,
私はエレベーターが嫌いだ。
今生に生まれ直し、医療機関最大最悪の事件が起こり、そして黄桜先生にスカウトされて希望ヶ峰学園に入学した。
そのいずれかの時点で苦手意識が植え付けられたのかは分からない。
確かに小さい頃の記憶は鮮明だ。それに、希望ヶ峰学園にスカウトされたのも……
しかし、いつエレベーターなどの閉所や圧迫感のある場所が苦手になったのかはさっぱり分からない。
元から死に方のせいで圧迫感のあるものは大嫌いだったけれど、学園に入学してしばらくしてからはもっと嫌いになってしまっていた。
だから、エレベーターが嫌いだ。何度も聞き覚えのあるはずのあの駆動音がいつからか嫌悪感の湧く不快な音になって、あの狭苦しい空間に押し潰されてしまいそうで、あの一瞬の浮遊感がまるで地獄に堕ちていくようで。
…… ただ、私の部屋はマンションの最上階だ。
エレベーターを使わないわけにはいかず、いつもメイについてきてもらっている。彼女がいないときも、誰かと必ず。
1人であの空間にいると、まるでこのまま地獄へ連れて行かれるようで、どうしようもない恐怖に襲われるのだ。
まるで、そうまるでこの幸せな日常が壊れてしまいそうだと思って。
幸せな夢が、終わってしまうようで。
そしてふわふわとした頭で夢を見る。
ゴウン、ゴウンと大袈裟な駆動音を響かせるエレベーター。
とても広いエレベーター。クラスメイト全員が乗っても、まだスペースがありそうな、工業用のような大型エレベーター。
そこに私は1人だけ。
―― 「私の勝ちだ!」
同じ顔をした幻想が言う。青白い顔。なにかを恐れながら、それでも無理矢理唇の端を釣り上げ哄笑する〝 私 〟のような誰か。
あれは誰、あれは私。違う、違う。あれは幻想。私の現実は幸せな学園生活を送るこちら。こちらが現実、そう、こちらが現実なのだ。〝 私 〟は〝 わたし 〟なのである。
胡蝶は飛び続ける。優雅に、優雅に、幸せな思い出を追いかけて。
違う。
違う。
違う。
違う。
〝 私 〟は、胡蝶などではない。
ひらひらと飛ぶ白色の蝶々が蜘蛛の巣に引っかかる。そして巨大な蜘蛛に頭から押し潰され――
「…… はあ」
…… 眠るたびに、嫌な夢ばかり見る。
だからこんな朝早くに起きるのは嫌なんだ。
乱れた息を整える。頭蓋骨から足元まで直に貫くような衝撃、一瞬で刈り取られる意識。耳の奥で響く骨が砕ける音と、轟音。
そんなものはまやかし。幻想。現実じゃない。夢だ。
早く支度をしないと…… まずはお弁当作りからだ。
急激に体温が下がったような感覚を引きずりながら、キッチンに立つ。なにを作ろう?メイも作ってくれているけれど、私も少しは用意しなければ。
なにせ、今日は体育祭なのだから。
…… と言っても、運動会みたいに保護者の見る屋外の催しではない。
我らが誇る希望ヶ峰学園の体育祭はスポーツテストにも近く、クラス同士の交流を図るという目的がある。
だからチームが明確に白黒決まっているわけではなく、個々のスポーツによりチーム構成は異なるし、団体競技では別クラスの人間と組んでも良いようになっていた。
クラスメイトと挨拶しながら校庭に並び、全員で開会式。からのラジオ体操。午前は校庭での団体競技が多く、リレーだったり二人三脚だったり、様々だ。私が参加するのは借り物競走だけなので、他の時間は皆の活躍を応援した。
私も出た借り物競走では〝 大切な人 〟というなんとも解釈の広いお題を引いた。
一瞬、そう、ほんの少しだけここにはいない友人の顔が浮かんだが、私は迷いなくメイの元へ向かう。大切といえば大切な友達だけれど、本科の催しに予備学科が参加できるわけがないので、当然観戦しに来てもいない。
あちらとこちらでは時間割が違うので今頃は普通に授業だろう。
もしかしたら授業が午前で終わり…… なんてことはあるかもしれないけれど。
少し不満があるとすれば…… この体育祭にモノクマの邪魔が所々入るところかな。
さっきは球技用のゴムボールやらをなんでもかんでも千本ノックしていた。被害にあった桑田クンが可哀想だけれど、実際におしおきされたわけでもないし、そういう経験をしてるわけでもなし。多少怯えていたような気もしたが、それも最初だけだ。
普通に痛がって、普通に怒る。ただそれだけでモノクマは去っていった。
あと私はやることもなくなったので観戦をいったんやめて、保健室に行くことにした。
もうすぐお昼だからね。罪木ちゃんと一緒に食べるつもりなので、あとでメイにも来るように言ってある。
メイが一緒に来ないのか?
