東方双雲録   作:天白雲

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はい!コラボ編3話めです!!

genkoさんのほうで双覇視点を書いていただきましたので、こちらでは

『全知神』白井 瞬の視点で書いていきたいなぁ~と思います。

それでは。「ゆっくりしていってね!」



第22話-VS!!『繋がり』を尊ぶ結神!!

今朝、朝食を出されなかった俺と双覇(客人に何たる仕打ちかね。。)は

山で獣を狩り肉を焼いたりしてなんとか朝食を確保していた。

 

 

「んで、双覇。朝食う時、何聞こうとしてたんだ?」

 

そう言えば、なんか聞かれてたのを思い出したので双覇に聞いてみる。

 

 

「あぁ。衛のやつ今朝から居なかったけど一体どこにいったんだ?」

 

あぁなるほど。双覇には言ってなかったな。

 

 

「あいつなら、外の世界の学校にいってるんだ。今日は登校日」

 

 

双覇はなるほど。と納得して、空を見上げる。

 

 

「「暇だな~~。」」

 

 

2人そろって欠伸をする。

もう完全に無気力症候群にかかってしまっている2人。今は妖怪の山の

俺の家に来ていた。久しぶりなので埃がすごい。。

 

 

「はぁ~。つっかれたーー!!異変の準備でただでさえ忙しかったってのに・・。」

 

と、そこに『妖怪の賢者様』こと八雲紫がスキマを開いて現れた。

 

 

「どうした?紫。何かあったのか?」

 

 

紫はため息を吐き、

 

 

「昨日、『博麗大結界』が一部破壊された痕跡があったのよ。

いま、やっと修理し終えて休みに来たってわけ。」

 

博麗大結界の破壊ってまさか。。

 

 

「あぁ~すいません。それ、たぶん俺ですね。ここに来た時に何かに干渉した感じがしましたから。」

 

 

隣の双覇が申し訳なさそうに言う。

 

 

「だれ?まさか外来人!?こんないそがしいときに!!」

 

 

紫は忌々しげに双覇をみる。双覇はたじたじになってるな。

 

 

「紫。そいつは別世界から来た、俺と同じような立場の者だ。

『結神』白雲双覇。

 

お前よりは間違いなくつよいぞ?」

 

 

双覇はそんな訳無い。と否定している。

神なんだからそこは威張っとけよ・・・。

 

 

「ふ~ん。それで?その『結神』様がここに結界を破壊してまで何の用?」

 

双覇はう~ん。と少し考えてから。

 

 

「よし!瞬。俺と戦ってくれないか?」

 

 

そう言った。・・・・は?

 

 

「ちょっとまて。どうしてそうなるんだ?戦う理由は無いし、

第一。俺昨日の酒がまだ残ってて2日酔いなんだけど・・・・。」

 

 

双覇は酔って無いのか?飲んだ量はあんまり変わって無かったはずなんだけど・・。

 

双覇は、俺にフェルと衛との契約の旨を話しそもそもの目的が『全知神』である

俺と戦って強くなることだ。と話した。

 

 

「しょうがねえな。一回だけだぞ?そんな先輩とか言われちゃうとなぁ~」

 ↑

(ちょろい人w)

 

 

「あぁ。そんじゃ行こうか。」

 

 

俺たちは上空へとどんどん高度を上げていった。

 

 

 

「いつでも良いぞ~~。」

 

お手並み拝見!さてどんくらいつよいのかなぁ??

