異世界転生にハーレムを求めて何が悪い!   作:壟断

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閑話01:神は愛を識り・・・・・・

 私が始めて彼と出会ったのは、地上の迷宮と呼ばれるオラリオの貧民層が多く住まうダイダロス通りだった。

 

 度重なる区画整理で秩序が狂い、独自の世界観をもって多くの人々を迷わせるこの通りは、迷宮都市の闇と言ってもよいのだろう。

 誰も全容を知らない多重構造の地上迷宮は、オラリオに、迷宮に夢を求めてきた子供たちの一部が行き着く先とも言える。

 オラリオを訪れる子供たちの多くは、ダンジョンを目指す。

 ダンジョンに入るためには、神の眷属となり冒険者にならなければならない。

 ただダンジョンに入るだけならば冒険者にならずともギルドの目を盗んで忍び込むことはできるだろうが、ただの人がダンジョンに入っても待っているの死のみ。

 ダンジョン内に蔓延るモンスターを倒してダンジョンを探索するには、神の眷属となり、その恩恵を受けなければ不可能だろう。

 かつては、神の恩恵なしにモンスターを打倒するほどの勇士たちも居たのだが、現代の子供たちにそれを求めるのは酷というものだろう。

 

 それでもその子供は、ただの人の身でダンジョンに挑んだ。

 

 多くの傷をその身に刻み、衣服は襤褸雑巾の如く、汚れきった右手は小さな魔石を硬く握りしめていた彼の姿は今でもこの目に焼き付いている。

 

 

 

 

 

 迷宮都市オラリオの中央広場から西のメインストリートに設けられた私のファミリアのホームである『青の薬舗』。

 ダイダロス通りで出遭った如何にも訳ありそうな子供をギルドではなく、ホームに招き入れた判断を今でも間違っていたとは思わない。

 それでも私は、彼をホームに招き入れ、自らの眷属としたことは間違いだったかもしれないと時々思う。

 

『助けていただいたばかりなのに厚かましいと思われるかもしれませんが、どうかお願いします! 俺、じゃなくて私を貴方のファミリアに入れてください!』

 

 目覚めた彼は、私から成り行きを聞くとタケミカヅチにも劣らない見事な土下座をしながら懇願してきた。

 まるで今にも縊り殺されそうな食用鳥の如き絞り出すような叫びに私は慄いたものだ。

 子供たちの中でこれほどまでに切羽詰まった者を私は見たことがなかった。

 通常であればこれほど真剣な願いを無碍にすることなど私にはできないと思っていた。

 

「ふむ。私のファミリアは大きな借金があってね。君みたいな稼げなさそうな子供に入ってもらっても困るんだ」

 

 しかし、口から出た言葉は本来の意図とは乖離した内容になっていた。

 私はただ、莫大な借金を抱える私のファミリアに所属したら苦労するだろうと告げたかっただけ。

 

「見たところ君は無一文のようだし、特に才能があるような顔にも見えないね。まあ、馬車馬の如く働いて少しでも稼いでくれるというのであれば考えなくもないよ?」

 

 それにも拘わらず、私の口から零れる音はどれも度が過ぎた侮辱だった。

 本来であればこのような言葉を自分が言うはずがないと思いつつ、私の心は自分に非があるようには感じていなかった。

 明らかにおかしい。

 彼に対する侮辱の言葉は後を絶たず、心の中でも彼を嫌悪していると思っているような感覚があった。

 

「どんな借金があっても俺……っ、私は構いません! 冒険者になれるならどんなことでもします!」

 

 私の侮蔑の言葉と嫌悪の視線に曝されながらも彼はその濁った瞳をまっすぐ私に向けて求めてきた。

 薄汚れ傷ついた身体に濁り切った瞳、およそ才能というモノが一切感じられない彼の中には、強大な渇望があった。

 力に飢え、人に飢え、運命に飢えた彼の心は吐き気を催すほど強い欲望を秘めている。

 これほど欲深い子供を野に放ってしまえば、いずれ誰かが毒される。

 この子供は何の力も持ちえないと感じさせながらその実、得体のしれない不気味さがあった。

 あり得ないほどの欲望。

 それは彼を力のないままダンジョンに走らせ、神の恩恵を受けないままにモンスターと対峙させ、薄汚くも生き残らせているほどに強い。

 この欲望が彼の内面からくるものなのか、環境がそうさせたのかは判断できなかったが、それでも興味がわいた。

 娯楽を求めて下界に降り立った神であれば何の変哲もない彼のような子供に興味は示さないだろう。

 私も彼があのような状態で行き倒れていなければ、ギルドに預けて終わっていただろう。

 彼のそばにいると胸の内に沸いてくる嫌悪の念は、ディアンケヒトに感じるモノとは違うがそれ以上の忌避に感じられる。

 私にこれほどの念を抱かせる君は、何者なんだい?

