東方双雲録   作:天白雲

28 / 114
はい!予定より早いですがコラボ編に行こうと思います。

今回は『東方知識録』、『とある東方の知識録』より白井瞬、斎藤衛、フェル・スカーレットのみなさんが登場してくれます。

え?今回は山のはず?

「あれは嘘だ!」wwちょっと早めにコラボを投稿しようとした結果です。
すみません。

それでは!うまく書けるか不安ですが

「ゆっくりしていってね!」


諏訪の国編終了! コラボ!知識と結の二柱編スタート!!
第20話-知識を司る絶対神。


「はぁ~。もう3日も歩きっぱなしだぞ。どうなってやがる。」

 

 

目の前に見えるでかい山は通称『妖怪の山』天狗や鬼といった超強い妖怪が暮らしている。そんな山だ。

 

 

「う~ん。速度的にはもうとっくについてるはずだ。なのにつかないってことは・・

もしかして!」

 

俺は『結い』の能力で自分と妖怪の山を物理的に繋ぎ、距離を一気に埋めようとした。

 

結果は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

失敗。

 

 

「てことはやっぱりそうか、繋いだはずの距離が埋まらねえってことは。

そもそも距離の概念が働いてねえな!」

 

 

そして、そんなことができるやつと言えば・・。

 

 

「おい。どうせどっかで見て楽しんでんだろ?ふざけてないで出てこいよ『スキマ妖怪』さんよぉ~。」

 

 

あえて名前は言わずに忠告する。するとあちらも観念したのかそれとも

もう飽きたのか・・。

 

 

「はぁ~い。おっしゃる通り私が『スキマ妖怪』の八雲紫(やくもゆかり)よ。

あなたが何日でこの距離のあやふやな迷宮から脱するかもうすこし見物していたかったけど。しょうがないわね・・。」

 

 

言ってることを整理するとどうやら今回のアレは紫の『境界を操る程度の能力』で

距離の『長い、短い』の境界をあやふやにして楽しんでいたらしい。

 

 

「んで?その大妖怪の紫さまがこんなところに何の用ですか?」

 

 

薄々感づきながら問う。 まさかな・・・。

 

 

「目的はあなたよ。『結神』さま。あなた私の式にならないかしら?」

 

 

予想どうり、とんでも無い提案をしてきやがった。

まじか!?こいつ、いくら大妖怪とはいえ、仮にも神を使役しようだと?

 

 

「断る。お前から俺に対して伸びている線には『不安』と『希望』がかんじられる

その2つがあるってことはこれまで何度か裏切り、もしくは拒絶を経験してるな。

 

仮にも主が、使役する者を信じねえでこっちが信じれるとおもうか?」

 

 

ほかにも、実力とかいろいろ言いたいことはあったが、とりあえず神の立場から言わせてもらえばそこだな。

 

 

 

「うっ。。わ、わかったわ。あなたを式にするのはあきらめましょう。

私もまだまだねあなたは私程度には使役出来ない存在だわ。」

 

 

すげえな。たった一言、二言会話しただけで力量を思い知るなんて・・。

さすがは、幻想郷の管理者。妖怪の賢者ってとこか。

 

 

「なぁ、八雲「紫で良いわ。」ん。じゃあ紫

式は無理だが俺と契約しないか?」

 

 

 

「契約?どうすればいいの?こっちにメリットは?」

 

俺は契約のメリットと方法を紫に伝えた。

 

 

「へぇ~。面白い能力ね。良いわよ?

