東方双雲録   作:天白雲

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はい!おはこんばんにちわ~。今回の次くらいでもう古代都市編が終了します。

もっと永琳が見たい!ってひとはすいません、つぎの登場を待っていてください。

それでは!「ゆっくりしていってね!」


第11話-激闘!!神霊の依り憑く月の姫

「ねぇ。双覇。あなたはどうするの?『月移住計画』について。」

 

 

ある日の朝、いつもどうり家事をしていた俺に、永琳は聞いてきた。

なんでも、もうしばらくしたらここの都市のみんなは永琳が作ったロケットで

月に行くのだとか。

 

 

「う~ん。オレはどうしようかなぁ?月がどんなところなのかも気になるけど、

たしか、ちょうど打ち上げの日に妖怪の軍勢が攻めてくるんだよね?」

 

 

 

「えぇ。そうよ・・まさか、その軍勢をとめるために残るとは言わないでしょうね?

大丈夫よ。予測では十分打ち上げ時間は確保できるわ。」

 

 

永琳は自信満々に答えた。よほど自分の作った予測機に自信があるんだろう。

実際問題、この都市がここまで発展したのは一重に永琳の手柄だし・・

 

 

「う~ん。永琳のことは信頼してるしその装置を疑うわけじゃないけど、いつでも

イレギュラーはおこるからね。オレもそのときに備えておかなくちゃ。」

 

 

そう永琳に言って俺は、軍に向かった。

俺の今の仕事は、ここの防衛軍の総隊長、、らしい。

 

 

ちなみに、俺が隊長を勤め、じきじきに鍛えてる分隊もある。『第10分隊』

依姫、豊姫も俺の分隊にいる。

 

 

 

 

「お~す。今日もウォームアップ終わってんな?んじゃ、1人ずつかかってきやがれ」

 

 

 

 

 

 

「はい!それでは。1番  禎曇 優華(ていうんゆうか) 全力で行きます!!」

 

 

 

この妙に気合の入った子は優華。はっきり言って戦闘経験もなく、あんまり戦いに

向いてるとは言えない。が

 

 

 

「はああああああ!!!!性質変化。「雹符」!ヘイル・バレット!!!!」

 

 

 

優華は宣言し、両手に2丁拳銃で、氷の弾丸を撃ってくる。

 

 

 

「おお!前来たときより、能力の扱い方がうまくなってるな。その調子だ!」

 

 

 

俺は弾丸に対応しながら、優華をほめる。

 

優華の能力は『霊力を変換する程度の能力』自分の中の霊力をどんな形にでも変換できる能力だ。

 

 

ただし、変換し作ったものをいつまでも残すことはできないし、大きいものを作るとそれだけ時間と霊力がかかる。

いまは、能力の扱い方の練習だ。

 

 

 

「よしよし。今回は、もうそろそろ休め。ふっ!」

 

 

俺は脚に霊力を集中、一気に爆発させて接近。思いっきり掌底を叩き込んで、気絶させた。

 

 

 

「さて、次はだれだ?」

 

 

 

と、言ってもこの分隊、人数が俺を含め戦闘向きが5人しか居ない。

 

 

 

「俺だ!師匠!!今回は負けないぜ!」

 

 

「おう!大和。本気で来い!!」

 

 

こいつは、鳴神 大和(なるかみやまと)。衛生兵を抜けば、分隊で俺以外の唯一の

おとこで、能力は・・

 

 

 

 

「『創作』絶対無敵の英雄。」

 

 

そう呟き。大和が殴りかかってくる、俺は同じくこぶしをぶつけ、相殺し、

 

 

「も一発。もらってけ!!」

 

カウンターの膝蹴りを腹にぶち込んだ。

 

 

 

 

 

「いってえええええええ!!!! 今日も勝てなかったーーーーー!!!!!」

 

 

 

足元で、大和が悶絶していた。  うるせぇ・・・

 

 

 

 

 

「ったく。大和!!お前はどうして、自分の能力を理解しないんだ。お前の能力、

 

『物語を刻む程度の能力』で重要なのは表面よりも中身だ!そこを優華におそわっとけっ!って言っただろ?」

 

 

 

大和の能力は言わば究極の自己強化だ。物語を想像し、自分や相手に配役を決める。

その配役にそり、強さが上下する。

 

まぁ、こいつはその想像力が足りてないわけだが。。

 

 

「だって~。そんなことする暇あったら、自分を鍛えたほうが良いだろ?」

 

 

「はぁ~。それじゃいつまで立っても能力を使いこなせないぞ? 優華。

大和の特訓頼んだ。  じゃあ次!!」

 

 

遠くの方で、優華の元気な返事が聞こえた。あいつは霊力の扱い方、ひいては想像のしかたが群を抜いてるから、たぶんしっかり教えられるはずだ。

 

 

 

 

 

「はい!綿月 依姫(わたづきのよりひめ)参ります!!」

 

 

 

