約、三か月振りの更新・・・・スミマセンでした!
木々の隙間から見える空の色が暗闇から段々と明るくなり始め、森は本来の静けさを取り戻しプログラム通り朝を知らせる鳥の鳴き声が響いていた。
「普通あれだけ暴れたら周囲の鳥は逃げるだろ。このあたりはゲームならではってことか」
フワは改めてゲームの中だという事を実感しながら野営をしていた位置へと向かっていた。
「メリュジート、そこに居るな」
フワが草むらを見ながら声を掛けると、草むらがゴソゴソと動いてメリュジートが這い出てきた。
「ふ、フワ殿?周囲が静かになりましたが、追手は?」
メリュジートは周囲を警戒しながらフワへと問いかけた。
「大体片づけた」
フワが淡々と答え、視線をメリュジートへと向けた。
「か、片づけた・・・・ですか?」
淡々とした答えにメリュジートは少し怯えを見せた。
「ああ、それよりもお前に聞きたい事がある」
「は、はい!な、なんでしょうか?」
そんな状態でフワに問いかけられたメリュジートは冷や汗を浮かべた。
「追手はフォールンエルフと裏切り者の森エルフだよな?」
「お、おそらく・・・・それがどうかしたんですか?」
メリュジートは自信なさそうに目線を下へと向けて答えた。
「そうか・・・・どうやらダークエルフも姫さんを狙ってるらしいから、何か心当たりないかと思ってな」
フワの答えにメリュジートは目を剥いて驚いた。
「だ、ダークエルフですか!?そんな・・・・まさか奴等ダークエルフとも手を・・・・」
「それはない、どうやら対立してたみたいだ。お陰で闇討ちしやすかったからな。確かだと思うぞ」
メリュジートの推察をフワが否定した。
「そ、そうですか・・・・なら一体何処から姫様の情報が?」
「・・・・さあな、それよりも俺は寝るぞ。姫さんが起きたら起こしてくれ」
再び推考し始めたメリュジートを見たフワは大きな欠伸をしながら木の枝へと飛び乗り、幹へともたれ掛かり眠り始めた。
▽
男のダークエルフの騎士が何処かやつれた様子でキズメルに報告を終えた。
「そうか、保護に失敗したか・・・・敵は?」
キズメルは予想していたのか、悔しそうに顔を歪ませながらも状況を聞いた。
「全部だ。森エルフにフォールンエルフ、そして__人族だった」
人族、そう言った男のダークエルフはキズメルの肩越しに二人を睨みつけた。
「・・・・そうか、ところでお前以外の仲間は?」
キズメルは仲間が後ろの友人達に対して良い感情を持っていない事に気付きながらも他の仲間の姿が見えない事に疑問を抱いた。
「っ____」
男のダークエルフは震えるほど力強く歯を食いしばりながら目線をキズメルから外した。
「ま、まさか・・・・」
その様子を察したキズメルは信じられないのか声が震えていた。
「・・・・俺以外___全滅した___」
「ば、バカな!あの中には私なんかよりも強く聡明なオーヴァン騎士団長も居られた筈だ!なのに撤退も出来なかったとでも言うのか!?」
驚きで声を荒げたキズメルの言葉に男のダークエルフは当時を静かに口にし出した。
「途中までは順調だったんだ。森エルフの部隊に遭遇するまでは、数もそこまで多くもなくオーヴァン騎士団長の活躍もあって徐々に押していたんだ。だが、奴等押されているにも関わらず撤退もせずに食い下がったんだ。___そしてフォールンエルフと人族の奇襲を受けた。森エルフだけでなく我等も互いに疲労していたから奇襲に対応出来ず乱戦になった。自分達の不利を悟ったオーヴァン騎士団長は俺達に命令したんだ、私が敵を抑える間に撤退しろ__と」
キズメルは話を聞いて察したのか、目を閉じて口を開いた。
