東方紅緑譚   作:萃夢想天

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どうも皆様、とある山場を乗り切って脱力している萃夢想天です。
やるべきことをやるのって、こんなに苦労しましたっけ………?
とにかく、先週休んでしまったので、今週からまた書き始めたいと思います。

前回は予想外に長い文章になりましたが、今回は本当に短めです。
というか短めにする予定です。短くなる、といいんですけどねぇ。

ところで皆様は、本文の長さが長いか短いか、どちらの方が好みでしょうか?
私個人としては長い方が好きなのですが、短い方が良かったりする方もいると
思いますので、よろしければ簡単で構いませんので教えていただければと。


冒頭の挨拶はここまで。

それでは、どうぞ!





幕間「紅き夜、彼を巡る六重の想愛(後編)」

 

 

 

 

 

 

 

 

____________十六夜 咲夜&射命丸 文の想愛

 

 

 

 

「………………………」

 

「………………………」

 

 

血よりも赤い色合いに染まった館、紅魔館の一室で、二人の少女が互いを睨み合っている。

その形相の歪みは、およそ十代に見える少女がしてよいものではないだろうと断言できるほど。

しかも両者は、少しの距離を置いて睨み合っている。お互い、寝具の中で体を横にしたままで。

 

咲夜と文の最近の一日は、己の隣に眠る愛しい少年、十六夜 紅夜の寝顔を見ることから始まる。

 

咲夜からしたら左隣に、文からしたら右隣にて眠る彼のあどけない安らかな寝顔を見つめる事が、

愛と恋を自覚した彼女らにとってどれだけ幸せなことか、想像に難くない。だが、問題が一つ。

彼女らは、それを自分だけのものにしたくてたまらないのだ。

 

 

「…………紅夜の安眠の邪魔よ、失せなさい」

 

「…………私たちの快眠を妨げないで下さい」

 

 

彼を起こさないようにとの最低限の配慮はあるものの、その艶やかな唇の奥から放たれる雑言の

数々は、聞くに堪えうるものではない。互いの言葉を聞き、ますますその表情を険しくさせる。

その後も互いの存在を認めるどころか排除さえしようとする言葉の応酬の末、ようやく寝具から

起き上がった二人は、そのまま互いの獲物_________銀製のナイフと天狗の扇を取り出した。

 

 

「いい加減目障りなのよ………私と紅夜の前から消えてなくなれ‼」

 

「本当に面倒な人ですね………そろそろ弟離れしてくれませんか⁉」

 

 

やがて二人はどちらともなく殺気を放ち始め、広くも狭くもない室内にギスギスした雰囲気が

充満し始め、それに触発されたように弾幕ごっこを開始する。瞬間、色彩豊かな弾幕が紅夜の

自室を蹂躙していく。それでもまだ、恋する乙女らは留まるところを知らない。

 

 

「認めないわ、あの子の隣にお前なんかが‼」

 

「認めてもらえないとなると、あとは駆け落ちしか道がありませんかねぇ‼」

 

「駆け落ち? 地獄に駆け足で落っこちるつもりかしら?」

 

「愛の逃避行って意味ですよ、この異常性愛者‼」

 

「鳥と人間の混ざりものが何をふざけたことを‼」

 

 

白銀のナイフが空気を裂く牙となって襲い掛かれば、突風がソレを悉く弾き返していく。

両者ともに一進一退の攻防を繰り広げていき、徐々にその闘争本能が熱を帯び始めていった。

 

 

「紅夜は、渡さない‼」

「同じ気持ちですよ‼」

 

 

二人の間に飛び交う無数の弾幕が、極彩色の光となって朝方の紅魔館の一室を煌々と照らす。

今の彼女らの頭の中には、目の前の邪魔な女を排除することしか残っていないからだろう。

弾幕ごっこの影響で壁紙や床が酷い有り様になっているのが誰の部屋なのかを、気にする余裕

などは思考のどこにも見当たらない。憎しみを前面に押し出し、迫りくる弾幕を避け続ける。

 

