東方双雲録   作:天白雲

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はい!前回射命丸とものすごい速度でフラグが立ってしまった双覇君。

今回は、どうなっていくんでしょうね?

それでは「ゆっくりしていってね!」


第26話-風神少女との日常。

 

「ん!くぁ~~~~!!!さっむ!!」

 

 

俺は、凍えるような冷気に身震いし、目をこすって起きた。

 

 

「そういや、すっかり失念してた・・。今この山って秋なんだよなぁ~。

そりゃ寒むいよな・・・ん?」

 

 

テーブルの上に文のものと思われる書き置き発見。

 

『双覇さんへ

 

あんまり、気持ち良さそうに眠っていたので起こさないで書き置きをすることにしました。

 

今日ははたての家に行きます。椛も非番で一緒ですから心配しないでください。

それと、女の子だけでのおしゃべり会なので絶対にこないでください!!!

 

ps、帰るのは子の刻になります。』

 

 

 

「子の刻っていうと1時くらいか。。ならすこし山の奥で狩りでもしてようかな

昼飯の材料も必要だし。」

 

 

みんなもわかってると思うが文に鶏肉は出しちゃいけない。これは世界の心理です。

異論は認めん!

 

 

 

 

・・・・<双覇サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・<射命丸サイド>・・・・

 

 

 

「というわけなんですが、やはりあのとき感じたあの感情は・・・・

あの~その~。ね!?」

 

 

私は家から少し、山を下り私の所より幾分風の通りにくい、

友人『姫海棠 はたて』(ひめかいどうはたて)の家を訪ねていた。

 

 

 

「いやいや・・・。ねっ!?ってなによ・・・」

 

 

 

「ついに、文さんにも恋の季節がやってきたんですね!!!」

 

 

「なんで、今ので理解出来んのよッ!!」

 

 

はぁ~。とうなだれるはたて。『文さん』と私を呼んだのは私のいえ、

『鴉天狗』の部下に当たる『白狼天狗』。名前は、

 

『犬走 椛』(いぬばしりもみじ)まじめで、組織を重んじる天狗社会の申し子

見たいな存在。

 

 

「あ、あややややややや!?いやそうではなくて・・。あれ?そうなのでしょうか?」

 

 

「どっちよ・・・。そして何を相談しに来たのよ・・・。」

 

 

そうです!昨夜私を守ってくれた青年。双覇さんにたいして私が持った。持ってしまったこの感情の正体を突き止めたいのでした。

 

 

「ですから、先ほどから言ってるとうりのことが昨夜ありまして、私としてはお礼も

まだなのでしたいのですがどうしても彼の前だと、言葉に詰まってしまって・・。」

 

 

「はぁ~。あんた何年生きてんのよ。初心にもほどがあるわよ!

たくっなんでわざわざ休んでる時に惚気なんざ聞かされなきゃならないのよ・・・」

 

 

「そういう、はたてだってまだ恋とかお付き合いとかしてないじゃないですか!!

人のことよく初心だとか言えますね!! あ。いえ!まだこの感情の正体はつかめてませんが!」

 

 

私としたことが・・・。事実をきちんと突き詰めていかないと。私は記者を目指しているのですから

 

 

「いやいや。もう答えでたじゃない・・・

自分で恋心だって言ったわよ。それじゃもう大丈夫ね。告白でもなんでも勝手にしなさい。

 

そう思うでしょ?椛。」

 

 

「そうですね~。文さんもはたてさんも、もちろん私もこの山で恋らしい恋をしてる

女性天狗はなかなかいませんからね~。

 

それでも、客観的にそれは恋だと思いますよ?」

 

 

ぐぬぬ!!椛までそう言いますか・・・。ならやっぱりそうなのでしょうか?

しかし相手は天魔さまがおっしゃっていたとうりだと神と言うことになります・・。

 

 

 

「私でつり合いがとれるのでしょうか・・・・」

 

 

ぼそっ。と漏らした不満。それを聞いたはたてと椛が・・・

 

 

 

「なに言ってんのよ・・?