「そうか、他の仲間はオーヴァン騎士団長と共に・・・・」
キズメルの言葉を聞いた男のダークエルフは話す事も更に力を込めたのか息が荒くなった。
「そうだったら・・・・本当にそうだったらっ!どれだけ良かったか!!」
その言葉にキズメルは理解が追い付かず言葉を失った。
「オーヴァン騎士団長が自分も残りますと言った仲間を怒鳴りつけて撤退を促した瞬間、上から逆さの状態になった人族が薄暗い光と共に落ちてきて獣のように着地した。そして数秒後にオーヴァン騎士団長の首が身体からズレ落ちた・・・・」
言葉が小さくなるに連れてキズメルだけでなく、後ろにいる二人も息を飲んだ。
「もう、どうしようもなかった。その人族は乱戦の中へと消え、他の仲間は怒りで我を忘れ乱戦へと加わっていった___」
話を聞き終わったキズメルは何度か深呼吸してから口を開いた。
「分かった、貴殿は城に戻り女王陛下に報告を頼む。その後は王女様の命令に従ってくれ」
キズメルの言葉に男のダークエルフは黙ったまま頷いて歩いて行った。
「本当に戦力はコレだけになってしまった・・・・今なら、まだ間に合う。二人もダークエルフの王城へと行ってくれ」
キズメルは少しの間、明るくなりつつある空を眺めると振り返って二人へと告げた。
「き、キズメル?どういう意味だよ」
二人の内の一人であるキリトがキズメルへと問いかけた。
「おそらく女王陛下は森エルフの王城への戦闘に協力するように仰るだろう。軍上層部の考え通り全ての秘鍵が持ち出されたとは考えずらい。森エルフの王城さえ落とせば・・・・」
「それでキズメルはどうするの?」
そのキズメルの推察をアスナが遮った。
「私に命じられた密命だ。途中で投げ出す訳にはいかないさ。だが、私は二人に死んで欲しくない・・・・頼む、聞き入れてくれ」
キズメルは縋る様に言葉を吐きだした。
「聞き入れない。聞き入れる訳ないでしょ!私達だってキズメルに死んで欲しくないのよ!友達なんだから当たり前でしょ!そんな事も分からないの!?」
涙を滲ませたアスナの叫びにキズメルは言葉を失い、キリトには覚悟を与えた。
「確実に王女に会える考えがある」
▽
すっかり日も昇り切った頃に隠されたテントからエルミアが出て日の当たる場所で伸びをした。
「う~ん!こんなにぐっすり寝たのは久しぶりだ」
ほどけた髪を手で纏めてポニーテールに戻すと周囲を見回した。
「二人は何処に__メリュジート・・・・」
エルミアは少し呆れながら胡坐を掻きながら寝ているメリュジートへと近づいた。
「起きろ!メリュジート!」
エルミアは大きな声を出すとメリュジートは飛び起きた。
「・・・・んあ?あ、おはようございます姫様!お体の調子は?」
「うむ、自分でも驚くほど調子が良い。フワに貰った薬のお陰かもしないな」
手を握ったり開いたりして身体の調子を確かめたエルミアは笑顔で答えた。
「ところでフワはどうしたんだ?」
「ああ、フワ殿なら__「俺も起きたよ」__あそこに」
エルミアはメリュジートが指さす方へ視線を向けるとフワが木の枝から飛び降りた。
「ゆっくりと眠れたみたいだな。俺もゆっくり寝れたよ」
「そ、そんなに寝ていた___みたいだな」
エルミアは羞恥心からフワの言葉を否定しかけたが、真上に昇った太陽を見て諦めて同意した。
「それじゃ、さっさと飯食って出発しよう。さすがに今日中に九層には着いておきたいし」
フワはストレージの中から携帯食を取り出すと口に頬張った。
▽
上の階に繋がっている巨大なタワーの前でフワは大きく伸びをした。
「ようやく此処まで来れたか、夕方には九層に着くかな」
