biohazard 惨劇の街の脱出   作:如月ユウ

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18話

モニター室からBエリア通路に進むが

通路は繭のようなものに埋め尽くされており

巣のようになっていた。

 

「なに…これ」

 

「恐らくなにかの巣だろう。」

 

分かれ道に進むと左右に巨大な蛾

モス・ジャイアントが壁に張り付いていた。

 

「蛾!?」

 

「育ち過ぎだろ!」

モス・ジャイアントはレオン達を見ると狭い通路を飛びまわりレオン達に体当たりをする。

 

「あんなの触れたくないわ。」

 

「同感だ。」

 

体当たりをかわし、ハンドガンでモス・ジャイアントの胴体にあてる。

モス・ジャイアントは飛行を失い、床に落ちバタついた後倒れる。

 

「クレアここだ。」

 

「ここがP-4レベル実験室ね。」

 

実験室に入ると先程の通路と違い

モス・ジャイアントの巣になっていなかった。

 

「ここにシェリーのワクチンが…」

 

「探しましょう。」

 

シェリーのワクチンを探すがどこにも見つからない。

 

「ワクチンが見つからない。」

 

「どうしようレオン。」

 

「諦めるな。必ずワクチンはある。」

 

レオンは奥にある機械をみる

 

「これは?」

 

レオンは機械を操作する。

 

「これはワクチンをつくる機械だ。」

 

「本当!?」

 

「あぁ、少し時間をくれ。」

 

「わかった、私はなにか証拠になるものを探すわ。」

 

クレアは机にある資料を手に取り、流し読みをする。

 

「よくわからないけど…一応証拠になるわね。」

 

「クレア、ワクチンが完成した。」

 

レオンはワクチンをクレアに見せる。

 

「はやくシェリーにところに戻るぞ。」

 

「えぇ行きましょう。」

 

レオンとクレアはシェリーのワクチンを持ち

P-4レベル実験室を出てBエリア通路に戻ると

天井からモスジャイアントの幼虫。

ベビージャイアントが群れを成して這ってきた。

レオン達を見るとボタボタと落ちて地面に這って近づく。

 

「今度は芋虫かよ。」

 

「はやく出ましょう。」

 

「そうだな」

 

ベビージャイアントを踏み潰しているが無視して

モニター室に入る。

 

「あの化け物はもういないわよね?」

 

「あの数を倒したんだ。もういないはずだ。」

 

Cエリアに入ると先ほどいなかったゾンビが現れる

レオンを見て襲いかかる。

 

「さっきまでいなかったのに」

 

「急いでいるのよどいて!」

 

ハンドガンでゾンビを殲滅しダクトへ移動する。

 

「修司とジルは無事かしら…」

 

「ジルがいるから大丈夫だろう。

それに修司は相手の動きを読むのは上手いからな。」

 

ダクトを上るとイビーが扉を防ぐように現れた。

ハンドガンで倒すがゾンビよりも多く弾を消費してしまった。

 

「あの親玉が出したのか」

 

「めんどくさいことをするわね」

 

「そろそろ弾が不味いな。」

 

「そうね。最悪ナイフで戦う覚悟をしたほうがいいわ。」

 

ゾンビ、リッカー、タイラント様々な化け物を倒したがその分弾を消費した。

弾は残り僅かしかない。

 

アナウンスが鳴る。

 

「まもなくイーストエリアを封鎖します。

繰り返します。まもなくイーストエリアを封鎖します。」

 

「封鎖だと!?」

 

「急いでシェリーのとこへ行きましょう!」

 

ダクトからイーストエリアへ行きメインシャフトへ走った。


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