東方双雲録   作:天白雲

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はい!やってきました37話。

今回はとある『花畑』での大妖怪の戦闘ですね。

戦闘描写はとてつもなく、苦手です。それでもおk?

では今回も「ゆっくりしていってね!」


第37話-難題攻略!姫に向日葵を献上せよ!!

「ふぅ~。ただいま~~。」

 

かぐや姫との一件もとりあえず、終わり自宅(宿)に戻る。

もうすっかり日が高く上がっておりさすがに起きているであろう同居人に声を掛ける

 

「おう。どうだった?(むしゃむしゃ)」

 

家に着くと、昨晩塩焼きにしたアジが今度は炒飯になっていた。

炒飯ってたしか。祥磨の好物だったか・・・こいつの家に遊びに行った時冷凍庫には

必ず山ほど冷凍炒飯が置いてある。

 

こいつも一人暮らしで、別段自炊できないわけじゃないんだけど・・・

あと、俺みたいに家族に捨てられたんじゃなくこいつの場合は自発的にだそうだ。

理解に苦しむ。。。

 

「どうだったって・・・質問しながらもしゃもしゃすんな。とりあえず会えたは会えたけど顔は見れなかったし、太陽の畑から向日葵持ってこいって言われたよ。」

 

 

「そか。てことは風見幽香に喧嘩売ることになるなww」

 

 

笑うところじゃねえよ・・・はったおすぞ。。。

 

 

「まぁ、それはそうとかぐや姫の事なんだが間違いなく『蓬莱山 輝夜』(ほうらいさんかぐや)だな。」

 

 

まぁ、そりゃあそうだな。蓬莱山輝夜は月でありとあらゆる変化を拒絶する所謂不老不死を得る『蓬莱の薬』を飲んだことで罪人とされ地球に流された月の住人だ。

 

東方のかぐや姫っつったら輝夜しか居ない。

 

 

「だろうな。てか、そんなに死ぬ思いしてまで輝夜の顔見たくないんだが。。。。。

むしろ、文だったらやる気でるんだが・・・」

 

 

ほんとあんだけかっこつけといてなんだが・・文に会いたい。

 

 

「おまえ・・・どんだけ射命丸のこと好きなんだよ・・・つ~か、さっさとこの新聞の束をどうにかしろ、初発行から落ちてくるたびに拾ってきやがって

 

他の家では焼き芋や暖をとるのに大活躍だってよ。」

 

 

「てめぇ。勝手に燃やしたりしたらてめえでたき火すんぞ・・・」

 

俺は文々。新聞を購読するつもりでいるんだから文句言うな!!

まぁ、確かにそろそろまとめないとスペース取っちゃうけど・・・・・

 

 

「だれも、燃やすとは言ってねえよ・・・・

それよりも、幽香はどう対処するつもりだ?恐らく、向日葵を抜きに行こうと行かなかろうと襲ってくると思うが。」

 

 

そう。そんで抜きに行ったら凶暴度が倍になる。

いや、最初からカンストしてるようなもんだけどね・・・・

 

 

「あぁ・・・でも、まぁどうにかするさ。 

それより、俺も食わせろそのアジ炒飯!!!!!」

 

 

「そんな適当に決めちゃっていいの?その風見幽香っていう妖怪。

私や宵闇の妖怪クラスの大妖怪なのでしょう?」

 

突然目の前に、目玉だらけの空間。つまりはスキマが開き今朝も見たババxげふんっ

が現れた。

 

「おっす。ゆかりん、宵闇の大妖怪?」

 

宵闇の妖怪というと『ルーミア』か・・いや大妖怪ってことはEXのほうか・・・

 

 

「えぇ、闇を使役する妖怪でその妖怪の領域に入った人間は逃げ道もわからずただ

ゆっくりとそいつに喰われてしまうそうよ。」

 

なるほど・・やっぱりルーミアだ。

 

「へぇ。そんな奴がいるんだな・・んで?今日は何の用だ?」

 

 

「あら?やっぱりわかっちゃった?」

 

にやりと胡散くさい笑みを浮かべ訪ねてくる紫。

 

「まぁ、ゆかりんが何の用も無いのにここに姿を見せるはず無いし・・。」

 

 

「それもそうね。要件を言うわ、向こうの世界、人と妖怪が共存する新しい世界を

作るために力を貸してくれそうな妖怪や人間の実力者をさがしておいてほしいのよ。

 

実力のある妖怪は私の式になるってことも提案しておいてね?」

 