フワの言葉にメリュジートが反応した。
「ふ、フワ殿?この《天柱の塔》を半日以下で登り切るのですか?」
不安げなメリュジートの反応にフワは眉をひそめた。
「何で?既にボス__お前等で言う守護獣は既に討伐されているんだから別に難しくないだろ?」
「し、しかし《天柱の塔》はモンスターもさることながら内部が迷路のようになっていて簡単には上がれないかと・・・・失礼ですがフワ殿は町には入れない筈、マップデータを得ようにも・・・・」
「それなら心配いらん。もうじき待ち合わせの時間だから___来た」
フワが視線を横に向けると頬に三本の髭のペイントを入れたアルゴが立っていた。
「久しぶりだナ、オレっちの新刊見てくれたか?」
「ええ、村にも置いてくれたお陰でこの通り」
フワはストレージから《アルゴの攻略本》を取り出してアルゴに見せた。
「それは良かっタ。ところで一体どうしたんダ?フワっちがマップデータの購入なんて珍しいし、このお二人さんは?」
アルゴはエルミアとメリュジートを見ながら言った。
「珍しいクエストの関係で護衛まがいな事をしてるんです」
フワの言葉を聞いたアルゴは興味深そうに二人を見た。
「ほう~、そうカそうカ。マップデータのお代はいいからクリアしたら詳細を教えてくれナイカ?」
そのアルゴの言葉にフワは笑みを浮かべた。
「分かりました。次に会う時に教えますよ」
アルゴも笑みを浮かべてメニュー画面で第八層の迷宮区タワーのマップデータをフワへと送った。
「たしかに受け取りました。それでは今度会う時は町中で」
「にゃはは、そうだナ。旨い店を紹介してやるから楽しみにしててくれヨ」
フワの言葉の意味に気が付いたアルゴは笑いながら応え姿を消した。
「さてと、最短距離が分かったし日が暮れる前に登り切るぞ」
フワの口調の変わりようにエルミアとメリュジートは驚いていた。
「何だ?どうかしたのか?」
「い、いや・・・・あんな言葉遣いが出来るんだなと思って」
エルミアが驚きながらも思った事を口にした。
「ソレが出来るなら何故姫様にソレをしないんですか!?」
メリュジートは不敬だと考えてか言葉づかいを改めるような事を言った。
そんな二人の様子を見たフワは当たり前のように溜め息を吐いた。
「俺があの口調を使う時は年上の人にだ。常識の一つだろうが」
「わ、私も年上だと思うんですが・・・・?」
メリュジートは自分自身を指さしながらフワへと問いかけた。
「それと、俺が頼りにする人っていうのも条件の一つなんだよ」
メリュジートに言い放った。
「それは私が頼りにならないって事ですか?」
する訳ねえだろ。フワはそう呟くとマップデータを開きながらタワーへと足を踏み入れた。
▽
「ふ、フワ・・・・?」
ボス部屋の入口から入って来た人物を見て、キリトとアスナは固まり、キリトは驚きで消え入りそうな声を出した。
「おう、久しぶりだな。第一層クリア以来だから二カ月ぶりくらいか」
ただ久しぶりに友人に会う様な、異常なほど普通の反応で二人に返した。
「この者と知り合いなのか?!」
二人と並ぶように立っていたキズメルはキリトの言葉に驚きながら、二人に問いかけるような目を向けた。
「あ、あなた・・・・正気なの?」
フワの恰好を見てアスナも驚きを隠す事無く問いかけた。
「なんだコイツは?何であんな装備で此処まで来れるんだ?まともなのは武器くらいではないか」
二人の言葉を聞いてフワは心外そうに顔を背けた。
「しょうがねえだろ。ソロでオレンジだし、街に入れないから防具を買う事も作る事も出来なかったんだから」
今のフワの装備、主に防具系は第一層から何も変わっていなかった。