 

 

「契約解放!神薙祥磨!!『具現』天叢雲剣!!」

 

 

約300メートルくらい離れた位置にいる、双覇が剣を作り出し構える。

まぁ、この距離なら何が来ても大概は反応できるでしょ。

 

 

「『結い』結神+全知神」

 

 

双覇が唱え終わった瞬間。俺と双覇の間の距離は0になり双覇が斬りかかって来ていた。

 

 

「な!?『概念付与-腕-硬質化Level8』!!」

 

テンパりつつ、腕を硬質化し振り下ろされた剣を凌ぐ。

 

ガッギィィィィン!!!とまるで超高速で金属同士がぶつかったような甲高い音が

聞こえ、2人の距離はもういちど離れる。

 

 

「き。斬れない!?どんな腕してんだよ!!」

 

双覇が叫ぶ。

 

 

「こっちこそびっくりしたぜ。まさか距離がいきなり0になるとは。

能力か。やるなぁ。」

 

 

ここ最近で久しぶりに意表を突かれた気がするぜ。。

 

 

「こうなったら全力でやるぜ!!契約解放!!『斎藤 衛』瞬を乗り越える!!」

 

 

くっ!次は衛の能力か・・。ならこっちも手加減してらんねえな!

 

 

「ラプラスの悪魔起動!!」

 

あいつの能力は発動した時の状態の力しか乗り越えられない。

つまり、ふつうの俺の時じゃもうかなわないけど。

 

使ってから相手が強くなった場合。強化後の相手は乗り越えられない!!

 

 

「いくぜ!!『概念付与-刀-強化Level10』!!」

 

俺は刀を抜き強化レベル10を付与した。

最高神クラスの相手に対して付与する力だが。衛の能力を使った双覇は

 

それくらいやばい!!

 

 

「さぁ。第2ラウンド開始だ!!双覇!!」

 

直後、二人の姿は残像になりちょうど離れた距離の中心でぶつかる。

 

 

ギィィィィィンッッッ!!!どちらの武器もなぜ壊れないのか?

不思議なほどの轟音をあげてぶつかりあう。

 

 

「くそ!!スサノオの力でも断ち斬れ無ぇってどんな馬鹿みたいな力もってんだよ!!!」

 

 

双覇が叫ぶ。スサノオ。双覇の世界のスサノオのミコトがどんな能力でどれだけ強いのかは分からないが少なくとも・・・

 

 

「俺の刀には、今最高神とも打ち合えるくらいの力をのせてるんだよ!!!

お前のその剣のほうが化け物剣なんだ!!!」

(注 どちらもあほみたいな化け物武器です。)

 

 

くそ!!鍔迫り合いじゃらちが明かねえ!!!

 

 

「『形状変化!! 槍!!』」

 

双覇も同じ結論らしく、同時に距離を置いた瞬間!

俺は『形状変化』で刀を槍に変える。

 

 

「んなっ!!槍になった!?」

 

双覇が一歩下がる。

 

 

「今度はこっちの番だ!!!」

 

槍を構え、垂直に突進!

 

 

「契約解放!!『斎藤 衛 龍神王!!』」

 

 

双覇からあふれだす霊力が倍増した。

 

 

「衛の『龍神王』の力か!!」

 

 

俺は槍の切っ先に霊力を集中させ、速度を上げる。

双覇は、その場で腰を落とし握った拳に『白い炎』を纏わせ構える。

 

 

 

「うぉおおおお!!『白井流 覇将突!!』」

 

 

霊力は切っ先を輝かせ、槍全体を七色の光で覆う。

 

 

「はぁああああああ!!!『龍神王の拳!!』」

 

 

双覇の拳は白い炎をさらに燃えたぎらせ、体全体からオーラが立ち上る。

 

 

「いくぞおおおおお!!!!」

 

「来い!!瞬!!!」

 

 

俺と双覇の一撃がぶつかりあう!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってところで俺は横から飛んできた謎の高速物体に吹っ飛ばされる。

 

 

 

「痛ててて。なんだよ。って光?」

 

横から俺を吹っ飛ばしたのは、いま外の世界に居るはずの俺の嫁。

光だった。涙をながし、こちらを見つめている。

 

 

「よかったああああああ!!!!!瞬が帰ってきたああああああああ!!!!!」

 

泣きじゃくり抱きしめてくる光に戸惑いつつ、俺は

 

 

「ただいま。光。」

 

と言葉を出し。

 

 

「おかえり!瞬。」

 

顔を上げた光は満面の笑みを浮かべていた。

 

 

 

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

 

「え~と・・。状況を整理しよう。こんなときこそクールにcoolに、だ。」

 

1、俺の真下には瞬が落とした槍(刀?)が落ちている。

 

2、その瞬は謎の超高速飛行物体に撃墜(?)されて落ちて行った。

 

3、俺は放置されている。

 

 

「・・・。まぁとりあえず瞬が飛んでくるのを待つか。」

 

 

・・・・<双覇サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

・・・・<瞬サイド>・・・・

 

 

「そういえば、どうして瞬は目覚めたばかりで戦ってたの?