メイと同じようで少し違う才能を持つ東条さんがリレーに出るのだ。メイド仲間だからか彼女と、あと辺古山さんとあの子は仲が良い。別に交友関係を縛るつもりはないし、メイには好きなタイミングでこちらに来てもらうってことでいい。なんなら向こうの仲の良いクラスメイトとご飯を食べてしまってもいい。お弁当は重箱じゃなくて、ちゃんと分けて入れてくれたから別々でも問題はない。
「罪木ちゃんいるー?」
「は、はいここにぃ!怪我人ですか、病人ですか? それとも急患でしょうかぁ…… !」
そ、そんなに緊張しなくても……
「どれでもないよ。もうすぐお昼だから一緒に食べようと思って」
「わあ、ありがとうございますぅ…… でも、あまりおしゃべりはできないんですぅ…… おやすみしているかたがいるので」
「ん、小声で会話すればいいよね。誰が来てるの? 熱中症…… はないか。もう涼しいし」
「激しい運動で疲れてしまったみたいですぅ。王馬さんですよぉ」
「えっ」
それ、仮病なんじゃないの? なんて言葉が真っ先に思い浮かんで慌てて飲み込む。
もしかしたら本当に具合が悪いのかもしれないし…… よし、偏見は良くないな。罪木ちゃんの目は確かなのだ。王馬クンは信じなくても罪木ちゃんの言葉は信じるぞ。
どちらにせよもうすぐお昼休みなのだ。今更校庭に向かわせることに成功しても、彼が参加するはずだった競技はとっくに終わっていると思う。
カーテンが引かれた衝立のひとつから目を逸らし、気にしないようにしながら罪木ちゃんの方へ顔を向ける。
「競技の進行はほとんどタイムテーブル通りに進んでるけど、妨害ばっかりで皆の気力が落ち込んじゃってるね。モノクマも迷惑なことするよ」
「そうですねぇ…… 怪我人が出ていないのが幸いですぅ」
競技結果などの軽い会話をしているうちにチャイムが鳴り、お昼休みを迎える。
そうして始まるのはお弁当談義だ。
「罪木ちゃんのやつはいつも健康的そうだよね。やっぱり気を使ってるのかな。お弁当箱も小さいし…… 味つけはどのくらい?」
「皆さんにとっては薄味かもしれませんねぇ。その、あまり多くは入らないので……」
本当に? かなり小さめの弁当箱だけど…… これでちょうどいいのか。それでその胸になるのか…… そして適度にふくよかで健康的な体が出来上がるのか…… ごくり、と喉を鳴らす。
すると罪木ちゃんは震え上がり、慌てたように腕で胸を隠す。
「私みたいな貧相なやつは視界にも入れられないくらいブスなんですよぉ…… 見ないで、見ないでくださぁい!」
「おっとごめん、つい。ていうか罪木ちゃん、全国の貧乳に喧嘩売ってない?」
「売ってないですぅ…… わ、私が悪いんですよね、ごめんなさぁい!」
「ああ、いや、いじめるつもりはないからね。ちょっと妬ましくなっただけで。ごめん」
胸なんて重いだけでわりと邪魔なこともあるからね。
…… うん、私も喧嘩売ってるなこれは。うそちゃんに怒られた過去を忘れてはいけない。反省反省。女同士でも見る分にはやっぱりあるのは羨ましいし、目の保養なのだよ。
そうやって雑談していると、唐突に保健室の扉が開かれる。
「あ、最原さん。どうしましたかぁ? お怪我ですか? 具合が悪くなったんですか?それとも王馬さんを迎えに来たんですかぁ?」
「ううん、どれでもないよ。モノクマを探してて…… 目撃者を追ってきたらここに着いたんだよ。…… って、王馬くん来てるの?どうりで競技に出てこないわけだよ……」
「モノクマが?」
私がいるときには来なかったけれど……
「罪木ちゃん、モノクマって来てたの?」
「いいえ、見てないですぅ……」
常にここにいたはずの罪木ちゃんが見ていない?
