私が目を覚まして辺りをぐるり、と見回すと見覚えのあるひび割れたような模様の床が視界に飛び込んで来た。
今回は線が白く、床全体は真っ黒に染まっている状態になっている。
夢。久しぶりの我が夢の中である。
あれだけ派手に転んでおいて本に埋まったのだから気絶して然るべきものだろう。できればあまり怪我をしたくないのだが、どうなっているかはまだ分からない。
夢の中では現実の怪我は影響しないので、自身の左手も包帯は巻いていない。紫色の服に真っ白なスカート。お気に入りのその服をざっと眺めてくるりとその場で回る。
「うん、特に問題なし…… かな」
皆といるときの格好でないのは少し残念だが仕方ないだろう。
右手を翳し、ほうきをその手に。一瞬で変わった服装と頭のリボンを手で確認してからほうきに横座りする。
「メイに会いたいなぁ」
たとえそれが夢の中だとしても。
と、今回なにをするのかを決めてほうきの先端の方へと体重をゆっくりかけていく。それに従い、滑るように走り出した景色を眺めながら私は目的の場所へと向かった。
「欲を言えば顔を見たいよねぇ……」
『
そんな看板を確認して店内へと入る。
簡素な雰囲気のしたバーだが、そのカウンターの中にはコーヒーカップを拭いている黒髪三つ編みの女性。メイ子さんだ。
顔にはガスマスクをしており、いつも細められた綺麗な赤い瞳を見ることができないが、尻尾のようにゆらゆらと揺れる三つ編みと、皺のほとんどないメイド服が彼女であることを証明している。
空いている席は1つだけ。私はお財布の中を軽く確認してから真っ黒な酔い潰れた客の隣に立ち、右手を振り上げるように頭上に掲げた。
「お金ちょっとだけ足りないからね」
やることは1つだけ。
握り込むようにして振り上げた手の中に冷たく、硬い感触の物が現れる。酔い潰れた客も、その隣でちびちびとケーキをつつく怪物兄も、メイ子さんでさえなにも気にせずに過ごしている。
さあて、私はメイのケーキを食べなくちゃいけないんだ。文字通り、酔い〝 潰れた 〟お客さんになってね。
にやりと笑い、私は全力で鉄パイプを振り下ろした。
「ケーキセット頂戴?」
空いた席に座ってお金をカウンターへ置く。少々赤く変色してしまっているが、夢の中の通貨は基本的に誰かの血に塗れているのであまり気にしない。結局は鉄パイプでなにかを殺したときに手に入る物なので、もしかしたらこれが通常なのかもしれないが。
「……」
無言でコーヒーとケーキを用意するメイを眺める。欲を言えば喋ってほしいのだがそうもいかないようだ。
ちびちびとケーキをつつく怪物の長兄は発狂しておらず、額から左目を覆うように血が垂れているくらいだ。これが発狂していたら顔がぐるぐると渦巻いたような真っ赤な渦で埋め尽くされ、その中にぽかんと白い歯だけが覗く怖い様相になるのでこのままでいい。
彼の横には真っ赤に染まった鉄パイプが立てかけられ、未だそこから血が滴っていることからどこがで何かを殺してきたのかもしれない。
「……」
そちらを向くと、私と違う真っ赤な瞳はこちらを睨むように細められ、眉が顰められていた。
「ああ、ごめんね。キミにはなにもしないよ」
このバーに彼がいるのはかなりのレアイベントなのだが、彼に先ほどの客同様乱暴を働こうとすると返り討ちに遭うのでなにもせずにそう言った。
彼に向かって鉄パイプを使うとその隣に立てかけてある鉄パイプで返り討ちと言うには生温いくらいの勢いでぐっちゃぐちゃに殺されるのだ。勿論、強制的に起床させられる。
