Fate/eternal rising [another saga]   作:Gヘッド

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絶望の先に

 夏には緑色だった面影もない葉が混じった地面を力強く踏み込む。膝を曲げて、身体を若干の前かがみにする。曲げていた膝をピンと伸ばした。筋肉が伸び縮みをする。それに今さっきかけた魔術の効果もあって、そのたった一歩は風を切るかのような一歩だった。そして、その一歩はまた一歩、また一歩と集まってゆく。

 

 敵との間に開いた距離は四十メートルほどか。随分(ずいぶん)と距離を開かれてしまったものである。これもこれも全て俺とセイバーがぐだぐだと話していたことに変わりはないのであるが、どうしてもこの状況を目の当たりにすると追いつかないのではないかと言う不安が生じる。

 

 もちろん、不安要素はそれ以外にもいっぱいある。まぁ、特に大きく厄介なのはセイバーのおっぱいだ。彼女を担いでいる俺の背中には押しつぶされた彼女のおっぱいの形、もとい感覚が布数枚越しで伝わるのだ。それは健全な青少年である俺に関しては結構刺激がお強いので、そのせいで走りたくなくなってしまう。

 

 それ以外にもまだまだある。俺は彼女のふとももを持つことで担いでいるが、どうしてもそれだと彼女のふとももを触ることとなる。すべすべした絹ごし豆腐のような白い肌に触れているのだと思うと、それまた集中力を途切れさせる。

 

 —————ぐっ、恐ろし、セイバーめ。

 

 とりあえず背後にいる強大な男の敵にはビクビクしつつ、それでも全力で走る。なるべく揺れないように気を配りながら。

 

 魔術でコーティングした肉体は俺の予想を遥かに超える活躍をしてくれた。筋肉は疲れる様子をまったく見せないため酷使することができて、特に激しい息切れも起きない。走るスピードは生身のときと比べて倍ほど違う。だから、四十メートルほどの距離はさほど苦でもなかった。

 

 だがしかし、そう簡単に行かぬのがこの世の常。ここは山の中、大地に深く根を張る大木がそこらかしこにある場所。そんなところを直線距離から考えただけで、簡単に追いつくことが可能だろうか。否、それは断じてない。山の地形は追う者にとって圧倒的不利なのだ。直線距離では四十メートルほどであっても、実質ではもっと長い。その距離を埋めねばならないのだ。

 

 魔術の力でもそれは難しい。できなくはないだろう。だが、簡単でもない。

 

 走っていて、その進路を邪魔する大木を一々回らねばならない。しかも、逃げる者なら自分の逃げたいように逃げられるが、追う者は相手に合わせなければならない。

 

 もちろんこの距離を詰めることはできるだろう。しかし、やはり制限時間がある。俺を覆う結界には制限時間があるから、どうしてもその時間内に倒したい。アンドヴァリの呪いは結構狡猾だから、もしもということもある。なるべく安全に倒すにはこの結界が必要不可欠。

 

「ヨウ、木の根っこにはつまずかないでくださいね」

 

 耳もとからセイバーに言われる。まったく、どの口でそんなことを言えるのか。彼女に言われたとき、わざとつまずいてやろうかとさえ思ってしまった。

 

 だが、やはり木の根っこは結構大敵である。走っているとどうしても足先が引っかかりそうになってしまう。

 

 もういっそのことこの木々を全部排除したいものだ。

 

 ……ん?そういやなんか忘れているような。

 

「あれ?そういやさ、セイバー、お前って木材簡単に切れるよな?」

 

「え?ええ、まぁ、無駄な特技ですし……」

 

「ライダーとの戦いのときとか、それで木屑に変えてたよな?」

 

「あれぐらいは手慣れたものですし……。どうしたのですか?急にそんなこと」

 

「お願いしたいんだけどさ、進行方向を邪魔する木を全部切ってくれねえか?」

 

「何を言ってるんですか?さすがに無理ですよ。この体勢ですよ?腕が振りにくいです。それに私が木を切り刻み終える前にヨウが木に激突しちゃいます。できません」

 

「え?まじで?本当に無理なの?」

 

「すいませんがこの状況なら私にはなぎ倒すくらいしか……」

 

「それだけで結構です。お願いします、セイバーさん」

 

「きゅ、急に仰々しいですね……。まぁ、やりますけど……」

 

 セイバーは手に剣を持つ。俺の背中に引っ付いたまま彼女は目の前に立つ大木をなぎ倒すと言う。

 

「いつでもオーケーです、手だけは前に出さないでくださいね、危ないので」

 

「お、おう。分かった」

 

 俺は木の周りを回るのではなく、木へと直進した。もしセイバーが木をなぎ倒すことができなかったら、ものすごいスピードで木に激突してしまう。ただじゃ済まない。

 