「ゲームなんだから汚れて臭くなる訳でもないし、別にいいだろ?」
あり得ない事に息を飲むキリトとアスナだが、キズメルだけは違った思考をしていた。
「他の仲間はどうした?守って貰いながら来た筈だ。姿くらい見せてもいいんじゃないか?」
キズメルは剣の柄に手を添えて思考を戦闘へと切り替えた。
「仲間?此処に居るのが全員だけど・・・・ま、丁度良いや。お前等ダークエルフに聞きたい事があったんだ。出来ればキリキリと答えてくれれば助かる、拷問するの面倒くさいんだよ」
フワも腰の後ろに差した短剣の柄を握って戦闘態勢に入り、キズメルとフワの間に一触即発の空気が満ちた。
「ま、待ってくれ!二人ともストップだ!!」
キリトが一触即発の空気の間に入り二人を止めた。
「しかしキリト__「とにかく待ってくれ!二人とも話してからでもいいだろ!?」__う、元はキリトの策だ。最後まで付き合おう」
キズメルの言葉を遮ったキリトの言葉を聞いて二人とも柄から手を離した。
「それで、一体どういう事なのか説明してくれるのか?」
フワの言葉にキリトは頷いて口を開いた。
「ああ、全部話すからフワも話して欲しい」
内容によるな、フワは呟いてキリトの言葉を待った。
「まず、俺とアスナはキャンペーンクエストを受けている。その中で秘鍵というキーアイテムを集めているんだ。その集めた秘鍵をダークエルフに渡していたんだが、その秘鍵がフォールンエルフの襲撃を受けて奪われてしまったんだ」
「その秘鍵ってのが初耳だな。それと・・あの姫さんに何の関係があるんだ?」
フワは背後にいるエルミアを指差した。
「ダークエルフの女王様が全ての秘鍵がフォールンエルフの手に渡る事を避ける為に、密かに懇意にしていた森エルフの王女様に頼んだんだ。森エルフの王城にある秘鍵を持って逃げて欲しいって」
「ダークエルフが保護するから・・・・なるほど、要するにアンタ等の目的は秘鍵ってやつなんだな」
フワが納得すると今度はキリトがフワの言葉を待った。
「俺はこの二人の護衛クエストの真っ最中だ。たしか第九層の《聖大樹の聖堂》に連れて行って欲しいんだよな?」
フワが確認するようにエルミアとメリュジートの方を見ると、二人は肯定するように頷いた。
「ば、バカな!《聖大樹の聖堂》だと!?そんな所に行って何をするつもりだ貴様等!?」
再びキズメルの気配が剣呑とするが、キリトが制止するように口を開いた。
「その秘鍵が全て揃った状態で聖堂の扉を開くと人族の最大の魔法が無くなるらしいんだ」
「その魔法ってのは何だ?メニューが使えなくなるのか?たかが、そんな事でエルフ達が此処まで大事にするか?」
「っ____」
キリトはフワの言葉を返す事が出来なかった。
「正直に言ってやる。今、この時、この瞬間、俺は森エルフ、フォールンエルフ、ダークエルフ、そしてプレイヤー、何1つ信用出来ねえんだ」
「な、なんで・・・・?」
フワの言葉でキリトは固まってしまった。
「別にキリトとアスナが信用できない訳じゃねえんだ。だが、お前達が信用しているダークエルフは信用できねえ。分かりやすく言うとお前達がそこのダークエルフに騙されてるんじゃないかって事だよ」
「っ貴様!我等ダークエルフを愚弄するか!」
フワの言葉に今度こそキズメルが怒鳴り声を出した。
「どう解釈しようが好きにすればいいがな・・・・常識で考えろよ。一国の女王とその国と不仲である国の王女が懇意にしてるだぁ?そんな都合の良い事を信じろって方が無理だろ」
その言葉にキズメルの味方である筈の二人が固まってしまった。
「じ、女王陛下が嘘を申す訳がないだろう!?」
