ある日の放課後。
「水泳の練習?」
「そうよ、今度の日曜日に真帆の家でやるの」
珍しく真帆とセットでない紗季からの誘いに何事かと思いながらも駅前の○スタードーナツへとやってきた夏陽は、先日男バスの面々で来た折には「何この豆汁」といつもは喜怒哀楽に関しての表情の変化が乏しい進がハッキリと顔を歪めて一口で拒絶したコーヒーを啜りながら幼馴染の言葉に耳を傾けた。
「県大会まではまだ時間あるんでしょう?息抜きがてら、夏陽も来なさいよ」
「断る。大体日曜は練習が……」
「水崎は来るわよ?」
「はぁっ!?」
がたっ、と音を立てて夏陽が立ちあがる。一瞬何事かと店内の老若男女問わず視線が夏陽へと集中し、それに気づいた夏陽が居心地悪そうに席に腰かけなおしてコーヒーを啜った。
「日曜に真帆の家に行かない?って聞いたら『いいよ』って」
「アイツ……」
何のつもりだ、と考えて夏陽の脳裏を過ったのは学校での一幕。
『お疲れ様、そこに置いといて』
『おー、ひなもウサギさんにご飯上げるぞー』
飼育係は当番制であり、その当番日数は各学期で均等になる様に割り振られている。当然自分とひなたが一緒に当番をする事もあれば相方が進であったり真帆であったりする日もあり、それは他の三人も同じである。
だが、飼育係の仕事というのは実は二人だけでやるには少々大変な作業が多かったりするのである。小屋の中のえさ入れの掃除に始まり水の補充や兎が掘った穴を埋め直したり……ともかく仕事がある時には放課後の部活に遅れるという事は最早恒常化しているといっても過言ではない。
そんな作業を、しかし進はかなり効率的に片づけるのである。何度か彼と組んで当番をやった事のある夏陽がその余りの手際の良さに驚嘆を禁じ得なかったのは記憶に新しい事で、早い時には部活開始前に終わる事もある。
そうして余った余剰時間に何をするかと云えば自分や真帆の場合は部活の準備であったりするのだが、ひなただとそうもいかない。
二人が組んだ場合、ひなたが水の補充と給食室から餌用の野菜くずを貰いに行っている間に進は作業の殆どを終わらせてしまう。そうするとひなたは持ってきた野菜くずを手ずから動物達に上げたりするのだ。それもこれも余剰時間のお陰であり、これが仮に自分や真帆であった場合はそんな時間が発生する事も無く結局部活動時間まで作業が伸びてしまう事の方がむしろ当たり前になりつつある。
そうなってくると、ひなたも――無意識的にか意識的にかはさておいて――進を頼りにする事が自然と多くなり、表現的にはおかしいだろうが進に懐いている節がある。
そんなこんなをしている内に、進の通訳役としてその観察眼も理科のルーペ程度には養われてきた夏陽には――恐らくは紗季も――気づけた事だが、ひなたと一緒に居る時の進の表情が実はかなり柔らかいものになっているのだ。
心なしか二人の距離が少しずつ近づいている……そんな気がしてならない。
そこに来て今回の水泳、である。
(ま、まさかアイツ……ひなたの事を!?)
可能性はなくもない。
―――あの『無垢なる魔性』を前にして自らを律し続けられる者がいるだろうか、否!いる訳がない!!ひなたの愛くるしさは無限大だ、宇宙の神秘だ、大自然の奇跡だ!そんな偉大なる存在を前にしてひれ伏さず、焦れる事無き男など最早男ですらない!
しかも水泳―――つまり、水着だと!?
先だって合宿中の風呂場で見た進の身体は、まるでワイヤーでキリキリと締めあげた様に鋭く、年相応に筋肉質な自分とは比べ物にならない程に逞しく見えた。
もし、もしだ……あの肢体にひなたが魅了されたら―――!?