死にたくないので彼のことは眺めるだけにとどめて、差し出されたショートケーキを頬張る。
記憶の中にある彼女のケーキとなんら遜色のない美味しさだが、やはり会話がないことで少しだけ物足りない。ああ、賑やかなティータイムが懐かしい…… 近いうちにまた女子会開いてもらおう。
「美味しかったよ。また来るね」
お辞儀をするメイへと手を振り、 「怪物クンも」 と声をかけるとため息を吐きそうな顔をしてそっぽを向いたままひらりと手を振ってくれた。ツンデレめ。
頬を抓って視界が暗転する。
平和的な起床なんて、いつぶりなんだろうか……
「ふぁ…… ん」
目を覚ますと、そこはホテルのロビーだった。
柔らかなソファに横になっていたようで肩はこっていないが、階段から落ちた上で本棚にぶち当たったときの影響か節々がどことなくだるい。
きょろきょろと視線を彷徨わすと、同じくソファに身を沈めた罪木ちゃんの姿が目に入った。
「あ……」
「起きたか?」
「…… 十神クン?」
2階のレストランから降りてきた十神クンはこちらを確認すると、少しだけ口を綻ばせた。
「あー、昨日はごめんね。ここまで運んでくれたの?」
「罪木は自分の部屋にと言っていたがな…… 俺が担いでいるとはいえ、そう簡単に女子の部屋に入るわけにはいかんだろう」
え、なにこの紳士。
というか、十神クンが担いでくれたのか。そこまでしてくれるのは意外だ。
「うん、私もそれには賛成かな…… 意図せずとも人の部屋に入っちゃうのは遠慮しちゃうし」
ましてや、自分の部屋に勝手に入られるのも良いとは言えない。
「昨日、お前は気絶していたから知らんだろうが2の島で発見があった」
「発見? 図書館でなにか見つけたの?」
十中八九遺跡のことだろうとは思うが私はまだ見たことがないので首を傾げる。
「お前はそのとき寝ていたからな…… 図書館から20分程の場所に遺跡があった。希望ヶ峰学園の外観によく似ていたがコケや蔦葉で覆われ、まさに遺跡という様相だった…… しかし妙に文明的な大きな鉄の扉があってな……」
「遺跡って言うほどの外観じゃあ、モノクマが言うみたいに数年の記憶を失ってたとしてもそうはならないよね…… 私が入学式で見たときはちょっと古そうだったけどピッカピカだったし」
SFという単語は十神クンの口からは絶対出ないだろうし、失言しないようにしておかないと。
「ああ、俺もたかが数年ではああならないだろうと思っているが…… 記憶の話についてはまだ本当のことか分からないからな。保留するしかないだろう…… 問題なのはその鉄の扉にパスワードを入力するパネルと、恐らく間違えたら使用されるだろう機関銃がついていたことだ」
「えっ、銃!?」
そういえば、あの銃ってモノクマに乗っ取られたあとに付けられたのだろうか。後輩たちがそんな物騒な物を取り付けるわけもないし、本来は監視カメラとかだったのかもしれない。
「それじゃあ…… 迂闊に触れないね」
「モノクマやモノミもその場にいたが、どちらも入れないと言っていた。まあ、その話が本当かは怪しいが…… 反応の仕方から少なくともモノミの方は本当かもしれないな」
結構丁寧に教えてくれるんだなぁ。
ポケットに入っていたメモ帳に書き込みながらペン先を顎へとくっつける。考えるポーズだ。
「ああ、あと…… 世界の破壊者と呼ばれる組織がこの島に俺たちを連れてきた…… とかモノクマは言っていた」
「モノミは?」
「否定的だったな…… しかし、世界の破壊者とは言っていたが主語が大分抜けていたからお得意の曖昧な表現をしただけかもしれんな」
