戦闘描写・・・。妄想では簡単でも執筆となるとそうもいかないものですね~。w
(当たり前乙)
まぁ戦闘描写はすごく苦手なのですが書かない話数が続くとそれはそれでさびしさを
感じるそんな矛盾を抱えた作者が執筆する
『東方双雲録』もついに・・・・・・・・・・
ついに!!!30話です!!!!これまで応援してくださった読者のみなさん。
ほんの自己満足の小説をこれまで読んでいただきありがとうございます!!
できることなら、もう少しだけ完結までの間も応援していただけるとものすごくうれしいです。
まぁ、まずは30話目を読んでいただきましょう。
「ゆっくりしていってね!!」
『螺旋』-通常それは竜巻やホラ貝などの巻貝のように中心となる細い小さな渦から
上昇、もしくは下降することによりその方向にどんどん大きくかつどんどん規模を大きくする。
そのことから、実際はただのぐるぐるに見え、繰り返しの構造でありながら同じ場所を通らない螺旋は
芸術や概念の観点においては『歴史』や『生命』といった『無限の広がり(上昇)』
を意味する。
「『螺旋を操る』ってのは・・・つまりはそういう概念的な象徴も操作対象になるわけで!!!ぐっ!」
結論から言うと、俺は攻めあぐねていた。
最初に俺が吹っ飛ばされた原因は攻撃方法だ。あのとき俺は刀の突きを喰らわせようとしていた。
「物が進むとき、そのものにかかる推進力は風をうけることで本来の速度を維持し続けることができず止まる。」
そして、それを避けるために最も効率的なのが回転を加えることだ。
回転による直進の推進力を利用して突きを入れようとしたところで能力を使われた。
俺が作り出した螺旋に対し逆方向の螺旋をたたきつけられた。
俺がはじかれたのは異なる力同士がぶつかり消えずに余った衝撃が爆発したからだ。
「ど~すっかな~。下手に攻撃を加えようとするとさっきみたいにはじかれて隙が
できちまうし・・。」
天魔ほどの大妖怪ならその隙の間に俺を5回は殺せるだろな~。
わりと本気でやられそうだから怖い・・
「来ないならば・・・こちらからいくぞ!!!!」
天魔がとんでもない速度で近づき、乱打してくる。
ただし、拳で。じゃない拳はまっすぐ防御をたたき壊すようにしか打たれてない。
「ぐっ!!!あがっ!おまえ、自分の拳の『衝撃』に螺旋を加えたな・・・。」
「そのとうり!だが解明しただけでは私は止められないぞ!!!!」
つまり、あいつはまっすぐに拳をうってるのにその衝撃を拡散させているのだ、
ちょうど竜巻の地面に接してるわずかな面が『拳』、上空に上がるにつれ広がっていく渦が『衝撃』ってな感じで・・
「だぁあああああああ!!!!畜生!!『結び』拳+衝撃波。
契約解放!斎藤衛。」
おれは龍の鱗で手を完全ガードし天魔が拡散させた衝撃すべてを殴って消し飛ばした
結んだとうりに動くだけだから、反射速度はとんでもないことになってる。
「んっ!!いまのにも対応できるとは・・。しかもその腕、お前自身の妖怪の力では無いな・・・」
おぉ~。気づかれたか・・・
「あぁ。こいつは俺の親友から契約によって与えてもらってる力だ。
俺の妖力も纏わせたんだが・・・やっぱ気付かれるか。」
「当然だな・・。さて、そろそろ鬼どものもとに行かねばならん、決めさせてもらう!!!!」
妖力を腕に集中させ、なおも能力を行使して乱打を繰り返す。だが天魔はだんだんと
距離をとり打撃を弾幕に変える。
「はぁ~。しょうがない。気はすすまないが天魔わるい。この戦いは能力でさっさ
と終わらさせてもらう。」
俺は能力を結びでは無く絶つほうに使う。
「『落ち着いてください天魔様あなたが敵対してるのは私じゃありません』」
仮に名付けるとするならば 『絶対中立-ヘイト・キャンセラー』ってところかな?
