焼き肉店は今日も繁盛しています。    作:キムチ豆腐

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私は私は吸血鬼。

 ▽月★日 晴れのち曇り。

 

 今日は久しぶりにテルナちゃんの顔を見ることが出来た。

 と、言っても私はお客で、テルナちゃんは店員さんだからちゃんとお話は出来なかったけど。

 

 お店も賑やかな雰囲気で、テルナちゃんに似合ってたな。 それに凄く美味しかった。

 

 アリサちゃんが今度なのはちゃん達を誘ってこようと言っていた。

 

 お仕事が忙しいみたいだけど、誘っていいのかな? とは思うけど、だからこそ皆で集まってお話がしたいな。

 

 

 

 

 ▽月●日 晴天。

 

 久しぶりになのはちゃん達とお話をした。

 直接会いたかったけれど、タイミングが悪かったな。

 

 3人とも明日には帰っちゃうらしいから尚更勿体ない気持ちが疼く。

 

 もう会えないわけじゃないし、また機会はあるよね。

 

 ああ、そういえば明日は3人で焼き肉に行くって言ってた。

 あの焼き肉屋さんをオススメして上げれば良かったかな?

 

 まあ、それは皆が集まれるときで良いかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 *月△日 雨。

 

 最近天気の悪い日が続いてる。

 

 嫌いじゃ無いけど、やっぱり晴れている方が私は好きだな。

 なんて、吸血鬼らしくないのかもしれないけど。

 

 明日またテルナちゃんの焼き肉屋さんに行く事になってるし、予報通りに晴れてほしいな。

 

 相変わらずお仕事が忙しいみたいでなのはちゃん達は来れないみたいだけど、近いうちに一緒に行きたい。

 

 

 

 

 

 *月◎日 晴れ。

 

 今日から冬休み。 宿題の計画を立てる。 

 

 相変わらずあの焼き肉屋さんは美味しかったな。 特にレバーが。

 

 今度お姉ちゃんとも行ってみようかな?

 

 

 

 

__________

 

 

 ▲月▲日 曇り。

 

 久しぶりにフェイトちゃん達と会うことが出来た。

 キャロちゃんの誕生日プレゼントを買いに来たんだ。 って言っていたから、私とアリサちゃんも一緒になってプレゼントを選んだ。 

 

 私のチョイスは可愛くデフォルメされたネコの縫いぐるみ。 喜んでくれるかな?

 

 皆で楽しく買い物をしていたけど、3人の顔が少し疲れていたのが気がかり。

 何かあったのかな?

 

 

 

 ▲月※日 曇りのち晴れ。

 

 ちょうど今フェイトちゃんからメールが届いた。

 良かった。 キャロちゃん喜んでくれたみたい。

 

 それとなく昨日気になった体調の事を聞いてみたら、お仕事が少々厄介な事になっているとの事。

 

 心配しなくても大丈夫だよなんて返ってきたけど、絶対にウソだ。

 

 あの3人は困ったことを限界まで抱え込んじゃうなんて事、とうの昔に知っているから。

 

 取りあえず『何か私に出来る事があれば何でも相談して?』と送信しておいたけど、効果は無いと思う。

 

 

 魔法を使えない自分が少し、嫌になった。

 

 

 

 

__________

 

 

 %月”日 曇り。

 

 

 久しぶりに明日皆で集まれることになった。 なので、例の焼き肉屋さんに予約を入れておいた。

 

 もちろん嬉しい気持ちが大きいけど、なのはちゃん達の元気があんまり無かったのが気になる。

 何かあったのかな? 凄く心配。

 

 お仕事の事だったなら、私やアリサちゃんはどうすることも出来ない。 

 

 私も吸血鬼、普通の人とは違うけど、なのはちゃん達はそもそも世界が違う。 魔法が使えない私達には解決できない事だ。

 

 もし私達に協力できる事があれば何でもするつもり。 絶対に。

 

 取りあえずは明日、直接アリサちゃんと聞いてみることにしよう。

 

 

 

 月 日  。

 

 

 どうしよう。 

 お姉ちゃんに相談しようか。

 

 

 

 

 %月*日 晴れ。

 

 

 お姉ちゃんにこっぴどく怒られた。

 当たり前だよね、いくら何でも軽率な行動だ。

 

 いきなり『吸血鬼がいるんだから魔法も信じて』なんて言っても意味分かんないよ。

 

 なのはちゃん達の話しを聞いたら自然と体が動いてしまった。 本当に、無意識に。

 

 これからどうしようか。

 まずはもう一度彼に会って話をしないと。 私達のためにも、なのはちゃん達の為にも。

 

 でもどうしてだろう?

『どうしようか』と焦る気持ちはあるけど、不思議と後悔はしていない。

 

 むしろ、私でも役に立つことが出来るかも知れないって喜びがある。

 そう、役に立てるかも知れない。

 

 魔法が使えない私でも、親友達の役に立てるかも知れない。

 

 

 うん。 そう。 何だってする。 やってみせる。

 

 親友達の役に立てるなら、私はどんなことだってやってみせるよ。

 

 

 大丈夫。 私は、きっと人より少しは強いから。

 

 





 リハビリにメチャクチャ短いのこっそり投稿。 書き方なんて(覚えて)ないです。

 お久しぶりなんてレベル超えてるけど、まだ見てくれる人はいるのだろうか。

 
 感想、気になった点 書いていただけると幸いです。

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