東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!コラボ回投稿3話目です!!

今回のオリ異変のタイトルは題してっ
『陰陽異変』!!!霊夢の前の博麗の巫女とはっ!?そして陰陽異変とはっ!?

今回で異変の簡単な説明と先代博麗の巫女の能力が明らかになります。
瞬や優、祥磨の活躍や戦闘はもうちょっと後です!!

それでは本編に行きましょう!
「今回もゆっくりしていってね!!」


第52話-陰陽異変。先代博麗の巫女

「えっ・・・・・・靈夢さんが?・・・・」

 

今代(こんだい)の博麗の巫女。歴代最強と謳われる体術と博麗の秘術を

扱う人間の切り札とも呼ばれ英雄視されている人物。

 

「は?霊夢って今の時代には居ないんじゃ・・・」

 

瞬が、いらんことを言い出しそうになったのでゆかりんに転生のことが気づかれないうちに話題を戻す。

 

「いや、霊夢じゃなくて靈夢。現博麗神社の家主博麗の巫女にして

人間の切り札。そのこぶしに臆した妖怪はあとを絶たずまた天性の才能だった博麗

の秘術を努力することでさらに使いこなしていったんだ・・・でも、」

 

きちんと紙に書いて名前の違いを明確にして、

そこで言葉を濁す。

 

「「「でも?」」」

 

俺以外の全員が俺に続きを促してくる。

 

「彼女はその最強の力を等しく人間にもふるった。」

 

 

「なっ!?どういうことだ?」

 

祥磨が驚いて、すぐに質問してくる。

 

 

「彼女・・博麗靈夢は人間と同様に妖怪も大好きだった。

この地、幻想郷でうまれたからこそ彼女は妖怪と人間はいがみ合うべき存在じゃなく

互いに協力して、助け合うべき生き物だと結論づけた・・・その志しは紫以上に強い

・・・」

 

「だから、人間の切り札として多くの命を救ってるのに彼女は感謝されない。

それどころか彼女を恨んでる人すら存在する。」

 

やがて、俺の話しを聞いて博麗靈夢がどういう人物か全員が大方理解したところで

ゆかりんが今回の異変について説明する。

 

 

「それで、今回の異変なのだけれど彼女が結界自体に能力を流してるようなのよ・・

その影響で幻想郷のあちこちで暴動が起こっているわ。」

 

靈夢さんの能力だと・・・・・

それは、まずすぎるだろ一帯どんな影響がでるか・・・

 

「双覇さん。靈夢さんの能力って一体・・・」

 

はぁ・・・・聞いたらやる気無くすんじゃ・・・まぁでも

俺一人が相手の能力知ってたって意味ないか・・・・・・・・・・・

 

「靈夢さんの能力は・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『陰と陽を操る程度の能力』だ。」

 

そう呟いた瞬間、その場の俺と紫はやっぱ伝えないほう良かったか・・・

って感じの後悔。他3人は全員そろって絶句。

 

「おっと・・・なぁ双覇。その能力は一体どういうことが出来るんだ?

そいつと戦って勝たないとこの世界の幻想郷が危ないんだろ・・ならどんなやつだろうとなんとか弱点を見つけないと・・・」

 

一番早く思考停止から復帰したのは瞬だ。さすがにあの化け物集団に囲まれてるだけはある・・もうどう攻略するかの話に思考が移っている。

 

「あぁ・・・・でも、あの人に弱点らしい弱点なんて。。。

陰と陽を操る程度の能力はその名のとうり物事の陰と陽。光と闇つまり正反対の事象

を引き起こしたり、何かの道理を反対にできる。」

 

 

「はぁっ!?なんだそりゃ・・・・

博麗の巫女は化け物だって噂は聞いてたけどなんでそこまで・・・」

 

祥磨が声を荒げて、驚く。

優や瞬も驚いてるのが伝わってくる・・・

 

「あの人に能力を使わせるのは本当に嫌だったんだが・・・

すでに結界に能力が使われてるならもうあきらめるしかないな。とりあえず、

みんなこの異変では自分の能力はあてにすんなよ?」

 

 

「・・・どういうことですか?」

 

優が聞いてくる。

 

「とりあえず、今の状況を整理しないといけないからそこらへんの話は後にしようぜ・・・なぁ紫。今回の異変の内容は?」

 

瞬が割って入り、空気になっていた紫に声をかける。

おぉ・・・紫のやつすんげえうれしそうだな・・・・・・

 

「えぇ・・それがね、今人里の人間たちが妖怪になったり

妖怪たちが人間になったりって言う収集のつけられない状況で・・・・」

 

一体どんな恐ろしい異変を起こしたかと思えば・・・・

ほんとにとんでもない異変起こしやがって・・・・・・・・・・・

 

「どういうことだ?「つまり、陰・・・妖力を・・陽・・・霊力に変換してるんだ能力で・・・動機は分かんないけどな・・」まじかってそれさっき飛び出していった文もまずいんじゃ・・・」

 

っ!?しまった!!!