 近くに居たくない、遠ざけたいと思う一方で、そう思わせる『何か』に私は惹きつけられたのだろう。

 この様では、私も娯楽に飢えた他の神たちを窘めることなどできないな。

 

「良いでしょう。貴方を私の眷属として迎え入れよう」

 

 この時は、私の完全な気の迷いだと思っていた。

 それでも――。

 

「ぁ、ぁぁ……ありがとうございます、ミアハ様!」

 

 私に受け入れられた彼は、その濁り切った瞳の奥に小さな光を見た気がした。

 

 

 

 

 

 

 そして、私は知ることになる。

 彼の身に刻まれた自業自得にも思える業の深さを――。

 

 

 ゼノン・ダイシン

 Lv.1

 力:I-1

耐久:I-1

器用:I-1

敏捷:I-1

魔力:I-1

【魔法】

『グレータースティール』

 接触した対象に付随するアイテム等の所有権を自分のものにする速攻性の特殊魔法。

【スキル】

強欲の代償(マモーナス)

・認識範囲内の他者から嫌悪の感情を向けられるようになる。

 神でも例外ではなく、影響を受けない者はゼノンと何らかの親和性がある者に限られる。

・富を獲得する上で最上級の+補正を得る。

・強く欲すれば一時的に適性外のスキル効果を獲得できる。任意発動不可。

 

 

 私のファミリアとなった彼の背に刻んだステイタスに示された魔法とスキルは凄まじいモノだった。

 彼が手にしていた魔法は、モンスターであればどれほど強大であろうと触れることさえできれば瞬殺できる速攻魔法。

 その身に刻まれたスキルは、他者に嫌悪の念を抱かせることと引き換えに絶大な富を与える。

 スキルと魔法、そのどちらもが見たことも聞いたこともない間違いなくレア級。

 彼の魔法は間違いなく先天性の魔法だろうが、神の恩恵を受けて発現するスキルは今この時開花したはず。

 それなのに私は、彼をこの手に抱く前に嫌悪を感じた。

 彼の身に刻まれた業は、私の恩恵を受けてスキルという形を得たのだ。

 そして、彼の業を形にしたスキルは、彼の生末に選択を与えていた。

 

『このスキルは、湧き上がる己の欲望に支配されることにより、≪強欲の悪魔(デモンズ・グリード)≫へ昇華する』

 

 人としての形にすら固執することなく飽くなき欲を求めることで強欲は自ら形を成して彼自身を悪魔へと変貌させる。

 そうなってしまえば、彼の欲望は留まることなくこの都市を喰い尽し、絶大な簒奪者となるだろう。

 

『このスキルは、湧き上がる己の欲望に打ち勝つことにより、≪開眼の豊穣角(プルートス・アラウゾル)≫へ昇華する』

 

 己を優先することなくその富を正しき者たちに分け与え、富を齎すことで、強欲はやがて施しの聖者となる。

 多くを失い、何かを得ることに飢えている彼が、それでも誰かを救うために己の大切なモノを捨て去る時、偉大な救済者となるだろう。

 

 

 ゼノンは何もかも奪い尽す強欲なる魔王にもすべてを分け与える施しの聖者にもなりえる。

 この嫌悪の正体の一端を知った私は、それでもゼノンに対する嫌悪は消えていなかった。

 私の眷属となっても私に影響を与えるほどの強欲をゼノンは抱えている。

 一体どれほどの喪失を、飢餓を、無力に苛まれればこれほどまでに欲する心が育つのか。

 その背に世界を脅かすほどの欲を刻んだ彼を私は導いてあげられるだろうか。

 

 

 

『捨てる神あれば拾う神あり、ってやつやな~? ハ・ゲ・デ・ブ?』

 

 

 そんな私の葛藤をまるで嘲笑うかのようにかつての悪神を彷彿させる下卑た笑みを湛えたロキの突然の来訪。

 

 

 

 

 

「ミ~ア~ハ~? 今日はうちが拾う神になったったでぇ~」

 

 そして、この日もまた断りもなく店内を通り越して私の私室に入ってきたかつての悪神。

 

「ロキよ、たまには私たちの出迎えを待てなっ、ゼノン!?」

 

 かつての悪神ロキの背に力なく引き摺られている襤褸雑巾のような姿のゼノンを見る。

 まるで私が始めて拾った時のようにぼろぼろな状態のゼノンを背負ったロキは、ほろ酔い気分の抜けきらない様子で大げさな動作でゼノンを私のベッドに転がした。

 

「うひ~めっちゃ疲れたわ! 昔ん時みたいにホンマモンのブタやったらか弱いうちには運べんかったわ」

 

