東方双雲録   作:天白雲

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はいっ!

前回投稿後、すぐに書き始めたんですが・・・
結局こんな期間だらだら書いてしまいすいませんでした。。

今回は戦闘描写も・・・無く、盛り上がりに欠けますが
頑張って楽しめるように書いたつもりなので

今回も。
「ゆっくりして行ってねっ!!!」


第86話-恋の魔法使い。 異変調査!

「・・・貴方達。。。

人に物を頼みに来た者の態度じゃ無いわよね?(けほっけほっ。。」

 

10数分後。 俺たちは目的の人物『パチュリーノーレッジ』に会えた・・・・は

良いんだけど、どうにも機嫌を損ねてしまっていた・・それもそのはず。

 

 

「よっ! ほっ! 

そんな弾幕じゃ、まだまだだぜ!フランドール!(ひゅんっひゅんっ」

 

自慢の箒捌きで次々迫る弾幕を避けつつ、対戦相手に

自らの星型弾幕を放つ金髪の少女。。 霧雨魔理沙。

 

 

「あぁっ! もう・・・避けるの反則~!!

そろそろ受けて・・・・・よっ!(ゴォッ!!!」

 

受けるどころか、掠っただけでも怪我につながりそうな

弾幕をばらまくのはすっかり狂気に悩まされることも無くなったフラン。

 

レミリアの奴も最近は皆と一緒に過ごして笑顔も増えたって言ってた・・・

 

「はははっ! まだまだぁっ!!(ひゅんっふっ」

 

あの弾幕をよくもまぁ、笑顔で迎え打てるもんだ・・・

万が一にも当たれば大怪我するぞ。。

 

 

「ま、まぁ・・・。。 仕方ないだろ?

フランがすっかり魔理沙に懐いちまって弾幕ごっこをしてみたいって言うんだから」

 

と、そこまで観戦したところで・・

この館に来た本来の目的。 もっと言えば先ほどから俺に対しず~っと

『ジト目』を向けてる紫もやsげふんげふん!  

 

パチュリーノーレッジに気がついた。

 

「はぁ。。 良く此処に来ては魔法の本だけを読んで戻る。

そんなフランドールの姿を見るのはたしかに少し心苦しかったのだけど・・・・

いくらなんでもいきなりあそこまで元気かつ礼儀知らずの友達を

 

連れてこないでくれる? むきゅう。。」

 

ジト目を続けられ、さすがにバツが悪くなる・・・

というか『むきゅう。。』って何だ。 語尾か?

 

 

「あはは・・。 それに関してはすまねぇとしか言えねぇn「良し!燃えてきたぜ

スペルカード宣言!!」は?おいちょ「なら、私も! スペルカード宣言!」

お前ら~! さすがにスペルはやりすぎだろ!!」

 

俺の言葉は精一杯張り上げてみたが、はるか遠くの二人には届かず。。

今にも己の魔力と妖力の結晶であるスペカをぶつけようと発動を待っている・・ちっ

こうなったら!!!

 

「性格に難はあるが・・・・あいつを呼ばなきゃどうしようもない。。

『召喚』球磨川禊。。 頼む!『大嘘憑き(オールフィクション)』であのスペル

消し飛ばしてくれっ!」

 

俺の必死の叫びに俺の召喚した過負荷(マイナス)様は・・・

 

『うわー。 此処どこっ!?』『学園に居たはずなのに。。』

『あっ!綺麗なお姉さん。』『僕の勘だけど貴女は裸エプロンがすごく似合う!』

 

 

どこから持ってきたのか、フリル付きのピンクのエプロンを

パチュリーにぐっと力強く進めていた。

 

「なっ・・なっ・・・何を言って。。

というか、祥磨! この人間は一体・・・・早くあの二人を止めてっ!」

 

本人曰く。 見るに堪えないその顔をこれでもか!と

近付ける球磨川をなんとか止めながら叫ぶパチュリー・・・

 

