留美の奉仕部   作:ふたなり2

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いろはから八幡の家にお泊まりして遊びに行ってる事を聞いた留美と

ほのか達は羨ましくて仕方が無い。






留美の奉仕部 ( ほのかのワガママ)

 

 

「何がいいのかな?先輩?じゃあ、あたしが後で先輩にあ~んな事やこ~んな事を

してもいいんですね!分かりました。イエス、高須クリニックです!

アンダスタンです~やっとあたしの気持ち分かってくれたんですね嬉しいです。

やっぱ最初は先輩の部屋で愛し合いたいです、もち濃厚な一時を二人で過ごしましょうね~」

 

「「そんなの絶対ダメ~!」」

 

いろは先輩は言い終わると真っ赤になった顔を両手で隠しモジモジと恥ずかしがってる。

う~~、全く聞いてるこっちが赤くなるよ。

 

「はぁ~、一色も遊んでないでさっさと次の授業支度しろよ、今週で実習最後なんだろ?

ほのかっちも、ほれ留美が怒ってるぞまた勉強みてやっから。」

 

いろは先輩は「ブゥ~」とか言って頬っぺたを膨らませ生返事でブツブツと怒ってる。

 

やっと観念したかほのかが八幡から離れて潤んだ上目遣いで八幡にポツリ

 

「うん、分かった。せんせ、今度はせんせと二人っきりでお勉強しようね。」

 

「だから、学校でほのかっちの嫌いな英語ばっか教えてやるよ。」

 

「もう、せんせの意地悪!」

 

ほのかが、また八幡の腕に絡み付き胸を押し付けてる!

 

「「ほのかはあざといの!」」

 

ほのかのウルウル抱き付き大作戦も、いろは留美連合軍によって撃破したから良かったけど

危ない…八幡だから堕ちないと思いたいよ…でもほのかが本気で攻めたら何時までも

持たないんじゃないかしら。

 

小町先輩の言う通りでやっぱ早い者勝ち…でも…でも、あんな攻めかた恥ずかしくって

出来ない絶対無理!

 

いろは先輩も今週で教育実習終わるから何か仕掛けてきそうだし恐るべき一色シスターズ…

 

「あ~その、何だ…抱き付くのは無しで…ほのかっち。」

 

「え~せんせ駄目なの?」

 

「駄目とかじゃなしで、せんせクビになっちゃうし、そのなんだ…ほらお前の姉ちゃんや

留美もいい顔しないだろ?」

 

「当たり前じゃない。」

 

「ほのかっちも同じ事されたら嫌だろ?」

 

「焼もち妬いたし……ごめんなさい。」

 

「おぅ、頼むなほのかっち。」

 

「うん…せんせに甘えたいけど我慢するね。」

 

「おう、せんせも寂しくて悲しいけど毎日会えるんだからほのかっちも耐えてくれ。」

 

「せんせ〜〜!」「ほのかっち〜〜!」

 

「2人とも何やってるの?先輩にもグリグリしましょうか?」

 

「あっ、いや…ついノリでお兄ちゃんスキルが…」

 

「ほのかの事は置いといて、せ~んぱい?あたしも先輩のお家にお呼ばれしに

行きたいなぁ~駄目ですかぁ~?」

 

「あん?一色お前は小町と遊びに行った帰りにはしょっちゅう家に来てるだろ?

遅くまで帰らないし何時も送ってやってるだろ?それにちょっと来すぎだし。」

 

「え~~お姉ちゃん、ズルいよ!」

 

薄々は感じてたけどやはり…いろは先輩、やりますね。

 

「何ですか、こんな可愛い後輩がしょっちゅう来てるのに駄目とか、どんだけドSなんですか?

嬉しくないんですか?夕食の仕度もしますし先輩のお母さんからもお使い頼まれたりしてますし

いいじゃありませんか。」

 

「だから晩飯まで食べてくし、珠に小町の部屋にお泊まりしてパジャマパーティーしてくじゃ

ないか。」

 

…!いろは先輩、八幡家に泊まったしてるんだ…これは…

 

「ねぇ、八幡…ホントにいろは先輩泊まったりするの?」

 

「あっ?一色だけじゃないぞ、雪ノ下や由比ヶ浜達と一緒に泊まってパジャマパーティーしに来たかな。

俺は関係ないが。」

 

えっ?雪ノ下、由比ヶ浜先輩達も泊まってるんだ…いいなぁ。

 

「何ですか、別にいいじゃないですか。お泊まりするのが少ない位です。

小町ちゃんの部屋だけじゃ狭くなるのであたしだけが先輩の部屋にお泊まりすれば大丈夫なのに

雪ノ下先輩と由比ヶ浜先輩が絶対駄目とか言うから何時も仕方無く小町ちゃんの部屋にお泊りするんですよ?