ああ、そこは十神クンも分かってるんだ。
「裏切り者の話も誰にとってのかは言ってないし、世界の破壊者の話もそうなら…… もしかしたら……」
〝 モノクマにとって 〟かもしれないよね、とは口に出さなかった。それは勿論十神クンも分かっていることだし、口に出してしまえばモノクマが出張ってなにか言ってくるかもしれない。あまりあれを刺激したくないのでどちらも理解しておきながら口には出さないのだ。
「…… ふん、その世界の破壊者とやらは恐らく〝 未来 〟を掲げているだろう。鉄の扉にそんなロゴマークが彫ってあったからな」
「ふうん、尚更絶望絶望言ってるモノクマとは正反対って感じだね。まあ、第三者の可能性もあるけれど」
スレスレの会話をしながら寝息を立てる罪木ちゃんの腕をそっと持ち上げる。午前6時30分。もうそろそろ朝食の時間だ。
「裏切り者については、今名乗り出たところで糾弾されるだけと分かっているようだから本人に任せたほうが良いだろうな。俺たちはこうして理解できているが、納得しない者もいる。あまり波風立てるべきではない。だから今は…… 全員で立ち向かえるようにしなくてはな」
全員。その中に私が含まれている。
それは彼の真っ直ぐ射抜くような目を見れば簡単に分かった。
あれだけのことをした私を、自分がいいなら皆はどうでもいいと言い切ったような私を、それでも守るべき仲間として彼は見なしているのだ。
なんてお人好し。なんて馬鹿な人。
でも、その心遣いが…… いや、その人柄が私は好きなんだろうと思う。お人好しで絶対に損をするような実直さ。だが、本当に尊敬できる人だ。
「…… キミのことだから私になにも思うところがないわけじゃないと思うんだけど…… 、責めてはくれないんだね?」
目を伏せて確認するように問えば彼は鼻で笑うように 「ふん、俺のように完璧な人間は違うが、そうでない人間が弱気になるのは当たり前だろう」 と自慢気に言った。
「っはは、キミって傲慢だよねぇ……」
「上の人間が傲慢でなくてどうする。優しさしか持ち合わせていないのならばそれは無能でしかない」
「それ、新手の自虐ネタかなにかなのかな?」
「…… ふん、朝食の時間ださっさと行くぞ。今日の飯は期待しておくんだな」
あーあ、話逸らされちゃった。
くすくすと笑って2階へと上がっていった十神クンから目線を移す。
近くではずうっとゲーム機で遊んでいた七海さんもいるが、どうやらゲームに夢中で話の内容は聞いていなかったようだ。時間にも気づかずに未だ記録更新中である。
「罪木さん、罪木さん……」
ゆさゆさと揺すってみるも、腕を絡ませてくるだけで起きてくれない。花村クンにこんなところを見られなくて良かったと思ったが、よく考えなくとも他の皆に見られるのもなかなか恥ずかしいのではないだろうか。
「罪木ちゃん起きてってば!」
「はぅっ、あれぇ…… ? 私……」
ようやく起きた罪木ちゃんはきょろきょろと辺りを見回し、私をその視界に収めると目が一気に覚めたのか、目を見開いた。
「こ、狛枝さん怪我はっ、怪我はありませんか!? どこか痛いところとかだるいところとか、あ、あと痣になっていないかも見ませんとぉ! えと、熱は…… ないようですけど今日は無理しないようにしてくださぁい!」
一気に捲し立てられ、パーカーをごく自然に剥がされ、半袖から痣がないことを確認してくる彼女の勢いにちょっと泣きそう。
やめてっ、ここはホテルのロビーだよ! 半袖まで脱がそうとしてこないで! 場所を考えて!
