東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!今回は特別編の投稿です!!!

みなさん!メリークリスマス!!
今日はおそらく街はカップルであふれかえりネト充ならびに非リアの僕には
過ごしにくい日でしょう。

でも、僕はド田舎に住んでますから!!!!
リア充被害もすくないものです・・・・それでも居るは居るんですがね。(チッ

それでは出来は悪いですが、
「今回もゆっくりして行ってねっ!!!」




第送話-幻想の人々の聖なる夜。

・・・・<天白雲サイド>・・・・

 

「さて、やってきましたクリスマス!!!

今年は何を頼もうか悩んでいる天白雲です~~~~~。」

 

 

「いきなり、呼び出されたからどうしたのかと思ったら・・・・

おまえハロウィンの時の惨状を覚えてないのか?俺もおまえも祥磨も、全員死にかけたじゃねえか・・・・」

 

いきなりの呼び出しに、多少焦り気味で来た双覇が

盛大に溜息を吐いた懲りねぇなコイツとでも言いたげだ。。。

 

 

「懲りねぇな、おまえ。。」

 

 

前言撤回。ほんとに言われた・・・・

 

 

「懲りる?なにをわけのわからないことを!!!

クリスマスは聖なる夜!その不思議な魔力を利用して俺はここで女の子のコスプレを

見るんだよ!プレゼントとしてな。」

 

 

「おまえ・・・まさか、文にまで着せようとしてねえだろうなソレ。」

 

 

「何言ってんだよ!文こそ俺の本命!!

この日、この場所で俺は文にこの・・・・・・『ミニスカサンタ』を着てもらいに

来たんだよ!!!」

 

 

例によって、近くのデパートの店員さんに冷たい視線を向けられながら

やっとの思いで入手したコスプレ衣装を両肩にかけた袋に入れている・・・・・・

 

 

「ふざけんなよっ!!文は俺の妻だぞ。。。

そんな勝手許してたまるかよ・・・・・・・・・・・・・」

 

 

腰の結月に手を掛けながら、双覇の殺気が徐々に濃くなっていく・・・・

 

 

「まぁ、待て待て待て!!!安心しろ。

俺も一人の文愛好家として、文が傷ついたり嫌がることはしない・・・

それに考えても見ろよ?今、この幻想郷は時代が良くて明治あたりで止まってる・・

 

つまり、ここの住人はクリスマスについて何も知らないんだ!」

 

 

なんとか、双覇を宥め刀の持ち手から手を放してもらう。。。

そして今回のクリスマスの一番のポイントを切り札として切り出す!!!!!

 

「なっ!?それはつまり・・・・・

この土地のクリスマスのルールその他もろもろは俺らが絶対的な決定権を持つ。。。

そういうことだなっ!!!」

 

 

「そういうことだぜ!ふふふ・・・・・

そんじゃ俺は早速用意したプレゼントを配ってくるよ!!!おまえは、文のとこに

でも行って来い・・・あ。

 

祥磨の奴にも声かけとけよ!?」

 

俺はそれだけ忠告して、幻想郷中にプレゼントを届けることにした

先ずは紫たちのとこだな・・・許可とか取らねえとめんどくせえし・・・・

 

 

「じゃ、黒門(こくもん)。これで、

マヨヒガにっと・・・・・そんじゃあな。文によろしく!」

 

 

とりあえず言いたいことだけを言ってプレゼントの『クッキー』をその場に置いて、さっさと消えることにした。。。

 

 

 

・・・・<天白雲サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

 

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

「なんだアイツ・・・言いたいことだけ言ってさっさと行きやがって。

まぁいいやそんじゃ俺も山の皆とか霊夢の奴にプレゼントでも用意してくるかな・・

もちろん文にも!・・・とその前に祥磨も誘うか。」

 

そう思って飛ぶ・・・・

祥磨は最近魔法の森に、家を建てて住み始めている。

あの森から出ている瘴気は普通の人間にはもちろん有害だが、魔法使いには結構

 

居心地の良い環境なのだとか。

 

 

「お~い!祥磨~~~~!!

居るんなら、出てこーーーーーーーーーーーーい!!!!」

 

 

やがて、祥磨の家の前まで着いたためとりあえずデケエ声を出して呼んでみる。

 

「うるせぇよっ!!!!!人んちの前で何を

大声出してくれてんだ!近所迷惑だろうが!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

正直、さっきの俺の声よりでけえんじゃねえか?ってくらいの

叫び声を上げながら玄関を開け放つ悪友。

 

 

「いや、お前のほうがうるさい。

それと文句言うならインターホン的な仕組みでも開発しやがれ・・・・

ほれ。メリークリスマス!」

 

誘うにしても、まずはこっちが格式に従うという事で

祥磨についさっき作ったプレゼントを手渡す。

 

 

「ん?おうメリークリスマス。

そっか、今日がもうクリスマスか~~~・・・ところでコレ何?」

 

 

「あぁ~。そいつは月桂樹やサフランなんかを調合して作ったお香だよ。

人間の心を落ち着かせたりする作用のある植物で作ったんだ・・・・・・・・

別に有害物質とかじゃねえから魔理沙のとこにでも持ってって一緒に使ってみろよ」

 

 

そうか。ならありがたく・・・

そう言ってなんの疑いも無くお香をスキマにしまう友人。。。。。

実際は人間に対しては確かに沈静作用のあるお香だが・・・・

 

少しでも妖力のあるものに対しては『強力な媚薬』になるという代物だ。

上記の材料のほかにもマンドラゴラやリキュール(酒)に漬けたカズラなんかが入ってる・・・・・

 

 

「さて、俺がここに来た理由としてはだ。

ずばりクリスマスプレゼントを作ろうぜ!!!!!!!!!」

 

