biohazard 惨劇の街の脱出   作:如月ユウ

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14話

扉を開けてゴミ運送路に進むとシェリーはゾンビに襲われていた。

クレアはハンドガンでゾンビを撃ち

シェリーを助ける。

 

「怖いよ!だれか助けて!」

 

「シェリー大丈夫よ!」

 

クレアはシェリーの元へ走りシェリーを捕まえる。

 

「大丈夫、私よクレアよ」

 

「クレア…」

 

シェリーはクレアに抱きつく。

 

「もう大丈夫」

 

クレアはシェリーの頭を撫でる。

突然地面が揺れる。

 

「地震!?」

 

「いや違う…」

 

レオンが指を差す。

全員指を差した方向をみると

 

「なによあれ…」

 

「あり得ないでしょ」

 

そこには巨大化したワニ

アリゲーターがいた。

鉄格子に突進して鉄格子を壊した。

 

「逃げるぞ!」

 

来た道を戻ろうとしたが

突然、壁が壊れるそこには先ほど倒したはずのネメシスが現れた。

 

「なんでこいつが!?」

 

「あれだけ撃ったのに。」

 

「不味いわね。」

 

アリゲーターとネメシスに挟まれしまい絶対絶命だった

アリゲーターは噛みつこうと突進してきた。

 

「避けて!」

 

端に寄ってアリゲーターの突進を避けると

アリゲーターはネメシスに噛みついた。

何度も噛みつくが噛み砕けないと感じたアリゲーターはネメシスを吐き捨てた。

ネメシスは壁が破壊され瓦礫の中にのまれた。

 

「不幸中の幸いというべきか?」

 

「けど状況は変わらないわね。」

 

「こっちに来るわよ。」

 

アリゲーターはレオン達を見る。

いつ襲いかかってもおかしくない。

 

「クレア、シェリーを連れて先に逃げろ。」

 

「私達が時間を稼ぐわ。」

 

「わかったわ。」

 

クレアはシェリーの手を引っ張って、先に逃げた。

 

「ここで倒さないと危ないな。」

 

「そうね、いくわよ。」

レオンとジルはハンドガンを構えてアリゲーターと対峙する。

アリゲーターは突進して噛みく攻撃しかできなく

レオンとジルは左右に分かれて端に移動して撃つがアリゲーターの鱗は予想以上に硬く

ハンドガンでは通用しない。

 

「こいつの体、硬過ぎて銃がまったく効いてない。」

 

ジルはアリゲーターが大きく口を開けた瞬間ハンドガンを撃つと口の中が血を吹き出す。

 

「どうやら、口の中が弱点のようね。」

 

「でもどうやって狙えばいい?」

 

「ショットガンがあれば有効だけど。」

 

「クレアが持ってたな。」

 

「ショットガン借りに戻る?」

 

「こいつがそれを許してくれると思うか?」

 

「思わないわね。」

 

「だったら今持ってる武器で倒すしかない。」

 

ハンドガンで応戦するがアリゲーターの前ではあまり効いていない。

そろそろ弾も尽きそうだ。

 

「そろそろ不味いな」

 

「なにかいい提案ない?」

 

レオンは周りをみると

両端にガスボンベが設置されていた。

 

「ガスボンベを使って倒すのはどうだ?」

 

「なかなかいい案ね。」

 

「どっちがガスボンベをたおす?」

 

「レオンお願いできる?」

 

「先輩の頼みなら仕方ないな。」

 

レオンはガスボンベまで行き

ガスボンベを外そうとした。

 

「鎖が絡まって…外しにくい。」

 

「援護するわ、なるべく急いで。」

 

「努力はする。」

 

ジルがアリゲーターにハンドガンを撃ち

レオンに襲わせないように時間を稼いだ。

 

「よし、外れた。」

 

鎖を外し、ガスボンベをアリゲーターの方へ押し倒す。

ガスボンベがアリゲーターの近くにいくとアリゲーターはガスボンベを噛みつきガスが漏れる。

 

「レオン撃って!」

 

「任せろ!」

 

レオンはサブマシンガンを構え

アリゲーターが噛みついているガスボンベを狙い連射した。

数発ガスボンベに貫通され

アリゲーターの口の中で爆発した。

アリゲーターはその場で倒れた。

 

「やったか?」

 

「確認する暇はないわ。

はやくクレア達の元へ行くわよ。」

 

「そうだな」

 

レオンとジルはアリゲーターの生死を確認せず

クレア達の元へ戻った。


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