「………………………ハァ」

 

『そンなに嫌ならハッキリ言えよ』

 

 

そして当の部屋の主はと言うと、彼女らが小声で言い合っていた時から既に目覚めていたと

言い出せないまま、自分のいるベッドに被害が及ばないよう弾幕の方向を器用に操っていた。

そんな彼の心の内側から面倒くさそうに魔人が語り掛けるも、白銀の少年は無言を貫く。

 

自分を巡って争う、姉と想い人。そのどちらにも、強い態度で当たれるわけがない。

 

俗にいう"ヘタレ"ではないにしろ、紅夜という少年は、割と穏健な精神の持ち主だった。

 

 

「ちょこまかと飛び回って、鬱陶しい‼」

 

「人間風情に、墜とされる間抜けじゃありませんから」

 

(…………壁紙とフローリングの交換、もう四回くらいしたのになぁ)

 

『朝っぱらから盛ってンな。ンで、テメェはどーすンだァ?』

 

(どうするもこうするも、治まるのを待つしかないだろ?)

 

『待つってお前…………いつまでだ?』

 

(台風とか大雨とかと違って、治まる確証が無いのが怖いんだよねぇ)

 

『………だな』

 

 

結局、用向きがあってやってきた小悪魔が二人の弾幕に被弾して"一回休みになっ"(ピチュッ)た後、

やれやれと頭を悩ませながら紅夜が起き上がったのは、目覚めて三十分後のことだった。

 

 

「……………私がここに厄介になってから、もう一週間と三日ですか」

 

 

力無げにため息をつき、もはや見慣れてしまった赤い部屋の中で独り、文は表情を暗くする。

毎日のように騒がしい日々を送っていたものの、その内心は穏やかではなく、確実に迫っている

天狗社会の(かしら)、天魔との取引の期限に焦りを抱き始めていた。

 

元々謂れのない罪で投獄されていた彼女は、そこに颯爽と現れた恋の相手によって救出されたが、

脱出寸前で鴉天狗の中で最も位の高い人物に見つかってしまった。しかしそこからは、自分を救う

ために何百といる天狗の部隊を掻き分けて来た少年の口術の甲斐あって、たった二週間だけでは

あるが、それでも汚名を雪ぐ猶予を与えてもらうことができたのだ。今の彼女は、彼に対しての

多大なる恩で胸が膨らんでいる状態だが、それでも残り期限はあと四日。剣呑にしていられるほど

余裕があるとは言い難い状況で、刻一刻と迫る再投獄までの時間に、溜息を吐かずにいられない。

 

あの時彼は、必ず無実の証拠を見つけると約束してくれたのだが、進展があるようには見えない。

いや、本来なら部外者である彼が手を貸してくれるだけでも充分ありがたいのだが、さらに先を

望んでしまうのは、人間だけでなく知性あるものであれば当然だったらしい。少なくとも文は、

主人であるフランに(かしず)いて執事の職を全うしている彼を見て、ちょっとくらいは自分の事に

時間を割いてくれてもいいんじゃないか、などと思ってしまっている。そんな卑しい思考を抱く

自分自身に嫌悪を感じ、呆れてものも言えなくなる。そして文は再び、深く大きなため息をつく。

 

「はぁ…………あと四日、か」

 

「辛気臭いため息ばかり聞かされる私の身にもなりなさい」

 

「さ、咲夜さん⁉ 一体いつの間に……」

「時間を操る私に『いつの間に?』なんて、それこそ時間の無駄にしか思えないわ」

 

 

頬杖をつきながら陽だまりで和んでいると、ふと背後から凜とした声が文の呟きを切り裂いた。

聞き覚えのある声に振り替えると、そこには予想通りに、この館のメイド長たる咲夜が腕を組み

ながら立っており、最近では標準になりつつある不機嫌顔で、文を眼下に見下ろしている。

唐突な咲夜の登場に驚く文だったが、それを口にするよりも先に咲夜の方が動きを見せた。

 

