徒然なる中・短編集(元おまけ集)   作:VISP

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現在考えてる小ネタ集

1、ゴブリンスレイヤー世界にゴブリンで転生

 タイトルが全てを物語る殺伐世界。

 転生チート等と言う甘えたものはなく、時の神の悪戯によって主人公はただのゴブリンとなり、生き残るために足掻き続ける。

 しかし、通常の小鬼と違い、彼は人間としての倫理観を持ち合わせていた。

 それが彼が唯一人間であった頃の縁であり、それを捨てる事は自己否定だからだ。

 彼は群れからも人間からも一人逃げ隠れ、子狼を育てて相棒としながら、森の中で狩りをして生活した。

 金属製の道具や武器は人間のゴミから回収、或は他の小鬼から奪う事で得ていた。

 人間を殺すのは躊躇うが、小鬼を始めとするモンスターの類を殺す事に躊躇いは無かったが故に、彼は何とか生活できていた。

 この世界のものではないとは言え、文字と数字を高度に扱い、勿論道具の使用や簡単ながらも「自ら考え、作り出せる」力を持った小鬼と言う、この世界においてはある種凄まじい危険な存在が彼だった。

 そんな彼の暮らす森に、あの男がやってきた。

 そう、小鬼絶対殺すマンことゴブリンスレイヤーだ。

 ゴブスレは森の中の巣を殲滅したが、まだ駆け出しの頃だった彼は深手を負ってしまう。

 傷つき、気絶した彼を拾ったのが主人公だった。

 薬草(ヨモギ)を煎じただけの簡単な薬を傷に塗り、水に蜂蜜と塩を溶かした水を飲ませ、身体を温める事で、何とか多少回復したゴブスレだが、彼を手当てしたのは不倶戴天の仇である小鬼(中身は人間)だった。

 葛藤するゴブスレだが、主人公が異国の言葉(カオス陣営の共通語すら無理)しか話せない事を知り、知識や技術を広める恐れが無い事を知ると、取り敢えず殺す事は決意しつつ様子を見る事にする。

 主人公もゴブスレの只ならぬ憎悪と殺意にビビりあがるも、怪我人だからと何とか治療を続けた。

 一週間程、二人は警戒しつつも狼も交えて共に暮らし、遂にゴブスレも出発する事になった。

 しかし、このゴブスレ、やはり主人公を殺す事を諦めてはいなかった。

 だが、高い知性と相応の技量を持つ相手に、如何にゴブスレも手負いではどうにもならない。

 なので、取り敢えず家へと戻り、装備を整える事にした。

 そして主人公の家(粗末なボロ小屋)から幼馴染の暮らす農場へと戻り、装備を整え、再度森の小屋へと行った。

 しかし、そこでは多数の小鬼の死骸と虫の息の主人公がいた。

 余所から渡って来た群れに目を付けられ、配下に加わる様に言われたものの、言葉が通じない故に話し合いは決裂し、殺し合いへと発展してしまったのだ。

 狼も既に死んでおり、三本も剣を受け、血を流し過ぎた主人公は末期の時を待つだけだった。

 ゴブスレはそれを見て、他の生き残りがいないか確認した後、主人公が息を引き取るまで、その手を握って静かに見つめていた。

 

 

 で、気付けば主人公はまーた時の神の悪戯によって、今度は可愛い女の子(神官適正高し)になってたのだった☆

 

 

 「お前な!引き際位見極めろって何時も言ってるだろ!」

 「問題ない。予想通りだった。」

 「アホか!安全マージンは過剰な位で良いの!油断した奴からぽっくり逝くんだよ!」

 「大丈夫だ。お前もいる。」

 「ッ!この、ド馬鹿!」

 

 さぁ今度の主人公は男としての尊厳か、女の子としての幸せのどちらを選ぶのか…。

 神様達はダイス片手にwktkしながら君達を見守ってるよ!

 

 

 

 

2、Fateで行くSF

 時は25××年!

 人類が宇宙に進出し、他の銀河にまで入植した時代。

 そんな時に外宇宙からやってきたインベーダー!

 彼らは嘗てピクト人と呼ばれた戦闘民族であり、「オレより強い奴に会いに行く」をモットーに生きている傍迷惑な奴らだった!

 攻撃され、次々と殺戮されていく人類!

 宇宙艦隊も、各星系の防衛部隊も、多大な被害が広がっていく中、遂には地球すら奴らの矛先が向けられた!

 そんな時、人類は手段を択ばず、外敵を排除する手段を模索した。

 そして見出されたのが衰退し尽くして単なる学問と成り果てた魔術を管理する三つの協会、その中のアトラス院だった。

 人類の滅びを回避するために更なる滅びに遭遇してはまた回避した先で…を繰り返し、遂には七大兵器なんてものまで作っちゃった基地外共の巣窟だ!

 彼らは偶発的に入手した聖剣の鞘とカリバーンの欠片をホムンクルスに搭載、更に七大兵器及びその派生系を装備させた最終鬼畜殲滅兵器を開発、これを投入した。

 外見は未だ成人していない清らかさすら感じる少女(アルトリア顔)だ。

 しかし、彼女の全身を覆う紺色の装甲や物々しい武装、無機質な銀色の髪、病的に白い肌、歯車の様な瞳が、彼女が人ではないと物語っていた。

 そして、鋼の救世主(メシア)は地球上の侵略者を掃討すると、平和を取り戻すために宇宙へと旅立った。

 

 「という旅立ちだったんですけど、宇宙って広くて広くて。なもんで、途中で敵の親玉に話付けて、定期的に私が遊んであげるから侵略止めるって話になったんです。」

 「君をここ(カルデア)に呼んどいて何だけど、それ大丈夫なの?」

 「あー多分何とかなるんじゃないですかね?何か最近私の妹?姉妹機がロールアウトしたそうですから。まだ会ってないですけど。」

 

 そして遅れてやってくる妹。

 

 「お姉様、あぁお姉様、お姉様(五七五)!貴方様の妹が遠き世界の壁すら超えて会いにやってきましたわ!」

 「何故こんな性格に…。」

 「良かったねセイヴァー!家族が増えたよ!」

 

 なお、適正クラスは(一応)人類救ったのでセイヴァー(魔神柱・人類悪特攻)です☆

 偶にやらかすと夢枕に覚者大先輩や大工大先輩が立ってお説教されるよ!

 

 『告げるはフェニクスという我が音韻。“七十二柱の魔神”の一柱/真実/再開因果。』

 「成程、これが魔神柱。醜いとしか言いようがない。では行きますよ妹。共にこの悪を討ちます。」

 「了解。ステータス、オールグリーン。これより全力戦闘機動を開始します。」

 

 なお、宇宙で戦うだけあって、攻撃範囲は対軍とか対城とか対国な模様。

 

 

 「条件完了。この一撃により、平和の到来を。『約束された平和の剣』!!」

 

 

 彼女が勝利した後、平和が訪れる。

 人類全体に平和を齎した、彼女だからこその宝具である。

 

 

 

 「まぁ鞘も一応使えるので、ぶっちゃけ痛いけど勝ちの見えたヌルゲーって言うか。」

 「台無しだよ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 続きません☆

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