と言うかあの人はだれ?」

 

 

光は小首をかしげて聞いてくる。

 

 

「あいつは白雲双覇って言う奴で、暇だったから戦おう!ていきなり言いだされて

二日酔いだったけどとりあえずリハビリn・・・」

 

 

「つまり、あの腐れ外道は頭が痛くて体調が悪い瞬を無理やり連れ出して戦わせたってことだね?」

 

光がトチ狂った目でとんでも無え事を言い出した。

 

 

「ちょっと待て!!確かに2日酔いで頭が痛かったし、正直気も進まなかったが今は

リハビリも兼ねて楽しk」

 

「わかってるよ。瞬は優しいからあの人の事を庇って上げてるんだよね。

ちょっと待ってて今『光速』で3枚下ろしにしてくるから。」

 

ちょ~~い!!!人の話も聞かず瞳に輝きの無い光が猛スピードで双覇のほうに

向かって行く。

 

 

「やべえ!!このままじゃ俺の嫁に双覇が殺される!!」

 

 

俺も後を追い急いで上空に上がった。

 

 

 

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

「許さない・・・。」

 

 

「ん?瞬か?・・・・・・。」

 

 

違った。なんかものすごい殺気を向けてくる『黄色い明るめのスカート』、

『空色のカーディガン』、Tシャツを着た女の子だ。

 

すごくかわいい。

 

 

「あの?あなたh・・・」

 

 

「うるさい。言いわけは聞かない。斬り捨てる!!」

 

 

えええええ!!!!????俺この子になんかしたっけ?

転生前のときはクラスの女子にいつの間にか嫌われてたりはしたけど

 

いくらなんでも初対面の女の子にすらいきなり嫌われてるなんて・・・orz

 

「あ・・あの?僕は君に対して何かしましたか?ちょっと身に覚えが・・・」

 

 

とりあえず交渉を試みる。

 

 

「言いわけは聞かないと言った。 『光神』参る!!!」

 

 

即座に失敗。彼女は刀を抜き放ちものすごい速度で斬りかかってきた。

 

 

「くっ!!!!!」

 

 

天叢雲剣で受け、なんとか持ちこたえる。 とそこへ・・・

 

 

 

 

・・・・<瞬サイド>・・・・

 

俺が木々を抜けるとすでに光は双覇に斬りかかっていた。

 

 

「ちっ!!おそかったか・・・。おい!!双覇。その子は俺の奥さんだ!!!

傷つけやがったら『概念消去』してやる!!」

 

双覇は「はぁ!!??奥さん!?てめえこのリア充が!!!死んでしまえ!!!

あと、無理だろ!!!強すぎるぞこの人!!」

 

と喚いていた。。

 

 

「やかましい!!俺の刀にまだ力が付与されてるからなんとか持ちこたえやがれ!!

あと縁結びの神のくせに嫉妬してんじゃねえ!!!」

 

 

あいつは、なんのために『結神』なんて神になったんだよ・・・・。

さて、俺はなんとか光を止める方法を探さないと・・。いや1つ案はあるにはある

が・・・。

 

 

「『斬撃-新月』我が斬撃は見えぬ物を切り開くためにあり!!」

 

光が技名を詠唱する。まずい!!!

