biohazard 惨劇の街の脱出   作:如月ユウ

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朗報
ジルとシェリー復活


23話

警備室へ戻りシェリーとジルにワクチンを打つ。

感染は防がれ二人は回復してきた。

しかし地下研究所の爆破時間は迫ってきていた。

 

「脱出路は確保出来ています。」

 

先程の戦闘で弾の残り僅かになっていた。

修司がプラットホームの列車で見つけたおかげで補充は出来たがサブマシンガンはGバーキンとの戦いで弾切れ

グレネードランチャーは補給出来なかった。

 

「すいません。サブマシンガンとグレネードランチャーの弾だけはなくて。」

 

「気にするな補充だけで助かる。」

「貴方のおかげで助かっているのよ。 ガンショップでも私達に武器を提供してくれたでしょ?」

 

「私の感染を防いでくれたわ。」

 

「俺もはあのとき冷静じゃなかった。

シュウが言ってくれなかったらジルが感染してゾンビ化してシェリー危なかったかもしれないからな。」

 

「修司がロバートをここに残してくれたから寂しくなかった。」

 

「みんな…」

 

全員修司のおかげで助かっていると言ってくれた。

 

「あとは脱出だけだ。頼りにしてる。」

 

「はい。」

 

「ロバート、ショットガンをくれ。」

 

「あぁ。」

 

ロバートはショットガンをレオンに渡す。

 

「ジルさん、シェリー動ける?」

 

「大丈夫よ。」

 

「うん、平気。」

 

「ボブは歩けそう?」

 

「歩けるが銃は無理そうだ。」

 

「わかったボブとシェリーはエレベーターを操作して。」

 

「わかった。」

 

「うん。」

 

「行きましょう。」

 

警備室を出てエレベーターへ向かおうとしたら

メインシステムからリッカーが大量に現れる。

 

「見送りとは親切だな。」

 

「ボブ、シェリーはやくエレベーターに行って。」

 

「私達が時間稼ぐわ。」

 

「シェリー行って!」

 

修司達は銃を撃ち、リッカーを足止めする。

 

「シェリー行こう。」

 

「うん!」

 

シェリーは走ってエレベーターに行きボタンを押す。

ロバートは走れずエレベーターまで歩いて行く。

修司達はエレベーターに後退しながらリッカーに撃つ。

リッカーの数は減らずどんどん増えていく。

 

「ロバートエレベーターは!」

 

「もう少しだ。」

 

エレベーターが上ってきて扉が開く。

 

「みんなはやく乗って!」

 

シェリーの声で修司達はエレベーターに乗り最下層のボタンを押す。

扉が閉じると同時にリッカーの爪が扉を突き刺す。

下へ降りるときにリッカーの爪が折れて爪だけがエレベーター内に残る。

 

「危なかったな。」

「ギリギリでしたね。」

 

「爪だけ残すなんて。」

 

「最後のあがきかしらね。」

 

最下層にたどり着エレベーターを降りる。

列車に乗ろうとしたが列車の上には

 

「ぐぉぉぉぉぉ!」

 

レオンとクレアが溶鉱炉へ落としたはずのタイラントがいた。

コートを脱ぎ捨て一回り巨大化しており両肩は爪が四本に変化し、鋭くなっていた。

露出した右胸は装甲のような皮膚に覆われていた。

 

「こいつ生きていたのか。」

 

「溶鉱炉に落としたのに。」

 

「またこのB.O.Wと戦うハメになるとわね。」

 

「ジル、グレネードランチャーの弾は残っているか?」

 

「残念ながらエレベーターで撃ったので最後よ。」

 

タイラントは列車から飛び降りる。




みなさんお待たせしました。
バイオハザード恒例
タイラントはスーパータイラントへ進化
タイラントの倒し方は…わかりますよね?

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