先輩が許してくれたら、何時でもお泊まりしに行くのに…。」

 

「は?何言ってるの?駄目に決まってるじゃん!んなのは小町が良いって言っても絶対に無理…したら出禁ね。」

 

「うっ…出禁はキツいのでパジャマまでで今のところは我慢します、でも諦めた訳じゃあないですよ、先輩!」

 

「何でだよ?パジャマでも遅くまで安眠妨害で訴えたい位なのに。」

 

「え~、先輩のご両親からは毎日でも泊まっていきなさいとまで言われてるのにどれだけヘタレなんですか

先輩は?」

 

「親がよくでも俺が駄目だから無理なの、小町が俺の部屋来るのはいいけど。」

 

うわぁ~出たぁ〜、いろは先輩もその発言にはドン引きして唸ってる。

 

「ホントにホントに~先輩ってばシスコンですね、いい加減にして下さい!

あたしが相手してるいちはいいですけど誰にも相手してもらえなくなりますよ?

もし、そうなったらどうするんですか?仕方ないです、このあたしが先輩の面倒をみるしかありません。

近いうちに雪ノ下先輩と由比ヶ浜先輩には話を付けておきますので今日にでも先輩のご両親に挨拶に行きますね。」

 

「だ~か~ら、ぼっちでいいの俺は。は~頼むから1人で静かに寝かせてお願い」

 

「時間が無いので今日はこれくらいにしておきますが、ちゃんと考えて下さいね先輩~!」

 

「はいはい、分かったから了解したから。」

 

了解しちゃあ駄目だから「ふっふ~ん♪」ご機嫌が治ったいろは先輩は鼻唄混じりに部室を後にしたのだった。

 

「いいなぁ~お姉ちゃんだけ…」

 

「うん、羨ましい…」

 

「あっ?何が羨ましいんだ?」

 

「ねえ、せんせ…あたしも、せんせの家にお泊まりしに行きたいな♪ダメ?」

 

「いつか機会があればな。今は受験があるしダメです。」

 

「え~いいじゃん!留美は遊びに行ってるし、お姉ちゃんだけお泊まりしてみんなズルいよ。

ほのかだけ仲間外れにされてるし、せんせはほのかの事ホントは嫌いなんでしょ?」

 

「そんな事では無いから心配すんな、ほのかも留美もみんな小町の次に可愛いと思うぞ、大好きだよ~」

 

「うわぁ~でた投げやりな言い方。」

 

「うん、ほのかもせんせの事は愛してから泊まりに行っていいでしょ?」

 

「受験があるから勉強しないと…それに生徒が泊まりに来たりするとアレコレ色々とうるさいんだよ。」

 

「せんせ、言わなきゃあバレないから…泊まりに行っても勉強見てもらうんだし駄目なの~?」

 

「ねっ、八幡。」

 

「なんだ、留美?」

 

「泊まりに行くの駄目なら私と留美の2人で勉強を見て貰うために八幡の家にお邪魔するのは駄目かな?」

 

「あ?また来るの?」

 

「何また嫌そうな顔して、もう~!」

 

「え~留美は1人で遊びに行ったのにほのかの時は2人じゃないと駄目なの?もう依怙贔屓だよ~せんせ!

ほのかはせんせと2人きりでイチャラブでお泊まりしたいのにぃ~。」

 

「あのね、ほのかっち?不得意科目の勉強しに来るんだよね?」

 

「……… 嫌だぁ、せんせ。英語うんと教えて下さいね。ふふっ、楽しみだな。

せんせがもう勘弁してって言っても寝かせないよ…ほのかが満足するまで許さないんだから。

留美は先に休んでもいいからね。ふふっ、一杯、一杯~せんせに教えて貰うんだから。」

 

何かほのかが言うと絶対違う意味が含まれまくってるように聞こえるんだけど…それと泊まらないし、

あと寝たら最後だ。

 

「兎に角だ、勉強しにくるんだったら見てやらん事ではないけど泊まるのは無しで。」

 

「え~ん、ほのか、泊まりたいけどせんせの言うことは聞くから。」

 

「まあ、2人で勉強しに行けるんなら捗るし面白そうね。」

 