次の相手は依姫だ。能力は八百万すべての神をその身を依り代として、おろす。

 

『神霊の依り代となる程度の能力』

 

はっきり言おう。いまは強大な力を扱い切れてないが、このまま成長したら俺も負ける。神々の力とはそれだけ強大だ。

 

 

 

「依姫。今回は本当に手加減無用だよ。本気で殺しに来なさい。」

 

 

俺はそう告げ、一瞬で依姫に接近した。

 

 

 

「くっ!お出でください!『祇園様』!!」

 

 

依姫が告げ、刀を地面に突き刺すと突如白刃が生え、俺を取り囲んだ。

 

 

「祇園様。女神を封じし、スサノオの力か。下手に動いたら危険だろうけど、

動かないわけにも行かないよね。  ふっ!」

 

 

俺は、拘束を抜け飛び出した。刃が追いかけてきて、背に何本も刺さる。

 

 

「コレくらいなら、きにしないよ!!  はぁあああ!!」

 

 

依姫の目の前まで接近し、優華にやったのより威力をあげて、掌底した。

 

 

「ぐはっ!! かはっ!けほ!」

 

 

ずざざざざ!!と勢い良く、後ずさった依姫に追撃のこぶしを当てようとさらに接近

しかし、

 

 

「お出でくださいませ!!『愛宕様!!』」

 

 

依姫の左右の腕が燃え、迫る。 ほんの一瞬届く寸前に飛びのけなんとか事なきを得た。

 

 

「愛宕様。生まれしとき、慈母であるイザナミ神を焼き殺したとされる。

『火之迦倶槌神』(ひのかぐつちしん)の神殺しの焔か。」

 

 

「はぁ!!!!」

 

 

依姫が刀を構え、こっちに猛スピードで向かってくる。

 

 

「なら、こっちも行くよ!!霊力70%!!」

 

 

ためしに70まで開放してみた。周りのみんながなんかすごい顔してた。

 

 

 

「契約開放!神薙 祥磨!!   『具現』霊刀 天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)!!!」

 

 

俺は、天叢剣ではじき返し依姫と距離をとった。

 

 

「ふぅ~~。あぶなかったーー!!んじゃそろそろ終わりにするか(にっ)」

 

 

 

 

 

・・・<依姫サイド>・・・

 

 

これは。。まずい、まさか愛宕様の火ですら返されるとは思いませんでした。

 

もう、霊力も底がみえてますし、双覇さんはこれだけやってなおまだ3割残っているそうです。

 

それに、どうやら双覇さんには策があるようですし、

 

 

「ふぅ~~。負けてもしょうがないなんて思ったら本気で来て下さってる双覇さんに

失礼ですね。 やれるだけ、全力でやりきるとしましょう!!」

 

そう、思い次の一撃にありったけの霊力を込めた。愛宕様。力をお貸しください。

 

 

・・・<依姫サイドアウト>・・・

 

 

 

 

 

・・・<双覇サイド>・・・

 

 

さ~て、あと俺にできるのは次の一撃を全力で向かい打つことだけだ。

 

依姫も、ありったけで来るみたいだし。

 

 

「ははは。死ぬかもな・・・。はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

コレが、俺の精一杯だ!

 

 

「『神斬』神を断ち切る竜の爪」

 

おれの霊力7割全部つぎ込んだ、斬撃だ。うけとれ!!

 

 

・・・<双覇サイドアウト>・・・

 

 

・・・<依姫サイド>・・・

 

 

双覇さんの刀の切っ先から霊力で作られた青白い龍が襲ってきました。でも!

 

 

「『神炎』陽炎おどる狂乱の舞」

 

こっちも全力です!!今日こそっ。双覇さんに勝ちます!!!

 

 

・・・<依姫サイドアウト>・・・

 

 

 

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

俺の斬撃が生み出した龍と、依姫の焔を纏った斬撃がぶつかる。

 

 

 

 

 

 

「はぁああああああああああああああああああ!!!!!」

 

私の焔の斬撃と双覇さんの龍がぶつかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「負けたく(無い!!) (ねえ!!)」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「「はああああああああああああああ!!!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の焔は双覇さんの龍に飲み込まれた。・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!今回やっと双覇対原作キャラが書けてほっとしてる作者です。


双「う~す。ようやくこっちに戻って来れたのに、いきなり依姫との戦闘で泣きそうな双覇だ。」


お!今回から、双覇がふっかつだね!


双「まぁな。ソレよりこの作品、古代都市編の速度がはやくね?」


そのことなんだけどね。みなさんすみません。まことに勝手ながら古代都市編のネタ
がぜんぜん浮かばないんです!


双「開きなおってんじゃねえ!! (どごぉ!!」


ぐはっ!!!(ぴちゅーん)


双「あ。ぴちゅらせちまった。まぁいいかそれじゃ」


双・作「次回もゆっくりしていってね!!」」


双「生き返るのはや!!!」

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