IS 西の男性操縦者   作:チャリ丸

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苗字『し』で始まり名前が『き』で終わる子以外ハーレム要員の可能性ありやで?
「「!?」」(ガタッ


副会長

「なあ、楯無。部活作っていい?野球部。」

「ダメに決まってるでしょ?しかも1人で野球するの?」

「楯無入ってくれへんの?」

「…え?」

「え?」

 

嘘やん。入ってくれへんの?これ『磯野ー、野球しようぜー!』のパターンちゃうん?

 

「え、野球部入ってくれへんの?」

「魅力的なお誘いだけどごめんなさい、これでも私、IS学園の生徒会長なの。」

 

は?生徒会長?…ってなんで一々扇子出さなあかんねん。…厨二?扇子かっけぇみたいな?

 

「なんや、中学ん時の俺とおんなじか。」

「え?」

「え?」

 

2回目やぞこのやりとり。なんや、俺が生徒会長で文句あんのか?これでも一応全校生徒全員異議なしで通ってんぞ。

 

「…俺も中学ん時生徒会長やってんけど…何なんその反応。」

「い、いや…ちょっと意外だっただけで…」

「お、何やったらアドバイスしたろか?学校の皆に好かれるアドバイス。」

 

完璧やで、俺の政策。

 

「女尊男卑のこの御時世に凄いわね、皆に好かれるなんて…」

「校長のカツラに水風船思いっきりぶつけたんねん。始業式に。」

 

若干ずれてしかもびちょびちょ。『濡れワカメが砂浜から生えとるわー!!』って言ったら生徒だけでなく先生まで爆笑してたしな。

 

「…よく何も無かったわね…」

「だって校長も『おー涼しなったわ!あんがとーな!時守!』って言ってたし。それから集会ある度に投げつけたったわ。」

「楽しそうね……関西に越したいわ。」

 

お、関西に越したい人間二人目や。…先生、俺は無事洗脳出来てんで。…まあ俺ん中学が頭おかしいだけやねんけどな。

 

「来る?おもろいで。」

「…行きたいのは山々何だけどねぇ…生徒会や家の仕事がけっこう多くて…」

 

家?

 

「なんや、家…人に言いにくい仕事やったり?暗部とか対暗部用暗部とか対暗部用暗部用暗部とか?」

「…なんで分かるのかしら…まあ遅かれ早かれ言わなきゃならないしね。そ、更識家は対暗部用暗部ってやつなのよ。」

「…国がフリーザやとしたらドラゴンボールにあやかろうとするキュイが暗部で楯無はキュイをぶっ殺すベジータってこと?」

「…よく分からないけど分かるのはなんでかしらね…」

 

まあ最終的にはベジータもフリーザに敵対すんねんけどな。…あかんやん!

 

「もーちょいええ例え無いかな…とりあえず国の不安要素取り除き隊みたいな?」

「まあそう捉えてくれて構わないわ。で、あなたの護衛を私が任されたのよ。」

 

ほー、そりゃそうか。

 

「もう一人は?…あー、ちっふー先生が姉か。」

「ち、ちっふー先生?」

「織斑先生や。どや?可愛らしいやろ。」

「…ぷ、あはははっ!織斑先生にそんなあだ名付けられるのあなたぐらいよ?」

 

そか?…てか

 

「やっぱ笑ったら可愛いな、楯無。」

「…むぅ…急に言うのは反則よ…」

「反則?何が?」

「別に?」

 

そう言ってぷいっと顔を反らす楯無。やめい、余計可愛いやんけ。

 

「でさ、やっぱ大変なん?仕事。」

「え?…うん。それなりには大変ね。」

「んじゃ俺手伝うわ。副会長でええ?」

「え?…生徒会に?」

 

男に二言は無いんやぞ?楯無。

 

「うん、入る。」

「…野球部は?」

「あんなんネタでゆーたに決まってるやろ。」

「…そっか、分かったわ、時守剣くん!あなたを生徒会副会長に任命します!」

「まっかせなさーい。…あ。」

 

しもた。パンツも買うてへんけど…

 

「?どうしたの?」

「予習してへん。…間に合うか?」

「ふふ、じゃおねーさんが教えてあ、げ、る。」

 

楯無さんよぉ…その言い方期待しちゃうで?

 

「勉強出来んの?」

「これでも学年主席よ?」

 

マジか。また被ったな。

 

「また一緒やん、俺も中学3年間主席やで。」

「…剣くんよく分からなくなってきたわ。」

 

頭の良い悪いを性格で判断せんといて欲しいわ。

 

「これでも頭はええんやで?行動でアホや思われてるけど。」

「なんで行動を直そうとしないの?…ま、それは今は置いといて、早速やりましょっか。」

 

美人と2人きりで部屋で勉強。…家庭教師みたいやな…

 

 

 

 

 

 

 

 

2日後

 

 

 

 

「今日入学式か。…とりあえず皆友だちになろ。」

「皆ってもしかして学園の皆?」

「もちのろんや。友だち多い方が楽しいやろ?」

「…そうね、ねぇ、剣くん。私は?」

「お?んなもんもう友だちやろ?」

「ふふ、そっか。」

 

なんや急ににやにやして。

 

「じゃ、私用意があるから先行くわね?」

「あれ?俺行かんでいいん?」

「まだ公式に決まったわけじゃないからね。あ、放課後ちゃんと生徒会室来てね?」

 

おk、任せい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よくよく考えたら女子ばっかやったわ。どないしょ。講堂みたいなとこでやってんねんけどさ、女子ばっか。ええ匂いするやつもおるけどオバハンみたいにくっさいやつもおる。

 

「なあ、飴ちゃんいる?」

 

隣の女の子にあげるのは大阪のおばちゃんの切り札『飴ちゃん』。これあるだけでおばちゃん何時間も喋るからな。

 

「…え、今入学式だけど?」

「えーやんえーやん、ほら。」

 

やっぱりノリが違うらしい。飴ちゃん交換とかせーへんのかな。

 

「あ、ありがとう…」

「どういたしまして。」

 

 

まあ俺色に染めんねんけどな!




むむむ…キレがない…

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