「じゃあ決まりね、八幡。今度の日曜日に2人で勉強見てもらいに八幡の家にお邪魔するからお願いします。」

 

「は~い、それまでうんと勉強するから楽しみにしてね、せんせ。」

 

「おう、しっかりと勉強しろよ、将来の看護師さん。留美もAランク取れるよう頑張らなきゃあな。」

 

「うん!頑張るよ八幡!」

 

?「私に断りも無しでまた勉強会ってどういう事ですかせ~んぱい」

 

「げっ!一色、お前次の授業の準備に行ったんじゃなかったの?」

 

「準備は済ませてありますから大丈夫です、安心して下さいね。先輩。

しか~し何やら胸騒ぎがしたので戻って来たら案の定でした!酷いです~先輩、土曜日は可愛い、

可愛い~先輩の彼女であるいろはちゃんの教育実習完了をお祝いして『いろはちゃんお疲れさん会』

として先輩と飲みに連れて行ってもらう予定になっています。あと、日曜日は記念デートも予定してます。

受験生は自分で勉強しないとイケないのでここは2人とも自宅で勉強に専念してもらい先輩とあたしは

甘い甘〜い、イチャラブデートにいきましょう。」

 

「お~い、一色?いつお前と飲み会とデートする約束したのよ、あり得んし日曜は貴重なお休みの日、

朝からスーパーヒーロータイムとプリキュアを見て其れからお昼までゆったり二度寝して1時過ぎに

小町特製のランチを頂く事になっている。一色、お前さんの入る余地など全くもって無いと言っても

過言ではない。」

 

「……そんな事言ってもいいんですか先輩?雪ノ下先輩や由比先輩に連絡して毎週先輩の所に

パジャマパーティーしに押し掛けちゃいますよ~楽しみだな~」

 

「ううっ、待て、一色!それだけは勘弁してくれ…たのむ…お願いします、許してね。」

 

「ちょっと待って、いろは先輩!こっちの約束の方が早いんだから駄目だよね、八幡?」

 

「先輩~いろはの事大事にしてくれるって約束してくれたじゃないですか?あれは嘘だったのですか!」

 

「たまには優しくするとは言ったが日曜日にデートする約束をした覚えはないぞ、

土曜日に勉強会をする約束を留美達としたばかりだし日曜日は勘弁してくれ。

だが1人で勉強教えるの大変だから一色も手伝ってくれないか、助かるしお前なら頼めるどうだ?」

 

「そんなところで…そんなところで『助けてくれ』なんてお願いされたら…先輩は卑怯ですぅ、

あたしが先輩のお願い事に弱いの知ってるくせに……仕方がありませんここは百歩譲りましょう、

先輩がそこまでお願いするのなら彼女であるあたしが我慢するしかありせん。先輩とのデートは

次回タップリとサービスしてもらいますからね ♪ うんと甘えちゃうんだから!鶴見さん達の受験サポートも

出来ちゃいますし、先輩と二人で数々の難問題を解決した奉仕部での活動が懐かしいです!

久々にあの時のように華麗な活躍を後輩達に披露しましょうよ先輩!」

 

「いつ華麗な活躍したんだよ?全部お前の丸投げした依頼をみんなで仕方なくこなしてただけじゃなかったか?」

 

 

「またぁ~恥ずかしがっちゃって~先輩ったらもう、二人で成し遂げたクリパとかバレンタインイベントとか沢山あるじゃないですか。」

 

「だ~か~ら、最初やって駄目だから途中で雪ノ下達に応援してもらったり華麗でも何でもないぞ。」

 

「はぁ~~、先輩には総武高時代の思い出を美しくて懐かしいと思わないんですか?

先輩がクリパの合同イベントで相手の生徒会長を負かした時なんかとっても格好良かったです、素敵でした。」

 

「どこがだよ?生憎だな俺はボッチだったし黒歴史ばかりで懐かしいとは思わないが。」

 

「何いってるんですか?こんな可愛いくて甲斐甲斐しくて、しっかりし者で料理上手な彼女に

知り合えたんじゃないですか、何処に不満があるのですか?」

 

「だから妄想を膨らますなよ、彼女なんていないし…」

 

「俺は、俺は…本物が……」

 

「OK、分かった、一色、お前の言う通りだった、俺が間違えてた。やっぱ活躍してたよなぁ~俺達。」

 

今の何?急に八幡が態度を変えたけど…本物って?

 

 

 

 

 






4人で勉強会をする事に、八幡が羨ましすぎる。



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