モノクマがここに向かっていたのを目撃されているということは、ここか、もしくはこの先のどこかの教室に行ったか…… もしくは、
「罪木さん、トイレって行った?」
「え? えええ???」
最原クンが大事なことを抜いて言うものだから罪木ちゃんは大混乱だ。そんなんだから王馬クンや入間さんに童貞扱いされるんだよ、キミ。
「罪木ちゃんが見ていないときにモノクマがここに隠れた可能性があるってことだよね?」
「あ、うん…… それだよ。ごめん」
「慌てなくても、私がここに来てから誰も出て行ってないのは確認しているよ。だから、ここを探して本当にいなかったらこの先のどこかにいるってことになるね」
そう言って、私は目線をチラリと衝立に向ける。
衝立が隠すベッドは〝 2つ 〟あるのだ。そのどちらかに王馬クンがいて、もう1つにモノクマがいるのだとしたら?
「罪木ちゃん、ベッドで寝てるのって王馬クンだけのはずだよね?」
「は、はい…… あの、その前は西園寺さんが来ていて…… いろいろあって少しの間留まっていたんですけどぉ……」
「今は使ってない。そうだね?」
「はい……」
罪木ちゃんも緊張している。そこにいるのがモノクマかもしれないと分かったからだ。でも、そこまで緊張するのもなんだか違和感がある。この学園ではモノクマなんてちょっと趣味の悪いヌイグルミ程度の扱いなのに。
「もー、人が寝てるときになに騒がしくして…… って最原ちゃんだ。それにもうお昼か」
「…… 王馬クン、具合が悪かったんじゃないの? 大丈夫?」
「あー、あれ? うんうん、良くなった良くなったよ。罪木ちゃんが熱烈な看病をしてくれたからかもね!」
「わ、私、寝てるから放っておいてって言われたのですけどぉ……」
「うん、嘘だよ!」
王馬クンが起きてきてベッドは残り1つ。
最原クンとアイコンタクトして私がベッドの前にある衝立をどかそうと手を伸ばし……
「え」
僅かな衝撃と、音。
目の前に迫る衝立に、なぜかどうしようもないほどの恐怖が〝蘇り〟手を伸ばした状態のまま静止した。
―― 怖くなんて、ない。
そんなの嘘だ。自分についた嘘。精一杯の虚勢を表に出して迎え入れる。最後の最期には顔を恐怖に染めあげられて。それでも笑顔は崩さずに、そのまま押し潰される。皆には余裕そうに見えるように。狂気染みて見えるよう、苦手なりに精一杯吐き出すたったひとつの、嘘。
視界いっぱいに広がる黒、黒、黒、そして黒から赤に。
〝 フラッシュバック 〟するようにチラチラ映るそれから目を逸らすことができない。
目を、逸らせない。
「モノクマ、待て!」
「もう、しょうがないなぁー」
最原クンの怒声で我に帰る。
そうして気がつけば、私は羽織ったパーカーの襟元を掴まれ、尻餅をついた状態になっていた。
目の前でガシャン、と衝立が床と衝突して出した音がする。
冷や汗が止まらない。目が泳ぐ。
心臓が悲鳴をあげるように縮こまって、死んでたまるかと全身に血液が循環する。息が荒い。酸素ばかり吸って吸って吸って、吐き出すことを忘れてしまったかのように喉が引き攣る。
「狛枝さん、落ち着いてください。落ち着いて…… ふゆぅ、精神的ショック状態…… でしょうかぁ…… と、とにかくゆっくり呼吸しましょう。はい、口をこれにつけてくださいねぇ。袋を膨らますように息を吐き出して…… はい、そうですぅ。えへへ、よくできました」
袋という分かりやすい視覚から入ってくる情報で、吸いすぎないように、吐き出しすぎないようにと調整して、ようやく呼吸が正常に戻る。