『ひなた……』
『すすむぅ……』
「うっ、がぁああーーーー!!??」
突如椅子を蹴倒して立ち上がり絶叫。再び何事かと集められた衆目をしかし一瞬で遠ざけたのは、向かいに座っていた紗季の、
「落ちつけ」
……訂正、女王陛下の渾身の一撃だったりする。
◆
明けて日曜。三沢邸の正門前にて。
「…………」
「…………」
「よ、よぉ……」
「お、おはよう二人とも……」
沈黙、敵視、苦笑、困惑の四つが顔を揃えて奇遇にも同じ時間に登場した。
目の前に広がる馬鹿でかい敷地と如何にもゴージャスそうな見てくれには目もくれず、昂と智花がやや気不味そうに笑みを浮かべると夏陽は思わぬ新たな敵の登場に驚きながらもこの男は懲りずにまた同じ事を、と言いたげな視線を向け、夏陽と一緒に来た進は至極どうでもいい様な感じであっさりと重厚さたっぷりな外観に気押された様子もなくチャイムを鳴らした。
「三沢真帆さんの学友の水崎です」
『お話はお嬢様より承っております。只今参りますので少々お待ち下さい』
言葉に従って待つ事にした進は、ふと後ろの方で何やら言い合っている三人――正確には夏陽と昂――の方を見た。
「何でお前がいるんだよロリコーチ」
「何でって……竹中こそどうして此処に?」
「えっ、俺!?……お、俺の事はどうだっていいんだよ!大体、お前が此処にいる方が不自然じゃねぇか!」
「俺は愛莉の水泳の練習の為に呼ばれたんだけど……」
「はぁっ!?そんな事いって、どうせみんなの水着姿を視姦する為に来たんだろうがこの変態腐れロリコン野郎!」
「ふぇえっ!?」
「違うよっ!?というか、何でそこで智花が吃驚した様に声を上げるの!?違うからね、誤解だからね!?」
「うるせぇっ!大体この間はそこの湊とデートしたばっかだってのに、もう他の奴に手を出す気かよこの節操無し!!」
ぎゃいぎゃい、と騒がしい事この上ない面々である。
門を開けた向こう側で驚きに目を丸くしていた出迎えの人は、何を思ったのかクスクスと鈴の鳴る様な笑みを零している。
外気温がいい加減暑いのでそろそろ室内に入りたいと思い、実は直射日光が一番嫌いな進のささやかな願いは季節に相応しくその羽音を懸命に鳴り響かせる蝉の声にかき消された。
荻山葵は不遇の女性である。
幼馴染である昂に幼馴染以上の想いを寄せていても、持ち前の男勝りな勝気さや昂の鈍感さ、タイミングの悪さその他諸々が影響してその気持ちを伝えられずにいる。
とは言え気不味い空気がたちこめる訳でもなく、周囲から見れば最早夫婦を通り越したどつき漫才が定形化している為にこの関係を壊したくないという臆病な想いと、自分の気持ちをありったけぶつけてすっきりしたいという強い願いが天秤の様に揺らめいていた。
今日だって本当は勉強会という名目で昂と二人っきりに……
「ハッ!?」
ブンブン!と音が鳴るくらい激しく頭をシェイクする。
何を考えているんだ自分は、と葵は自分を激しく自制する。そもそも来る中間考査で幼馴染が赤点などという悲惨な結果を迎えない為に自分が『仕方なく』付き合ってあげる筈だったというのに一方的にその約束を反故にされたのだ。怒る権利は当然自分にあって反省する義務は昂にあるのにどうして自分がこんなに思い悩まなくてはならないというのか。
「ハァ……」
心なしか、ため息と共に足取りも重くなっている様に感じた。
今日は帰ろう、そう思って長谷川家の玄関口から踵を返してどれだけ歩いただろうか。
気が付けば普段はバスで移動する様な距離を徒歩で移動していた事実に人知れず葵は驚き、そして急激に身体に纏わりつく様な不快な汗と強烈な喉の渇きが神経を襲った。
