なんだいきなり
「裏表紙ネタ的に大尉はロリコン説があるけどpixiv百科事典ではF○teのキャス子が好みって書いてあった。つまり大尉はロリコンで熟女好きでもあるって思わない!?」
オタク大尉の好みの議論はどうでもいいとしてキャス子って熟女に入るのか?あと俺おんぷたんってのが未だに誰なのか分からないんだけど、誰か知ってたら教えてください(ガチで分からない)
人里を後にし紅魔館へと向かう博麗兄妹
異変解決によってもう雪は止み、ほとんどの雪は溶けきったが木の根本や日の当たらない影にはちらほらと雪が残ってはいた
「・・・暖かいな」
「冬が終わって遅い春の到来だから暖かいのは納得だけどなんだか実感がわかない時があるのよね。あと少ししたらもう夏だし」
「・・・西瓜」
「チルノを呼んでまた西瓜冷やしてもらおうか。兄さんなら言う事聞くし」
「・・・」コクッ
そんな話をしながら紅魔館の門が見え始め、もうすぐかと思った時、小夜の耳に聞きなれない音が入ってきた
音の正体は分からないがそれぞれの音のリズムが合わさって音楽が奏でられている。その音楽は紅魔館から聞こえて来るようだ
「どうしたの兄さん?」
「霊夢・・・音、聞こえないか?」
「音?・・・なんにも聞こえないけど」
「そうか・・・」
聞こえる方向は紅魔館に間違いないが、門が見え始めたこの場所から霊夢が聞こえないとなると外ではなく紅魔館の中の何処かで演奏しているのだろうか
とりあえずこれは一旦置いておき、俺たちは門に近づいて行った。案の定、門番は昼寝の最中だった
気にせず勝手に門を通っていった2人は玄関のドアも勝手に開けて中に入る
「あれ?音楽が聞こえる。誰か演奏でもしてるのかしら?」
「・・・時々途切れて、また同じリズム・・・?」
「お嬢様と妹様が講師をお呼びして楽器の練習をなさっているのですよ」
「もう慣れたけど、いきなり後に現れるのは止めない?」
背後から突然会話に入ってきた咲夜。いつも通り能力で現れたようだ
門の方から美鈴の叫び声が聞こえたのは気にしない事にした
「ようこそ紅魔館へ。特に小夜様はご退院おめでとうございます」
「咲夜も・・・元気そうでなによりだ」
「ありがとうございます。ですがそれはこちらの台詞です、あれだけの重傷を負うほどに小夜様は戦っていたのに。とうの私は何も出来ませんでした」
「それは私や魔理沙も同じ事だったじゃない咲夜。それにあんたはレミリアの為について来たんだからそこまで気にすることでも無いでしょう」
「そう言われてしまってはそこで終わってしまいますが・・・まぁ、いいでしょう。今日はどのようなご用事で?」
「・・・レミリアたちに会いに来た。見舞いの礼に」
「分かりました。では、ご案内致します」
先頭を歩く咲夜について行く2人
着いたのは一つの部屋の前
先に咲夜が中に入りレミリアと話してから廊下で待っている2人に入る事を許可され中に入っていった
「ようこそ二人とも、歓迎するわ」
「お兄さま!」ガバッ
「とっ・・・フラン」
中に入った瞬間、フランが飛び込んで来たので受け止めた
「よかった、お見舞いに行ってもお兄さま全然起きなかったからすごく心配したんだよ。ぐすっ」
「そうか・・・すまなかった、心配を掛けた」ナデナデ
「えっと、レミリアさんこの人は?」
聞きなれない声が聞こえ、視線を向けるとそれぞれ黒・白・赤とそれぞれ違った色の服を着た3人の少女がいた
見た目は確かな違いがあるが何処か雰囲気が似た様な3人だ
「紹介するわ。彼は隣にいる博麗霊夢の兄、博麗小夜よ。お兄さま、彼女達は紅魔館の近くにある廃墟に住まう騒霊でプリズムリバー三姉妹よ」
「黒のお方が長女のルナサ・プリズムリバー様、白のお方が次女のメルラン・プリズムリバー様、最後の赤のお方が末妹のリリカ・プリズムリバー様です。時々、この紅魔館に呼び出しライブやお嬢様や妹様の音楽の講師などをお願いしていただいております」
「ちょっと咲夜!せっかくの私の役割取らないでよ!」
「申し訳ありません。お嬢様のご負担を減らそうと思いまして」
咲夜とレミリアのやり取りを見送りながら霊夢と小夜はプリズムリバー三姉妹と挨拶を交わしていた
「咲夜さんが紹介していたけど、私が長女のルナサ・プリズムリバー。よろしく」
「次女のメルラン・プリズムリバーです」
「三女のリリカ・プリズムリバーよ、よろしくね」
「知ってるだろうけど博麗の巫女の博麗霊夢よ、こっちもよろしく」
「・・・博麗小夜。さっきまで聞こえた音・・・お前達か?」
「これも咲夜さんが言ってたけど私達は紅魔館の近くにある廃墟を拠点にしてて、そこを中心に幻想郷中でライブとかしてる。今日はレミリアさんの妹さんであるフランに色んな音楽や楽器をメルランとリリカが教えてた」
どうやら紅魔館から聞こえた音はフランの音楽の練習で聞こえた楽器の音だったようだ
「見て見て、お兄さま!今日フランね、リコーダーの練習してたんだよ!聞いて聞いて!」
そう言ってリコーダーという笛の形状をした楽器を持ってその場で吹いてみせた
あまり音楽という文化などに触れた事は無いがフランが奏でる音のリズムは無駄が無く透き通って聞こえた
「ど、どうだった?」
「・・・・上手かった、とても」
「ホント!やったー!」
褒められて大げさに喜ぶフランの表情はとても嬉しそうだ
「あっ、そうだ!ねぇお兄さま、霊夢。一緒に楽器の練習しようよ」
「楽器・・・俺達と?」
「うん!皆でやったらきっと楽しいよ」
「まぁ、今日は兄さんの付き添いだから付き合えるけど、どうする?」
今日は地下図書館に行って霊と妖怪樹関連を探そうと思っていたが・・・まぁ、鈴奈庵で本は借りられた
たまにはこういう物に触れてみるのもいいのかもしれない
「・・・いいぞ」
「やったー!」
「と言っても私、和楽器を少し触れた程度だしこの紅魔館にあるの知らないのばっかりよ」
「・・・触れた事も無い」
「ちょうど3人ずついるし、私達で教えられる事は教えてあげるから」
こうして予定を急遽変更して紅魔館にて小夜と霊夢も加わり音楽教室が始まった
「ちょっと!なんで後半私の出番が少ないのよ作者!」
うわ!かりちゅまが後書きに乱入してきやがった!どうやってきたお前!?
「こんなの能力使えば簡単に来れるわよ!それより少しは私と彼の話書きなさいよ!いつも大霊とか大影とか大もみとかしか妄想してないんでしょ?!」
うるせー!
俺が大尉×誰かを書こうが勝手だろう!ちなみに紅魔館はこれで終わりだ!
次回は大藍予定だよ!ちょっとシュレ橙もやるよ!
「ふざけんなー!!」
「どうでもいいけど大霊って書くと作者は大尉×霊夢って分かってるんだけど、どうしても大ちゃん×霊夢とゆう百合CPだと勘違いしやすいよね・・・シュレ橙ってなに?良い予感がしないだけど?」