あっちはもうあんたに告ってるようなものでしょ。それに恋に種族間をもちだすのは野暮よ。」

 

 

「そうですよ。文さんの良い所をあの人はまだ会って間もないですがきっと一杯わかってるんです。良いですね~。私も好きな人と両想いになりたいです・・・。」

 

 

「椛っ!?あんた好きな人なんていたの!!??」

 

 

「はい。ですがその人にはもう好きな人がいるみたいで・・・・。

私の思いは届かないことはわかってるんです。」

 

 

椛が満面の笑顔でしかし悲しそうに笑った。

 

 

「そ!そういえば文さん私なにかあったらすぐに行動できるように昨日文さんの家を『視て』たんですけど双覇さんのあの姿はなんです?

 

真っ黒い体毛の『狼天狗』みたいでしたが・・」

 

 

椛の能力は『千里先を見通す程度の能力』つまり千里眼だ。

それとあの時の双覇さんに関しては・・・

 

 

 

 

「私にもわからない。たぶん半妖だと言ってたから妖怪のほうの力だと思う。」

 

 

「そうですか・・・。なら私が名前を付けます。

私が白狼天狗ですから黒い双覇さんは『黒狼天狗』がいいんじゃないですか?」

 

 

私は、椛が着けてくれた名前を双覇に教えてあげることにしてはたての家を出た。

うっそうとした木々が生え、薄暗い。

 

 

「あやや?もう日の位置が子の刻まで上がっちゃってるじゃないですか・・。

いそがないと!」

 

すると『キャァアアアア!!!』

 

 

「なんですか!?急がないといけないんですがねっ!!」

 

 

森の奥から女の子の悲鳴が聞こえその方向に飛び立つ!!

 

 

「ば・・・化け物。た、助けて・・・・!」

 

 

見ると、私に似た女の子が大きなクマの妖怪に襲われていました。

 

もうすこし!!!

 

 

「届くっ!!!かはっ!?」

 

ズザァッッ!!!!!突如横から妖力弾が飛んできて吹き飛ばされる私。

 

 

 

「おお!!当たった。こいつは・・鴉天狗の女か!!ちょうど良いお前ら天狗には

いらいらしてたんだ。さっさとあきらめてこの山を渡せば良いのによ~~!!」

 

 

私を吹き飛ばしたのは3人の鬼でした。

正直、私が本気で戦えば勝てなくはない。。でも今は優先事項がちがう!!

 

 

「す。すいませんですが、私たちももう住処があまりないもので・・・

かはっ!!!!??」

 

 

下手に出ようとしたところで思いっきりお腹を殴られ、私の意識は途切れた。

 

 

 

 

・・・・<射命丸サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

 

「キャァアアアア!!!」

 

 

「なんだっ!?」

 

 

女の子の悲鳴が聞こえた。しかもなぜかここに居るはずのない聞いたことがある女の子の声。

 

 

 

「まさか、でもいそがねえと!!!!」

 

 

確か前にイザナギが俺たちとは違う方法で、こっちに来たやつがいると言っていた。

まさか、それが『あいつ』か!?

 

 

 

 

「ためしてみるか・・。頼むもう少し頑張っててくれよ。

『結い』結神+夜神さつき!!」

 

 

おれはここに居るわけがない名前を・・・

居てほしくない名前を叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そ・・・双覇・・・・。」

 

 

そこには恐怖に顔をひきつらせた・・・・

 

 

 

 

 

 

幼馴染 夜神さつきが居た・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 




はい。さつき本編に登場!!!

文×双覇、さつき×双覇、正直どっちを書いてもかまわないのですがww

でも俺の嫁は射命丸なのでタグどおり書きますよ。

ifでなら報われるかもw

それでは皆様より良い暇つぶしを!

「次回もゆっくりしていってね!」

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