biohazard 惨劇の街の脱出   作:如月ユウ

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2話

「街以外の人が来たってことはもうこの街の人は死んだのかな…」

 

「死んだのならまだいいほうだろう。」

 

「どういうことだレオン?」

 

「街に来たとき血だらけの人がいて確認したんだ。

脈を測ったときは死んでいたんだがいきなり足を掴んできた。

振りほどこうとしたが離さなかったから仕方なく頭に銃を撃った。

その音で怪物が集まって

路地裏に逃げたときにクレアと出会った。」

 

「私はお店に入ってへんな音がしたから見たら人が人を食べていたの。

私は怖くなって出ようとしたけど、外は怪物だらけで

もう一つの扉から出てレオンと出会ったの。」

 

二人は偶然出会い一緒に行動していたという。

 

「やっぱり朝のニュースは本当だったんだ。

どうするボブ。」

 

「これは警察署に行って保護してもらったほうがいいな。」

 

「二人は武器はある?」

 

「ハンドガンとナイフしか。」

「私もハンドガンとナイフしか。」

「わかった。

弾と武器をかき集めてくるよ。」

 

修司は店にある武器を探し始めた。

見つけたのはショットガン、サブマシンガン、各種弾薬。

それらをカウンターに置いた。

 

「すいません。街の人に渡していたのでこれしかなくて。」

 

「いや、弾薬だけでも十分なのに武器も渡してくれるなんてありがたい。」

 

「ハンドガンだけじゃ火力不足だからね助かるわ。」

 

「そう言ってもらえるなら幸いです。」

 

レオンはサブマシンガン、クレアはショットガンを受け取った。

 

「2人は武器は大丈夫なのか?」

 

「大丈夫ですよ。俺にはこれがある。」

 

リュックからリボルバーマグナムを取り出し構える。

 

「俺達と一緒に警察署に行くか?」

 

「どうするボブ?」

 

「そうだな。警官が一緒なら心強い。」

 

ロバートはボウガンを持ち、矢を矢筒に入れる。

レオンの提案に賛同し、修司とロバートはレオン達と一緒に警察署へ向かおうと扉を開けようとしたが

 

「あ~」

 

複数のゾンビが扉、窓を叩いていた。

 

「ヤバいな。」

 

「裏口に逃げるぞ。」

 

「ついて来てください。」

 

窓が割れてゾンビがはいって来る。

 

「はやくきて下さい!」

 

「わかった。」

 

裏口の扉を開けてゾンビに襲われる前に店を出た。

 

「危なかったな」

 

「短い間だったが…店が閉店するときが来るとはな」

 

ロバートはため息をつく。

 

「ボブ、仕方がないよ。

ジョウのところでやり直そう?」

 

 

「ここの道筋は分かるか?」

 

「はい。いつもこの道を通って店に行ってるので。」

 

修司はハンドガンを構えて先頭を立って歩く

 

「ついて来てください。」

 

「あぁ、わかった。」

 

レオン達は修司の後に続いて進みはじめた。


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