東方双雲録   作:天白雲

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はい!みなさん、こんにちは。こんばんは。天白雲です!

最近あつくて大変ですね・・・(汗)

今回で、諏訪編が大方終わります。

それじゃ「ゆっくりしていってね!」


第17話-決戦!!諏訪大戦!

・・・・<諏訪子サイド>・・・・

 

 

私は、諏訪と大和のちょうど中間にある野原で神奈子と相対していた。

 

 

「やぁ。神奈子!負けたときの心の準備はちゃんとすませてきたのかい?」

 

強がってみるけど、たぶんわたしじゃ神奈子には勝てない。

相手は武神。こっちは祟り神。

 

 

「それは、こっちの台詞だよ!諏訪子。お前こそ負けた時にいつものように泣くんじゃないぞ?」

 

 

神奈子も挑発を。いや神奈子のほうは事実か。・・・

 

 

 

でも!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでも!!私は諏訪の国を治める者として負けるわけにはいかない!

来なよ!タケミナカタ。武力じゃ克服できない祟りの力をみせてやる!!!」

 

渾身の力を込めて言い放った。

 

 

「そうかい!なら遠慮なく全力でやるよ!諏訪の神よ!!」

 

 

神奈子が御柱(オンバシラ)を出現させ殴りかかってくる。

 

 

 

「はぁ!!!喰らわないよ!!!」

 

 

ガキィイイ!!!と鈍い音が響いて私の生み出した鉄の輪が御柱を遮る。

 

 

 

「現段階で作れる最高峰の鉄だ。壊せる物は存在しないよ!」

 

カウンターで思い切りたたきつける。

 

 

「そうかい!!ならこれでどうだ!!!!」

 

 

神奈子は跳んで回避し、雨のように神力の弾幕を降らせてくる。

 

 

「なんの!!!         がはっ!?」

 

 

はじいているうちに謎の衝撃を喰らい、前のめりに吹っ飛ぶ。

 

振り向いた先には御柱が突き出されていた。

 

 

「まだまだ。行くよ!!!! 『神祭』エクスパンデッド・オンバシラ!!!!」

 

 

無数の御柱が襲いかかってくる。

 

 

 

「負けるかぁああああああ!!!『祟符』ミジャグジさま。」

 

 

祟りの力をすべてぶつける。諏訪の国の民のために絶対に負けられない!!!!

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

・・・・<諏訪子サイドアウト>・・・・

 

 

 

 

 

 

 

・・・・<双覇サイド>・・・・

 

 

「ん。ここは、え~と確か・・・」

 

 

暗闇に飲み込まれた意識が目を覚ましたのはどこかで見たような真っ白の空間だった

 

 

 

???「よぅ。双覇元気にしてたか?いや、今や『結神』か?」

 

 

どこか厳格なそれでいて気さくな声が聞こえた。この声はたしか・・

 

 

 

「あれ。イザナギじゃないか。ここは転生の間か?どうしてこんなところにまた来ちまったんだ?」

 

 

そうだ。思い出した確かここは

初めに来た転生の間だ。でも2回死んだわけでもないし、そもそも2回目の転生とかは聞いてないのだが・・

 

 

 

「あぁ。別に死んだから呼んだわけじゃない。どうやらお前らとはまた違った方法でこっちの世界に来ちまったやつがいるみたいだから教えといておこうと思ってな。」

 

 

微笑し、イザナギは「それと。」と続ける。

 

 

「お前が新たな神となった祝いに能力をやろうと思ってな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は?いやいやいやおかしいだろ。もう俺十分すぎる能力をもってるし。

 

 

 

 

「安心しろ、新しくやるってわけじゃなく記録するだけだ。お前の『能力』に

俺の『能力』をな。」

 

 

そもそも、新しく能力を作るのはイザナミの仕事だ。

と笑いながら言ってくる。

 

 

「ん。まぁそういうことなら・・・」

 

 

了承し、握手する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?新しく追加された感じがしない。」

 

 

契約のときはそんな感じがあったのに。

 

 

「おい。お前の霊力と俺の霊力を結び合わせるイメージでやってみろ。」

 

 

イザナミに言われたとうりにとりあえずやってみる。

 

 

「えぇ~と。『結ぶ』『結ぶ』。      うぉ!」

 

 

一気に霊力が上昇した。これが祖神の力か・・・

 

 

「よし。契約完了だな。それじゃ、後はまかせたぜ?」

 

その言葉を合図に景色はもう一度暗転。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・は!!、・・うは!!!、双覇!!!!!」

 

 

目の前にタケミカヅチがいた。

 

 

「わりい。ちょっと気失ってた。んでどうした?そんなにあわてて?」

 

 

 

「それが、先ほどタケミナカタ達の戦が終わり傷ついた双方を治療しようとしたのだが、天界よりスサノオが現れ、大変なことになっておるのだ。」

 

 

なんだと!?スサノオ!?最高クラスの武神じゃねえか。

 

 

 

「それで!?今スサノオはどこにいる!!諏訪子と神奈子は無事なんだよな!」

 

 

焦って問いかける。まずいぞここで2人が死んだら原作が変わる。

この世界が変わってしまう。

 

 

「お前こそ、落ち着け。2人は無事だ。だがスサノオの力の前では私も無力でな。

今は姉君のアマテラス様が応戦してるのだ。

 

 

頼む!アマテラス様をお守りしてくれ。スサノオを止めてくれ!」

 

 

 

スサノオは確か、『万物を断ち切る程度の能力』か。

強敵だがやるしかない。

 

 

 

「まかせろ。俺がスサノオのバカ野郎をとめてやる。タケミカヅチは

諏訪と大和の防衛をやれる範囲で任せる。」

 

 

タケミカヅチがおう。とうなずいたのを確認し、アマテラスの神力を探る。

 

 

「見つけた!!『結い』-結神+太陽神」

 

 

自分と太陽神の間隔を結び、一気にその場から消える。

 

 

 

「大丈夫か!アマテラス!!」

 

 

そこに居たのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血だらけのアマテラスと

 

同じく血だらけのスサノオだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!今回少し短めです。すいません

次回は『結神』対『戦神』ということで頑張って戦闘描写書きます。

期待はしないでください。それでは!

次回も「ゆっくりしていってね!」

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