「……暑い。ちょっと涼んでいこ」
とりあえずスター○ックスでいいか、そう思ってテラス口から店先へと入った葵はふと―――本当にふと街道に視線を向けて、宝くじの一等よりも余程珍しい人物をその視界に収めた。
「…………水崎、先輩?」
◆
庭先に噴水。
広大な敷地。
自宅にプール。
眼下にコート。
最早どの辺りから突っ込めばいいのだろうか、と三沢邸初見の昂は驚きに周囲をきょろきょろと見回していた。
「落ちつけ」
先日幼馴染に拳と共に自分が言われた言葉をそのまま口にした夏陽の視線に、昂は苦笑気味に腰を下ろす。
「凄いんだな、真帆の家って……」
「アイツの両親は実業家だからな。別荘もかなりの数を持っているらしいぜ」
「へぇ、詳しいんだな」
「ま、一応幼馴染だし」
云いながら、ふと思い出した様に昂が口を開いた。
「そう言えば―――」
「すみません!遅くなりました!」
二人の間に舞い込む様にして飛び込んできた言葉につられる様にして二人は声のした方を向き―――然る後夏陽は絶句した。
何でここで湊だけ学校指定の水着なんだとか、随分と彩り豊かだなとか、そんな事はどうだってよかった。
「おー、竹中ー」
何時だってにこやかで朗らかで、見ているだけで心洗われる様な現世の天使がそこに降臨していた。最早賛辞においては言葉を尽くす必要もない程にただ一言『美しい』以外の何事も要らないであろうその少女の姿を視界に収めた瞬間、夏陽は思った。
生きててよかった、と。
「随分とご満悦ねぇ?夏陽」
「ひぅっ!?」
そんな風に油断している内にあっさりと後ろを取られた夏陽は、つつぅっと背中をなぞる指先に素っ頓狂な声を上げ、指の主である必殺の右ストレートを持つ女王陛下―――紗季の方を見やった。
「お、おま……ッ!」
「今日は来てよかったでしょう?体育館は暑いからねぇ……偶には色んな保養も兼ねてリフレッシュしなきゃ疲れる一方だもんねぇ?」
「……ッ!そ、そんな事より、み、水崎はどうしたんだ?」
「ん?……あれ、そういえばそうだ。水崎は何処行ったんだ?更衣室にはいなかったっぽいけど」
そう。
今回夏陽がこの場所に来たのも、そもそもは進が此処に来ると言ったからであって自分から真っ先に望んだ訳ではないのである。それから一応保護者役、それくらい把握しておけ。
ツッコミは兎も角誰に対してのいい訳だ、と思いながらも紗季の言葉を待った夏陽は、
「んぁ?ずっきんなら荷物持ったままトレーニングルームにすっとんでったよ?」
横槍の様に唐突にそんな言葉を投げつけた真帆を見やり、ギギギと音を立てながら紗季を見た。
「紗季……?」
「あら?言ってなかったっけ?」
紗季はすっかり忘れていたわ、とでも言いたげに空とぼけて、
「日曜に『バスケ専用コートは勿論、トレーニングルームその他諸々取り揃えていて何でも自由に使いたい放題の』真帆の家に行かない?って言ったら『いいよ』って―――」
「ちょっと来い!」
夏陽と紗季、プールサイドの一角に移動開始。
何事かと不審げに顔を顰めた真帆を、しかし意外な事に紗季が宥めて二人は他の面々から聞きとられない位置まで移動した。
「どうしたのよ夏陽。ひなの水着姿に興奮するのは分かるけど、少しは落ち着きなさいよ」
「そういう事じゃ……!いや、あれは確かに興奮しないって方がおかしいかもだけど、って違う!今言いたいのはそっちじゃねぇ!!俺を騙したのか!?」
「騙す?人聞きの悪い事言わないでよ、これはアンタの為でもあるのよ?」
紗季の言葉に、夏陽は顔を怒調に染めたまま小首を傾げた。
その様にニヤリ、と紗季は満面に不敵な笑みを湛える。
