焼き肉店は今日も繁盛しています。    作:キムチ豆腐

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 今回はフェイトさんの日記となります。

 

 


フェイトさん。 17歳の苦悩。

 ○日×日 晴れ。

 

 

 最近疲れが溜まってきている気がする。

 

 仕事と子育ての両立がこんなにキツイなんて…

 

 やっぱりリンディさん、ううん。

 

 母さんは、すごいな…

 

 

 でも、エリオとキャロのためにももっと頑張らないと。

 

 

 大丈夫、私は大丈夫。

 

 だって、あの二人を見ているだけで力がわき出てくるんだから。

 

 

 うん、明日も頑張ろう。

 

 

 

 

 ○月▽日 晴れ。

 

 

 

 今日は偶然任務で地球に行ってきた。

 

 仕事自体は早く終わったから買い物をしてから帰った。

 

 まだ、あのお肉屋さんやってて良かった…

 

 変わらない物ってなんだかすごく癒される。

 

 

 今日は家で焼き肉を食べたんだけど、その時にエリオが「また今度、焼き肉屋さんに行ってみたいっ!!」って言っていた。

 

 そうだね、家でやると匂いとか気にしないとだし、近いうちに皆で行きたいな。

 

 

 

 

 ○日▼日 曇り。

 

 

 

 今日は久しぶりの休みだった。

 

 だから二人が行きたがっていた遊園地に連れて行ってあげた。

 

 ああ、可愛かったなぁ、二人とも。

 

 私も随分前に、なのはとはやてとアリサとすずかのメンバーで一度だけ来たことあったけど、すごく楽しかった。

 

 でも、普段あんなに飛び回ってるのに…

 

 ジェットコースター、私はあれが苦手だ。

 

 なんでだろう? 自分で飛ぶ方がずっとずっと速いんだけどな?

 

 どうもあの急降下の感覚が慣れない、つい隣に座っていたキャロに抱き着いてしまった。

 

 なんでエリオとキャロは平気なんだろう?

 

 

 あ、そうだ。

 

 帰りにエリオが焼き肉に行きたいって言ってたっけ。

 

 次の休みには皆で行こうかな。

 

 

 

 

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×月●日 曇り。

 

 やっと休みが取れた。

 

 二人に行きたいところはあるか聞いたら、エリオが元気な声で「焼き肉!」って言ってた。

 

 キャロも遠慮がちに「私も… 行ってみたい」だって。

 

 

 ふふっ、駄目だこの二人に頼まれたら何でもやってしまいそうだ。

 

 本当にかわいい子達だよ。

 

 

 

 それで、焼き肉に行こうってなったんだけど…

 

 どこに行こうか悩んでいたんだ、でも昔キャロが「フェイトさんの故郷に行ってみたい」って言っていたのを覚えていたから、地球まで食べに行くことにした。

 

 

 

 でも、失敗した、いや?結果は成功、かな?

 

 

 海鳴市にあった焼き肉店が潰れてしまっていた。

 

 しょうがないから隣の町の焼き肉店に行ったんだけど、そこのお店は大当たりだった。

 

 

 プレートじゃなくて七輪? っていうのに網乗っけて焼いて食べるんだ。

 

 

 はやてが言っていた昔ながらのってやつなのかな? こういうのって。

 

 

 

 エリオとキャロ、もちろん私も「美味しいね」って言いながら食べていた。

 

 また今度なのは達も誘って来よう。

 

 

 

 

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×日□日 晴れ。

 

 この前の焼き肉屋に行ってきた。

 

 今日はなのはとはやても一緒だった。

 

 最近は電話ばかりで会えていなかったから凄く楽しかった。

 

 

 お店に入ってからはやてが「あの店員さん、すごい魔力持ってるで」と言い出して、私も見てみたら、確かに凄い。

 

 私… いやなのはと同じくらいの魔力なんじゃないかな?

 

 鍛えたら凄いことになりそうな人だった。

 

 それに、お客さんに対してすごく一生懸命接客していて、ああいう人が結婚したらきっといい夫になるんだろうなって思った。

 

 

 

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 ◆月●日 晴れ。

 

 

 また、あのお店に行ってきた。

 

 今日は雨が降っていて、お店に入ったときは結構濡れちゃってたんだけど、あの店員さんがタオルを貸してくれたんだ。

 

 いい人だなぁって思っていたらなのはが行き成り自己紹介しだした。

 

 なのは、行き成り管理局っていうのはどうかと思うよ…

 

 エリオとキャロもしっかりお礼が言えていて、二人の成長を実感できた。

 

 

 でも、その後の彼の行動になんだかすごくドキドキしたんだ。

 

 

 私たちの隣に座っていた子供にアイスをあげていたんだ。

 

 その時の会話はちゃんとは聞こえなかったんだけど、その子の誕生日プレゼントらしい。

 

 

 なんだか、うん。

 

 

 

 

 なんだかすごく、いいなって思ったんだ。

 

 

 

 なっ、 何書いてるんだろう。 私。

 

 

 …今日はもう寝よう。 

 

 

 

 

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◆月☆日 晴れ。

 

 

 今日もあのお店に行ってきた。

 

 今日も彼は働いていた。

 

 私たちがお店に入ったら大きな声で「いらっしゃいませ!」って言ってくれた。

 

 なんでもない、ただの挨拶のはずなのに心臓がドキドキしてた。

 

 なんだろう? 疲れでも溜まってるのかな?

 

 あ、彼はちゃんと私たちの事覚えていてくれたんだ。

 

 

 私たちが17歳っていったらすごく驚いていたんだけど。

 

 やっぱりおかしいのかな? はやても何だか苦い顔してるし。

 

 

 

 

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 ◆月★日 雨。

 

 

 

 今日は電話で、なのはが彼の事を管理局に勧誘しようと言い出した。

 

 はやてが戸惑っていたようだけど、私は自然と口を開いていた。

 

 

「うん、私も彼が来てくれると嬉しい…かな。 気が利いてるし、いい人そうだし」

 

 

 なのはは昔の自分と彼を照らし合わせていたみたいだ。

 

 

 どうなるかなって思ってたんだけど、意外にはやてもノリノリだった。

 

 

 近いうちにもう一回彼のお店に行くことになって、終わったんだけど…

 

 

 なんでだろう? 彼の事を考えると心臓がドキドキする。

 

 駄目だ、今日も寝られる気がしないよ。

 

 

 

 

 ◆月×日 雨。

 

 

 今日食べに行った帰りに彼に話をした。

 

 

 結果は大失敗だった、彼はすぐに逃げてしまって、「逃げたで! 追うんや!」と、はやての言葉がなければ動けなかったから。

 

 

 

 ううう、どうしよう。

 

 変な女って思われたかなぁ… なんだか胸がジクジク痛むよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 投稿させていただきました!

 はやてさんもそうだけど、フェイトさんも口調が難しい。

 他の方の小説を読ませていただくときは頭の中にしっかりとイメージがついてくるんだけど、自分で書くとどうにもしっくりこない。


 まぁいいや。

 えー次回はなのはさんの日記になる予定です。

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