 そう言いながらベッドに転がしたゼノンの隣にロキも寝転がる。

 

「い、一体何があったのだ、ロキ?」

 

 普段、ほとんど親交のないロキがここを訪れたのは、今日で二度目。

 最初は、ゼノンを拾った日。

 どういうわけか、ゼノンと顔見知りだったらしいロキは、ゼノンが私のところに運ばれたことを知り、ゼノンに現れたステイタスを確認しに来たということだった。

 ゼノンはゼノンでロキに対して誇るように自身の背を見せていた。

 ロキのことをゼノンは、この世界で最初に出遭った神だと言っていたが、ロキほど大規模なファミリアを運営する神とこの都市に来たばかりのゼノンが出逢える確率はそれこそ奇跡に等しい。

 それでも彼らは出逢った。

 私が彼を拾ったように、ロキは彼を捨てた。

 しかし、ロキはただゼノンを捨てたわけではなかったのだろう。

 思えば私たちと違い、ロキは始めからゼノンのスキルに影響されていないようだった。

 ゼノン自身は、なぜロキに影響がないか理解できていないようだったが、私にはなんとなく想像ができていた。

 何も知らないゼノンにロキは、何かをした。

 それを知らぬまま冒険者になることを望んでオラリオを駆け回ったゼノンは、誰からも神からも受け入れられることなく数年の時を彷徨った。

 ゼノンの何がロキの琴線に触れたのかは私にもわからないが、ロキは待っていたのだと思う。

 ゼノンがその身に宿す業を手遅れな段階まで深く深く魂に刻み付けるその時を。

 

 

「そんでな、ミア母ちゃんとこで酔っぱらって馬鹿やらかしたど阿呆の代わりにうちが頭下げて見逃してもろたっちゅーわけや」

 

「うちの眷属が迷惑をかけてしまい、すまなかった。この借りは必ず返そう」

 

 ことのあらましを聞いた私は、ベッドに寝転がったままのロキに謝罪と感謝を告げる。

 しかし、ロキは気にするなと言って完全に気を失っているゼノンの上着を脱がした。

 

「そんなことより、ちょこっと今のうちにステイタス更新したったってや。なんや面白いモンが見れるかもしれんとうちの勘が言っとんねん」

 

「……面白いものとは?」

 

 ロキの顔に一月前と同じ信用ならない笑みが刻まれていることに私は警戒心を強める。

 

「ええからええから! こいつが目え覚まさん方が、ミアハもやりやすいやろ?」

 

「それはそうだが……」

 

 ゼノンが覚醒している間は、まともに会話することも難しい。

 自分ではどうすることもできない嫌悪の念に後押しされた罵詈雑言が出てしまうのだから。

 

「……その前にひとつ聞かせてほしい」

 

「ん? なんや? 今日のうちは気分ええさかい、何でも答えたるわ!」

 

 酒気を過剰に含んだ息を吐き出しながら言うロキに私は、問う。

 

「どうすればゼノンのスキルに影響されずに接することができるようになるのか教えてほしい」

 

 そんなことが本当にできるかは分からない。

 例えそんな方法があったとしても目の前のロキが知っているとも限らない。

 それでも問わなけらばならない。

 私はゼノンの神であり、家族だから。

 

 私の問いにロキはその目を薄く開いて私とゼノンを見比べて盛大なため息を吐いた。

 

「そんなつまらんこと聞くなや」

 

「つまらないことではない! 私にとって「ちゃうちゃう、そう言うんやないって」……どういう意味だ?」

 

 柄にもなく荒い言葉になりかけた私にロキは軽い調子で応える。

 

「うちは特別やから影響を受けへんけど、ミアハが影響を受けるんは本当の親になってへんからや」

 

「本当の親だと?」

 

 理解が及ばぬロキの言葉に私はその先を求めた。

 

「こいつはちっとばかし特別な出自があってな。ただ『恩恵』を与えるだけじゃあかんねん」

 

 この世界の存在ではないゼノンと本当の意味で繋がるには、彼の歴史を知らなければならない。

 それはただ『恩恵』を授けるだけでなく、彼の中に流れる別世界の法則を取り入れなくてはならないという。

 

「そんなことどうやって知った?」

 

 神でさえ知らない世界があるとロキは言う。

 確かにゼノンからそのような話を聞いたことはあるが、面と向かって語り合うことが難しい現状で正しい認識を持つまでには至っていない。

 

「そらうちは特別やからな! ほらほら、こんなつまらん話は置いといて、さっさとステイタスの更新したってや」

 