 だが、そこはもう信用するしかない。きっとやってくれるって信じてる。

 

 ……信じてる。

 

 木に向かって飛び込んだ。その瞬間が走馬灯のように感じられる。近づくごとに恐怖感が倍増する。しかし、まだ後ろにいる彼女は剣を振ろうとしない。

 

 ヤバイ、これはヤバイ。ガチでヤバイ。全然セイバーは剣を振りそうにない。確かにまだ剣身の範囲に入ってないから剣を振らないのも頷けるが、だからと言ってこの距離はヤバイ。

 

 だってあと一、二秒すれば俺は木に衝突する。しかも車みたいなスピードで、そんでもって生身で。

 

 死ぬ、これはどうしたって死ぬ。

 

 俺は衝撃に備えて手を体の前に添えようとした。階段から落ちる際に人間が手を地面に着く無条件反射のようなものだ。だが、セイバーは言った。手を前に出すなと。そうだ、彼女が剣を振るのだから手を出していてはダメだろう。間違えて手を切られてしまう恐れがある。

 

 いや、でも全然信用もできない。セイバーを信用するのなら、己を信用した方がマシかもしれない。

 

 だがしかし、そうすると彼女を信用しようという優しさが……云々かんぬん。

 

 ……って、本当にヤバくない?だって、俺、ヤバイって言い出してから何文字分こんなこと考えてたんだよ!これってガチの走馬灯ってやつじゃねぇか!

 

 え?走馬灯?

 

 ……死ぬの?

 

 え?死ぬの?

 

 俺が死ぬ?

 

「ヤバイヤバイ、ヤバイって!」

 

 俺が大絶叫する。迫り来る大木の樹皮、及び死に恐怖感を感じていた。

 

 その時だ。俺の目の前を銀色の線がゆらりと現れた。その銀色の線は流れるようにして木の幹の右側にちょこんと、そして左側にもちょこんと触れて切り込みを入れる。その後、最後の仕上げに彼女は剣の先でくいっと木を軽く押した。

 

 するとどうであろうか。彼女が刻んだ二つの切り込みからパキパキと繊維が砕ける音がしてきた。そして、その音が段々と近づいてゆき、しまいには二つの切り込みは一つになった。そして、セイバーはまた木を軽く押す。そしたら、木の幹はポキンと力なく地に向かって倒れた。

 

「え?何、この技」

 

 セイバーのあまりの手際、もとい技法に俺は目を疑ってしまった。それもそうである。だって、セイバーのやっていたことはあまりにも現実離れしていて、ちょっと俺にもついていけない。

 

 唖然の俺に対してセイバーは特に威張る様子もなく、平然と返答する。

 

「別にそんな大した技なんかじゃありませんよ。ただ木の繊維とか細胞の配列とかそういうのを感じて、ここが切りやすそうだなぁってところに切り込みを入れて、あとは押すだけ。ただそれだけですよ」

 

 彼女は簡単そうに言っているが、やはりそういうところを見ると彼女も英雄なんだなぁと思う。そもそも彼女の父親が英雄なんだし、血とかは才能とかは結構良いんだと思う。ただ、それ以上に彼女はもしかしたらそういう英雄らしくない才能に富んでいるのだろう。そう、それこそ、この木々の切り倒しみたいな。常人にはできないようなことだ。

 

 だが、彼女がいればもう追いかけっこは勝てそうな気がしてきた。直線距離で進めば良いのだ。それぐらいなら魔術で強化した身体で追いつくことは可能である。

 

「よし、セイバー。この調子だ。この調子で頼むぞ」

 

「あっ、はい。善処します」

 

 それからはまぁ何とも愉快ったらありゃしない。走って、木に飛び込めば勝手にセイバーがその木を倒してくれるから、俺はそれをひょいと飛び越えてまた前に進むだけ。

 

「ヤバイ、めっちゃ楽」

 

「ヨウは楽でしょうけど、私は案外大変なんですよ?」.

 

 ゼェゼェと荒く細かい息をする彼女。こちらからは簡単そうに見えたが、どうやら体力を消費するようだ。

 

 だが、そこで休ませるような俺ではない。

 

「よし、あと少しだ。ガンバレ、セイバー!」

 

 他人事だからあんまり介入はせず、とりあえずやらせるという手段。

 

「そ、それはひどくないですか?」

 

「ん?そうか?お前に仕事という仕事を与えたぐらいでも褒めてほしいものだが」.