 

正直めんどいし、拒否したいがまぁ一応

 

 

「了解だ。どちらも目星は付いてる。」

 

力を貸す妖怪は鬼や、天狗を当たってみるか・・・

最悪、結界を張る力だけならおれと祥磨でもなんとかなるはずだし。

 

それに八雲紫の式なんて、あいつしか思い浮かばないしな・・

 

 

「たすかるわ!それじゃ、私のほうでもその世界に行ってくれそうな妖怪や人間に声を掛けておくわ。あなたたちは天狗と鬼と、私の式。それと強い霊力をもつ子を探しておいて。」

 

そう言って紫はさっさとスキマに消えていった。

 

 

「んじゃそういうわけだ。たのんだぞ?祥磨。」

 

 

「はぁ!?なんで俺が!!!!」

 

怒鳴る祥磨にアイアンクロー。

 

「俺が死闘をしてんのに、お前がさぼるのはゆるさん」

 

しばらく、やってたら「はい・・。」と言って降参した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・<少年就寝中>・・・・

 

 

 

「んんぅ~・・・・・よし!!!」

 

 

昨日はずっと都をぶらついたり、宴会したりで結局すぐ夜になった。

起床してすぐぬ頬に張り手をかまし、脳を活性化させる。

 

 

「祥磨は・・・・もういねえな。あいつもこういうときは早起きなんだな・・・・

ん?『今日はスキマ使ってイギリスのほうに行ってくる。吸血鬼とか西洋の妖怪いるかな?魔理沙の先祖にあえりゃいいな!!』ってあいつ思いきったことするなぁ。」

 

 

思いついたら即行動!といった感じの親友に呆れつつ刀を二本腰に差し、南東。

太陽の畑にむかう。

 

 

 

 

 

 

 

「うしっ!ここが太陽の畑か・・・・・たしかにこりゃ絶景だな・・・・」

 

目の前には一面の花。花。花。

特に俺の背丈をゆうに超える、大量の向日葵・・・・

 

 

「この、花畑を管理してる風見幽香もそうとう苦労してんだろうなぁ・・・・・

管理が行き届いてるよ・・・」

 

 

「あら?うれしいこと行ってくれるじゃない。でも花が好きだから苦労ではないわよ?」

 

 

「そっか~・・・・・・・・!!!!?????」

 

 

突然。ほんとうにいままでなぜ気付かなかったのか不思議なほどの殺気が真隣りから

発せられていた。

 

 

「あらあら。そんなに飛びのく事は無いでしょう?もっとお話ししましょう、

あなたは私の可愛い花たちを褒めてくれた。お客として歓迎するわよ?」

 

殺気なんて微塵も発して無いような柔らかい微笑みを見せながらもずっと動けないほどのプレッシャーを放つ幽香。

 

 

「少しでも気を抜いたら、首を掻っ切りそうな殺気を放っといて客はねえだろ・・・

それに、俺はかぐや姫に届けるためにこの向日葵を一本貰いに来たんだ。

 

それとあんたに勝ったっていう証拠も持って行かなくちゃいけn   っ!!!」

 

俺の発言を遮るように、幽香がつっこんで殴りかかってくる。

なんとか、腕をクロスさせ受け止めるがミシッという音がして吹っ飛ばされる。

 

 

「おいおい・・鬼子母神の時も思ったがその細い腕のどこにそんな力があるんだよ・・・」

 

霊力に余裕をもってコーティングしてなかったらまた折れてたじゃねえか・・

 

 

「あら?本気で殴ったはずなのだけど・・・

よく見たら、妖力、それに神力もあるのね・・100年ほど前に新しい神が誕生したと聞いたけどそれがあなたかしら。」

 

振りきった拳を、構えなおし問いかける幽香。

その顔には、狂気染みた笑みがしかも純粋に殺しあいを『楽しんで』やがる・・・

 

「あぁ、俺で間違い無えと思うぜ?

半人半妖の現人神なんておもしろ種族俺くらいなもんだ・・・・・・よっっっ!!」

 

 

『絶対中立-ヘイト・キャンセラー』も試してはみたが、案の定こいつとの戦闘は避けられないイベントらしい・・・・

 

なら、今度はこっちから!!!!

 

 

「おらぁっ!!!喰らいやがれ!!!!!」

 

女性を相手するなら、顔と髪は狙わないのが紳士だが。

んなこと言ってたらこっちが殺される。迷わず顔面に拳を叩き込む!!!!