「わ、分かった分かったからさ! あとで怪我の具合は見てもらうから、今は朝食行こうよ! どうせあとでお風呂入るんだし……」
「はっ! そ、そうですよねぇ、ごごごごめんなさぁい! 私またなにも考えずに…… !」
「気持ちは嬉しいから…… ほら行こう?」
続々と人が集まって来ているから早く行かないと。
「あれ、殆どバイキング形式じゃない……?」
そこにはいつもの豪華なバイキングはなく、人数分の和食が並んでいた。しかし奥には炊飯器が3台置かれ、その横には焼きたてのパンが大量に積み上がっている。あれらは恐らく和食で足りなかった分の補給だろうが、十神クンや終里さんのことを考えるとそれでも足りるか怪しいところだ。
さて、いつもは雑多な料理ばかりなのに今日は毛色が違うようだ。一体誰が? とも思ったが、料理と言ったら彼しかありえないだろう。
「お、おはよう皆! 今日はぼくが腕によりをかけて最高の朝食を用意したんだよ!」
明るい声とは裏腹に緊張と不安が表情に現れている彼、花村クンがその場に現れて皆をぐるりと見回した。
「おっ、花村の料理がまた食えんのか! ちょっと少ねーけど」
「まあ、日本食ですわね! わんだほーにっぽんです!」
「ほう、破壊神暗黒四天王の分まであるとは……」
田中クンの言う通り、人でも食べられるようになっているひまわりの種がガラスの小皿に盛られている。和食と洋食がないまぜになってはいるがむやみな雑多さはあまり感じない。さすがは花村クンだと言えるだろう。
「はぁ? なに考えてるわけ? あんた、自分が何したか分かってそんなこと言ってるのー?」
しかし喜ぶ面々がいる中、顔を険しくする人物も勿論いるものなのだ。
「ちょっと日寄子ちゃん……」
「だってそうじゃん!人を殺そうとしておいてよく料理なんて出せるよねー? 今度は毒殺でも企んでるんじゃないのー?」
「お、オメーそれは言い過ぎじゃねーか……?」
西園寺さんが警戒するのも無理はないだろう。少なくとも、止めようとしている小泉さんにも僅かな不安は見えているし、左右田クンだって言い過ぎと言っているが、それは肯定しているようなものだ。
日向クンも戸惑っているようだし、九頭龍クンは舌打ち。辺古山さんだって眉を顰めている。
「…… そうやって言われることなんて承知の上だよ」
花村クンが悲しそうな顔でぽつりと言った。
「皆には酷いことをしちゃったし、人を殺そうとしたのはぼくだから…… 言い訳なんてきかないことも分かってる」
私のせいでやったのだと言うこともできるのに、彼はそうしない。恐らくそれでは誠意を示すことにはならないからだ。
「モノミも、やれることをやっていればきっと皆わかってくれるって言ってくれたけど…… でも、ぼくがやれることなんて、料理しか思いつかなくて…… ぼくが誇れるのは料理しかないから…… だから皆が笑って美味しいって言ってくれるような料理を作りたいって思ったんだ。許してくれなんて言わないよ! でも、ぼくにできる誠意の示し方なんて…… これしか、思いつかなかったんだ…… !」
花村クンの原点は〝 皆を笑顔にする料理 〟だったよね。
でもそれを彼は忘れてしまっていた。料理に固執して、豪華な料理を、自慢できるようなものを彼は目指そうとしていた。
大好きな母親の言葉さえ忘れてしまっていた彼が、洋食にこだわっていた彼がこうして和食を作ったというのはつまり、そういうことなんだろうね。
「……」
あの終里さんでさえも困惑してピリピリした空気の中動かずにいる。
十神クンだって西園寺さんのいう言葉を聞き流せるはずなく言い合いが始まっているのだ。誰も動かない。動けない。そして誰も食べようとしない。
「はぁ……」
だから私は早歩きで花村クンのそばまで歩いて行き、そして随分と低い位置にある彼と視線を合わせた。
「っ…… 狛枝、さん」
それから軽く笑みを浮かべて近くの席に座る。
それらの行動を見ていた日向クンが止めようとしていたが、それを無視して小さく 「いただきます」 と声に出した。
「え…… ?」
困惑する花村クンを尻目によく焼かれた鮭の切り身に箸をつけ、白いご飯と一緒に躊躇いなく口にした。