「ご、ごめん。あは、なんでだろ…… なんでこんなに……」
「狛枝さん、なにかが迫ってくるような…… そんなトラウマになるような経験はありますかぁ?」
「ごめん、ごめん…… 覚えはないよ」
前世以外には。
でも、あれだってきどき夢に見るくらいで克服していたのに。
こんなになるほどのトラウマなんて…… そう、それこそ悪夢くらいしか。
けれど、悪夢だってなんらかの情報ありきで見るものだしなあ。つまり、原因は他にあるということだ。
「クマー! ボクを縛るなんて校則違反だぞー!」
「そんな校則はないよ。狛枝さん、大丈夫だった? ごめんね、僕はこっちに夢中で助けられなくて……」
「ううん、大丈夫。それよりモノクマを捕まえて午後の体育祭を健やかに過ごすほうが大事だよ。お手柄だね最原クン」
「狛枝ちゃんは助けてあげたんだからオレに感謝してよねー」
「うん、ありがとう悪友」
「貸し1つってことにしといたげるから、あとでがっぽり利子をつけて返してもらうね?」
「…… 利子はちょっと勘弁してほしいかな」
落ち着いていてきた。
まったく、本当になんなんだよ。わけが分からない。
「最原くん!」
モノクマを拘束したまま抱きかかえている彼が振り返ると、そこには息を切らす赤松さんがいた。
「よかった、捕まえたんだね! これで午後は安心かあ……」
「うん、これでみんな気兼ねなく競技に集中できると思うよ」
完全に落ち着いてから時計を確認する。
「お昼休みはあと半分しかないよ。2人とも、大丈夫? あと、王馬クンも」
「あ、そうですぅ! お弁当途中でした」
「ひどっ、オレはおまけかよー。せっかく命がけで助けてあげたのに! 嘘だけど。まあ、普通にやばいから先に教室行くね。お昼そっちに置いてあるし」
王馬クンはそのまま保健室から出て行く。
「最原くん、ほら一緒に食べよう!」
「あ、ま、待ってよ赤松さん。モノクマは……」
縛って床に転がされ、なぜか頬を赤らめるモノクマを最原クンが困ったように見やる。
「こういうのはウサミ先生に任せるのが1番だよ。ほら、こうやって…… おーい、ウサミ先生ー!」
「呼ばれて来まちた! それはもう素早くでちゅ! 先生と呼んでくれるのは残念ながら狛枝さんだけでちゅからね……」
「きっとそのうち認めてくれるって。もしかしたら皆照れてるだけかもしれないし」
「そうでちゅね!」
キノコを生やしながら言う先生を適当に慰めてから、最原くんの持っている縄の端を譲ってもらう。彼らのお弁当はどうやら体育館にあるようなので早く帰ったほうがいい。
モノクマのことはウサミ先生に任せて、私たちもお昼ご飯の続きだ。
「分かりまちた! 先生が、責任を持って見張りまちゅ!」
「よろしくね」
モノクマを引きずりながらウサミ先生が保健室を去り、また静かな場所に戻る。
「…… 私ちょっとお手洗い行ってくるよ」
「あ、はい。じゃあ待ってますねぇ」
食欲が少し、なくなった。
中身の3分の2が減ったお弁当箱に蓋をしてその場を離れる。
幸いにも保健室からお手洗いは近くにある。すぐに戻って、残りをどうするか決める時間もあるだろう。
静かな廊下に誰かが立っている。
私はそれを見て、目を思いきり開いた。
「…… あれ、ひな…… か、いや、えっと……」
カムクライズル。
そう言おうとして、口を閉じる。
私がその名前を知っているはずがないから。でも、彼には私の動いた唇の動きで分析できてしまったようだった。
「分かっているようですね」
なぜ? 〝 この学園 〟にいるのは日向クンのほうなのに。
なぜ彼がここに?