 

「個人的には、貴女がどうなろうと知ったことではないわね。罪に問われるなり牢獄に一生

幽閉されるなり、興味なんて微塵もわかないもの。でもあの子は、貴女を必ず助けると誓った。

貴女は知らないでしょうけど、朝方からお嬢様方の御世話をする夕方まで、ひたすら手掛かりの

捜索に時間を費やしているのよ。健気なあの子を想うと、私はもう気が気でないわ」

 

 

 

私の弟なのに、と付け加えて独占欲をひけらかしながら語った咲夜の様子を、文は驚きながらも

軽く笑みを向ける。自分の知らないところで陰ながら尽力してくれていたことに、何も言わずに

心配をかけさせまいとしてくれたことに、どれだけ自分が想われているかを知った文は、焦燥に

色を暗くしていた顔を振りかぶりながら正し、仏頂面で背後に立つ彼に姉へ、誇らしげに向けた。

 

 

「姉の貴女よりも、恋人である私の方が愛されてますからね!」

 

 

優越感がハッキリと感じられる笑みと共に発した言葉に、再び怒髪天をつく勢いに至った咲夜は、

つい数時間前にしたばかりの弾幕ごっこを、またしても行おうと銀製の鋭いナイフを構える。

それに対して文もまた、同じことの繰り返しだとは思いつつも、景気よく天狗の団扇を取り出す。

 

 

「やっぱりここで殺しておいた方が、あの子と私の為になりそうね」

 

「そう易々と殺されてたまりますか。紅夜さんとの祝言もまだなのに」

 

「ッ‼ お好みの死に方は八つ裂きかしら? それとも惨殺処刑?」

 

「御免被りたいですねぇ、私が行きたいのは処刑場じゃなく披露宴ですから!」

彼が居ようと居まいとお構いなく、彼女らは互いを煽り合ってその苛立ちの臨界点を自分たちで

引き上げていく。そしてまた同じように、沸点と臨界点の低い彼の姉が、乙女の決闘の第二幕の

火蓋を、その手に握りしめた銀製のナイフで文字通りに切って落とした。

 

ちなみに、祝言とは結婚のことである。

 

文は迫りくる無数のナイフの群れを好戦的な笑顔で迎え撃つ中で、ふとあることを考えた。

自分が彼からの愛を本物であると信じたいのであれば、まずは彼を、彼自身を信じることだ。

愛だの想いだのと言葉を並べても、その意中の相手を信頼しきれていないような自分では、

彼とともにいることなどできようはずもない。ならばまずは、信じることから始めなければ。

一つの結論に至った彼女、否、彼女らは、そのまま館の主人がうるさくて眠れないとの苦情を

言いに怒鳴り込んでくるまでの間、延々とナイフと弾幕の飛び交う戦場に身を置いていた。

 

変わり映えのない賑やかな日常の一欠片。今日も今日とて、平穏な一日が流れていく。

 

そしてその後、文の無罪を証明するための重要人物の手掛かりを探しに外に出ていた彼が帰宅。

疲れ切っているであろう彼への想いを再確認するために、夜を超えて日が昇ろうとする時間に、

銀髪のメイドと黒髪の天狗は今日もまた、愛しい彼を同じベッドで挟んで安らかな眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

___________パチュリー・ノーレッジ&紅 美鈴の想愛

 

 

 

 

太陽が燦々と幻想郷の大地を照らす、いつも通りの日常に、弾幕の弾ける音が響き渡る。

霧深い湖に建つ紅色の館の一角から鳴り続けるソレを、二人の美女は気にする様子もなく、

むしろ喉を潤す紅茶の菓子受け代わりに聞き流し、漠然と館内に轟く騒音に和んでいた。

 

 

「いやぁ、賑やかになりましたね~」

 

「…………騒がしいだけよ」

 

 

