そんな感じでお願いします。
あと、今回は甘いのが苦手な方はブラックコーヒーの準備をお願いします。
キメラの事件の後、建国祭が終戦と建国を祝う祭りであることを教わり、割と切羽詰まった様子で「一緒に行ってくれませんか?」と改めて頼まれた。
一緒に行くのはいいとしてもあの上目遣いで頼むのは…断りづらいよな…いや、元々一緒に行くつもりだったけど。
その後ラオにも誘われたが、サラと一緒に行く旨を伝えて断るとなにやら驚いていたが、何を驚いてんだ?と訊いても全然答えてもらえなかった。
どういうことだったんだろう…などと、サラと待ち合わせていた場所で思い返していると、「ごめんなさい、待ちましたか?」と言いながらサラが来た。
もっと言うなら服装にやたらと気合が入っているサラが。
俺にはもう訳がわからない。
ラオは驚く、博士は「早めに行って待ってないフリをしろ」とか言うし。
サラに至っては化粧はバッチリ、大きな宝石がはまったネックレスとブーツを身につけ、普段はシンプルにポニーテールにしている髪は編み込みがされている。
明らかに気合の入り方がおかしい。
たかが祭りだろ?
挙句の果てに後ろの電柱の陰にはもう1人の
竜騎士の能力に目覚めてから、何もしてなくても人の気配が分かるようになった。
勲章の授与式がTVなどで放映されたために顔が知られており、常にどこかから通行人や屋台の人の視線が向けられている。
これ、明日の週刊誌で「MSF総隊長、“竜騎士”の英雄と熱愛か!?」なんてことにならないかな?
というかまず落ち着かなさすぎるんだが…
などと思っていると、「ロキ、どうしたんですか?」と、サラが心配と訝しさが半々で混じったような顔で聞いてくる。
俺はとっさに「いいや、何も無いぞ?」と聞き、まず一番の疑問を問いかける。
「その服どうしたんだ?」
「いや〜、一年に一度のお祭りですしね。頑張ってお洒落しちゃいました。どうですか?」とクルリと一周回る。
その瞬間、俺の脳裏にラオの言葉が浮かぶ。
「ロキってサラ総隊長の事どう思ってるの?」
──いや、待て待て俺。
そりゃこんなサラが可愛くない筈はないけど。
別にただの友達とかそういうやつだろ?
俺は少し考えた後本心からサラに「似合ってるよ。可愛い…な。」と言う。
いや待て俺よ。どうしたんだよ。
こんな事言うつもりじゃなかったんだが?というか暑っついな。
急に暑くなってきやがった。
「あ…ありがとうございます…まさかそんなにストレートに言われると思わなかった…」
サラ顔真っ赤じゃねえかよ。
その顔もその顔で可愛…おいおいおい!待てい!
なんで俺こんなことばっか考えてんの?
周りはおかしいなとは思うけどこれ自分もおかしいよな。
あーもう釈然としねえ。
訳がわかんねぇやどうしよう。
サラはめっちゃ嬉しそうだし。
の割にお互い気まずくて話さないから沈黙が立ち込めてるし…
「と、とりあえず屋台回ろうぜ?せっかくの祭りなんだし。な?」
と言って俺とサラ(と
To be continued…
どうでしたか?
イチャイチャを書いてみました。僕の文才が不足しています。
不満でしたらごめんなさい。
それでは次回投稿もお願いします。