「幸せですか?」
カムクライズルなのに、ほんの少しだけ日向クンに近いような、感情がこもっているようなちぐはぐな声色。
「あとは目覚めるだけですよ」
なにを言っているのか分からない。
―― そう、なに言ってんのか分かんなーい! 頭おかしいんじゃない? この真っ黒な奴! 無視して行っちゃえ!
誰かの声が、考えることを放棄するように促してくる。
「もう、分かっているはずです。あなたは僕の名前を知っている。迎えが必要なんでしょう?」
だって、私が彼を知っているのは前世があるからで、それなのに、確かに彼と話すのは初めてではない気がして。
―― 甘い甘い思い出はもっとたくさんあるだろう? 少々知らない人もいるみたいだけれど…… 君の想像が全てさ。さあ順に思い出そう。
―― もっともっとドロドロに溶けちゃいなよ! それがアンタの望みなんだから! アタシがそれを許してあげるのよ!
「狛枝凪。プライバシーは外の世界には漏れませんから、みっともなくても、なにも問題はありませんよ。ほら」
カムクライズルの手が差し出される。
ああそうだ。こうやって日向クンも手を差し伸べてくれたんだ。
3年目のクリスマスで…… まてよ、3年目? なに言ってるんだ。今年が初めて学園で体験する体育祭で。
―― うぷぷ、分かんないことは全部投げちゃえばいいんだよ。
―― そうだぜぃ! 美味いもん食って全部忘れちまえばいいんだよ!
分からない、分からない、分からない、分かんないよ!
「狛枝凪」
「うるさいっ!」
外から中からうるさいんだよ!
―― 貴女が中なのですがね。
―― あ、ネタバレは……厳禁ですよ……
―― これは失礼いたしました。失言ですね。わざとですけど。
―― それにしても面白い妄想ね。アタシの知らない奴らまでいるわ! どういうことなのかしら?
だから、
「うるさいっ、うるさい!」
伸ばされた手を振り払い、その場から駆け出す。
そんなわけない。そんなわけない。
私が、〝 私 〟が哀れな蝶々だなんて嘘だ!
嘘だ嘘だ嘘だ、全部嘘だ! これは悪い夢、いつもみたいな荒唐無稽な夢だ!
嘘なんて嫌いなのに、嫌いなのに、どうして自分に嘘をつき続けなくちゃいけないんだよ!
「…… 仕方ありませんね」
―― おっと、この世界はもうやめたほうがいいね。
―― 追跡される前にシチュエーションを変えて次行ってみようね!
次は、次は、そう、私にこの忌々しい才能もなにもない。
そんな世界がいい。
そんな世界なら、きっと幸せになれるはずだから。
―― まったく、注文の多い先輩ね。お世話が大変。私様自らあいつらの計略を台無しにしてあげるから、先輩は頭空っぽにして楽しむがいいわ!
死の痛みなんか、もう思い出したくないから。
,
・育成軸?
育成軸のように見えるアニメ2.5前の話。
ただ2.5の話が死んだ皆を呼び戻すための措置だったのを、江ノ島から主人公を取り戻すための措置に改変しております。
ええ、つまりこれは【Bad End③ 失意】の世界線でございます。
たまには趣向を変えて…… こういう仕掛け、お好きでしょうか?