「いい?夏陽、あと半年もしたら私達は中学生よね?」
「まぁ、そうだな……」
思えばもうそんな時期なのか、と感傷に浸る余裕も与えないのがこの状態の紗季である。経験則で夏陽はそれが痛いほどよくわかっていた。文字通り『身に染みて』理解している。
「慧心の中等部ともなれば、これまで他の小学校に通っていた奴も当然入ってくるわよね?」
「そりゃ……そうだろうな。一応この辺りの学区じゃそこそこ有名な私立校だし」
「有名無名はどうでもいいのよ!いい事夏陽?これはアンタがそんな悠長に構えていられるのも、あと半年しかないって事なのよ?」
何で俺が怒られなきゃならないんだ、と思った夏陽だったが、続く紗季の言葉に顔を顰めた。
悠長に構えていたつもりは全くといっていい程ないのだが、と反論する間も与えず紗季は続ける。
「中等部ともなれば思春期、つまりは男女関係の発展時期に当たるわ。そんな時節にひなみたいな美少女と出くわしてみなさいよ。どれだけの野蛮な獣がその目をぎらつかせると思っているの!?」
「……穏やかな話じゃないな、それは」
「それだけじゃないわ。そんなポッと出のそこいらの馬の骨にひなを奪われるくらいなら……っ!っていう覚悟を固めた初等部出の連中も虫の様に湧いて出てくる筈よ。そうなれば今よりもっとひなと接する機会が失われるかもしれないわ……そうなってからじゃ手遅れなのよ!?」
「…………」
「いい夏陽?アンタのひなに対する思いがどれだけ真剣なものかなんて事はアタシや真帆は充分知ってる。だから、アンタとひなが上手くいく様に出来る限り応援する事にしたのよ」
「応援……?」
「そう、題して―――!」
そこで一旦区切り、日陰で話している筈なのに何故か眼鏡をギラリと光らせて、
「―――『夏陽。をプロデュース』大作戦!!」
ババァン!……と効果音を鳴らせば満足してくれるのだろうか。呆然とそんな事を頭の端っこで考えた夏陽であった。
「ちなみに目標はクリスマスまでに恋人になる事だから」
「ハードル高ッ!?」
「大丈夫よ!こんな面白……ゲフンゲフン!重大な事なんだから、私達も全面的に応援するから!」
「今一瞬面白いって言いかけたよなおい言おうとしたよな?本心じゃ面白がってひっかきまわしたいだけだろ首突っ込みたいだけなんだろコラ目ぇ逸らしてんじゃねェよこっち向けよキリキリ本音を白状しろやゴラァッ!?」
―――一方、その頃。
「ふぅ…………」
物珍しさにあれやこれやを試しまくって、最終的に午前中はランニングマシーンで締める為に小休止に入っている進であった。
◆
「しかし驚いたな……まさかこんな所で後輩に出くわすとは」
実の弟が「なにこの豆汁」と切って捨てたブラックコーヒーを呑みながら、驚きと感心が半々で混じった表情を浮かべて男―――水崎新は苦笑を浮かべた。
「しかし本当に、よく俺だと一発で分かったよな。男バス以外の一年生は俺の顔なんて殆ど知らないと思ってたから、本当に驚いたよ」
「いえ、まぁ…………」
言えない。
まさか中学時代に自分の幼馴染を散々に負かして、その経験をばねにする為に日夜研究に励むその幼馴染と一緒に研究用にビデオを毎日の様に鑑賞させられたから顔を覚えていましたとは……色んな意味で言いづらい事この上ない。
「ふぅ…………」
よもや全く同じ瞬間に実弟も設備が完全に充実しているトレーニングルームで兄と一緒のタイミングで息を洩らした事など、兄も弟も知る由はない。
カップの中になみなみと揺らめく水面を眺めながら、ぼんやりとした声音で新は呟いた。
「……男バスは、どうなった?」
「……一年間の休部、だそうです」