確かにそのとうりだ・・・・・

 

「文ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!!!!」

 

・・・・<双覇サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

・・・・<瞬サイド>・・・・

 

・・・・・俺が文のことを話した瞬間、双覇の奴がとんでもない勢いで

窓をぶち破って飛び出していった・・・

 

「おいおい・・・あいつどんだけ文命なんだよ。

まぁあいつなら俺が心配することでもないか・・・・・なぁ紫?いまその暴動とやらが一番酷いのはどこなんだ?」

 

とりあえずは情報収集だ・・・・

俺のほかにも優と祥磨があたまを切り替えて紫に視線をむける。

 

 

「そ・・・そうね。最終目的が博麗神社なのは当然として今のところ

一番大変なところはやっぱり人里ね・・・・住人たちがいきなり自分の姿が妖怪に

なったりで困惑しているのよ。」

 

なるほどな・・・・・

そりゃそうだな、いきなり自分が自分の恐怖していた存在に変化したんだから・・・

 

「・・・ちょっとまて!上白沢慧音(かみしらさわ けいね)はどうしたんだよ?

あいつは人里の守護者だろ。異変を直接解決はできなくても人里の

困惑を和らげることはできるだろ?」

 

紫の言葉に対して祥磨が反応する。

 

「それがね・・・たしかに慧音の力とリーダーシップならその程度の困惑なら

なんとかなるだろうけど・・・・今は靈夢の能力の影響で暴走はせずとも人間と妖怪

の同調の所為でうまく動けないのよ。」

 

なるほどな・・・

半人半妖ではあるもののあいつは後天的な妖怪だからな完全に妖怪の時と

人間の時が分けられてるからな・・・同時にあらわれるとどうしていいのかわかんないんだな。

 

「それに・・・」と紫が申し訳なさそうに言葉を続ける。

まさか・・・・・な・・・・・・

 

「おい・・・まさかなんかまだ、言って無い情報あるとか言わない・・よな?

もう、双覇のやつが飛び出していったんだぜ?まさか新情報とかいわないよな???

(黒笑い)」

 

俺が少しばかりの殺気を込めて紫に爽やかな笑み(確信)

を向けると、紫は額からわかりやすく冷や汗をだらだら流して・・・・て大丈夫か?

脱水症状って妖怪でもなるんだろうか・・・

 

「え・・えぇと、その・・・・実は今回の異変は結界内で私とあなたたちそして双覇

と・・いま居た射命丸文以外の全員が精神状態が反転。

つまり、『愛しさ』が『憎しみ』になったりしてるのよ・・」

 

「はっ?それってどういうこと(でしょうか)だ?」

 

優と祥磨が同時に紫を問い詰める。

 

「・・・!紫!!!お前・・なんてことを出し惜しみしてくれてんだよっ!!!!

おい優、祥磨!お前らは紫と一緒に人里を目指せ。俺は双覇を追ってから直で博麗神社にむかうっ!!!」

 

伝えるべきことを短くつたえて、俺も無残に割れた窓(だったもの)をくぐって

飛び去る・・・

 

「やっべぇぇええええ!!!愛情と憎しみが反転ってことは・・・・

真っ昼間からあんなことしようとするくらいのべた惚れっぷりだぞ、それが憎しみに

変わりでもしたら!!!!」

 

とにかく速度を上げて、双覇の飛び去った方向に進む。

 

 

 

 

・・・・<少年移動中>・・・・

 

「え~と・・・・この辺から双覇の霊力をかんじるんだけどなぁ~~「がっ!!

ごはっ!!!」っっ!?あの声は・・・まさかっっ!!!!」

 

嫌な予感が・・・・

急げっ!!!もっとはやくっっっ!

 

 

「う・・・そ・・・・だろ?」

 

ようやく、双覇の姿を確認・・・・・・

そして文も一緒に居た。・・・居てしまった。

 

「双覇!!双覇。双覇。双覇。・・・・・・・・・・・・

双覇双覇双覇双覇双覇双覇双覇双覇双覇!!!!!!!!!!!!!!!」

 

そこで目にしたのは・・・・・

 

 

「や・・・めろ・・やめてくれっ!!!がぁっ!?

がはっ!げほっっごほっ!!!ぐっっっ!!!!!!!!!!!」

 

目に邪悪の光をともして好きなはずの・・・愛しているはずの・・・・

最愛の人であるはずの・・・双覇を殴り、回り込んで殴り、回り込んで殴り、回り込んで殴り・・・・(以下省略)している鴉天狗の女の子と・・・

 

「なん・・・だよ・・・これ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・俺と同格程度の神のはずなのにその少女にボコボコにされている親友。

『結神』の姿だった・・・・

 

 

 




はいっ!といったところでコラボ編第3回!!!

どうだったでしょうか?先代博麗の巫女博麗 靈夢は霊夢にも負けない直感力と霊夢よりは少し劣るが博麗の秘術にも秀でておりなおかつ、努力を欠かさないという。

霊夢が努力したら最強じゃね?っていう軽い気持ちで作ったキャラです。
能力の『陰と陽を操る程度の能力』については、章終りのキャラ説明で詳しくやるので、今はただチート能力と理解してください。

さぁ、今回最後でぼっこぼこにされてましたね!!!
我らが双覇くん・・・瞬さ~ん早く助けてやってください!!!!

それでは次回の更新もゆっくり待っていてください。
感想、評価よろしくお願いします!!!これからもより良い暇つぶしを!

「次回もゆっくりしていってね!!」

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