IS 西の男性操縦者   作:チャリ丸

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超☆展☆開

こっからちょーっと真面目回が続くんじゃよ。


微妙に続くシリアス
更識 簪


「良かったんですの?わたくし達だけ早くご飯を食べ終わって…」

「ええねん。まさかワンサマとモッピーまで幼なじみやったとはなぁ〜。セシリーには幼なじみとかおんの?」

「はい、今は…メイドをやっていますが。」

「どんな関係やねんそれ。」

 

メイドで幼なじみとかな、そうそう無いやろ。

 

「剣さんは?」

「あぁ、おるよ。いっぱいいるけど…もう中々会えへんな。ちっふー先生に長期休暇は国連に出向けとか言われてるし訓練やら勉強やらも忙しいし。…何より地元に戻っても家が無いって言うのがな…」

「…すみません…」

「いんや、セシリーは悪ない。」

 

まあ辛いことは辛い…けど、

 

「それならこっちでおもろいこと見つけたらええだけや。地元の奴らへのお土産話にもなるし。」

「ふふっ、そうですわね。…ですが剣さん?辛い時はわたくしに言ってくださいまし。お土産話を作るのにも一役買わせていただきますわ。」

 

おおありがたい、鈴みたいになってくれんのか。

 

「そっか…んじゃま、あいつらに会ったときに馬鹿にされへんぐらいには強なりたいな。」

「むっ…次こそは負けませんわよ。」

「簡単には負けたないな。…にしても『金獅子』、あいつなぁ…」

「『金獅子』がどうかしたんですの?」

 

いや、どうのこうの言う問題ちゃうねんけど…

 

「…もうちょいで教室着くけど…ええか。あいつな…使いこなせば弱点はほぼ無いんやけどな…それぞれの武器が使いにくすぎんねん。」

「『オールラウンド』と『ランペイジテール』がですか?」

「おぅ。…まあ国連からむやみやたらに情報ばらまくな言われてるから簡単には言えへんねんけどな…」

「…そうですの。お役に立てると思いましたのに…」

「やからセシリーが暗くなる必要なんて無いて。…まあともかく――」

 

 

なんでか分からんけど。…これは昔からある俺の癖や。ハマるもんこそ少ないけど、そのハマったもんもすぐ飽きる。…理由なんて単純や。

 

どれもやってておもんない。

 

型やら公式やら使い方やら…そんな肌に合わんもん強制されて上手くなるわけ無いし元々なりたいとも思わんかった。…でも、このISだけは別や。自分で戦い方を決めれる。ルールは相手SEを0にするだけ。

こんな俺の方好みの競技…

 

 

 

「――もっと強なったるわ。…無敗の男。負けたくない。俺が強くなりたいのはそんだけや。…ちょ!なんて目しとんねんセシリー!!」

「い、いえ…剣さんがそのような野望を持っているとは…」

「あ、あんな?別に力をひけらかそうとかそんな事考えてへんで?競技としては、俺の敵は皆倒せるぐらいになる。でもヤバイ奴らとかが襲ってきた時とかに、負けたくないねん。おーけー?」

「剣さんは…なぜそこまでして負けたくないのですか?」

 

 

うーん…なんで言われてもなぁ…ボケたらしばかれそうやし…うーん…

 

「…なんでやろな。自分が負けず嫌いっていうのはある。でもそれ以外にも多分なんかある。」

 

 

自分でもなんでここまで負けたくないんかまだ分かってへん。…俺ってこんなに負けず嫌いやったか?

 

 

「…では、見つかるといいですわね。」

「せやな。…お、もう教室や。じゃ、午後も頑張ろか。」

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ランペイジテール…あれ使いこなすのキッついよな…、手とか足の操作ちゃうくて頭の演算やしな…しかも最大限の力を発揮するには常にハイパーセンサー入れて全方位完全に把握してしかも相手をラグナロクの範囲に入れつつうまいこと立ち回りして隙見つけしだいグングニルぶん投げる…その2つもむっずいねんなぁ…」

 

授業?…今んとこまだ余裕やから大丈夫や、問題ない。

 

「最初は牽制程度に緩く振る…アカン、あんまり露骨にやると相手に怪しまれるから………」

 

 

 

スパァン!!

 

 

 

「専用機の使い方について研究熱心なのは関心するが今は授業中だ。授業に集中しろ。」

「…はい…」

 

…誰かと勝負しよかな…。今はちゃうタイプとやりたいからセシリーはアウト。ワンサマと鈴もクラス対抗戦の訓練でアウト…むむぅ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「けんけーん、かんちゃんとこ行こー。」

「かんちゃん?誰や?そいつ。」

「かんちゃんはかんちゃんだよぉ〜。さー、4組にれっつごー。」

「えっ!ちょ、ちょい待て…」

 

かんちゃんて誰やねん!!…ってあれ?いつの間に教室の外に出てんの!?

 

「お、おいのほほん。かんちゃんって誰や?」

「かんちゃんはねー、日本の代表候補生なんだよぉー。」

 

…あぁ。

 

「楯無の妹か。専用機の開発が遅れてるっていう。」

「…けんけんってたま〜に、鋭いよねぇ。」

 

たまには余計や。いっつもボケもツッコミもキレキレな剣ちゃんや。

 

「…で?ただ遊びに行くだ…け、かと思たら俺元々アイツと友だちになろおもてたし。」

「おー、かんちゃんに友だち増える〜。」

「んじゃ行こか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「かーんちゃーん、あーそびーましょー。」」

「え…と、時守くん!?」

「嘘!なんで剣ちゃんがここに!?」

「簪ー!かもーーん」

「へいへーい、かんちゃーん。」

 

およ?4組の中からもんのすごいスピードでこっちに向かってくる水色の髪の少女が1人…

 

 

「本音……!その…名前を…大声で…呼ばないで!……誰?」

 

天然かこいつ。

 

「おー、俺か?時守剣や。剣ちゃんでも剣でも好きに呼んでや。」

「…更識…簪。名字で呼ばれるのは嫌だから…簪でいい。」

「おっしゃ、よろしくな簪。…でさ、いきなりやけど……」

 

日本代表候補生やもんな。相手にとって不足無しや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「専用機の開発手伝うから終わったら模擬戦やってくれへん?」




短い!ギャグ無い!進まない!
…すんませんでした。

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