ISVD〜Infinite Stratos Verdict Day〜 作:高二病真っ盛り
HEAD:KAGARIBI mdl.1
CORE:MATUKAZE mdl.2
ARMS:AGEMAKI mdl.3
LEGS:AOI mdl.1
だ〜れだ?(初代ポケアニ風)
アリーナ
SIDE:一夏
【メインシステム 戦闘モードを起動します】
ブースターを起動しアリーナに出る。
先にいた試験相手の教師に会釈をし武器を構える。教師からも返答が来た。
『や、山田真耶です!ふ、不束者ですがよろしくお願いします!』
「落ち着いてください」
なんかすごい衝撃的な発言が飛び出した。それこそ十代の身で「ブサイクなおっさん」と言われるよりも衝撃的な発言が。
失礼な、顔には自信があるのだぞ。
『おおお織斑君!緊張しなくていいからね!』
「あんたが一番緊張してんだろ」という雰囲気がピットからも伝わってくる。
同感だが、落ち着いてもらわないと試験にならない。
「…すみません、タイムお願いできますか?」
『え?タ、タイムですか?』
「ええちょっと、緊張…してるんで(誰がとは言わない)」
『ええいいですよ!…スゥ〜、ハァ〜』
山田真耶さん改め山田先生に落ち着いてもらってる間に動作確認をする。手にある武器は小さくなってはいるが、穴に落ちた時に装備していたものだ。
【システム スキャンモード】
【システム 戦闘モード】
【システム スキャンモード】
【システム 戦闘モード】
モードの切り替えやブースターのオンオフは思考で行える。
(ハンガーが、ない)
予備の武器を収納するハンガーユニットが両肩にない。
何処に有るとACに問うと目の前にディスプレイが表示され
本来なら左肩に付いていたこれは右手に付けれないはずだし、逆も同様のはずなのだが、IS化による改良だろうか、それが行える。
改良点と言えばもう一つ。
(エネルギーが減ってない…)
ブースターを吹かしてるとはいえ、このアセンは重量二脚。こんなフワフワ長時間浮けるものではない。
これもIS化による改良なのだろう。
【システム スキャンモード】
リコンから得た情報を使い
卑怯というかもしれないが、ここで無様に負ければモルモットかホルマリンの可能性があるのだ。慣れない機体だが、せめて一矢報いなければ。さて、スキャン結果は…
NAME:Rafale Revive
KE:750
CE:1500
TE:1390
R ARM UNIT:sniper rifle
L ARM UNIT:heat howitzer
(あれ、イッピーけっこうピンチ)
今持っていない
くわえてこちらもKEが脆いが、相手は
そして懸念事項がもう一つ。
(予備の弾が買えねぇじゃん)
今自分が使っているのは異世界の武器だ。当然、予備弾など買えるはずも無い。肩に予備弾装を積んでいればマシだったが何も積んでいない。
つまりこれから自分はレーザーブレード一本で戦うはめになるのだ。
そんな変態戦法なぞやりたくない、やるのは千冬姉で充分だ。
なんとか対応策を考えてると通信が入る。
『織斑君、もう大丈夫です』
「えっ、あっ、はい!」
山田先生が落ち着いてしまった。
ゴチャゴチャした頭をリセットし向き直る。
公開処刑が、始まった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【深刻なダメージを受けています 回避を優先してください】
ACから警告音声が流れる。
それと同時に弾が当たり、
【エネルギー 残り30%】
【システム スキャンモード】
ハイブーストを使い回避に徹する。
相手は引き撃ち、こちらはアクセント程度にしか普段使わないレーザーブレード、こちらは弱点を突かれ、相手は耐性がある、そしてそもそも回避に向かない重量二脚、さらに根本的に練習不足なIS操作、まだ堕ちないのとそれでもブレードを当てたのを褒めてほしい。
【左腕 残弾30%】
ヒートマシンガンも撃つが全然当たらない。
いくらFCSの補助があろうと、レバー&ペダル操作のACと自分の動きで操作するISではかなり勝手が違う。
生身で銃を扱えはするがそれはあくまで護身用、こんな実戦は想定してない。
【稼動限界まであと僅かです 回避を優先してください】
「いい的よ、貴方」と言わんばかりに狙撃されるが、構わず上に行く。
山田先生の行動パターンはもう読めた、あとはこれで一発逆転だ。
ヒートマシンガンをヒートハウザーに持ち替え、それを撒く。
山田先生は
俺がハイブーストで急降下していた。
呆気にとられる先生目掛けて、
『山田真耶、
『勝者、織斑一夏』
「パターンを見極め、重量級のブーストチャージ」
一番最初に考えたこの作戦が上手く決まり、俺は勝利した。
ちなみに筆記試験は英語以外全滅。
イッピー数年間勉強してないもん…
[MISSION01 COMPLETE]
あらすじの答え
主任