IS~月夜に映るは金色の騎士~   作:雪亜

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魔戒騎士ガロが好きなので書きました、ISはワールドパージで止まってます。


黄金騎士の末裔

この世には、男を差別する常識がある、そのうらには怨みと怨念が混じりあった怪物が居ることは、だれにも知られていない。

 

影で、魔戒騎士が戦い続けてきたから、だれにも気づかれずこの世の裏を歩くように…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザルバ)おい鋼徒、時間だ、起きろ。

鋼徒)…もう朝か。

ザルバ)ああ、もうすぐだ、一番"ホラー"が住み着いている町、東京に。

鋼徒)…そうか、今度こそ奴を見つけ出し、消さないと。

ザルバ)…そのいきだ、ほらさっさとこの山をこえちまおう。

鋼徒)そうだな。

 

 

 

俺は黄金騎士の異名を受け継いだ冴島鋼牙の玄孫、冴島鋼徒、俺たち魔戒騎士の役目は闇の世界から溢れ出てきた"ホラー"を倒すこと、最近「IS」とか言う機械が有るが、正直その攻撃は効かない、例えると巨大な崖を素人がプラスドライバー一本で貫く位だ、だから魔戒騎士は、軍事国家の命令もなく、ホラーを倒し続けるだけ。

 

 

 

ザルバ)なぁ、アレじゃないか?

鋼徒)ああ、ホラーの気配が充満している。

ザルバ)しっかし、お前の師匠もひでぇもんだよな、何せ学園に通いながらホラーを殲滅しろとか、メンドクセエにも程があるんだよな。

鋼徒)…ちょっと休憩。

ザルバ)またあの絵本か、いい加減飽きないのか?

鋼徒)…『黒い炎と黄金の風』

 

 

 

 

[黄金の鎧をまとった騎士]

 

光の中から

一人の黄金の騎士が現れました。

 

黄金の騎士はまるでオオカミのようなうなり声を上げると黒い影の一群の中に突進していきました。

黄金の騎士の剣がキラリと光ったかと思うと黒い影はまるで木の葉のように吹き飛んでいきました。

 

[怪物を打ちのめす]

 

[ついにホラーの王を倒す]

 

ズドーン!

大きな音をたてて

ホラーの王はたおれました。

 

黄金騎士が、闇の中から光を王からとりもどせたのです。

 

これで、人間はもうホラーにおそわれることはありません。

黄金騎士の戦いは

終わったのでした。

 

そしてボロボロになった黄金騎士の前に現れたのは…

 

 

警官)こらっ!そこで何をしている!

鋼徒)…見てわからないのか?絵本を読んでいるんだ。

警官)こんな真夏に白いコートを着ているし、何故こんな山奥に…

鋼徒)…

警官)な、なん…

鋼徒)…ふっ。

 

ズガンと、鈍い音がする。

警官)な…

鋼徒)やはりな、悪いが俺はこういうものでね。

警官)…失礼した、まさか魔戒騎士のトップクラス、「黄金騎士」でしたとは…助かりました。

鋼徒)最近良く人が失踪したりする場所を知らないか?

警官)それでしたら、IS学園の近くで人が失踪したとか…

鋼徒)…有り難う、この事を上司に言うと少しは昇格するはずだ、頑張れよ。

警官)はっ!

ザルバ)優しい所もあるもんだ。

鋼徒)ギブアンドテイクだ、さっさと行こうぜ。

ザルバ)ヘイヘイ。

 

 

そしてIS学園事務室、ここで手続きをしている。

 

千冬)これで手続きは終了だ、寮は…

鋼徒)必要ない、夜は適当に徘徊する。

千冬)…本当に貴様の言っていることは本当なのか?

鋼徒)…信じられないなら、かかってこい、もちろんISを使っても良いぞ。

千冬)…やめておこう、一応教師と生徒だ、『本気で殺しあえば』死人がでるからな。

鋼徒)…

千冬)とりあえず今からIS適正検査を行う。

鋼徒)それも必要ない、俺にはこいつがあれば十分戦える。

千冬)…じゃあ私の教え子たちと戦ってこい、それで品定めしてやる。

鋼徒)構わない、鎧は?

千冬)使っても良いぞ。

鋼徒)まあ、俺に鎧を出させるほどの力の持ち主なのか、こっちも品定めさせてもらうぞ。

千冬)…勝手にしろ。

 

 

 

 

 

バトルアリーナにて

千冬)という訳で、お前たちにはこいつと戦ってもらうぞ。

箒)ISは無いのか?