「ん。あぁすまんちょっと頭に血が上ってしまっていたようだな。能力まで使って
しまうなんて・・」
今回、俺は天魔から俺に伸びる軽く見られたことによる『怒り』そこから派生する
『敵対心』をかき消した。
いや、縁結びの神は何かと何かを結びつける神で関係を断ち切る力はじつは無いんだけどw
「だから、殺意のレベルまでいった場合はもうどうしようもない。」
「お前を殺す!!」って言われてんのに「まぁまぁ~~。」と中立に立とうとしてる
奴は頭がおかしいからなw
「ん?私がお前に殺意など抱くわけがないだろう?」
「そうですよね。 はは・・。ははは・・。」
残念ながら、初めて会った時も殺意を向けてたことは知ってる。
まぁ、いきなり自分の領地に不届き者が現れたらそりゃ~怒るよな・・・。
???「なんだい。もう喧嘩はおしまいか~い?つまらないねぇ。まだ一升飲んでないんだから戦いなよ。」
天魔と和解した直後、寒気がするほどの妖力を浴びた。瞬間的な爆発力ならフェルの
妖力と同等レベル。
「ッ・・!!もうなんとなくわかってるが一応聞いておく。お前はだれだ?」
「んぁ?あたしかい?あたしの名は焔(ほむら)。鬼子母神の焔だよ。
よろしくな? 結神。」
なるほど。こちらのことは良く理解してるらしい。
でもまぁひとつ聞いとかなきゃな・・・
「そうか、んじゃ焔・・・「おっいきなり呼び捨てとはキュンっとくるねぇ~。
なんだい?」んなこたぁどうでもいい。」
台詞に割りこまれたから一度続けるのをやめ、妖力を徐々に解放し殺気を放って言う
「てめえ。文に手を出しやがったあの鬼をどうした?協定上慈悲で2人はあんたのもとに返したはずだが・・・」
「・・・。答えなかったらどう受け取るんだい?」
「この場でお前を殺す。適当なことぬかしたりお前の判断が間違ってると判断した時も殺す。」
自分でもそうとうキレてるのがわかる、怒りを全部殺気にしてはなったら鬼子母神も
若干震えてる。まぁたぶん武者ぶるいだけど・・・
「そうかい、そうかい。あたしとしてはあえてここで適当にごまかして殺す気で
来てもらってもいいんだが、鬼の流儀は嘘をつかない事でね。
あいつらなら報告を聞いてすぐに殺したよ。
あたしはあのときすでに天魔に書状を送っててね、
決戦はまだ先で指示も出してないのにあいつらは不意打ちみたいな姑息な真似をしたんだ殺したさ鬼の名誉のために。」
鬼のトップが嘘吐いて油断させるなんてことはしないだろうが一応確認をとるか。
「ほんとか?伊吹 萃香。鬼子母神を信用しないわけじゃないが一応は敵だ、鬼二人が殺したと証言して生きてたら鬼の名折れだからな責任を負わせるには十分だ。」
すると、鬼子母神の周囲にだんだんと霧があつまりそれが人。いや鬼の形になって
実体をもつ。
「ありゃりゃ、私が一番ばれないのに自信があったのに・・・。こりゃ勇儀をわらえないなぁ。質問の答えははい。だ焔様はたしかに全員の前であの鬼2人を殺したよ」
彼女が、鬼子母神直下の鬼の四天王が一人。
『伊吹 萃香』(いぶきすいか)だ。能力は『密と疎を操る程度の能力』
簡単に言うと密度を操り自分を含めたすべての物質を薄めて拡散させたり、萃めて(あつめて)巨大にしたりできる。
「そうか。ならいいやどうせ鬼子母神とはすぐに戦うことになるんだろうし、
それとお前が来て正解だったな萃香。勇儀はお前よりも幾分好戦的だと聞いてる。
来てたら話し合いどころじゃねえもんなw」
ちがいないっwと萃香、鬼子母神も笑い、すこしして真剣な顔になって。
「それじゃ、『結神』どの。あたしはあんたのことが気に入った。すぐにでも勝負したいところなんだけど。。この山の所有権を賭けるんだそんなすぐにやってもつまらないし・・・3日後。3日後にこの屋敷の奥の鬼の闘技場にきな。
どうせなら殴り合いだ。武器の使用は不可。それ以外なら何をしてもいいよ?
鬼の弱点なんてそんなもん無いと思うけどね」
威圧たっぷりに、焔が笑う。
「上等だ。その『傲慢』こそがお前の弱点だと思い知らせてやるよ。」
俺が言った瞬間、鬼子母神は大きく笑い萃香とともに帰って行った。
「さて、3日後か・・・。鬼子母神が俺の予想どうりの戦闘スタイルならアレがきく
だろうから一応つくっておこうか・・・。できればほんとに殴りあいで勝ちたいんだけどね・・・。」
ため息を吐き、天魔と別れを告げて俺は自分の家に戻って行った。
はい!どうでしたでしょうか。結局天魔戦は適当なところできりやめちゃいましたね・・。
すみません!!戦闘描写もっとうまく書けるようになりたい・・・。
今回で酔っ払いロリータ鬼こと萃香さんが登場しましたね。もちろん姐さんやら他の四天王も書いていきますよ。
それではこれからも有意義な暇つぶしを!
「次回もゆっくりしていってね!!」