 あくまで全てを話す気がないであろうロキの催促に私は問いただすことを諦めてゼノンの背に寄り添う。

 ゼノンの背に神血を垂らし、浮かび上がる彼が蓄えた経験値を神聖文字に変え、明確な形を与えていく。

 そこに浮かび上がったステイタスは、先日更新したLv.2の時から耐久や魔力が伸びている以外は、目だった変化はない。

 もともとスキルによって熟練度の伸びが良いゼノンの基礎アビリティは別段気にするものでもない。

 そして、ゼノンの異常な成長と我がファミリアの運営を立て直す基盤となっているスキルの方もいまだ変化はなく、どちらの転ぶかわからない状態。

 そこまで見てから私は驚愕に声をなくした。

 

 

『嫉妬怪物(リヴァイアサン)』

・他者を妬めば妬むほど能力が増大するが、判断力が著しく低下する。

・嫉妬の対象が認識範囲内にいる限り、効果は持続する。

 

 

 自らの指で形とした新たなスキルは、私の願いを打ち砕くに十分なものだった。

 

「馬鹿な! なぜこのような負のスキルがゼノンに発現する!?」

 

「何故って、そんなもんゼノンの日頃の……こいつが女好きなの知らんかったんか?」

 

 ロキの面白いものを見るような目に私は正直イラッとしてしまった。

 私の前では常に礼儀正しく、勤勉な子供だったゼノンが女好き?

 もしロキが言うことが事実、もしくは潜在的にそのような気質であったとするならばゼノンの状況は、嫉妬という感情を抱かずにはいられない日々だったのだろう。

 どれほど好いた女性が居ても必ず嫌悪の情を持たれ、そこから好転しようがないのだ。

 もしゼノンの前に女性に好まれる男が現れれば、未熟なゼノンは嫉妬を抑えられないだろう。

 

「……自覚なしかい。こりゃゼノンの鬱憤も溜まりまくってたんやろうな」

 

 ゼノンの心情を思い苦悩する私にロキは、馬鹿を見るような目を向けてくる。

 またしても殴ってやりたい衝動に駆られたが、心を落ち着かせて儀式を進める。

 

『このスキルは、他者の想いを裏切り、嫉妬に猛り狂うことにより、≪嫉妬怪竜(リヴァイアサン・エンヴィー)≫へ昇華する』

 

『このスキルは、他者を想い信じ抜き、全てを在るがままに受け入れることにより、≪女神の祝福(ベネディクション・ヘラ)≫へ昇華する』

 

 

 ゼノンの身に宿った、いや、彼のうちに在った嫉妬もまた怪物となる未来も英雄となる未来も内包している。

 彼の中にはどれほどの感情が渦巻いているというのだろうか。

 

「うげぇ、ヤンデレババアの何が祝福やねん。はぁ気色悪ぅ」

 

 私の子のステイタスを無遠慮に覗き見るロキの横やりは無視して儀式を進める。

 それまで『恩恵』を与えるだけだった神聖文字でゼノンの背に私の想いを刻む。

 こんな時でしか本当の想いを伝えられない神を許してほしい。

 それでももし、これで本当の私を君に伝えられるようになるのであれば、これまで話せなかったことを話そう。

 私と君の思い出はまだまだ短く、先は永い。

 私の言葉がどれほど君を導けるか不安で仕方ないが、それでも私は君が正しい選択をできるように僅かばかり手助けをさせておくれ。

 

「私の大切な愛しき子(ゼノン)――」

 

 ゼノンの背に私の心からの想いを刻み、その背に口づけをする。

 小さく開いた傷から彼の血をその心を味わうように私は取り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 長い永い彼の記憶。

 それはおよそ人ならば誰しもが感じるであろうモノのはずが、彼は誰よりもそれを深く深く考えすぎてしまった。

 彼は人と同じように物事を感じることができなかった。

 彼は人として当然の在り方を享受できなかった。

 彼は求め、欲し、願い、妬んだ。

 誰よりも純粋な願いを持った彼は、誰よりも穢れた思いに染まりきってしまった。

 魂の奥深くまで染まった彼の穢れた色は、誰にも変えられない。

 それでも私はこの子を信じぬこうと思う。

 愛されることを理解できなかった彼は、愛されない人間になった。

 それでも愛されたいと願った彼は、間違った愛に殺された。

 そして、生まれ変わったこの世界でも彼は、自分は愛されない人間なのだと思ってしまっている。

 

 それは違うと私は断言する。

 こうして、彼の穢れきった心の中を知った(わたし)が断言する。

 

 

「……目、覚めたかい?」

 

 永いまどろみから覚める我が子(ゼノン)を私は最大限の笑顔(あい)で迎えた。

 

「おはようございます、ミアハ様」

 

「うん。おはよう、ゼノン!」

 

 もはや嫌悪などありはしなかった。

 始めて我が子を抱き上げた母のように私の心は満たされた。


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