 

 

「ぐっ!!!!!!!!!!!!」

 

幽香は、地面に叩き付けられるようにしてふっとんだがさすがの戦闘センスだ。

とっさに顔をガードして肘で受けてた。

 

 

「なら・・・・『妖刀』雹桜狼牙!!!」

 

銘を叫び右の腰に差した刀を引き抜く。

相も変わらず美しい青白い刀身だったが、じょじょに変化。

 

青白い刀身を侵食するように、黒と赤が混ざったような色に染まる。

そして俺自身の体も耳が頭から生え、牙を剥き黒色の尾が生える。。。

 

 

「へぇ~。それが妖怪に変化した状態ってこと?

見た感じは狼天狗のようだけど黒い体毛は見たこと無いわね・・・・・・」

 

 

一旦言葉を区切り、

 

 

「おもしろくなってきたじゃない!!!!!」

 

また、にやっと笑って肉薄して乱打してくる。

紫のものとも違う純粋な恐怖を与える笑みに冷や汗をかくも思考を止めず、右から上からくる拳をいなす。

 

 

「ほらほら。いなしてばかりじゃ勝てないわよ!!!!!」

 

拳の嵐が勢いを増す。

 

 

「うっ!くっ!はぁ!    いまだっ!!」

 

受け流し、ちょっと反撃を繰り返す。

イライラした幽香がより一層拳を高く掲げる!その瞬間をまってた!!!!

 

「『神域』白雲式多重結界!!!!!!!」

 

真横に振りきられた拳をかがんで避け、地面に手をつく

ついた手のひらから青白い結界が現れ俺を中心に10枚展開される。

 

 

「んなっ!!!なに・・・・・これ・・・・・・動けない。。。。」

 

そして、不用心に飛び込んできた幽香は8枚目のところで空中静止していた。

この結界は侵入してきたものを支配し無抵抗にさせる力をもつ。

 

効果は身を持って体験済みだ。それとイザナギの場合はただ無抵抗にするだけだったが俺は結界に込める力の種類で効果を分けてる。

 

 

「たとえば、今張ってる結界の効果は敵の動きを封じその力をじょじょに奪う。

『白雲式多重結界・狼』ってとこかな?」

 

神力で作った場合は、妖怪に対してのみ有効になり相手の抵抗を完全に断ち斬る。

つまりは相手(妖怪に限る)は結界内で自分の妖力を生成したり危害を加えたりすることができない。

 

霊力の場合は、結界内を現実から隔離して修業場や相手と自分を送って仲間の戦いによけいな邪魔が入らないようにできる。

 

 

「それと、それぞれの結界内では俺が仲間とみなした奴はそれぞれに対応した力を補給できる。もちろんおれもな?」

 

風見幽香の妖力量はすさまじく、まだぜんぜん残っていた。

 

 

「でも、そんなに長居する気も無いから終わらせるぜ。

『結 覇天撃』!!!」

 

狼牙をしまい、能力で接近幽香に思いっきりボディブローをかました。

『昇○拳』みたいな感じな?

 

 

「ぐはっ!!!」

 

結界を突き破り、そのまま上昇そろそろおちてくるかなぁ~

と思ったその時、空の一部分。ちょうど幽香を打ち上げたあたりのところが虹色に輝き、

 

 

「これを耐えてみなさい!!!!『マスタースパーク』!!!!!」

 

「やべっ。あいつの切り札。完全に忘れてた・・・・・」

 

 

油断して結界を解き、茫然と真上を見上げる俺に、極太の虹色の閃光が降り注いだ。

 

 




はい!USCこと風見幽香さんとの闘い。どうだったでしょうか?

双覇あの状態から助かるのか?それとも消し飛ばされるのか?答えは次の次の話です

というのも祥磨を全然活躍させていませんでしたので祥磨一人の視点と交互に進めていこうかと思った次第です。

双「駄作者のくせに無理すんじゃねえよ・・・しかも、それ知識録のやり方パクってねえか??」

なっ!双覇。いつからそこに!!??ってかパクったわけじゃ・・・・純粋に祥磨にも活躍を・・・・

はい。すいませんでした。実はちょっとやってみたかったんです。
Genkoさん申し訳ございません・・・

それではこれからもよりよい暇つぶしを!

双・作「「次回もゆっくりしていってね!!」」

感想、評価よろしくおねがいします。作者空間は異次元なのでここで双覇が登場したからといって生きてるとは・・・かぎらない・・・よ?

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