biohazard 惨劇の街の脱出   作:如月ユウ

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こんな駄作を登録してありがとうございます
完走を目標にしてますのでこれからもよろしくお願いします



10話

G幼体を倒し、署長室を出たあと

非常階段から一階のオフィスに降りた。

オフィスから東側廊下に進み

地下に降り東側通路から

地下駐車場に進んだ。

進む途中、ゾンビが現れるが倒しながら駐車場まで進む。

 

「シェリー、どこにいるの?」

 

クレアはシェリーを呼ぶが返事がない。

奥から銃声が鳴り

ゾンビ犬が走っていった。

「銃声!?」

 

「奥から聞こえた。」

 

「行きましょう」

 

銃声の元まで走った。

確認すると真紅のタイトのワンピースを着た女性がゾンビ犬を撃ち、ゾンビ犬は倒れた

ハンドガンをリロードしようとしたが、ゾンビ犬が飛びかかるが回し蹴り飛ばされる

車のガラスに当たり、ガラスが割れる。

一匹撃ち逃したゾンビ犬が襲うがレオンが撃ち倒し

ゾンビ犬は動かなくなった。

真紅のワンピースを着た女性はハンドガンをリロードした。

 

「大丈夫か?」

 

「ありがとう。弾の節約になったわ。」

 

「俺はレオン。彼女はクレアとジル」

 

「クレアよ。よろしく。」

 

「私はジル・バレンタイン」

 

「俺はロバート、こいつは修司だ。」

 

「どうも…藤崎修司です。」

 

「貴女の名前は?」

 

「エイダ・ウォン」

 

エイダと名乗った女性は淡々と答える。

 

「ねぇ貴方警官でしょ?

ベンっていうフリージャーナリスト知らないかしら?」

 

「悪いがたった今着任したばかりだからわからない。」

 

「彼なら多分留置場にいると思うわ。」

 

ジルがレオンの代わりに答えてくれた。

 

「そう、ありがとう。」

 

「ねぇちょっと。」

 

「何かしら?」

 

「そのベンっていうフリージャーナリストに何の用なの?」

 

「彼は情報を持っているの。」

 

「何の情報?」

 

「それを聞きにいくの。」

 

エイダはその場を去ろうとした

 

「ちょっと待って。」

 

「どうします?」

 

「彼女を追いかけよう。」

 

修司達はエイダの後をついて行こうとしたがジルは一度立ち止まって、少し考えるが

 

「…(気のせいよね)」

 

ジルも後を追った。

西側通路に入ったところでエイダを呼びとめる

 

「待って」

 

「まだ何か?」

 

「事情は知らないが生き残り同士お互い…」

 

「静かに」

 

西側通路の奥

留置場から声が聞こえる。

 

「やめろ、来るな!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!」

 

留置場から断末魔が聞こえた。

 

「こっちに来るぞ。」

 

「壁際に隠れるわよ。」

 

レオン達は壁際に隠れ

端から覗くと

ペタペタと足音がし

右肩辺りを中心に肥大しており

ブライアン署長と同じような、巨大な目があった。

一度、修司達のほうをみるが近くの扉を開けて進んで行った。

 

「行ったみたい。」

 

「何ですか、あれ。」

 

「ブライアン署長と同じ化け物なのか?」

 

「ねぇ貴女あの化け物みたことある?」

 

ジルがエイダに聞くがエイダは首を振る。

 

「まさか、初めてみたわ。」

 

「それにあの悲鳴。」

「確認したほうがいいな。」

修司達は留置場の扉を開けた。

鉄格子は壊されており

一番奥に血だらけ男性が絶命していた。

 

「ベン…」

 

エイダが彼をベンと呼んだ。

多分、彼がベンというフリージャーナリストらしい。

 

「壁に文字が」

 

エイダが見た方向を見ると壁に血で書かれていた文字があった。

 

「これは?」

「アンブレラと警察の癒着していた証拠ね。」

 

「これを見ろ。」

 

レオンが指を差した文を見る。

 

「アンブレラの地下研究所まで下水道が続いている。」

 

「これって、脱出に使えますよね!」

 

もしこの情報が正しければゾンビが徘徊している街に脱出できる希望がみえた。

 

「そうだな…」

 

レオンは少し考えようとしたが

 

「エイダがいない。」

 

後ろを見るとさっきまでいたエイダがいなくなっていた。

 

「もしかして1人で」

 

「1人じゃ危ない、捜すぞ。」

 

留置場を出て、西側通路から犬舎の扉を開ける

犬舎の鉄格子は壊れておりここから出てエイダを襲ったのだろう。

マンホールが開いていた。

 

「ここが下水道?」

 

「多分アンブレラの地下研究所に続いてる可能性はあるわ。」

 

「よし行こう。」

 

レオンは戸惑うことなくマンホールの梯子に手をかけようとした。

 

「待ってレオン。」

 

「どうした?」

 

「エイダはどうして1人で行ったの?」

 

「彼女、何か隠している可能性があるわ。」

 

「脱出したいだけだろう。守ってあげよう。

 

「そうだな。女1人守れないのは警官失格だしな。」

 

レオンとロバートは梯子を使い下水道へ降りた。

 

「男って単純。」

 

「そうね。」

 

クレアとジルは呆れて2人について行く。

 

「えっと…」

 

修司は戸惑いながらも下水道に降りた。

 

 

「うぅ…臭い。」

 

「さすが下水道ね。」

 

アンブレラの地下研究所に向けて下水道を進む。

しかし道は一本しかなくたどりついたのは浄水室前の通路だった。

 

「あれ?上に戻った?」

 

「ここって?」

 

「警察署の地下にこんな場所があったのか」

 

「ジルさんこの場所知っていました?」

 

「いえ、この場所は知らないわ。」

 

左の扉を開けると資材が置いてあった。

どうやら物置部屋のようだ。

 

「何か役に立ちそうなものがあるかもな。」

 

「探しましょう。」

 

「ええ。」

 

「はい。」

 

物置小屋の中を調べるが役に立つものがなかった。

 

「使えるものがないわね。」

 

「そうね。」

 

「弾があればよかったな。」

 

「物置小屋に弾は普通置いてないよ。」

修司は苦笑いをして全員物置小屋を出る。

 

「あとはここだけですね。」

 

「ゾンビがいるかもな油断するなよ。」

 

奥の扉を開けようとしたとき

右奥の通気口からエイダの声が聞こえた

レオンは通気口まで走る

 

「レオン?」

 

「エイダ大丈夫か?」

 

「問題ないわ。」

 

「今からそっちに行く。」

 

「私は大丈夫、今からそっちに投げるわ。」

 

エイダは通気口から何か投げた、

こちらに落ちてきたのはショットガンの弾だった。

 

「私は別の道を探すわ。」

 

「待てエイダ。」

 

エイダはそう言うと走り去り扉を閉める音がした。

 

「どうする。彼女のところに行くの?」

 

クレアはショットガンの弾を拾いショットガンに装填したあと修司のリュックに入れた

レオンは首を振り

 

「いや、今はシェリーを捜そう。」

 

「そう♪」

 

クレアは少し嬉しそうに語尾を上げて浄水室の扉を開ける。


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