 

「……ヨウは相変わらずヨウですね。優しさというものがひとかけらもありませんね」

 

 セイバーはその後もぐちぐちと愚痴を本人に聞こえるようにこぼしながらもしっかりと仕事をしていった。

 

 次々と木々をなぎ倒す。セイバーに疲労が溜まりながらもそんなことは御構い無しに前へと進んだ。すると、ついに俺の目でも敵の背中を捉えることができた。

 

「いた!いたぞ、アンドヴァリ〜!」

 

 俺が声を張ると敵は振り返った。そして、敵も俺たちのことを視認すると剣を射出してきた。

 

「くそッ、追いつかれたかっ!」

 

 まさに絶体絶命なその言葉に俺は舌鼓を覚える。やっとこさ敵に追いついたのだ。まだ結界は保つだろうから、この間に敵の首をとってしまえばもう終わりである。

 

 敵が放った剣は俺を囲む結界が弾いた。絶対防御状態の俺はそのまま敵に向かって突っ込んだ。

 

「終わりダァっ!ゴラァ!」

 

 剣を握りしめる。思い切り振り上げて、力一杯振り下ろした。

 

 その一撃は刹那的にこの聖杯戦争に、関係に、俺の今までの世界すべてに終わりを宣告する鐘を鳴らす一撃—————

 

 —————のはずだった。

 

 ニタリと不敵な笑みを浮かべるアンドヴァリの呪い。何がおかしいのか、そう俺は思ってしまった。

 

 敵は空に向かって指をさす。俺は目線を彼女が指差した空へと移してしまった。

 

 そう、そして俺は見てしまった。

 

 そこにはあるものが浮いていた。それは眩い黄金の光を放ち、暗闇の森の中を明るく照らす昼間の太陽のような存在。俺たちが一番に追い求めていた、この地獄の日々の最終目標であり原因でもあるものが剣に引っ掛けられ、空中に浮かんでいた。

 

「聖杯—————⁉︎」

 

 予想外のことに俺は唖然とする。なぜ、聖杯が空に浮いているのか、そして敵の不敵な笑みは何なのか。俺は到底理解できなかった。ただ、それでも何かヤバイことが起こるんだという事態を察することはできた。

 

「お前たちの望みは聖杯を奪うこと。なら、その聖杯を壊してしまえばいいのだ」

 

 敵は手に持っていた剣をその聖杯に向かって投げた。俺はその剣を止めようとしたが、時すでに遅し。俺が振り下ろした腕は止まることなく下まで落ちてゆく。

 

 俺の剣が聖杯が壊れるよりも先に敵の身体に届いた。皮膚に剣の刃を突きつけたのだ。グラムの人の身体はとてもふわりとしていた。まるでナイフでケーキのスポンジを切っているかのようである。でも、俺のナイフは切れ味が悪いのか、ケーキはぐしゃりと潰れてしまい、中から赤い錆びた鉄のようなクリームがどろりと出てくる。純白の真っ白な生クリームで塗りたくられた表面が赤いストロベリーソースでぐちょりと汚れた。

 

 骨に当たった。その時、俺は自身が振り下ろした剣を止めることができた。俺は敵から剣を引き抜いた。

 

 敵の肩から胸元にかけて刀傷がはっきりと表れていた。ぱっくりと割れた赤く染まる肌は絵の具なんじゃないかと思えるほど、リアルで生々しく吐き気を催すようなものだった。そんな肌の隙間からちらりと顔を覗かせる赤く塗りたくられた胸骨は顔をひきつらせる。

 

 戦意喪失、足がすくんでしまう。しょうがない、だって死闘なんてやったことない、戦場を駆け抜けた経験もない。人の身体がどうなってるのかを授業で習ったのだけれど、どうしても実物を見てしまうと腰が引けてしまった。

 

 後ずさりをした。それは人を斬った感触が手に残っていたからだった。あの独特の感触は鶏肉を包丁で切っているような生易しいものなんかじゃない。いや、感触はあながち似ていなくもないのだけれど、そういうことじゃない。

 

 鈴鹿も斬った。だからもう大丈夫だろうと高を括っていたが、やはりそう簡単にはならない。

 

 震える手を反対の手で押さえて、俺は尻餅をついた。

 

 そして、俺は下から敵の顔を見上げたのだ。

 

「聖杯はお前たちの希望なのだろう?」

 

 敵は笑っていた。まるでピエロのように不気味にもにこやかな笑顔で、俺を見下す。

 

 敵が放った剣は空高くに浮いている聖杯に突き刺さった。聖杯に剣は貫通し、ひびが入る。そのひびはパラパラとかけらを落としながら段々と広がってゆく。ひびが広がってゆくのに比例して聖杯の輝きは色褪(いろあ)せ、高々と首を痛めるほどの場所から落下してきた。そして、聖杯は落下中に形を保てなくなった。終いには崩壊し、無残にも錆びた金属のかけらだけが地に堕ちた。

 

「嘘……、聖杯が……」

 

 セイバーはその様子に言葉を失った。光を失い地に落ちゆく聖杯をただ見ているしかできなかった。

 

