biohazard 惨劇の街の脱出   作:如月ユウ

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25話

列車が動きだし地下研究所を出る

これでラクーンシティから脱出できる。

 

「これで終わりましたね。」

 

「いや、まだよ。」

 

「まだ?」

 

「兄さんを探さないと」

 

「そうですか。」

 

「そうだな。まだ終わってないアンブレラをぶっ潰さないとな。」

 

「…」

 

修司は床に座る。

このままラクーンシティを出ればゾンビや化け物から追われなくなる。

 

けどこれからどうすればいい。

 

クレアさんは多分ジルさんと一緒にクレアさんの兄を探しに行くだろう。

レオンさんはアンブレラの崩壊の決意をしている。

 

なら俺は?

 

二人のどちらと一緒に行動する?

しかし断るだろう。

 

修司が無理に付き合う必要はない。

ロバートのところで暮らせと言うだろう。

 

シェリーもボブのところで保護されるだろう。

それとも日本に帰って高校生活に戻る?

日本に帰れば再び家族と一緒に住み安全な生活が保証される。

 

だがそれでいいのか?

 

ラクーンシティで起きた真実を自分の胸に留めておいて安全な生活に戻る。

本当にそれでいいのか?

もし日本でラクーンシティと同じことが起こったら家族を守れるのか?

 

修司はどうすればいいのか

わからなかった。

突然列車は揺れだす。

シェリーはクレアに抱きつき

クレアはシェリーを撫でる。

 

「なんだ!」

 

「クレア怖いよ。」

 

「大丈夫よシェリー。」

 

「いったいなにが」

 

「後ろから揺れたか?」

 

「調べる必要があるわね。」

 

「シェリーは俺に任せてくれ」

 

シェリーはロバートに任せて修司達は列車の後列へ行く。

扉が開くと何も起きていなかった。

 

「何もありませんね。」

 

「奥の車両か?」

 

 

奥の車両を調べようとしたとき再び揺れる。

前方に突然、巨大な口が列車の周りを食い破りながら現れる。

口の中は無数の牙が生えており

触手が複数うごめいていた。

もはや化け物の域を超えていた。

その化け物の正体は声でわかった。

 

「シェェェェリィィィィィー!」

 

「レオンこいつまさか」

 

「あぁウィリアムだ。」

 

「まさかここまで執着してるとわね。」

 

「最後の最後で父親らしいことをするんですね。」

 

ウィリアムをここで倒さないと被害が増えるだろう。

修司は先程の考えをあとにし銃を構えた。

 

 

修司達はGバーキンに撃つが効いている様子にがない。

 

「レオンどうするの。」

 

「撃つしか方法はないな。」

 

「けど倒れる様子は見えないわ。」

 

「わかってる!けどここでやられる訳には」

 

レオン達はお互い口論しながら撃つ。

しかし弾と時間が減りラクーンシティからどんどん離れる。

このままだとウィルスに感染したGバーキンをラクーンシティから解き放ってしまう。

どうすればGバーキンを倒せるか。

 

 




最終決戦です。
どうすればGバーキンを倒せるか
修司達は脱出できるのか!?

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