やはり俺の社会人生活も間違っている。   作:若輩者のTakko

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今回はー内容が薄いようなー進展したような-。

うーん。俺も分からないっすねー(笑)

part3まで書こうかな。とか思ってます。

では最新話を「ドーン」


約束三日目~part1~

金曜夜、自宅に帰ってから携帯を開くと一色から一通のメールが来ていた。

 

いろは【風邪引いてしまったみたいで、もしかしたら明日いけないかもです…】

 

どうやら夏風邪が流行っているらしい。会社内にも咳をしている人がいた。

 

そういう俺もつい三日ほど前、風邪だったのだが対処が速かったおかげか、すぐに治った。

 

一色が風邪か…。馬鹿は風邪をひかないというが一色は馬鹿じゃなかったのか…。ふむ

 

とりあえずは体調を気遣うメール送信。

 

八幡【大丈夫か?なら仕方ないから明日はゆっくりしてろ。】

 

これで違和感なく俺の明日は休みとなるわけだ。

 

まあこれと言ってやることないけどさ…。

 

いろは【そうしてくれると助かります…。ほんとご飯食べるのに起き上がるのも辛くて…】

 

随分重症だな…あいつ一人暮らしだったけど大丈夫だろうか…。

 

リビングのソファーで考え込んでいた俺は後ろからの視線に気づかなかった。

 

小町「お兄ちゃん、いろはさんの家行ってあげるべきだよ!」

 

何言ってんだこいつ、俺が行ったって何が出来るわけでもないだろう。

 

弱った女性の家に乗り込むような性格はしていない。

 

八幡「いや、行かないだろ。」

 

小町「でも、その風邪、お兄ちゃんが移した可能性もあるよね?」

 

八幡「いや、俺別に風邪引いてないし・・・」

 

小町「お兄ちゃんが風邪薬飲んでるとこ見たんだけど。」ジトー

 

こいつはホントよく見ているなあ…。お兄ちゃんのこと好きすぎでしょ…。

 

言われてみて確かに俺が風邪を移した可能性がある事を自覚した。

 

でも、一色の家に行く気にはなれんなー…。余計なお世話だろうし。

 

少しばかり悩んでいると相変わらずジト目を向けてきている小町が口を開く。

 

小町「お兄ちゃんが移した風邪ならお兄ちゃんが面倒見てあげるべきだと思うなー!」

 

八幡「でもなー、一色も断るだろ。普通に」

 

小町「じゃあ聞いてみる」

 

その場でせっせと携帯に文字を入力してある一文が完成する。

 

小町はそれを送信した。

 

小町【お兄ちゃんがいろはさんの家に行って看病するそうです。決定事項です☆】

 

八幡「全然聞いてないよね?つーか決定事項て言っちゃてるしね」

 

いろは【ほんとですか、助かります】

 

とても短い簡潔な返事が来たことによって俺の派遣は確定した。

 

どうやら明日も一色と顔を合わすことになるらしい。

 

一色の家には何度か行ったことあるが、玄関より先に上がりこむのは初めてなので若干緊張するんではないだろうか。

 

そんな未来予想を描きながら本日は早めの就寝をすることにした。

 

***

 

八幡「あ”~」

 

朝から一人声にならない悲鳴を上げる。

 

別に何かあって叫んだわけじゃない。眠れなかったのだ。

 

ぼっち歴の長い俺が女性の家に上がって寝ている一色の世話?

 

変な妄想してしまっても仕方ないだろう。

 

ただ妄想と現実は違うもので俺にそんな甲斐性がないことは自分自身がよく分かっている。

 

時刻は朝4時。まじで早い。

 

そしてほんとにやることがない。

 

…ゲームするか…。

 

別にやりたいものでもないただの暇つぶしのために、

 

全然内容の入ってこないゲームをひたすらプレイして時間を過ごした。

 

――――

 

バイオハ〇-ドIV 某ステーション2のゲーム。

 

ホラーゲームとか言っているがその実はアクション性の強いゲームだ。

 

チェーンソー男に切り刻まれて「you are dead」の文字を数回見たところで

 

こんなゲームできるか畜生!とコントローラーを置いた。

 

 

 

 

次にやったのはSAI〇ENだ。

 

やり方を理解する前にStage1の警察にバレて、あたふたしてるうちにゲームオーバー。

 

無理げ―だとコントローラーを置いた。

 

次は…。

 

こうやって様々なゲームをプレイしては止めるを繰り返し時間を浪費した。

 

それにしても見事にホラー系が多い。

 

親父の趣味悪くない?貰った側だから文句言えないけども…。もうやることはなさそうだ。

 

-------------

 

あまり眠れなかったうえゲームをしていたので目がかなりしょぼしょぼする。

 

今なら寝れそうなのだが、太陽はのぼりはじめ、朝の始まりを告げている。

 

そろそろ行くか…。

 

こうして八幡は一色いろはの家に向かうのであった。

 

 

***

 

一色の家のチャイムを鳴らすとスーと扉が開かれた。

 

いろは「すいません…」

 

特に何をされたわけでもないが一声目が謝罪とは申し訳なさでも感じてるんだろうか?

 

だが、病人に心配されるほど落ちぶれてはいない。

 

八幡「まあ気にすんな。寝てろ。俺はーまあ家事とかやっときゃいいんだろ?」

 

いろは「ご飯だけでいいです…(洗濯ものとかやられるのは困りますし…)」

 

八幡「了解、食べやすいのがいいだろ?おじやとか?」

 

いろは「おじや・・・普通におかゆとかでお願いします…」

 

どうやら突っ込むのにも体力を消費してしまってるらしい。

 

今日はあんまり話さないほうがよさそうだ。ゆっくりしてもらおう。

 

八幡「んじゃ、おかゆな。もう寝てていいぞ。昼になったら持ってくから。」

 

いろは「じゃあ」

 

そういって一色は部屋に戻りリビングは俺一人の空間になった。

 

かと言って特に物をあさるようなマネはできないのでテレビをつけてソファーにもたれかかる。

 

12時まであと4時間…。

 

土曜のテレビは暇だなあ…。「いいとも!!」も終わったし…。

 

油断してると意識を手放したくなるような睡魔が襲ってくる。

 

目覚ましでもかけておくか。これで三時間くらい寝れるだろう。

 

…そういやアイツちゃんと風邪の処置とってるんだろうか。

 

薬飲んで頭部を冷やし水分を取り体を温める。

 

普通に暑いからとか言って部屋涼しくして寝てそうだが…。

 

少し気になって一色の部屋の扉をノックした。

 

八幡「入るぞー?」

 

戸を開けると一色はこっちを向いてなんですか。と目を向けている。

 

この部屋寒い!!

 

八幡「はあ・・・お前ちゃんとしないと悪化するぞ。エアコンは切る。扇風機回しとけ。

それとちゃんと着込め。水分はスポドリ買ってきたから飲んどけ。あと保冷剤とタオルな。これで頭冷やしとけ。首筋でもいいらしいぞ」

 

いろは「えと、」

 

何か言いかけたみたいだったが一色は今は寝ておくべき病人だ。

 

特に礼など言われるほどの事じゃない。

 

じゃあなと言ってリビングに戻り俺はソファーで仮眠することにした。

 

 




今回俺の好きなゲームの名前を出しています。

みなさんはホラー好きですか?(無関係)

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