「もしかすると、お前も騙されているのかもな・・・・その女王陛下とやらに」
膨れ上がったキズメルの殺気が何時でも戦闘を始められる事を示していた。
「そんなに信じたいなら確認しようか?今ここで森エルフの王女様によ!」
フワが振り向いてエルミアの方を見た。
「正直に答えろ。秘鍵を持って脱出したのか?」
エルミアは首を小さく横に振った。
「持って来ていない、襲われていた中でそんな余裕はなかった」
フワは質問を続けた。
「ダークエルフの女王と秘密裏に懇意にしていたのか?」
エルミアは先程よりも少し大きく首を横に振った。
「そ、そんなこと出来る訳がない」
フワは最後の質問をした。
「なら何故《聖大樹の聖堂》に行こうとしてるんだ!?」
エルミアは強く首を横に振って地面に膝を着けた。
「知らないんだ!?森エルフに伝わる伝承に従っているだけだ!」
横に立っていたメリュジートが一歩前に出た。
「続きは私が話します。この伝承は森エルフの一族の存亡に関わる時、王族の血を引く者が《聖大樹の聖堂》に行き、扉の前で祈り開くと一族を救う力が得られるという簡単なモノです。何があるのかなど知りません。ですが、縋るモノがコレしかないのも事実なんです」
メリュジートの言葉を聞き終わったキリトが反応した。
「貴方達に一体なにが・・・・?」
「森エルフの中からフォールンエルフと手を組んで裏切った奴等が居る。そして王城を占拠したらしい」
キリトの疑問にフワが答えると三人は息を飲んだ。
「そんな、それじゃ既に秘鍵は全てフォールンエルフの手に落ちている事に・・・・」
アスナの呟きに全員が背筋を凍らせた。
「事情は把握したか?こんな状況なんだ信用できないって事も分かってくれたか?」
フワの言葉にキリトは頷いた。
「ああ、俺達もこの情報を早く女王陛下に伝えるよ。まだ間に合うかもしれない」
「期待してるよ。それと、俺がダークエルフを信じられない理由はもう1つあるんだよ」
キリトが声を出す前に、転移門がある上の階から長剣を振りかぶったダークエルフが落ちて来た。
「死ぃねえええッ!!」
フワを真っ二つにせんと振られた長剣はフワが半身に鳴るだけで躱され地面を打ち、甲高い金属音が部屋中に響き渡った。
フワはダークエルフに向き直る事もせずに地面に叩きつけられた長剣を踏みながら身体を廻し左肘でダークエルフの顎を跳ね上げた。
そして、跳ね上がったダークエルフの顔の真ん中に左手に握られた短剣を突き刺した。
「___!___!?」
顔の真ん中に短剣を突き刺されたダークエルフは言葉を発する事も出来ず、蠢いているとフワに掴まれて地面に叩きつけられた。
「ったく、顔面串刺しにされてるんだからサッサと死ねよ。まあ、コレもゲームらしいと言えばそれだけなんだが」
満タンだったダークエルフのHPバーが急速に減っていく中、キリト達が叫んだ。
「も、もういいだろ!?早くしないと死んでしま__「何を言ってるんだ?」__なっ!?」
フワが無造作に短剣を引き抜くとダークエルフはポリゴンの欠片になって弾けた。
全員が息を飲む中、フワは感じていた違和感に気が付いた。
「どうも、そのダークエルフの女騎士を信頼してると思ったらそういう事だったのか」
フワはキリトとアスナに向けて言い放った。
「AIじゃないソレにどれだけ信頼してるのかしらんが忠告しておく。NPCそれらは全てプログラムだ、あんまり依存し過ぎると後で後悔するから気を付けてくれ」
フワは固まったままのキリト達の横を通り過ぎて転移門へと向かった。
という訳で嘘を吐いてるのは誰でしょう?
簡単だって?ごめんなさい、コレが精一杯です。