「お~い。 球磨川・・・

頼むからもう早くやっちゃってくれ。。。」

 

『祥磨君。僕は必戦必敗の過負荷だぜ?』 『あんな綺麗で肌にびりびりする攻撃してる連中の怒りを買うような真似は・・』 『うん。やめようと思ったけどもしかしたら面白いかもしれないぞ!』 『それじゃあ・・・It's All Fiction!』

 

何がお気に召したのか一瞬で自分の思考を切り替え、腕を振り上げ

指パッチンをする球磨川。。

 

その瞬間、発動直前だったスペルが二人ごと消えた・・・。

 

 

 

 

 

 

「球磨川っ!? なんで二人まで消して・・・・

いや。。 おまえはそういう奴だったな。」

 

俺がそう言って、近づくと球磨川は答える。

 

『そりゃそうさ。 過負荷である僕を頼りにしたのが間違いだよ』

 

『君にとってのあの娘たちがどれだけ大事かはわからない。』

『けどごめんね 今の僕のトレンドは巨乳なんだ。』『あの娘たちは僕にとって誤差の範囲で死ぬ人間だよ。』

 

だから、思いっきりぶん殴って・・・

 

「良いから、あいつらを戻せマイナス。。」

 

こいつが使ったのが本当に『大嘘憑き』なら・・・あいつらを戻すのは不可能だ。

でもその可能性は無い。

 

『解かったよ。 戻せばいいんだね?』『彼女たちを。』

『全く・・勝手に僕を呼びつけておいて最近全然使って無かった『虚数大嘘憑き(ノンフィクション)』を使わせるなんて。』

 

そう言って、球磨川は『無かったことにした』現実を『無かったことにした。』

・・・今回の異変についてパチュリーは何かを知ってるようだったが機嫌を完全に

損ねてしまったらしく。 「森の魔法使いの所に行きなさい」とだけ言って

 

追い出された。。

 

 

 

・・・・(少年少女移動中)・・・・

 

 

「さってと。。 もうそろそろ魔法の森だぜ!

それよりもどうしてパチュリーの奴あんなに怒ってたんだ? ん~・・・」

 

どうかんがえても『あの愚行』(弾幕ごっこ)の所為だが・・

ソレを指摘したところで彼女たちにとってはただの遊び。 なぜ怒るのかの理解は

できないだろう・・ 

 

盗んだ本を『死ぬまで借りてるだけだ』と言い張っているし。

 

「ま・・まぁんなことより、アリスの家ってこの辺りなんだろ?

降りてみようぜ。」

 

魔理沙の疑問を適当にはぐらかし、地上に降りる。。

しばらくすると魔法の森特有の湿気や瘴気が纏わりついてくる・・・・

 

魔力を持っていない者には有害という不思議な場所だが、俺と魔理沙には効果無い。

 

 

 

・・・・(少年少女移動中)・・・・

 

 

「お~いアリス~。

ちょっと聞きたいことがあるんだけど、入っても良いか?」

 

少し歩き霧雨魔法店を過ぎたあたりの一軒の家の前・・

魔理沙が家主の名前を叫びながらノックを繰り返す。 結構な大きさなので中に人が

居るとしたらかなりの迷惑行為だ・・・(汗)

 

「お~い。 お~い。(ドンドンッ

ア~リ~ス~! 居ないのか~~~~~?」

 

なおもドンドンとノックを繰り返していると・・・・

 

「・・・人の家のドアを壊したいのかしら?

普通そこまで騒がしくして応答が無ければ、留守だってわかるでしょ・・

はぁ。。 あなた達が聞きたいのは今回の異変の事かしら?」

 

俺達の後ろから、探していた家主。

『アリス・マ-ガトロイド』が歩いてきた・・手に持つカゴには

透明な桜の花弁のようなものを持っている。

 

「えっと・・・とりあえず。 家に上がって行って・・

ちょっと長く説明する必要があるから。。」

 

正直入れたくは無い。 言外にひしひしとアリスから伝わってくるが。。

まぁ本人に良いと言われたのだ・・多少はためらうが遠慮なく上がらせてもらおう。

 

「え~と・・ それで?

