biohazard 惨劇の街の脱出   作:如月ユウ

8 / 30
8話

署長室にあるエレベーターに乗り込こみ地下に降りた。

 

「ジル、署長室にエレベーターがあるのは知ってたか?」

 

「いえ、署長室にエレベーターがあるのは聞いたこともないわ。

前までの私ならわからなかったけど

今ならわかるわ。

署長はこのエレベーターに続く部屋で証拠を隠している。」

 

地下に到着しエレベーターを降りて進むと奥の部屋から男性の声がする。

 

「静かに、奥の部屋に誰かいる。」

 

修司達は足音をたてないようにゆっくり歩き

音が出ないように静かに扉を開けた。

1人の女性が手術台のようなものに寝かされている。

男性がこちらに気づくと

 

「美しいだろ?」

 

突然おかしなことを言った。

確かによく見ると綺麗な女性だ。

腹についてある血を除けば。

 

「これから剥製する」

 

 

「剥製!?」

 

修司が驚いて声を出す。

人間を剥製にするとはおかしな神経をしているのか

街がゾンビだらけになったからおかしくなったと感じた。

 

「「ブライアン署長?」」

 

「知っているの?」

 

レオンとジルは同時に女性の遺体を剥製しようとした男性

ブライアン署長の名前を言った。

クレアが2人に話かけようとしたが

ブライアン署長はジルを見ると険悪な顔をした。

 

「貴様、まだ生きていたのか。」

 

「それはこっちのセリフよ。」

 

「ジルさん?」

 

「ジル、署長と何があった?」

 

「この署長はアンブレラと癒着していたのよ?」

 

「アンブレラ!?」

 

ジルとブライアン署長以外声を上げる。

まさかアンブレラの関係者だったとは

ブライアン署長は笑いながらくだらんと言う。

 

「どこにそんな証拠がある?」

 

「連邦警察局から依頼してアンブレラに賄賂を受け取っている証拠を持っているわ。」

 

「デタラメだ!」

 

「それに洋館で起きた事件をもみ消した。私達が命からがら集めた証拠を全て処分した!」

 

「ぐっ…」

 

ブライアン署長は奥歯を噛み歯ぎしりをする。

どうやら図星のようだ。

 

「お前達もGが目当てか。」

 

「G?」

 

修司達は何を言っているのかわからなかった。

ジルもTウイルスは知っているがGと言うものはわからなかった。

 

「とぼけるな、どうせ貴様らも…」

 

目当てだろうと言おうとしたが

 

「お前はバーキンの娘の…」

 

シェリーを見て近づこうとしたが

 

突然苦しみだした。

 

「ぐっ…うぅ…」

ブライアン署長に異変が起こりはじめた。

身体が突然膨らみ、大きくなり始めて巨大な化け物に変貌した。

ブライアン署長の面影がなくなった。

シェリーはおびえて1人で走り去ってしまう。

 

「シェリー!」

 

「待て、まずこいつから先だ」

 

レオン達は武器を構え

ブライアン署長だった怪物に対峙する。

 




原作バイオ2,DCの場合は署長の正体を知らずに進みますが
ジルと行動してる場合は署長の正体を知るので
こんな感じに進むのかと思います。

今回ロバート空気でしたが次回から活躍します。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。