やはり俺の社会人生活も間違っている。   作:若輩者のTakko

17 / 22
お気に入りが300件。
UAが30000以上!
いやー我ながら驚いております…。ありがとう!感想もとっても嬉しいですよー!
早いもので初投稿から1カ月ですか・・?まだ一ヵ月なんだよなあ…。

さて今回も先輩(比企谷の)が登場しますがななな・・・なんと、名前が出ます!
みなさんのイメージではどういう先輩なのかわかりませんが、イメージに沿う名前だったらいいな…。

では、最新話お楽しみください!

P.S.

最近の私の作品は台本形式から抜け出せているでしょうか・・・。



平日~弁当を食べよう~

午前中をいつも通りに過ごしやってきた昼の時間。

 

今さらながらオフィス前のベンチで【待ち合わせ】というのも恥ずかしいような気がしている。

 

そりゃあ一緒にそこで食べるよりはいいけどさあ。

 

勢いで押し切られた感が否めない。

 

まあつべこべ言っても結果は変わらないだろう、いい時間にもなったし外に行くか…。

 

先輩「比企谷君今日も外食かい?」

 

八幡「ええ、まあ。こっち来るときコンビニ寄れなかったんで」

 

先輩「そっかそっか、また一緒にどう?」

 

あー、なんと断ればいいんだろう。んー。

 

少し考えて先約がいますと答えた。

 

先輩はそうかーじゃあ今度だなと言いながらも出口までは一緒に来るらしい。

 

一色よ…空気を読んでくれよ・・・?

 

そう思いながらオフィスの出口に向かうと、そこには怪しげな笑顔をする一色がいた。

 

いろは「せ~んぱい、おっそいですー!お弁当冷めちゃいますよ~」ニヤニヤ

 

きっと一色が言う先輩は俺じゃない。そう信じてるよ八幡

 

先輩「…」

 

八幡「…」

 

いろは「無視ですかあ? ヒ・キ・ガ・ヤ・先輩★!」

 

先輩「え!」

 

謎の空気が作り出されとても気まずい中、発言することになった。

 

八幡「…………………よう」

 

これは発言というのか知らないけど。

 

それにしても隣にいる先輩はフリーズしてしまっている。

 

ごめんなさい…。

 

とりあえず状況を打破しようと、説明を入れる。

 

八幡「こいつは俺の後輩で、一色いろはって言います。なんかすいません。」

 

いろは「はじめまして!一色いろはです。えーと…先輩…?の先輩?」

 

八幡「困るくらいなら、出るタイミグ伺って来いよ…。」

 

説明をどうしたものかと先輩に目を向けるとフリーズが解けたようで普段の先輩に戻る。

 

先輩「ああ、すまんね、ちょっと驚いてしまって。僕は名倉祐樹。初めまして。比企谷君の彼女さんでいいのかな?」

 

いろは「ですって、先輩!」

 

妙に嬉しそうな顔してるが別に彼女じゃ無いしな。うん。

 

八幡「先輩に一つ教えてあげましょう。私は彼女いない歴=年齢の非リア代表ですよ!」

 

精一杯のドヤ顔と残念宣言をするが先輩はふむと呟き言葉を返す。

 

先輩「女性にお弁当を作ってもらって非リア代表ってのはどうなんだい?」

 

少しハニカミながらそういう先輩はどこか嬉しそうでもあった。

 

なんだろう。ホントにこの人いい人だな…。と、しか思えなくなってるあたり、洗脳されてるんじゃないかと思う。

 

先輩「じゃあお邪魔しても悪いし僕はもう行くよ?午後もしっかり働いてもらうからね!」

 

冗談交じりにそう言ってこの場の別れのタイミングを作ってくれたことに心の中で感謝する。

 

いろは「先輩のこと分かってくれてそうな人、会社にもいるんですね。」

 

どこか嬉しそうに一色は微笑む。先輩と同じような笑顔だ。同じようなことを思っているのだろうか。

 