今まさに上の階で繰り広げられている、咲夜と文の喧騒を事もなげに受け入れているのは、

大図書館に住む魔女のパチュリーと、彼女に呼ばれて休憩を満喫していた美鈴の二人である。

彼女らは使い魔である小悪魔の入れた紅茶の香りを愉しみつつ、呑気に昼下がりの決闘の音を

聞き入っていた。そんな中で、興味無さそうに魔導書のページをめくっていたパチュリーが、

唐突に隣にいる美鈴に質問を投げかける。

 

 

「美鈴……あなたは、紅夜のことをどう思っているのかしら?」

 

「紅夜君、ですか?」

 

 

主人の旧友からの唐突な問いに首を傾げる美鈴だったが、少しだけ悩む素振りを見せた後、

普段通りで変わらない満面の笑みとなって快活に答えを述べた。

 

 

「守ってあげたいです。今の彼は、おそらく私よりも強くなっていると思います。

でも、だからこそ彼を守れるだけの強さを得たい。今度こそ、守り通せるように」

 

「………………庇護対象、ということ?」

 

「もう二度と失いたくない人、ですかね」

 

 

屈託のない笑顔でそう語りきった美鈴は、「では私も一つ質問を」と前置きを口にしてから、

上半身だけをパチュリーへと向けて尋ねる。

 

 

「パチュリー様は、紅夜君の事をどう思ってらっしゃるんですか?」

 

「……………私は」

 

 

美鈴からのどんでん返しを受けたパチュリーは、自分でも分からぬまま言い淀んでしまい、

しばらく無言で思考を巡らせていったあとで、おもむろに、だが引きずるように返した。

 

 

「最初は単なる興味だけだった。それがいつしか、自分でも分からない内に複雑に

変化していったみたい。こんなことを認めたくはないけれど、答えが出せないのよ」

 

 

魔法に携わる者として、七曜を操る魔女として、解答を導き出せないということがどれほど

屈辱的であるかを理解しえない美鈴は、戸惑った様子で俯いてしまったパチュリーを擁護

するように、それでも決して慌てることも嘲ることもなく、何でもないように応える。

 

 

「別にいいんじゃないですかね?」

 

「?」

 

「答えを一つだけに限定しなくても、いいと思うんですよ」

 

「どういうこと?」

 

「や、つまりですね。色んな『好き』があってもいいんじゃないかと」

 

 

暗い表情になって紅夜の事で思考を鈍らせる彼女を、美鈴は諭すように優しく語った。

 

パチュリー自身、その頭脳は優秀であるため、隣にいる門番の話の意味は理解していた。

彼女の言う『好き』とは、何も恋愛感情的な意味に縛られるものではないのだという事だ。

異性としての『好き』や、付き合いとしての『好き』、他にも彼の特徴や行動が『好き』と

いったように、一つの感情にだけ左右されるような言葉ではないのだと言いたいのだろう。

それを理解できたからこそ、パチュリーは己の中に残された深い傷跡を思い起こされる。

 

大魔法使いとしての矜持を、七曜を操る魔女としての全力を、彼女自身が積み上げてきた

一切合切を否定して打ち崩すような大失態。十六夜 紅夜を魔人へと転生させる儀式魔法だ。

あの時のことを思い出すと、どうしても思考が後ろ向きになってしまう。情けなくはあるが、

彼女は恐れていたのだ。また失敗を犯すことを。そして、それが原因で彼に嫌われるのを。

もしも彼の身に何かが起きたりしたら。そしてそれが、自分の引き起こした失敗が原因なら。

恨み言の一つや二つなら甘んじて受け入れられるが、二度とこの大図書館へと足を運んで

くれなくなってしまったら。平凡な雑談ですらも、口を利いてもらえなくなってしまったら。

一度その事を考えてしまうと、もう何も手がつかなくなる。それだけ彼女の中で彼は大きい。

 

 

「自分が誰かを『好き』でいること、『好き』になり続けること。それが重要だと思います」

 

 

