biohazard 惨劇の街の脱出   作:如月ユウ

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戦闘回です
前回の通りロバートが活躍します
修司の戦闘能力が発揮されます


9話

ブライアン署長だった怪物。

 

G成体は奇声をあげて

巨体化した左腕で手術台を吹き飛ばす。

修司達は手術台を回避し

後ろでガシャンと音をたてる。

 

「なんで感染してないのに化け物に。」

 

「詮索は後だ。署長を倒すぞ。」

 

レオンはサブマシンガン

クレアはショットガン

ロバートはボウガン

修司とジルはハンドガンを構えて

G幼体に撃つが怯まずゆっくり近づいてくる。

 

「これ…効いてないんじゃ。」

 

「急な突然変異よ。何かしら弱点があるわ。」

 

G幼体は修司に近づいて大きく変異した左腕で修司を掴む。

修司はG幼体の左腕を撃つが効いている様子がない。

 

「くそ!離せ!」

 

数発撃つと痛みを感じたのか修司を投げ飛ばされる。

幸い修司は壁ではなく、手術台のところに投げ飛ばされ

手術台のクッションが痛みの衝撃を和らいでくれたが

叩きつけられた衝撃でしばらく動けないようだ。

 

「ガハッ…」

 

「修司!」

 

「だ、大丈夫…後ろが手術台だったから…」

 

修司はこの一瞬を見逃さなかった。

G成体が腕を振り上げた瞬間

左脇腹に巨体な目玉が見えた。

吹き飛ばされたとき修司を見ていた感じがした。

 

「目だ…!左脇腹にある目を撃って!」

 

ロバートがボウガンでG幼体の左脇腹の目を撃った。

目に矢が刺さり、G幼体声をあげて腕を振り上げてもがいた。

矢を引き抜いてロバートを睨んで襲いかかった。

 

「目だ!目を撃て!

シュウの言う通り目が弱点だ!」

 

ロバートの声でレオン達は左脇腹の目を狙った。

G幼体負けじとは腕を振り上げてレオン達を狙うが腕が届かない。

 

「こいつの攻撃は腕を振り上げるしかないな。」

 

「なら距離をとって戦えばいいわね。」

 

「ロバート、修司のところに行ってくれ」

 

「わかった。頼むぞ。」

 

ロバートは修司のところへ行き

レオン達はG幼体の距離から離れて左脇腹の目を撃ち続けた。

G幼体は膝を付いて苦しんでいる。

 

「修司の言う通り目が弱点だな。」

 

 

 

「大きいから狙いやすいわね。」

 

「このままたたみ掛けるわよ。」

 

血だらけでG幼体はもがき苦しみながら倒れた。

近づいてみるが動く様子がない。

 

「死んだ?」

 

「あぁ完全に倒れてる。」

 

「これで大丈夫ね。」

 

「大丈夫かシュウ。」

 

「どっか…折れてないよな?」

 

「大丈夫みたいね。

完全に振り上げたあとに当たって飛ばされたから威力が軽減されたかも、骨も折れてないわ

。」

 

「よかった…痛つつ…」

 

ジルが修司の身体を調べたあと

ロバートの肩を借りてゆっくり起き上がる。

 

「Gってなんだ?何かの頭文字なのか?」

 

「わからないわ。

そんなことよりシェリーを探しましょう。」

 

「そうだな。」

Gについて詮索を後にし

シェリーを探しに部屋を出た。


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