なんだか生暖かい目で見られてると思うとゾッとすることもあるが気にしないようにしよう。

 

八幡「まあ、世の中広いからなー、一人か二人くらい俺の魅力に気付いてもいいとは思ってたよ。」

 

いろは「もっといますよ、きっと。それより早く行きましょうー?あそこのパラソルっぽいのが並んでるカフェっぽいとこでどうですか?」

 

一色が指さすは木造のカフェで、座席も一般開放されている特殊なところだ。よく待ち合わせに使われたり、そこで仕事してる人がいる。

 

それにしてもコイツぽいぽいぽいぽい夕立っぽい?

 

八幡「まあどこでもいいぞ。腹減った。何作ってくれたんだ?」

 

いろは「それは開けてからのお楽しみです」

 

予想はしていたので何とも思わなかったが。これで庶民的なしゃけ弁とかだと驚いちゃう。おいしいけど!

 

***

 

ベンチに座り一息つくと、一色がいそいそと鞄をあさり弁当箱を取り出す。

 

はいどーぞ、と渡された弁当箱は以外にも普通の黒い弁当で予想していたピンクでほわほわした雰囲気のそれではなかった。

 

それとは別に紙袋を取り出しこれもどーぞと渡してくる。

 

なにかと開けてみるとこれはこの前食べたピザもどきパンだった。そういや約束したもんな。

 

一口かじると店と遜色ないの味でおいしい。うまい。

 

八幡「おいしいな、これ。」

 

いろは「まあ簡単でしたし、お弁当はどうですかー?」

 

お弁当を開けると、から揚げに肉じゃが、ほうれん草にタクアン。彩にブロッコリーとトマト。そしてごま塩がかけられたご飯。

 

八幡「おお」

 

感動的なほど家庭的な弁当で俺は心底驚いた。一色の事だからキャラ弁とか作ってくるのかともってたし。

 

八幡「普通にうまそうだな…いただきます。」

 

いろは「どぞどぞ」

 

まずはから揚げを口に運ぶ。普通においしいがこれは誰でも作れそうだから失敗も何もないだろう。……。肉じゃが以外失敗なくね?

 

気付きました。八幡。彩に騙されてました。アレンジ加わってるのは肉じゃがだけです!あとは素材の味!

 

でもまあ得てしてお弁当というのはこういうのが一番いいのかもしれない。偶にご馳走っぽくしてあとは日常の弁当。

 

これが毎日の食生活に喜びを与えるのかもしれない。

 

寿司と聞いて喜ぶ人もいれば、牛丼で喜ぶ人もいるだろう。でもそれが毎日続いたら飽きるのは必然。こういうじみっぽい感じの弁当がなんだかんだいいんだと思う。

 

いろは「どう・・・ですか?」

 

八幡「いや、なんか普通にうまくて、肉じゃがとかちゃんと味しみてるし、ほうれん草の味付けも案外しっかりしてるし。うまいよ。すげえなお前。」

 

関心ついでに褒めてやると一色は嬉しそうに今度は何作ろうかなーとか言っている。

 

どうやらまた作る気でいるらしい。まあこんな美味しい弁当だったら歓迎である。

 

そうこうして一色も自分の弁当を広げるとはむはむと食べ始めるのであった。

 

***

 

飯も食べ終わり午後の仕事が近づいてきた。そろそろ昼タイム終了である。

 

一色にありがとなと礼を告げ仕事があるから戻るという節の話をすると頑張ってくださいねーと声援をうけ、よしと気合を入れる。

 

こうして向かったオフィスでは、先輩が話を聞かせろ~という雰囲気を醸し出していた。




やる気が出るときまとめて出す傾向にあるのでほんと不定期ですね…。

5日間くらい更新されてなかったら二週間くらいでないと思ってもらっても構わないレベルですw
まあ気づいたら5話くらい連投されてたりしてねw

では、マックスコーヒーを飲みながら…。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。