ならこっちがお願いした時は出来る限り理想郷づくりに協力してよ?」

 

 

俺はわかった。と言って紫と握手した。

もちろん、結びつけるイメージで紫の能力と妖力が流れ込んできた。

 

 

「えぇ~と。『スキマを開く程度の能力』か。

ありがとな。それじゃなんかあったら呼んでくれよ?」

 

 

そうして別れようと妖怪の山に歩みを進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズルッッッ

 

 

 

瞬間に何か足元の穴に落ちた。周りを見るとウルト●マンガ●アに出てくる

ガ●Qみたいな目玉がいくつもしかも全部こっちをにらんでるという超キモい

場所を落下中だった。

 

 

「紫!!てめえいきなりスキマ落とししやがって!!これどこに続いてるんだよぉ~~~~。」

 

 

「安心なさい。双覇あなたの力なら危険なんてそうは無いから今回はちょっと別世界

の神様のところに行ってきてほしいのよ。」

 

 

 

その神様の知識を体感すればもっと強くなれるわよ~~~。

 

という紫の声は、とっくに世界の境界を越えた双覇には届いていなかった。

 

 

 

・・・・<少年世界移動中>・・・・  (この言い回しやべえなw)

 

 

 

ん?気がつくと俺は、あたり一面どこを見渡しても真っ赤という趣味の悪い

『紅魔館』のような場所。

 

 

「ん?いやここ紅魔館か。俺の居た世界にはまだんなもん建ってないはずだからほんとに別世界か。  なんだ?声が聞こえる。」

 

 

・・・<少年移動中>・・・

 

 

「だ~か~ら~!!俺がお前の子供を守ってやってたんだろうが!?

なんでおれにキレてんだ!瞬!!」

 

 

 

「うるせえ!!人が寝てんのを良いことに何を人の娘といちゃつこうとしてくれやがってんだ!!衛!!!」

 

 

ふむ。どうやらこの2人は友達同士で一人はつい最近まで封印され、もう一人は

その間、そいつの家族を守っていたらしい。

 

 

「話を聞く限りは瞬のほうが悪いな。どこのだれかわかんないが、

せっかくの『繋がり』を無理に断つなよ?」

 

 

衛。と呼ばれていた男は「そうだろ!?」と振り向き。「誰?」と叫んでいた。

うるさい。

 

 

「俺か?俺は白雲双覇というものだ。『結神』という神をやっている。

八雲紫に連れてこられたパラレルワールドの人間だ。・・・

 

 

なぜ構えている?」

 

 

俺の神名を聞いた瞬間二人が警戒し、構えた。

 

おぉタイミングばっちり仲良いじゃん。

 

 

「なにしにきやがった!」

 

 

瞬と呼ばれた少年が叫ぶ。

 

紫に連れてこられたと言ったはずだが・・・。

まぁ良いか。

 

 

「別に敵対する意思は無いぞ?ただ少し退屈だったんだ。だから来た。」

 

 

おれは、そう答えた。実際そんなものだ妖怪の山まであのままだと着かなかっただろうしこの際、この世界を楽しむとしよう。

 

 

「クッこの暇人め!!」

 

瞬が言う。

 

 

「べつに俺もそこまで暇人じゃないぞ?どこのどんなかは知らないがお前も

神なんだろ?」

 

 

コツコツと音がして、青いや藍色の髪の毛の男がやってきた。

クールな外見でモテそうだ。(イラっ)それに良く見たら瞳が紅く、牙が生えている。

 

 

「ようこそ。紅魔館へ。『結神』白雲双覇。」

 

さもあたり前のように優雅にお辞儀をしてきた。

とりあえず、お辞儀を下手に返しつつ衛に聞いた。

 

 

「俺、あいつに自己紹介なんてしたか?」

 

すると衛に、

 

「気にすんな。あいつはそういう能力なんだ。」

 

と言われた。

 

「ふ~ん。じゃあいいか。」

 

たぶん、相手の何か個人情報を見抜く力だろう。

それよりもあいつもかなりの数の繋がりだな。吸血鬼のようだし。

 

「ん。ところで今は何の騒ぎなんだ?」

 

 

見た感じなんかの宴会のようだが。。

 

 

「おまえ、知らずに来たのか?今はこの幻想郷で起きた紅霧異変って異変を解決したからその宴会だ。」

 

 

 

なるほど、ここではもう原作の異変がひとつ終了しているらしい。

 

 

「まぁ。お前も参加するんなら、簡単に自己紹介でもしとくか。

 

俺は斎藤 衛。こんな成だがおれも一応神をやってる。つってもたまたまだし、信仰もされてないけどな。」

 

 