自分は薄暗い思考に取りつかれそうになっているというのに、隣であっけらかんとした笑みを

浮かべつつ述べるこの門番は、なんと性格の悪い事だろうと、大図書館の主は睨みを利かせた。

しかしそれも数秒で断念し、底抜けに明るい美鈴の態度に対し、張り合うだけ無駄だろうと

拍子抜けしてしまったパチュリーは、新しくカップに注がれた薄紅色の紅茶に口をつける。

 

 

「本当にあなたは…………どこまでも不鮮明で不明瞭ね」

 

「いやぁ、ハハハ」

 

「褒めてないわ」

 

「………そうですか」

 

「でも、分からないことだらけでも、退屈はしないわね」

 

 

カップを受け皿に置いてからそう述べたパチュリーの顔には、先程のような暗さや陰りなど

微塵も感じられないことを感じた美鈴は、「でしょう?」とだけ呟いてにっこりと微笑んだ。

 

そうして二人でのどかな午後のひと時を過ごしていると、大きな木造の扉が音を立てて開き、

その向こう側から疲労困憊の風体でふらふらとよろけた姿勢の、話題の中心人物が現れた。

銀髪の少年、十六夜 紅夜が実に疲れ切った表情で見つめる中、二人の美女は彼を歓迎する。

 

 

「いつもご苦労様」

 

「お茶でもどうです?」

 

 

いただきます、と簡素に答えた少年の為に、座っていたソファのちょうど真ん中の席を空け、

おぼつかない足取りながらも、礼を失さない態度で腰を下ろす彼を両側から挟み込んだ。

 

 

「ぱ、パチュリーさん? 美鈴さん?」

 

「何?」

 

「何ですか?」

 

「い、いや…………何でもありません」

 

 

いささか近過ぎるのでは、と言いたかったであろうことも二人は分かっていたが、あえて

何も答えずに笑顔だけを向けて制した。すると彼は、大人しく両者間で身体を縮ませていた。

その様子がどうにもいじらしく感じ、美鈴は彼の膝に、パチュリーは彼の頭に手をやった。

 

いつでもどこでも彼を取り合う騒がしい二人のように、四六時中常にずっと隣に居たいとは

思っていないが、それでもできる限り、時間と状況が許す限り一緒に居たいとは思っている。

願わくは、このまま。

叶うなら、このまま。

 

表現し難い感情を胸にしまい込んで、紅夜を両側から挟み込んで座るパチュリーと美鈴は、

おそらく彼以外には見せることのないであろう柔和な笑みを浮かべて、ただ彼だけを見守る。

 

 

「大変そうね。気が済むまで、ここで好きにするといいわ」

 

「折角ですから、ここでゆーっくりしていきましょうか!」

 

 

そう言いながら二人は、優しく、大事そうに、互いの手の振れている部分をそっと撫でた。

 

 

今この時だけでも、彼と一緒に居られれば、それで自分は充分幸せなのだと、心を弾ませて。

 

 

 

 










いかがだったでしょうか?

今日は有言実行しましたよ。ええ、実に絶妙な配分だった(手抜き感)
いえ、本当に手抜きしたわけじゃないんですが、何分久々の執筆だったもので、
書き方というかなんというか、筆が思っていた以上に進まなくてですね。

つまり、その、なんだ(最近のマイブームワード)


さて、前後編二回にわたって描かれた後日談、【魔人死臨】の章も完全完結!
次週からは、新たなる章が幕を開けます。もちろん主人公は、縁くんです!

さぁ、次の章が完結するまでに、今度はどれだけかかるやら…………。
既に心が折れかけていますが、それでも二年かかってようやくここにまで
辿り着くことができました! ひとえに、応援してくださった読者の皆々様方の
おかげであると思っております。ですので、これから先のラストスパートも是非!
共に走り抜けていただけたらと思います!


それでは次回、東方紅緑譚


~幻想『緑環紫録』~

第七十弐話「緑の道、結がる深淵」


ご意見ご感想、並びに批評も大歓迎でございます!

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