにそれまでの博麗の巫女が死の直前に

習得したという博麗の秘術の奥義を習得したらしい・・・・。

 

 

「大体話はわかったけど・・・

そもそもあの神社が祀ってる神って俺のことだろ?そこの巫女と俺が戦うなんて

笑い話だぞ・・」

 

 

幻想郷創世、そして『博麗神社』建設それに当たり

博麗神社が祀る神としてこの妖怪は俺を頼ってきた・・・・・

俺以外に神がいなかったのだから俺しか適役が居なかったのはわかる、

 

まぁ面白そうだから受けたけど

そっち(博麗の神)としての業務は週1くらいだ常駐してたら、文との時間が

とれないからな・・・

 

 

「別に変な話じゃないわよ、私じゃもう修業相手になれないから

貴方に自分のご神体を守ってる巫女さんの力を見てもらおうと思ってね。」

 

 

 

おいおい・・・・

紫でも修業相手にならねえのかよ、相当強いってことか。

 

それに・ ・ ・ ・博麗の秘術の奥義か。

 

 

「・・・しゃあ無いな。

その話乗ったよ、そうときまればまずは文の許可取ってくるよ」

 

 

 

 

博麗の秘術。。。

歴代の博麗の巫女もみんな習得してきたものだ、大部分は俺がメンドがって

紫に作ってもらったけど奥義級は別だ。

 

 

 

「本来博麗の秘術は、『陰陽玉』を主軸とした

技群のことだけど奥義は俺自身が作ったふつうの技よりも上級の技・・・」

 

 

問題はどこまで、習得できたのか・・・・

さすがに『夢想天生』はまだ。だよな?

 

 

「さて!準備完了。

それじゃ行くか、『結い』博麗神社+結神!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・<少年移動中>・・・・・

 

 

 

 

 

「よっし、着いたぞゆかりん。

さて今代の博麗の巫女ってのはどこに居るんだ?」

 

神社の境内を見まわしながら、ゆかりん

もしくはその『靈夢』という巫女さんを探す・・・・・

 

 

???「私よ。それで?あなたが紫の言っていた私に修業をつけてくれる人?」

 

 

「ん?誰だ・・・・どうした嬢ちゃん

こんなとこで迷子かだったら今の巫女さんのとこまでついて来てもらえないか?

そしたらきっとお母さんのとこに帰れ・・・・る ぐがっ!?」

 

 

極めて穏やかに、警戒させないように

声をかけたら思いっきり蹴りあげが入った・・・・・

 

 

「くっ!(ずざぁぁぁああ!!)このパワー・・・まさかっ!?」

 

 

 

「そのまさか・・よ。」

 

見た目、10歳前後・・・まぁニアピンくらいには

当たってる予測のはずだがそのくらいの年齢の少女が歴代最強と呼ばれる・・

現博麗の巫女?

 

 

「ありえねぇ・・・て言いたいところだけど

この速度と拳の力は認めるしかねえな・ ・ ・ぐっ!!!」

 

 

結局二発目の速度にも、反応できず

クロスさせた腕で受けるミシッという音とともに吹き飛びそうになる。

足から地面に衝撃を流すが・・・

 

 

「なら、手加減する必要はないなッ!!妖力解放!

『結い』博麗靈夢+結神!!!」

 

 

能力で接近!!!・・・・あれ?

 

「な!?能力が使えない??

は!がぁっ!!」

 

 

一瞬、気を抜いたらすぐそばに来ていた靈夢の拳が

鳩尾にめり込んで吹き飛ばされそうになる・・・・・・

 

 

「衝撃を体から逃がすことはできるな。。。

てことは、能力全部が駄目なわけじゃないのか??

 

試してみようか・・・『絶対中立-ヘイト・キャンセラー』」

 

 

能力で、靈夢の俺に対する敵対値(ヘイト)に干渉しようとする・・・・

 

 

「?何をしようとしてるのかわからないけど、私には無駄よっ!!

それにもう私の攻撃を耐えるのも無理かもね?」

 

再三、靈夢の拳が迫る。

ん?なんだろう・・・・今までとなんか違う!

 

 

「これは・・・受けちゃまずい!!!!」

 

急いで能力で、戦線を離脱して避ける

拳が空を切り文ほどじゃないが旋風が吹き荒れる。

 

 

「ふぅ・・・あぶねえな。

さて!そろそろお互いの能力をしゃべらないか?それとルールも決めよう。」

 

俺の提案を飲み、靈夢は自分の能力が

『陰と陽を操る程度の能力』であり俺が能力で接近しようとした際には、

能力で無効化していたらしい。

 

 

 

「なるほど。。。10代のうちにそんだけ能力を使いこなせるってことは

相当強いな嬢ちゃん・・・博麗の巫女が人間の切り札と呼ばれるわけだ。」・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・<回想終了>・・・・・

 

 

「んで、結局能力の使用は自由の3本先取の

体術勝負で俺は腹と頭に2発拳を受けて、気絶・・・・」

 

 

目が覚めたらすでに、文の家で眠っていた。

文に聞いた話では紫がスキマで運んでくれたらしい・・・・・

 

 

 

「そか、んじゃ決着つけなきゃな?」

 

 

俺の話を隣りで聞いていた祥磨が言う。

 

「はぁ?」

 

 

何のことかわからず聞き返す俺・・・・

 

「だから、その三本先取だよ。

もう二本とられてるかも知んねえけどまだ三本目やって無いんだろ?

なら、今回でとっちまえば良いんだよっ!!」

 

ニコっ!と良い笑顔で祥磨がサムズアップする。

ふっ本当に、良い笑顔だな・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「あぁそうだな・・・・

それじゃさっさと片付けて瞬の奴を追いかけるぞっ!!!」

 

 

おうっ!と祥磨が首肯し、

すでに文と優が戻っている戦場に二人で突撃した。

 

 

(待ってろよっ!靈夢さん!!

必ずあの日取れなかった一本とってやらぁ!そしてこの異変を終わらせる!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 




はいっ!どうでしたでしょうか?
コラボ編第7話・・・・・・・・・・・

そろそろ終結させようと思ってはいるのですが、
うまくまとまらずに7話でまだ主犯が出ないという形に・・・・

でも、靈夢さんならぬ靈夢ちゃん(10歳)
は登場出来ましたね!!

このころからすでにとてつもない強さですね、双覇に
勝ち目あるんでしょうか?

外見は、原作の『東方紅魔郷』よりも前の紫髪の靈夢ちゃんですね。
ただ、亀に乗らなくても飛べますが・・・

それではこれからもより良い暇つぶしを!

感想、評価よろしくお願いします!
「次回もゆっくりしていってねっ!!」

PS、作中の博麗の秘術の奥義は『夢想封印』や『夢想天生』などの
霊夢の切り札スペルをアレンジしたものになります。それではっ!!!

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