千冬)使う必要性は無いし、それにこいつには特別な力がある。

一夏)特別な力?それってどういうこと?千冬姉

千冬)織斑先生だ。

一夏)いてっ…

シャルロット)でも生身ですよ?

千冬)だからといって油断すると…死ぬぞ。

ラウラ)この人にそれほど言わせるとは…早めに決着をつけた方が良さそうだな。

千冬)オルコットと凰はどうした?

一夏)ああ、セシリアは物凄く気持ち悪いって保健室に、鈴はなんか用事があるとかで。

千冬)そうか、ではこのメンバーで転入生、冴島鋼徒を本気で殺しにかかれ!倒すじゃない、殺しだ!

一夏)千冬…姉?

鋼徒)面倒ださっさと掛かってこい。

シャルロット)一夏!取り合えず行くよ!

一夏)あ、ああ!

ラウラ)貴様とタッグを組むのは久しぶりだな。

箒)仕方ないだろう!私だって一夏と…

ラウラ)!

 

刹那、一瞬で吹き飛ばす。

 

箒)かはっ……

一夏)箒!

鋼徒)まずは一人…

シャルロット)一夏危ない!

鋼徒)ちっ…

ラウラ)仕方ない!実弾を使っても良いでしょうか!!

千冬)最初からいっているだろうが!

ラウラ)はあっー!

 

ズゴォンと巨大な発砲音が聞こえる、だがかすりもしない。

ラウラ)ちいっ…砂煙が…

鋼徒)遅いな。

 

蹴りを脇腹に当て、距離を取る。

 

鋼徒)あいつの教え子の癖にお前らはごみだな。

ラウラ)きさっ…まっ…

千冬)それは挑発だ!

ラウラ)え?

 

脇に鞘打ちを2撃食らわせる。

鋼徒)二人。

シャルロット)一夏、空から狙い撃つから一気に決めて!!

一夏)わかった!

シャルロット)レイン・オブ・サタデイ!

一夏)零落白夜!

鋼徒)…退いてろ!

上からの狙撃を弾き、相手の位置を確認する。

一夏)セシリア?お前保健室に居たんじゃ…

鋼徒)待て!うかつに近づくな!

一夏)なっ…

 

両面からのビット、その攻撃を直撃して落ちていく。

シャルロット)一夏ーっ!よくも一夏を!

 

ショットガンを連射しても傷ひとつ傷つかない、本体以外は。

 

鋼徒)これ以上射つと人間の方がしぬぞ。

シャルロット)じゃあどうしたら良いの?!

ザルバ)まだ引き剥がせそうだな、やるか?

鋼徒)ああ、ホラー討伐は魔戒騎士の仕事だ!

 

頭上で円を描き、魔戒剣を振るう。

そして身体に円が通り、鎧が付き、黄金騎士となる。

 

千冬)…初めて見るが、アレが黄金騎士か。

鋼徒)…時間がない、片をつける!

ザルバ)豪童!

 

アリーナの壁を越え、飛び越えてくるのは、俺の魔導馬、豪童。

 

鋼徒)はあっ!

 

手綱を引き一直線に飛び込む。

 

鋼徒)…閃。

 

刹那、ホラーだけを切り離し、ホラーを切り捨てる。

 

鋼徒)…ふー…もう少しで暴走するところだった。

 

だがこの街に居るのは間違いない、奴は…俺が倒す。

 

千冬)…はあ、また問題児になりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後、ある程度学園を廻ったら保健室に入る。

 

一夏)あ、お前は…

鋼徒)どうやらそいつは生きているらしいな。

一夏)…ひとつ聞いて良いか!!

鋼徒)何だようるさい…

一夏)あの黒い奴の正体はなんなんだ!!

 

他愛もない質問に聞いてあきれる。

 

鋼徒)こっちの境に足を踏み込むな、二度とお前の世界に帰れなくなるぞ。

一夏)…

鋼徒)わかったらさっさと寮に戻れ、これから俺は学園の周りを探さなければいけないからな。

一夏)…なんなんだよ、一体…

 

 

 

それぞれの闇が交差し、また新たな闇が生まれる、闇は人を騙し、喰らう、鋼徒の探すホラーは原初のホラー

 

 

 

 

何故魔戒騎士はホラーと戦うのだろう…




もう少し主人公の性格を緩めたいなー…

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