今回の異変の原因は何なんだ? アリス。」

 

全員で適当な席に着き、とりあえず俺から切り出す。

 

「まずは、『コレ』がなにか解かる?」

 

カゴ(バケットかな?)から、例の桜の花弁を取りだすアリス。

それをテーブルの上に置くが・・やはり見なれないものだ。。

 

「ん~。 見たことないな・・・

コレが異変と関係あるのか? アリス。」

 

魔理沙が少し触れて見てみるも・・やはり解からない。

 

「えぇ。 コレは『春度の結晶』。

コレが多く集まる場所は春になると言われる『春そのもの』とも呼べるもの・・

今回の異変は何者かがこの春度を幻想郷からどこかに持ち去っているのが原因。

 

残念ながら、『どこに』『誰が』は解からないけどね。」

 

お手上げというジェスチャーと共にそんな報告をするアリス・・

俺たちが聞きに来ると予想して、此処までの調査をしたのだとするとかなりすごい。

 

「いやいや・・・そこまで解かれば十分だよ。

犯人は春を必要としてる奴ってことだな・・・後は俺と魔理沙でなんとかするよ。

ありがとな! アリス。」

 

ふむ。 春そのものを強奪してるってことか・・・・

まぁ主犯の検討はついてるけどとりあえずはまだ色々見て回る必要があるかな。

 

とりあえずアリスにお礼を言って、別れた。

 

「なぁ祥磨・・。。。 今回の異変、妖精が多いな?

こうもどんどん出てこられるといちいち相手をするのがめんどくさいぜ・・・」

 

魔理沙が愚痴を溢しながら、迫る妖精たちを弾幕で撃退する。。

 

「妖精っていうのは自然現象そのもの・・

今回の異変では四季が乱れちゃってるから、妖精たちも興奮して好戦的になってる・・

てことじゃないか?」

 

そういう俺の周りにもかなりの数の妖精が湧いてきている・・・

さすがに邪魔だな。。

 

「たぶん暴走してるだけだろうし、あんまりやりたくは無いんだけど。。

仕方ないな・・『光符』シャイン シード からの・・・」

 

魔法陣を両手に展開し・・・光の粒を放出する。。

そのすべてが回転し始め楕円形に形を変える

 

「『光符』ルーチェ バレッド!! 全員・・不可避の弾丸に打ち抜かれろ!」

 

糸を縫うように、背後にも配備した光が全て弾丸になるので

量が居ると言っても光の速度の弾丸を避けれず・・妖精達が勢い余って魔理沙の分まで

全てピチュった・・・

 

「なぁ魔理沙。 春度なんだけどさ・・・・

たぶん『あそこ』に持っていかれてるんじゃないか?」

 

そして、俺はある一点を指さす・・

 

「ん~・・・。 でもただの空だぜ?

って・・アレ?」

 

そう。 ただの空が割れ・・・

春度を吸い上げていったのだ。 それになんか人影も・・

 

「行って・・・見るか?(すっ」

 

差しだした手をぎゅっと握った魔理沙を連れて・・・・

怪しさ満載の割れた空に向かう。。

 

(この異変。 俺らだけでどこまで踏み込めるかな・・・

双覇の協力が無いと踏み込み過ぎればどっちも死ぬ。)

 

そんな不安を覚られないようにしながら。




はいっ! どうでしたか?

このままだとマズイです。
最終回予告しといて、ダラダラと続いてたら飽きられてしまう・・

がんばってコンパクトにします!

妄想では、後10話以上かかるんですけどね・・・
それでもなんとか終わらせないと。

それでは!
「次回投稿もゆっくり待っていてねっ!!!」



ps、
そういえば・・・・100話突破しました。。

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