やはり俺の社会人生活も間違っている。 作:若輩者のTakko
八幡「たでーま」
小町「おっかえりーお兄ちゃん遅かったね」
八幡「いや、お前が11時まで鍵開けないとか言ったからだよね?」
小町「?小町そんなこと言ってないけど」
八幡「はぁ…?」
…思い返したら一色のやつ、いつ携帯開いてたんだ。
あいつ俺をハメたな…
八幡「悪い小町、俺はどうやらハメられたみたいだ、今の話は忘れてくれ」
小町「なに、騙されたの?借金とかやめてよ?」
八幡「いや、それよりたちが悪いかもしれない。借金は返せば問題ないが俺の今の問題は解決方法がない」
小町「まぁ話してみそ」
八幡「一色って覚えてるか?元生徒会長の」
小町「いろはさんですね」
八幡「そう、そいつに絡まれてな…帰れなかった」
小町「え、お兄ちゃんもしかしていろはちゃんと…」
八幡「おい、小町冗談でもそういうのやめろ。あるわけないだろ」
小町「ちっ つまらないの」
八幡「小町ちゃん最近お兄ちゃんに冷たくないですかね?」
小町「小町的には~早く一人暮らしして貰って新しい家族迎えてお兄ちゃんが幸せな家庭を築いてくれるとうれしいなぁなんて今の小町的にポイント高い!」
八幡「いやだよ・・・結婚とか地獄絵図じゃん。最初はいいかもしれないけど5年ほどたったら家族内の会話が消えて離婚したいとか思い始める」
八幡「しってるか~小町。結婚してない人は結婚したいって思うかもしれないが、結婚したら離婚したいと思うらしいぞ」
小町「嫌な豆知識…でも仲良くやれる家庭もあるわけでして」
八幡「俺にできると思うのか?」
小町「お兄ちゃん変なところしっかりしてるからそういうとこ見てくれる人ならうまくいくと思うけどなぁ」
八幡「そうか…まぁ相手がいないんだけどな…」
小町「…平塚先生は独身だったよね」
八幡「やめろそれは言ってはいけない触れてもいけない。というかあの人まだ独身なの?」
小町「たまにメール来るよ。そろそろ猫飼おうかなぁ…って」
八幡「平塚先生~!!それはフラグだ!独身フラグだ!」
心の中で平塚先生を思い号泣する。
ほんともう誰か貰ってやれよ…
あの人もう正式なアラフォー入りでしょ。
結婚したいと言い続けて10年くらいか…婚活のほう辛いじゃんかこれ・・・
俺の専業主夫とかいう夢早急に捨てておいてよかったわ。
小町「そういえば結衣さんとか雪乃さんとか最近はどうしてるの?」
八幡「いや、俺に聞かれても知らんよ。お前のほうが知ってるんじゃないの?」
小町「んー?小町が知ってるのは雪乃さんが両親の仕事を引き継ぐらしいってことと、結衣さんが銀行員になったってことだけだよ」
八幡「雪ノ下は何となくわかったが、由比ヶ浜が銀行員だと?その銀行に金は預けないようにしよう」
とか思ったけどあいつ料理がダメなだけで金銭管理とかはしっかりやってたっけ?まぁ金銭管理個人でやるわけじゃないし銀行に預ける分にはどこでもいいか。
小町「結衣さん料理教室も通ってるみたいですよー?」
その料理教室は爆弾を抱えてしまったわけか…気の毒に。
八幡「あいつ料理致命的だからな…練習云々でどうなるレベルじゃないと思うんだが…」
学生の時食べたあの味を思い出したら気持ち悪くなってきた。
小町「お兄ちゃん?」
八幡「いや…まぁそのアレだ。いろいろ思い出してしまってな・・」
小町「そろそろ資格試験勉強しなきゃだよ!じゃ小町部屋に戻るから!おやすみ!」
八幡「こんな時間から勉強すんのか大変だな。まぁ無理すんなよ。おやすみ」
こうして俺は眠りについた。