その瞬間に広がる鮭の旨味とジューシーさ、さらに程よくのった脂が白いご飯とマッチしていて至高の美味しさを私に伝えてくる。その上、ほかほかと温かく、まるで胸の内すらも満たされるような味わい深さだ。
何度も何度も噛み締め、出汁がよくきいた味噌汁を一口。
「うん、美味しい…… お袋の味って、こういうものなのかな…… ?」
私に母の味が知れた時期なんて2人目の母が死ぬまでのたった数年だ。産みの母に至ってはろくに会話もしたことがない。ましてや、料理なんて味わったこともない。
私にとってのお袋の味はメイの手作り料理だけだ。でもそれだって本当の母ではない。しかし、そんな私でも涙が出るほど、花村クンの料理は暖かかった。
「ほらほら、冷める前に食べなくちゃ。せっかくこんなに美味しいんだから、冷めても美味しいんだろうけどもったいないよ」
ありえないものを見る目で西園寺さんが見てくるが、それを無視して顔だけ皆に振り返る。
「オメー…… 殺されそうになったんだぞ!? なんでそんな平然としてんだよ!」
「ありえなーい! 偽善だか知らないけど、よくそんなことできるよねー?」
批判なんてなんのその。私はやりたいことをやっているだけだ。
だから少しだけ箸を止めて言う。
「〝 やらない善よりやる偽善 〟とも言うし…… 討論であれだけこき下ろした私が言うのもなんだけどさ、私はただ、彼の才能を信じようと思っただけだよ。花村クンはこういうときに…… 皆に笑顔になってほしいときに変なものを料理に混ぜたりしないよ。きっと、ね。旧館のときは必死だったから仕方ないって割り切ることにしたんだ」
本来、誰よりも料理を愛する彼がそれを汚すようなことをするはずがない。それはゲームでなくとも、現実の彼を見れば一目瞭然だった。
もしかしたらふざけてなんらかのことをするときもあるかもしれない。でもそれは皆を笑顔にするため。
彼の原点は、いつだって芋くさい田舎の料理屋なのだから。
「ふん、言われるまでもない。お前らが食べないのなら俺が全部平らげてやるぞ?」
「あー、ずりぃーぞ! オレも食うって!」
素早く席に着く2人に習って徐々に、徐々に皆が動いていく。
あの西園寺さんだって小泉さんに促されて席に着き、自分の好きな和食に目の輝きを隠せていない。
「あんまり無茶はしないでくださいよぉ」
「狛枝…… お前なら食わないんじゃないかと心配してたんだけどな…… 心配するだけ損だったみたいだな」
「ふふ、私は命の危険には敏感だから毒なんて入ってたら多分分かるよ。でも、ほら…… やっぱり仲間っていいなぁって思うんだ」
それぞれ箸の進みは早い。
九頭龍クンは仲間を簡単に疑い、拒絶する姿勢に少し反感を覚えているようだが…… それは仁義と仲間を大事にする極道故だろうか。
この分だと、昨日私が襲撃された件については話さないほうが良いのかもしれない。
「なあ、お前ってやっぱり……」
言いかけた日向クンがそのまま口を噤む。
なにを言いたいのかは分からないが、多分それは違うと思うよ。
だって私は、自分の命のためならなんだってする、そんな業突く張りで自分勝手な人間なんだから。
・情報共有
ちゃんと読み込みながらゲームをやってると主語が抜けていることも分かります。プレイ済みだと 「あーなるほど」 となりますが初見だと分かりませんよねぇ。
原作知識のある凪はともかく、そこに素で気づくのが十神クンの優秀さですよ。
・花村
きっと自分の才能に対する誇りは誰よりも強いんだろうなって思います。薬を入れるのなんて以ての外なんだろうなと。
でも絶望編2話がなあ…… やっぱり遊びたいときは遊ぶのでしょうかね。それでもその才能への姿勢は同じ料理系でも花村クンのほうが好き。
正直公式で菓子職人が出てきてくれて助かりました。花村クンの才能、料理だけか菓子も含めるかで大分悩んだ過去がありますのでやっと自由行動も書けそうです。
※ 凪の原作知識は1、2、ゼロ、絶望少女だけ。アニメ、外伝はなし。
・毒見
実は厨房から銀製のスプーン持ってくるという手もありました。でもそれをやるとしたら十神クンだろうなと思ったのでやめて、花村クンの料理への姿勢とかを知っている凪にはこういう形をとってもらいました。終里さんよく手を出さなかったなと自分でも思います。
ここで言うことしかできませんが、誤字報告してくださる方いつも感謝しております!