 あと少しだったのに。その思いが漏れるような隙間もない。あるのは目の前の現実を疑うということだけ。そもそもそこで許容し悲しむのではなく、否定し嘘だと仮定する。

 

 しかし、その仮定は現実に、実際に起こることに滅法弱く、やはり事実だと認めざるを得ない。

 

 そして、事の失敗を理解した後に待つのは絶望である。悲しむとか怒るとかそんなこと以前にどん底に落ちる。他の感情というものはそのどん底に落ちた衝撃の反作用で生まれるものであって、絶望したその瞬間はある意味無の感情とも言うべきものだ。それこそ脳の回路が停止し、生きている心地がしないようなもので、言ってみればごく僅かな刹那の間の臨死体験。

 

 それを俺とセイバーは味わった。嫌というほど、俺たちの存在にそれを深く刻むほど、強く味わった。

 

 落下の最中、聖杯の光はついに失せた。光が消えた瞬間、暗い夜を明るく照らす存在が消え、俺たちの目からも光がなくなった。

 

 器である聖杯は完全に崩壊する。形を留めず、空中分解し消え去った。注がれていた魔力は器が失せたため、受けどころなく重力に従う。向かうは真下。そこにいたのはアンドヴァリの呪いだった。

 

 —————ビチャリ

 

 水がかけられたような音がした。敵に降りかかった魔力の原液は身体を濡らす。そして、俺が斬りつけた傷口から魔力が身体の中へと染み込んでいった。

 

「あはははは……」

 

 敵は軽く笑った。自身の思い通りにいったからか、世界を壊すという望みが叶うからなのか、そこはかとなく笑う顔から見える真の顔はドス黒い。

 

 手をグーパーグーパーと閉じて開いてを繰り返し、力がみなぎってくるのを確認する。

 

 そのあと、彼女たちは俺を見下げた。

 

「これが聖杯か。力が湧いてくるなぁ」

 

 嫌味なその言葉は今の俺には全くもって響かない。怒りも湧かない、憎しみも苦しみも湧かない。何も感じなかった。身体の中の内臓全てが消え去って、自分が何者でもないような感覚で、それでも敵の目だけは見つめていた。

 

 そして、ある感情を抱いた。それはあまりにも原始的でありながらも人間的で、世間的には疎まれている感情。その感情がふとろうそくに明かりがついたように生じた。

 

 俺はふらりふらりと力なく立ち上がる。希望の光を失った目で敵を見つめながら。

 

「なんだ?どうしたのだ?」

 

 敵は余裕を持て余している。その笑みは勝者の笑みだった。

 

 そんな敵に抱いたある一つの感情。それが俺の中で暴走し始める。

 

「おい、テメェ、ちったぁ歯ぁ喰いしばれ」

 

 俺は特別荒げた声ではなく、普段の声より若干小さな呟くような声で敵に忠告をし、猶予の時間を与えずすぐに拳で右頬の少し下を殴った。敵は殴られ一瞬くらりとよろめいたのだが、足裏をしっかりと地面につけて倒れなかった。

 

「くっ、何をする?」

 

 唇が歯に当たり傷つき血が出たのか、その血を拭いながら俺を睨みつけてきた。俺はその目に動じる事なく、ただ平然とそこに突っ立っていた。

 

 鋭い眼光を放つのではなく、怒りに歯をこすり合わせることもせず、また顔を紅潮させることもしなかった。しかし、握り締めた拳は筋肉が強張り、決して開けるようなものでもない。

 

 ふと湧いた感情、それは殺意だった。殺意が俺にそうさせた。

 

 怒ることもせず、憎むこともせず、はたまた悲しむこともせず、殺意だけが俺の心の中にふつふつと生じ、そしてね満たされた。

 

 目の前にいる敵を殺したい。そう思えたのだ。

 

「ちょっと理不尽かもしれんが、我慢しろ」

 

 そう告げると、俺は手に持っていた血濡れた剣を躊躇なく振り下ろした。




はい!Gヘッドです!

さぁさぁ、今回はまたまたヨウくんお怒りモード?ってところで終わっちゃいましたね。

シーンが変わるごとに怒りのようなものを見せるヨウくんです。怒り過ぎだよ!なんて思うかもしれませんし、実際作者も思ってますけど、それはもうこの章ですししょうがないんですよ(こじつけ)

展開が急だなんて、そんなことは御構い無し!(実際結構悩んでるが、これは第一ルートだし次があるよ、次のルートは頑張るよ!っていう逃げに出てます)

べ、別にセイバーちゃん好きじゃねーし、好きになるなら源マッマみたいな包容力ある人選ぶし……。という禁断の告白はさておき、次回もクライマックスに向かっていきます。アンドヴァリの呪いとどのように戦い切るのか。

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