そんな俺の思惑を悟られないように、今回来た理由を

端的に説明する。

 

 

 

・・・・・<少年説明中>・・・・・

 

 

 

「ふぅ~ん、天白雲(アイツ)がね~。

なんか裏があるような気しかしねぇな・・・・。このクッキー。薬とか混ぜてんじゃ

無いのか???」

 

 

さすがの祥磨も、疑いを持ち始めた。。。

だが残念!薬が入ってるのはクッキーじゃなくお香のほうだ!!!じゃなくて・・・

 

「さすがの、アイツでもそこまでしないだろ。

俺の提案はただ純粋に俺とお前で文と魔理沙に贈り物でもしようぜ?って話だし」

 

 

「お前は婚約者だから、不自然じゃないにしろなんで俺が魔理沙に

プレゼントを贈る必要があるんだ?」

 

 

 

「お前、ドリズルの転生先なんとなくわかってるんだろ?

わざわざこんないろんな意味で面倒な森に住んでるんだし・・・それに外の世界で

言ってたろ魔理沙が好きだって。ならこの機会に恋人にでもなってきたらどうだ?」

 

 

首をかしげて聞いてくる、友(バカ)に率直に提案する

 

 

「なっ!そんな急に言われても・・・

解かったよ。どうせもうそろそろ逃げるのはやめようと思ってたところだ・・。

俺は魔理沙も・・・ドリズルも好きだ!だれよりもな。」

 

 

その返事が聞きたかった!と、俺たちは拳を合わせて

さっそくプレゼント作りに取り掛かった。。(二人とも一人暮らしが長く、クラスの女子よりも女子力は高かった。)

 

 

 

 

・・・・・<神様移動中>・・・・・

 

 

「祥魔のやつが、完成と同時にでてった所為で

片づけに時間取られちまった・・・・」

 

 

なに作ってたか、良く見えなかったけど

隠しながら持ってってたし小さめのアクセサリーかな?

 

 

「まぁ、どうでもいいか。

お、居た居た椛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

 

目標の人物を見つけ、降下する。

 

 

「あ。双覇さん!!!

お帰りなさい待ってましたよ・・・文さんが。。。。」

 

 

 

「そっか、じゃあ急いで帰らないとな。

そうそう。椛はいこれ。。」

 

クリスマスを知らない椛が、案の定なんですコレ?

と聞いてきたので。

 

 

「俺の居たところじゃ、今日はクリスマスって言って

友達や近しい人物と宴会をしたり贈り物を送りあう日なんだよだから。中身は

ソッチの袋はクッキーってお菓子でソッチは開けてみてのお楽しみだ。んじゃな!」

 

 

それだけ言って、頂上目指して飛び去った。

文へのプロポーズからと言うものなかなか喜びを顔に出してくれなくなった

椛だけど、今回は顔は仏頂面のまま尻尾をぶんぶん振ってたから

 

嬉しかったんだろうきっと。

 

 

 

 

・・・・<神様移動中>・・・・

 

 

「たっだいまー!文。

遅くなってごめん!!!!!!!!」

 

文兼俺の家の扉を開け、声をかけると向こうから

ドタドタと足音がして・・・・

 

 

「双覇ーーーーーーー!!!

良かったです・・・ちゃんと帰って来てくれましたね!!!

もしや、山の途中で椛とかに襲われてないかと心配で・・・・・・・」

 

 

「椛は、俺を襲うほど凶暴でも理性が無いわけでもないだろ?

心配し過ぎだよ。」

 

 

「いえ!今夜は月も綺麗に上がり雲ひとつない空です。

こういう時、妖怪の理性は外れやすいんです!それに私だってまだシテ貰って無いのですから妻として先にとられるわけにはいきません!!!!」

 

 

ん?俺が心配すんなって言った部分と文の心配してる部分が

噛みあって無いような・・・・それになんか目がおかしいし・・・

 

 

「そ・・・そうだ文?今日は俺の居たところじゃクリスマスって

言われてて贈り物を送りあう日なんだよ・・コレ受け取ってくれ・・・・」

 

そう言ってさっき作ってきたものを渡す。

まぁ、なんだ?『指輪』だ結婚指輪。式の時にも使えるし良いかなと・・・・・

ちなみに宝石は風を固めて作った石で黄緑色で綺麗だ。

 

 

え?女子力なんて次元じゃない??

気にスルナ!!!俺の分はもう自分の左手薬指にはめてある。

 

 

「ありがとうございます・・・・。

それよりも、双覇?今日はなんだか良い匂いがしますよ~?❤❤❤

コレってそう捉えて良いんですよね?」

 

文が妙に甘い声で、話しかけてくる。

良い匂い?まさか・・・・

 

 

「クンクンっ)まさか、この匂い!?

あ・・・やべぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

あの野郎・・・・・

薬のなかみ解かってやがったのか、こっそり俺の持ち物に匂いを付けて・・・・

 

 

「ねぇ双覇?今日は贈り物をする日なんでしょう??

ならもう一つだけ、私にください・・・・・・・・・家庭と私たちの・・・ね❤」

 

 

その後、この二人に何が起きたかは此処ではあえて記さないでおく。

出来ることなら二人の眼にも届かぬことを願うばかり・・・

 

 




はい!・・・・・・・・・・・え~~~~~~

申し訳ございませんでしたぁ!!!!
作者ついに、我慢の限界とあいなりまして・・・見る人が見たら凄く嫌な感じに
しあげてしまいましたね。。。。

とりあえず、どうでしたでしょうか?(ラストには苦手な人は目をつむって頂きたい
特別話は、基本的に作者こと『天白雲』は必ず登場しますのでよろしく!

そんな感じで雑談は終わってるので、メリークリスマス!
「次回もゆっくりして行ってねっ!!!」

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