 

 

「双覇!!とにかく全速力で飛びまくれ!!見えない斬撃が飛んでくるぞ!!!」

 

とりあえず、忠告はする。

 

 

・・・<双覇サイド>・・・

 

「はぁ!!??どんな攻撃だよ!!チクショーー!!」

 

俺は瞬に言われたとうり、とにかく飛びまくる。

近くの木々が薙ぎ倒され、服の腹の部分に斬れ込みが入り超怖い・・。

 

あいつは何と結婚したんだよ!?夫婦そろって化け物じゃねえか!!!

 

 

 

「『斬撃-三日月』我が斬撃は悪を斬り裂くためにある。」

 

また別の詠唱だ。

 

 

「気をつけろ!!次は目には見えるが量も速度も段違いの斬撃がとんでくる!!」

 

 

ほんとに、馬鹿なんじゃないか?って思うくらいの圧倒的数の光が俺にむかって飛んできた。

 

基本は新月と変わらずに飛んで避け、無理なときは自分の体に能力を発動させ地形と結び、物理的に人体では不可能な避け方で避ける。

 

 

「くそ!!衛の能力で瞬を『越えて』なきゃ体がぶっ壊れてるぞ!!」

 

 

「『斬撃-上弦 我より上は我の絶対的支配下と化す。」

 

こんどはなんだ!!!

 

 

 

「双覇!!光の上半身より上に行くなよ!『上弦』の力は上半身より上の物体を

物理法則を無視して斬れる。衛の能力でも防げねえ!!」

 

 

はぁ!?馬鹿か!!んなもんいきなり言われても対応が・・。

そ、そうだ!!

 

 

斬ッッ!!!双覇の体は光の刀に真っ二つに斬られた・・・・。

 

 

「そ。双覇ーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「かと、思ったか?『Shadow of Switch-嘲笑う幻影』フェルの能力がこんな形で役に立つとはなw」

 

 

俺は斬られた影を自分の足元に戻し、光さんの前に立った。

 

 

「『斬撃-下弦』我より下は我の絶対的支配下となる。」

 

 

こんどは下かよ!!!

俺は全速力で飛びあがる。

 

 

「双覇!!光とは鬼ごっこ状態には絶対になるな!!

あいつは『光神』。『光を司る程度の能力』だ!間違いなく速さじゃ勝てないし

 

妖怪の山に被害が出るぞ!!」

 

 

まじかよ。なら!!!

 

俺は光さんと水平に飛ぶ。

 

 

「ナイスだ!!下弦は光の下に全身がなきゃ駄目なんだ!!」

 

よし。一応この作戦は成功か。んじゃ次は・・・。

 

 

「双覇!!やりたくはないが作戦はできた!!!

お前も見たくないだろうけどとりあえず今からそっちに送る作戦を信じろ!!」

 

 

そう言うと、瞬は自身の頭に手をかざしこっちにもう片方の手の指先を向ける

すこし、経って一瞬で指示が頭の中に回った。

 

 

 

「うわ~~。確かに見たくないしやるのもごめんだな。でもこれで死なないならしょうがない。

 

『結い』全知神+光神!!」

 

 

死ぬほど妬ましいがほんとに死ぬよりははるかにましだ・・・。

 

 

茫然として、瞬のほうに引っ張られていく『光神』こと光さん。

瞬は光さんの肩を抱き、優しく唇を近付け・・

 

 

まだ良く状況の整理できてない光さんを尻目に

 

 

キスをした。。。

 

 

 

 




はい!!『天白雲』というものです!

genkoさんのほうではもう終わってるコラボ編。長々と書いてしまい申し訳ありません。

+してこちらだけのオリジナルをちょこちょこ加えてしまってgenkoさんのコラボ編と照らし合わせるとちょっとおかしいぞ?って部分があります。
重ねてすみません。。

ps活動報告にて質問?というかお願い?というか・・。
ともかく活動報告を投稿しましたのでご覧くださいww

とまぁこっちのほうでもコラボ編は残すところあと1話!!
次は『妖怪の山編』ですので気合いれて書きます!!

みなさんにより良い暇つぶしを!!

「次回もゆっくりしていってね!!」


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