確かに衛からは神力は感じられたが、俺や瞬のとは違う気がする。

繋がりもこの中じゃ一番少ないな。

 

 

だが。1つ1つが全員を守り切る決意の表れのように太いな。

 

苦笑し問いかける。

 

「衛はどんな神なんだ?」

 

 

「おれか。俺は龍神王だ。ある時とつぜん目覚めた神だが一応守りたいものがある。

だから、これも仕方ないんだがな。。」

 

 

そう言って腕の包帯を解いていく。最初はけがでもしてるのか。とおもったが

解いた先には

 

 

「これは、鱗。それに爪も人のものじゃないな。」

 

衛はいっしゅん暗い表情をつくり、すぐにまた。

 

 

「あぁ。とある奴にもとの腕は焼かれちまってな。んでその後生えてきたのが

この龍神の腕だ。」

 

 

相当過酷な運命だったのだろう。今こうして目の前の相手が笑ってるのが不思議だ

 

すると瞬がやってきた。

 

 

「瞬?どうしt」

 

声をかけようとした瞬間。瞬は衛に飛びかかった。

手には酒。

 

 

「衛~!!お前も飲めよ~!」

 

顔は赤く酒気がこもっている。

 

 

「んが!こいつ酔っ払ってやがる!双覇。はがすの手伝ってくれ。」

 

 

俺は瞬をはがし、とりあえずその場に寝かせた。

 

 

「zzzzzz・・・。」

 

 

「おい。衛、瞬の奴寝ちまったぞ?どうすればいい。」

 

 

俺が聞くと、その辺に寝かせとけ いつもいつも俺をバカにしやがって。。とつぶやいた。こいつらほんとうに友達か?

 

 

「瞬さまはこちらでおあずかりします。」

 

完全で瀟洒なメイド 十六夜 咲夜(いざよいさくや)がそこにいた。

 

こいつ。どっからきやがった?おれと衛が戦慄してる間にもう瞬は持ち去られていた。

 

 

「お。そうだ衛。ここであったのも何かの『縁』だ。俺と契約をしないか?」

 

俺が問うと衛が契約について聞いてきたので、2度目の説明。

 

 

「ナンダソノチート?」

 

片言が妙に面白かった。

 

「まぁ良く言われるよ。衛の能力はなんだ?」

 

すると衛は衛の能力は『すべてを超える程度の能力』であること。

そして、能力の説明をした。

 

 

「お前も十分チートだな。んで瞬の奴は?」

 

 

「瞬の能力は『知識を司る程度の能力』全知神と呼ばれるあいつの力は

この世のありとあらゆる知識を使いこなし、相手の知識さえも理解する。」

 

 

なるほど。『全知神』の瞬か俺の『結び付き』がどこまで通用するかな・・。

試してみたいが。はっきり言ってこっちの知識も理解されたんじゃ勝てそうにねえな

 

「よし。んじゃさっそく『契約』頼む。」

 

契約の仕方は先に教えておいた。

 

「おう。なら条件は

 

1、しっかり『結神』としての仕事をこなすこと。

 

2、瞬と全力で戦ってみること。

 

3、俺達のことを忘れないこと。

 

の3つだ。ちゃんと仕事すんだぞ?神様!」

 

 

俺は「役割が特に無いような神に説教された・・。」とディスりつつ。

衛の手をがっちりつかんだ。

 

 

が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いっでええええええええええ!!!!!!!!!手に鱗がああああああ!!」

 

 

ものすごく痛い。食い込んだ。しっかり握ったら刺さるとこだった。

 

 

「あ。わりい包帯すんのわすれてた。」

 

にこっと笑う衛に殺気を覚えつつ。一応契約は成功していたためそのまま、

宴会を楽しむことにした。

 

 

 




はい!どうでしたか?いつもより少し長めで読みずらかったらすみません。

まず。今回コラボしてくださったgenkoさん。瞬達をきちんと書けてるでしょうか?

心配です。コラボはまだ続くのでがんばって瞬達を書いていきたいです!

それでは次回も!「ゆっくりしていってね!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。