「そっか……顧問はさぞ喜んだだろうな」
誰が見てもやる気のない上、明らかに指導力の欠如していたインテリ肌のいけすかない顧問の顔を思い浮かべて、新は実に情けない微苦笑を湛えた。
「先輩は、今はどうされているんですか……?」
「学校は退学喰らったし、親父もお袋も世間様に見捨てられてノイローゼ。俺は従兄の家に転がり込んで半分主夫業の傍らで勤労戦士の真っ最中、ってな」
そう言って笑った新であったが、ふとその表情が曇る。
何だろうかと思った葵は、しかし口を挟む訳でもなく大人しくカプチーノに口をつけた。
「…………ホント、駄目な兄貴だよ俺は」
「え?先輩って、弟さんがいらっしゃったんですか?」
「いるよ?俺に似ず親父に似ずもう滅茶苦茶出来のいい自慢の弟が……」
そこでふと視線を落として、
「―――いや、アイツはもう俺の事を『兄』とも思ってないんだろうけどさ」
自嘲する様に呟いた。
「俺の所為でアイツは親父やお袋からも散々に責められて、周りから追いやられて、転校を余儀なくされて……俺がアイツをウチから追い出したも同然だよ。アイツの帰る場所を奪って、その上大好きだったバスケまで…………」
「その、弟さんは……?」
「今は叔父さんの所に居候しているってさ、前に従兄が言ってたんだよ。元気でいてくれりゃあ、何にも心配はない!……って言いたいところだけど、まだまだガキな小学生だからさ、周りがちゃんと見てやらなきゃいけないんだ。それなのに……さ」
車のクラクションが酷く遠く感じる。
ふと気づけば周囲の音がやけに小さく思える空間の中で、葵は新の独白にも似た言葉に耳を傾けていた。
「アイツ、それまで仲の良かったチームメイトからもつき放されてさ。もう精神的にもイッパイイッパイだったから、何度か『切った』事があるんだよ」
「『切った』って……!?」
「そ。リストカットって奴」
言って、新は自分の手首に親指を押し当ててナイフで切るような動作を見せた。
「見れば分かるくらいに大量に傷跡が奔っていてさ、ある時は手首から血ぃ垂らしたまんま泣きじゃくってた事もあるんだ。そんな時にさ、アイツ決まってこういうんだ、『ごめんなさい』って…………」
「………………」
「アイツは自分の所為で家族が壊れたんだと思い込んでる。だから大好きだったバスケで自分を追い詰める様な真似を繰り返して、未だに自分を責め続けているんだ。楽しんじゃいけないんだ、喜んじゃいけないんだ、って自分に言い聞かせるみたいに」
そこで一瞬、静寂が訪れた。
新が呷る様にしてコーヒーを呑みほして、表情を先程の微笑に戻して立ち上がる。
「悪かったな、変な話を聞かせちまって」
「いえ、そんな事は……」
「奢るよ。こんな時くらい先輩らしい事、しないとな」
「そんな、悪いです!」
「いいっていいって」
言いながら伝票を掻っ攫った新がレジへと歩き出す。
と、思い出した様に葵はその背に声をかけた。
「あのっ!」
「ん?」
「私達、今バスケ同好会として活動しているんです。そのメンバーの一人ですば……一年生の男子の一人が、先輩のバスケスタイルを目標にしているんです」
「……それで?」
「いえっ、それだけです!」
「ではっ」と小さく頭を下げて葵は席を後にした。
遠のいていく背中を眺め、やがてその姿が見えなくなると新は再びレジに向かって歩き出した。
誰得な個人情報・その三(捏造篇)
[名前] 水崎 新
[生年月日] 2月17日
[血液型] B型
[身長] 178cm
[ポジション] SG
[背番号] 23
[最高到達点] 約350cm
[バスケットシューズ] ナイキ社製 エア・ジョーダン10シカゴ・ブルズ